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ICC KYOTO 2023 スタートアップ・カタパルトに登壇した、Woodstock河本 太輔さんのプレゼンテーション動画【みんなでつながるソーシャルの力で、投資を身近な体験にする「Woodstock」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。次回ICCサミット FUKUOKA 2024は、2024年2月19日〜 2月22日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。
本セッションのオフィシャルサポーターはノバセルです。
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【登壇者情報】
2023年9月4〜7日開催
ICC KYOTO 2023
Session 1A
STARTUP CATAPULT スタートアップの登竜門
Sponsored by ノバセル
河本 太輔
Woodstock
Co-founder / COO
HP | STARTUP DB | X(旧Twitter)Daisuke Kawamoto@woodstockclub | SNS型投資アプリ運営/Brian Yun
兵庫県姫路市出身。慶應義塾大学大学院総合デザイン工学科 卒業。シカゴ大学経営大学院 卒業(MBA)。株式会社博報堂、TBWA HAKUHODOにて、大手企業のブランディング・マスマーケティング・デジタル戦略業務に約10年間従事。その後、Twitter Japanにて、約6年間、FMCG, TECH, AUTO, TELCO企業などのソーシャルストラテジー構築、DX戦略・ユーザーとのエンゲージ戦略立案にセールス部長として従事、日本における広告事業の急拡大に貢献。2021年Woodstock株式会社創業。
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河本 太輔さん SNS型の米国株投資アプリを運営していますWoodstock(ウッドストック)です、よろしくお願いいたします。
投資するか貯蓄するかで資産にこれだけの差
早速ですが、皆さん、もしも10万円を毎月アメリカのインデックスファンドに20年間投資していたら、どうなると思いますか?
貯蓄と比較して、何と5,000万円も資産に差が出ます。
なのに日本人は、家計のうち54%もの部分を、未だに現金・預金で持っています。
株式投資による部分はたったの10%です。
アメリカではこの数字は逆転しています。
40%が株式で持たれています。
なぜなのでしょうか?
貯金だけで資産2倍は到底無理
これは、バブル期、金利がめちゃくちゃ高かったからです。
貯金で資産を2倍にするのは、たった12年でできたという時代でした。
でも、今はどうでしょう。
誰も貯金で資産を2倍にはできません。
しようとすると、なんと72,000年かかります。
政府も色々やっています。
「貯蓄から投資へ」「金融教育」「新NISA」、色々やっています。
でも、投資はめちゃくちゃ難しくないですか?
若い世代にとっても投資のハードルは高い
若い方々に聞いてみました、やはりこういうふうに言います。
「自分で始めるのはハードルが高すぎる」
「投資界隈の人は怖くてすぐに専門用語を使ってマウントを取ってくる」
「(日本株を100株単位で買うとか)初期投資額が大きすぎて無理」
「証券会社のサイトはなぜあんなにぐちゃぐちゃなのか」
皆さんこう言っています。いくら投資しろと言っても、この状況は変わらないと私は思っています。
数々のフィンテックのスタートアップが、これまでこの領域でUI/UXで体験を変える!とチャレンジをしてきました。
でもどれもあまりうまく行きませんでした。。
投資であっても、体験を変えるのは、もはや当たり前だと思っています。
UI/UXではなくて、根本にある文化ごと変えていかないと、この状況は絶対に変えられないと僕らは思っています。
日本初SNS型米国株投資アプリを開発
では、どうするべきか。
それは「ソーシャルの力」だと思っています。
イーロン・マスクも言っています、日本人が一番X(旧Twitter)を使っています。
日本において、一番なじみのあるソーシャルメディアです。
投資アプリとソーシャルをかけ合わせることで、僕たちは米国株の投資アプリ「woodstock.club」を作りました。
なぜ米国株なのかと思われるかもしれません。
でも、見てください。
今の若い人たちは、朝起きてiPhoneでインスタをチェックして、Nikeのスニーカーを履いて出かけて、スタバでコーヒーを飲みながら作業をして、Uberでご飯を頼んで、Netflixを観て寝る、というこんな生活です。
文化に根ざしているのは、もはやアメリカのブランドなのです。
投資の世界にはソーシャルから入るべき
これによって彼らの生活がどう変わるか、早速ご覧ください。
どうでしょう? これまでの投資と全然違いませんか?
