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シフト管理を通じて、新たな「働く」スタンダードを構築する「らくしふ」(クロスビット)(ICC FUKUOKA 2023)

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ICC FUKUOKA 2023 SaaS RISING STAR CATAPULT 次のユニコーンを探せ!に登壇いただいた、クロスビット小久保 孝咲さんのプレゼンテーション動画【シフト管理を通じて、新たな「働く」スタンダードを構築する「らくしふ」(クロスビット)】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。次回ICCサミット KYOTO 2023は、2023年9月4日〜 9月7日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください

本セッションのオフィシャルサポーターはHelpfeelです。

【速報】エンジニア採用におけるミスマッチを改善し、もう一度日本をモノづくりの世界一へ導く「ハイヤールー」がSaaS RISING STAR CATAPULT優勝!(ICC FUKUOKA 2023)


【登壇者情報】
2023年2月13〜16日開催
ICC FUKUOKA 2023
Session 2A
SaaS RISING STAR CATAPULT 次のユニコーンを探せ!
Sponsored by Helpfeel

小久保 孝咲
株式会社クロスビット
代表取締役社長
HP | STARTUP DB

早稲田大学政治経済学部卒。 在学中に人材系企業にて人材紹介、広告営業に携わり、「人の生み出す価値」に惹かれる一方、世の中の非効率性とHR関連のデータ欠如を痛感。 日本の「生産年齢人口の減少」と相まった国力低下に危機感を感じ、「大きな課題を解決することに人生の時間を最大限使いたい」という想いから、2016年4月に株式会社クロスビットを設立。 「働き方の抜本的見直し」「労働需給の全体最適化」を行うことでJapan as No.1 を達成できるはずという考えから、第1歩としてLINEを活用したシフト管理SaaS【らくしふ】をリリース。大手企業を中心に導入が進み、利用事業所数は17,000事業所を突破。


小久保 孝咲さん 皆様こんにちは、株式会社クロスビットの小久保と申します。

弊社は、5年後の「働く」のスタンダードを支える会社です。

まず、スタンダードということで、何をセンターピンとして事業を展開しているかをお話しします。

生活インフラを支えるワーカースタイルは多様化

このスライドにあるような業界は、皆様が「生活」という言葉で思い浮かべる、主な業界だと思います。

もちろん、皆様の多様なライフスタイルに呼応する形で、これらの業界でのワークスタイルも多様化しています。

24時間営業体制、フルタイムではない方の雇用と活躍、その中での正しい人件費管理、それらを可能にすることは何でしょうか。

皆様も馴染みがあることでしょう、シフト管理です。

20年間変わらないシフト管理

そのシフト管理は、20年前から、ほぼ変わっていません。

この画像だけで、作業量が多そう、人件費の計算がどうなっているのか分からない、データはどこに保存しているのかといった、手元の課題について想像がつくかと思います。

これは、日本の雇用問題や労働力という大きな問題と密に関わっているので、本日はそれについてお話しします。

シフト管理、最適配置、労務違反の防止までできる「らくしふ」

まず、シフト管理の課題を解決する「らくしふ」。

デモをご覧ください。

こちらはスマホ画面で、ワーカーはスマホのLINEアプリ上から、希望シフトの提出が可能です。

ワンタッチで提出することができます。

時間単位での提出、予め企業で設定したシフトパターンでの提出はもちろん、休みや有給休暇の申請、勤務店舗などのデータを可視化することができます。

事業者向けとしては、売上と来客数の予測データ、曜日ごとの必要業務量など、様々な需要データを取り込んだり入力したりすることで、それに応じた適正な、利益を出すための人員配置を可視化することができます。

その他、労務データ、スタッフのスキル、人件費の適正値など複数の要素をもとに、自動でシフトが提案されます。

提案されたシフトから、誰がどこでいつ勤務をするか、どこで不足が出ているかを確認できます。

複数店舗でのシフトデータが同時にクラウド上にあるので、他の店舗でどれくらい人が余っているかの確認、追加で稼働ができるスタッフの検索も可能です。

最終的には、労働基準法違反になりそうなスタッフを一覧化することで、労務リスクを排除します。

また、店舗の人件費やその他の必要数値の管理も、一つの画面で可能です。

手間なく精度の高いシフト管理が実現

我々が解決している課題を、改めて整理させていただきます。

先ほどお見せした、システムで扱っていたような複合的データを、今、事業者はエクセルや紙で管理しています。

それだけで膨大な量の時間がかかっています。

店長は、月間の稼働時間の10%ほどをシフト作成に充てており、また、昨今はインフレがあり、原料高や採用難という観点もあり、スタッフに働き続けてもらう仕組みの構築が難しくなっています。

