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ICCサミット KYOTO 2020 カタパルト・グランプリに登壇いただき、3位に入賞した、RevComm 會田 武史さんのプレゼンテーション動画【MiiTelは、AI電話で会話を可視化して、日本の生産性向上にコミットする】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢900名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット FUKUOKA 2021は、2021年2月15日〜2月18日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。
本セッションは、ICCサミット KYOTO 2020 プラチナ・スポンサーのAGSコンサルティング にサポート頂きました。
▶【速報】“はじまりは「愛」”──ゴミをアートに変え、世界の貧困を解決する異色のアーティスト「MAGO」がカタパルトGP優勝!!(ICC KYOTO 2020)
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【登壇者情報】
2020年9月1〜3日開催
ICCサミット KYOTO 2020
Session 6A
CATAPULT GRAND PRIX
強者が勢揃い
Sponsored by AGSコンサルティング
會田 武史
株式会社RevComm
代表取締役
1989年生まれ。三菱商事株式会社にて自動車のトレーディング、海外市場での販売/マーケティング施策の企画・立案・実行、クロスボーダーの投資案件・新会社設立、政府向け大口入札案件、M&A案件等に従事。2017年7月に株式会社RevCommを設立し、2018年10月に電話営業・顧客対応を可視化するAI搭載型IP電話『MiiTel(ミーテル)』を正式リリース。約1年半で8,000ユーザー超にご愛用頂くまでに成長している。
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會田 武史さん 電話営業・コールセンターを人工知能で可視化する「MiiTel(ミーテル)」のご紹介をさせていただきます。
電話営業の内容が“見えない”ブラックボックス問題
電話営業・コールセンターにおける課題として、顧客と担当者が「何を」「どのように」話しているかが分からないという「ブラックボックス問題」があります。
なぜ成約あるいは失注したのか、なぜ担当者ごとのパフォーマンスにばらつきがあるのかがよく分からないため、労働集約型の属人的な営業になってしまっています。
そこで我々は、人工知能で顧客と担当者が「何を」「どのように」話しているかを可視化することによって、生産性の高い営業へとシフトさせることに取り組んでいます。
「MiiTel」は、顧客との会話をどう“見える化”するのか?
それでは、今から実際のシステムをお見せします。
我々はCRM(顧客管理のためのITシステム)と連携したIP電話をご提供しています。
このIP電話では、顧客の番号をクリックしただけで03番号、0120番号での発着信がされ、交わされた会話がすべて録音・解析、そしてこのように“見える化”されます。
どの担当者が、何月何日何時何分に、どの取引先のどの担当者と、何分何秒話して、その結果どうだったのか、そして各商談で「何を」「どのように」話していたかが可視化されます。
話す速度から可視化される課題とは
まず「どのように」話しているかは、話している時間と聞いている時間の比率、沈黙の回数、顧客が話しているのにかぶせて発言した回数、会話のやりとりの回数、話速(話す速度)から可視化されます。
例えば「話速」に関しては、営業の世界では顧客と同じぐらいの速度で話す「ペーシング」と呼ばれるスキルが重要だと言われています。
これには生物学的根拠がしっかりあり、話す速度と脳の処理速度はだいたい相関すると言われており、話す速度が速すぎると相手に理解してもらいにくくなり、遅すぎるとイライラさせて聞いてもらえなくなります。
そのため、相手の話速のプラスマイナス10%程度で話すことが重要だと言われています。
以上のように、「Miitel」は「どのように」話していて、どこに課題があるのかを定量的に可視化します。
会話の内容を ①「抜粋共有機能」で可視化
次に「何を」話しているのかについては、大きく2つのことが可視化されます。
まず、「どこで、誰が、どのようなキーワードを何回言ったのか」です。
例えば、10分48秒のところで、顧客が「文字起こし」と言いました。
すると、すぐそこにジャンプできて、
コメントを付けて、「抜粋共有」することができます。
共有された人はすぐにそこから振り返って再生できます。倍速再生などもできます。
会話の内容を ②「自動要約入力機能」で可視化
さらに、会話は全文文字起こしされ、文字起こし結果が自動的に要約されます。
この要約文は自動的にシステムにインプットされます。
営業コスト削減と成約率アップを同時に実現
これまでは担当者がヒアリング事項を詳細にシステムにインプットしていたため、膨大な工数がかかっていました。いわゆる「ACW=アフターコールワーク」です。
これを削減することが生産性向上につながるため、DX(デジタルトランスフォーメーション)やRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)が 叫ばれています。
