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ICCサミット KYOTO 2020 スタートアップ・カタパルトに登壇いただき、同率3位入賞に輝いた スピークバディ 立石 剛史さんのプレゼンテーション動画【誰もがマルチリンガルになれる時代を創る、AI英会話アプリ「SpeakBuddy」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢900名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット FUKUOKA 2021は、2021年2月15日〜2月18日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。
本セッションは、ICCサミット KYOTO 2020 ダイヤモンド・スポンサーのノバセル にサポート頂きました。
▶【ICC史上初!!】間接費削減クラウド「Leaner」と専門医シェア「Medii」がスタートアップ・カタパルト同率優勝!/ライブ中継映像あり(ICC KYOTO 2020)
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【登壇者情報】
2020年9月1〜3日開催
ICCサミット KYOTO 2020
Session 1A
STARTUP CATAPULT
スタートアップの登竜門
Supported by ノバセル
立石 剛史
株式会社スピークバディ
代表取締役
1983年生まれ。2013年同社設立、当時は自己資本のみで英語学習アプリを開発。有料総合1位を2作品で獲得し黒字だったが、世の中を変えるインパクトやスピードに限界を感じ、2015年にシード出資を受け2016年からAI英会話事業に専念。起業前は外資系投資銀行で上場企業の資金調達やM&Aのアドバイザーとして勤務、日系証券会社で香港駐在も経験。外資系内定当時TOEIC280点だったため、英語で大きな苦労をした原体験が今のサービスに繋がっている。英語学習に3,000時間以上費やし現在はTOEIC満点・英検1級。起業のきっかけは、実家の倒産や25歳の脳腫瘍手術前後で人生観が一変したこと。「世の役に立ったか?」という質問にYESと答えられるようになりたい。慶應商学部卒(内部進学)、会計士二次試験当時最年少合格。趣味は旅行で、世界一周を含め訪問した国40ヶ国以上。二児の父。
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アプリ開発のきっかけは、自身の英語学習体験
立石 剛史さん 私が紹介させていただく事業は、シャイで真面目な日本人のためのストレスフリーな英会話「SpeakBuddy(スピークバディ)」です。
最近英語でのオンライン会議が増えています。対面でも大変なのに、オンラインになってより大変さを実感されている方も多いのではないでしょうか?
実際に93%もの人が「新型コロナウイルス感染症の影響で、これまでと同程度かそれ以上に英語学習が必要になる」と答えています。
実は私は学生時代、先生から「学年で一番英語ができない」と言われたことがあり、大学卒業後に就職した会社でも英語に非常に苦労しました。
そして人生で一番というほど苦労して猛勉強したので、起業するなら同じ境遇の人を助けたいという思いで、英語学習を起業のテーマに選びました。
でも、このような“レッドオーシャン”で、どう新たに事業を作れば良いのでしょうか?
一人でも頑張れる、ストレスフリーなオンラインAI英会話
このAI英会話アプリ「SpeakBuddy」は、英語学習に膨大な時間とお金を費やした私自身も欲しかったものです。
まず、こちらの紹介動画をご覧ください。
「SpeakBuddy」では音声認識で会話ができ、AIが英会話力の判定もしてくれます。
うまく発音できないところを特定したり、フリートークをすることも可能です。
そして学習コンテンツは毎月増えています。
これが我々の考える、英会話習得の最終解です。
これまでの英会話学習には、様々な課題がありました。
留学できればいいが、就職しているとなかなかそうもいかない。
マンツーマンレッスンは、1時間8,000円など高額でとても払えない。
オンライン英会話は安くていいが、毎回先生が変わってしまう。
「英会話上達のために、バーで友達を作って会話の練習をすればよい」とおっしゃる方もいますが、本当に実践した私が言います。
それは、無理です!