その中で、シフト管理の重要性はさらに高まっています。

この文脈において、僕らの製品「らくしふ」を使っていただいています。

業務量削減はもちろん、自動作成なので人よりも質の高いアウトプットを出していますし、事業者の長期目標である、継続して正しく利益を出すために、僕らの製品を役立てていただいています。

大手企業を含む17,000店舗が利用

「らくしふ」のトラクションです。

現在、17,000店舗、20万ユーザーにご利用いただいており、累計ユーザー数は40万人を超えています。

色々な企業、業界の各種課題に適用していただいており、業界のトップランナー、大手企業にも導入いただいています。

プロダクト強化とエコノミクス管理の徹底で成長

背景として、最初から、大手企業に満足いただけるプロダクト作り、営業体制構築を徹底したことで、現在、数億円規模のビジネスでARR(年間経常収益)は2倍成長、NRR(売上維持率)も115%を超えています。

もちろん、コロナ禍においては、成長鈍化や月次でのマイナス成長も経験しましたが、そこから課題を特定して、プロダクトを磨き込み、強化することで現在の成長に至っています。

昨今、市況の影響もあり、SaaSはエコノミクスを非常にシビアに見られると思います。

創業当初より、僕らは長期で戦う必要があるマーケットだと理解をしていたので、エコノミクス管理は徹底していました。

正しい原価管理、シビアな費用対効果の基準設定などを行ってきたことで、これらの水準となっています。

非デジタルの業界で事業を展開

そんなマーケットの市場規模ですが、現在日本では500万を超える事業所、働く場所が存在すると言われています。

そのうち、実に167万の事業所がシフト型勤務を取り入れており、対象となる従業員数は2,000万人を超えます。

ただ、2,000万人と一口に言っても、業界も利用方法も多様ですので、業界を区切るとTAM(実現可能な最大の市場規模)が小さくなり、良い製品が作られず、投資もされないという課題が残っていたマーケットでした。

そのマーケットに対して、僕らは事業展開をしています。

働き方の多様性に事業者側が対応する仕組みが必要

今後について、話をさせてください。

働き方が多様化すると言われていますが、今後、週5日働きたいのに働けない方が増えてくると思っています。

そのように働き方のスタンダードが変わった社会になったとき、事業者にそれを管理する仕組みがなく、週1日働く方の管理ができず、働く人が定着しないという構造だと、困ります。

ある種、最先端の働き方をする人の管理に非効率性や歪みが出てくるので、僕らの仕組みが広まることで、それらを解決したいと思っています。

シフト管理にとどまらず採用領域に展開

僕らの事業ドメインは少し特殊で、他のSaaS製品とは違う点があります。

企業Aで最適化をし、どの店舗で人が余っているかなどのデータの可視化ができますが、我々は、例えば新宿では、人数の問題ではなく、昼のシフトは時給1,500円でもシフト希望が出ていないというデータも可視化できます。

これが弊社製品の特徴で、これら僕らにしか見えていないデータを活用し、周辺領域への展開(らくしふワーク)を既に開始しています。

自前で取り組む領域、他社と連携して取り組む領域を判断していますが、複合的に組み合わせることで、手元の業務削減、アウトプット最大化だけではなく、採用の効率化、複数事業展開により、3年後の2026年9月時点でARR50億円を短期目標として展開していきたいと思っています。

「らくしふ」を開発するメンバー

最後に、チームを紹介させてください。

経営メンバーは、グローバルに開発体制を構築する準備、1ユーザーでも多く届けるためのマーケティング体制と仕組み作り、そしてプロダクトとビジネスの接合を行っています。

本当に、課題解決に情熱を持つメンバーが集まっています。

この最高のチームで、皆様のような偉大な会社を早期に作り、早々に課題解決をし、とんでもない景色を全員で見たいと思っています。

株式会社クロスビットでした、ありがとうございました。

実際のプレゼンテーション動画もぜひご覧ください。

(終)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/小林 弘美/正能 由佳/戸田 秀成

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