「MiiTel」はまさにDX、RPAツールであり、先ほど申し上げた「自動要約入力機能」並びに「抜粋共有機能」を使うことによって、インプット工数を劇的に減少させることができます。
報告されるほうの立場からすると、今まで文字情報だけでは分からなかったパーソナリティやニュアンスまで詳細に把握できるようになり、成約率が上がります。
すなわちインプットする側の工数は減り、インプットされるほうの情報量が上がるため、生産性並びに成約率が同時に上がるとご理解いただければと思います。
そしてダッシュボードでは、電話の統計情報、日時の通話回数、通話時間、何曜日の何時につながりやすいのか、発着信の統計、通電率、それぞれの商談がどのような商談だったのかなど、担当者ごとの傾向を簡単に一覧することができます。
担当者自らが振り返る「セルフコーチング」への活用も
例えばこの佐藤君は、元証券会社勤務でものすごく電話をするのですが、証券業界の押しの強い営業トークに慣れているので、顧客にかぶせて話してしまっていました。
彼はこのデータを見て衝撃を受け、顧客が言い終わって0.5秒おいてから話し始めるように意識すると、会話がかぶることがなくなり、結果的に営業トークが安定しアポ率が上がりました。
我々はこれを、担当者自らが振り返る「セルフコーチング」と呼んでいます。
「MiiTel」でリモートワーク環境を実現・最適化する企業が急増
コロナ禍の下、「MiiTel」を通してリモートワーク環境を実現あるいは最適化する企業が急増しています。
我々の提供する価値は、1.「ブラックボックス問題」の解消、2.「セルフコーチング」の実現、3.「リモートワーク環境」の実現・最適化の3点で、これらは業界、規模を問わず実現したいことなので、広く導入いただいています。
フルクラウドIP電話なので、このような電話機器は一切不要です。
BSが大変軽くなりコスト削減効果があります。
実際に導入いただいたお客様の中には、導入からたった4カ月で利益が上がりコストが下がった結果、Net ROI(Return On Investment、投資対効果)が500%を超えたところもあります。
月額5,980円/ID、初期費用0円で1ID・単月から導入可能
「導入することで利益が上がり、コストが下がるAI搭載型の電話」は「高いのでは?」と聞かれますが、真逆です。
月額5,980円/IDで導入でき、契約の縛りがありません。1ID・単月からOKで、初期費用もかかりません。
そのため1年半で10,000 を超えるユーザー様にご愛用いただき、これまでに「Miitel」を通して約1,900万件の電話営業が行われました。
幅広い顧客層に支持され、デカコーンを凌駕する勢いで成長中
MiiTelは業界や規模を問わず、大企業から中小企業まで、様々な企業にご愛用いただいています。
その結果売上も順調に推移しており、世界のデカコーン(時価総額が100億ドル以上評価の未上場ベンチャー企業)を凌駕するような形で成長しています。
我々の強みの1つは、「ファンが多い」ことです。
「弊社の営業部のグロースがあるのは「Miitel」のサービスがあるからだと言っても過言ではありません」
「課題であった新卒教育が、驚異的なスピードになりました」
これはもう、ラブレターです。
強力な開発体制を武器に、世界的PaaSを目指す
もう1つの強みは、自社エンジニアがフルスクラッチで内製していることです。したがって、今後の展望に関しても迅速かつ柔軟に対応可能です。
まずバーティカルの機能面では、美声モード、自動スクリプト作成、最終的には自動アポ取りAI、すなわち人間を電話営業から解放することに取り組みます。
ホリゾンタルの事業領域では、セールスの次はミーティング、最終的には経営判断AIをつくります。
そしてプラットフォーム化します。SaaSからPaaS(Platform as a Service)への展開です。現在は我々の音声解析エンジンをセールスの領域で使っていただいていますが、他の領域にも展開するということです。
例えば、HR、リモート1on1やリモート面談に解析エンジンを入れたいというニーズがすでにあり、今、足元で動き始めています。
皆様の中にもぜひ音声解析を利用したいというニーズがありましたら、お声がけいただければと思います。
すなわち、「MiiTel入ってる」の実現と、ご理解いただければと思います。
将来はグローバル展開も視野に入れています。2~3カ月以内にシンガポールに法人を作り、展開していく予定です。
我々は「新たなコミュニケーションの在り方を創造し、世界に変革をもたらす」スタートアップですが、まず足元では「Miitel」で、日本の生産性を上げることにコミットしていきたいと思います。
最後になりますが、短期間で大きく成長できているのは、ここにいらっしゃる先輩経営者、投資家の方々にご支援いただいているからだと思っています。
今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。
(終)
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編集チーム:小林 雅/フローゼ祥子/浅郷 浩子/戸田 秀成/小林 弘美
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