以上のような課題が、AI英会話アプリ「SpeakBuddy」を使うことで全て解決できるのです。
いつでもどこでも学習できて、料金は1ヶ月でたったの1,950円。
またAIが分析し最適な学習方法を提案します。AIとのレッスンなので、間違えてもなにも恥ずかしくありません。
言語学習理論に沿ったアプリ設計で、学習効果アップ
今までたくさんの英語アプリが開発されてきましたが、「SpeakBuddy」はそれらとどう違うのでしょうか?
実際に、上のような学習の効果が報告されています。
学習者は「SpeakBuddy」を利用することで、日本の英語教育での利用を目的に構築された「CEFR –J(※)」という英語能力の到達度指標において、3ヶ月で平均1.2段階のレベルアップを達成しています。
▶編集注:CEFR-Jは欧州共通言語参照枠(CEFR)をベースに、日本の英語教育での利用を目的に構築された英語能力の到達度指標。 (CEFR-Jより)
これは、アプリがしっかりとした言語習得理論に基づいて開発されているからこそです。
我々の義務教育における英語学習は、「文法と単語を覚えれば話せるようになる」という自動化理論に基づくものでした。
しかし最近ではこの考え方に対して疑問が投げかけられており、現在では、実際のコミュニケーションを通して英語を学び、タスクをこなすことで定着させることが最も効果的な方法とされています。
AIコーチの的確なフィードバックでモチベーションアップ
「三日坊主になるのでは?」と心配される方もおられるかもしれませんが、我々の有料ユーザーの平均継続月数は7.7ヶ月です
24ヶ月以上の継続利用者も大勢いらっしゃいます。
このように学習が継続される理由の一つは、カリキュラムが自動作成され毎日のタスクが明確になるからです。
そして、AIコーチによる的確なフィードバックでやる気が出るから。
3つ目に、定期的なテストで実力アップが可視化されるからです。
月額2,000円の有料ユーザーが2.5万人を突破
月額約2,000円のサブスクリプション制でユーザー数を一気に伸ばし、有料ユーザーは25,000人を突破しました(2020年6月時点)。
アプリ売上げランキングの教育カテゴリでは、長期間1位をキープしています。
しかし他の英語学習サービスと比べて認知度はまだまだ低く、認知度が上がればもっとすごいことになるはずです。
狙うは、2兆円規模の語学ビジネス潜在市場
語学ビジネスの現在市場規模は約1兆円ですが、英語の必要性を感じているが勉強していない人が、既に勉強している人の2倍はいることが分かっています。
その潜在市場に、本当に英語が話せるようになるツールを開発・提供することでアプローチすれば、市場が2兆円規模になる可能性もあるのです。
海外市場に対しては、日本語のUIを各国言語に翻訳してマーケティングしていく予定です。
中国やアジアへの進出も、着々と準備しています。
世界最貧国と言われるケニアでマイクロファイナンスが進み電子マネーシステムM-PESA(エムペサ)が生まれたように、その分野で最も大きなペインを抱える国が、世界最強のソリューションを作れると考えています。
▶M-PESA(エムペサ)は、ケニアの通信会社Safaricomと南アフリカ共和国のボーダコムによる、アフリカ最大のモバイル決済プラットフォーム。競合相手となる銀行に対してM-PESAがケニアの大多数である低所得者・貧困層のニーズに合致していたことなどから、近年10年ほどで爆発的にケニアおよび東アフリカに普及。
英語学習に苦しんでいる人が最も多い国は、日本ではないでしょうか。
そして日本は、世界でも突出して多くの借金を抱えています。
この世界最大の対GDP債務を減らすには、グローバルに活躍できる人材を増やして、分母であるGDPを、掛け算的に増やすしかないのではないでしょうか。
そのためには、日本人の英語力を劇的に向上させる必要があるでしょう。
誰もがマルチリンガルになれる時代を創る
「マルチリンガルになれる時代を創る」という使命のもと、まずはこの、「真に習得できるAI英会話」の完成が我々の将来ビジョンで、それはすぐそこまで来ています。
スピークバディの立石でした。ありがとうございました。
(終)
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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/フローゼ祥子/戸田 秀成/大塚 幸
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