難しい情報から入るから、投資が難しいのです。
投資の世界には、人から、ソーシャルから入るべきだと僕たちは強く思っています。
ポートフォリオ公開で、取引コンテンツを全てシェア
改めて、機能をご紹介します。
まず、ソーシャルメディアのようなタイムラインがあり、ここで株式投資に関する色々な情報を見つけていただけます。
そして、もしいいなと思う銘柄があれば、数タップで、例えばテスラのオーナーになれます。
そして、目玉の機能の一つが、ポートフォリオのシェアです。
皆さん、ご自身のポートフォリオを、このアプリ上で公開されています。
パフォーマンスやトレードの履歴も含めて公開されています。
ですので、初心者であっても、経験者や取引のうまい人のポートフォリオから学んで投資に一歩踏み出すことができます。
そして資産管理も、きれいなバブルチャートで直感的に行えます。
ソーシャルというのは、ただ掲示板があるということではありません。
他の人が、何をいつ買っていつ売ったのか、パフォーマンスやランキングはどうなっているのか、特定の銘柄のメイヤーシステムがあったり、ソーシャルバッジがもらえたりといった、取引にまつわるコンテンツが全てシェアされている、これこそがソーシャルだと思っています。
一人で大量の軍資金を元手に難しい銘柄をややこしいサイトで買わないといけないという、これまでの投資の体験を、Woodstockが全部変えていけると僕たちは信じています。
ユーザーがマネタイズできるクリエイターエコノミー創出へ
僕らのビジネスは、証券ビジネスではありません。
スタートアップとして、コモディティ化された手数料無料のサービスを提供する業界に入っていくつもりは、一切ありません。
▶参考:ネット証券大手2社 国内株式の取り引き手数料を無料に 2023年8月31日(NHK)
証券会社の競合になるわけではなく、彼らすべてとAPIで連携してパートナーになる形で、取引から生まれるコンテンツをビジネスにしていきます。
ですので、レベニュー(収益)も、今は米国株取引における手数料で作っていますが、今後は日本株も乗せ、その取引から生まれるコンテンツをビジネスにしていきます。
ソーシャルコミュニティのビジネスとして、クリエイターのエコノミーを作っていきます。
つまり、ここでポートフォリオを公開したり、記事を発信したりしてくれる方がご自身でマネタイズできる仕組みです。
レベニューの中心を、そのサブスクリプションに変えていこうと思っています。
ユーザーの月間平均取引数は16回超えを記録
メトリックスです。
おかげさまでQ2(第二四半期)は、取引数、取引総額、アプリの滞在時間、エンゲージメントの各種スコアで大きな成長を遂げることができました。
特に注目しているのは、スライドの真ん中にある、ユーザーの1人当たりの月間取引数です。
1カ月に16回も取引をしてくださっています。
これをユーザーの粘着性、スティッキネスと呼んでいますが、ピーク時のRobinhood(米国フィンテックのロビンフッドが提供する証券取引アプリ)で、デイリーのアクティブ率が40%と言われています。
我々も既に、それと同じ40%のデイリーのアクティブ率を作れています。
そして、皆さんが毎日のようにタイムラインに戻ってきてくださって、取引にまつわるコンテンツを消費いただいた結果、14分間もアプリ上に滞在していただいています。
実際、ソーシャルタイムラインでのコンテンツへのエンゲージメント数と取引数が見事に相関しており、ソーシャル×投資アプリのこのビジネスは、ここまでの展開で仮説を証明できたのかなと思っています。
主語は「We」、みんなでつながって投資する文化を!
最後に、あるユーザーのコメントをご紹介して終われればと思います。
「みんなと一緒だから、下落相場だったとしても前向きに投資できる。」という、熱量の高いコメントをたくさん頂いています。
今日もこのライブ中継を、ユーザーの皆さんがビューイングパーティを開いて、今、見てくださっています。
こうやってユーザーと一緒に作っていけるプラットフォームが、投資アプリが、これまで他にあったでしょうか。
僕たちは、なかったと思っています。
投資は、一人で始める「I invest」 から「We invest」へ。
人と人がソーシャルでつながっていくことで、投資はもっともっと面白くなっていきますし、文化になっていくものだと思っています。
今日ここにいらっしゃっている皆さんのような方々にこそ、使っていただきたいアプリです。
ぜひ、Woodstockを引き続きよろしくお願いいたします。
以上、Woodstockでした。
(終)
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編集チーム:小林 雅/小林 弘美/浅郷 浩子/正能 由佳/戸田 秀成