2.「異彩」を社会に放ち、新たな文化を生み出すヘラルボニー

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ICC FUKUOKA 2022のセッション「『サステナブル』『ダイバーシティ』はマーケティングのメインストリームになるのか?」、全8回の②は、ヘラルボニーの松田 文登さんと、レノボジャパンのリュウ シーチャウさんが登場。注目を集めるヘラルボニーの取り組みと、大企業であるレノボがマーケティングにおいて「サステナブル」と「ダイバーシティ」をいかに捉えているかが語られます。ぜひご覧ください!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット KYOTO 2022は、2022年9月5日〜9月8日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。

本セッションは、ICCサミット FUKUOKA 2022 プレミアム・スポンサーのリブ・コンサルティングにサポート頂きました。


【登壇者情報】
2022年2月14〜17日開催
ICCサミット FUKUOKA 2022
Session 4F
「サステナブル」「ダイバーシティ」はマーケティングのメインストリームになるのか?
Supported by リブ・コンサルティング

(スピーカー)

工藤 萌
株式会社ユーグレナ
執行役員 ユーグレナヘルスケアカンパニー Co-カンパニー長

深井 喜翔
KAPOK JAPAN株式会社
代表取締役

松田 文登
株式会社ヘラルボニー
代表取締役副社長

リュウ シーチャウ
レノボジャパン合同会社
CMO マーケティング統括本部 統括本部長 / NECパーソナルコンピュータ株式会社 コンシューマ事業本部 マーケティング部長

(モデレーター)

山崎 大祐
株式会社マザーハウス
代表取締役副社長

『「サステナブル」「ダイバーシティ」はマーケティングのメインストリームになるのか?』の配信済み記事一覧


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1.「サステナブル」「ダイバーシティ」で社会に挑む企業が集結、事業を語る

本編

障害のある人がアート作品で収入を得る仕組みを作る、ヘラルボニー 松田さん

松田 文登さん(以下、松田) ヘラルボニーという会社を経営している松田と申します。


松田 文登
株式会社ヘラルボニー
代表取締役副社長

ゼネコン会社で被災地の再建に従事、その後、双子の松田崇弥と共にヘラルボニーを設立。4歳上の兄・翔太が小学校時代に記していた謎の言葉「ヘラルボニー」を社名に、福祉領域のアップデートに挑む。ヘラルボニーの営業を統括。岩手在住。双子の兄。日本を変える30歳未満の30人「Forbes 30 UNDER 30 JAPAN」受賞。日本オープンイノベーション大賞「環境大臣賞」受賞。

僕らは、日本全国に200弱あるアートに特化した福祉施設のうち、37の社会福祉法人、団体、個人とアートに関するライセンス契約を結び、そのデータを通じて様々なモノ・コト・バショに落とし込んでいます。

僕の4歳上の兄が、先天性の知的障害である自閉症です。

ヘラルボニーは、僕と双子の兄弟(弟・松田 崇弥氏)の2人で経営をしています。

昨日の2月14日、山崎さんに会いに銀座三越(※) に行ったら、山崎さんはいませんでした(笑)。

▶編集注:マザーハウスは、食のブランド<Little MOTHERHOUSE>を銀座三越に期間限定出店。途上国から世界に通用するブランドをつくる<マザーハウス>から生まれた食のブランド<Little MOTHERHOUSE>が銀座三越に期間限定出店。(PR TIMES)

山崎 20分くらいの差で会えなかったんですよね。

松田 ヘラルボニーはデータビジネスを行っており、2,000作品以上のアート作品を高解像度で保存しています。

会社のミッションは、「異彩を、放て。」です。

障害のある方を異彩だと捉えており、それを全国に放つことで、イメージや概念を変えていこうと思っています。

せっかくなので、作品を見てもらいたいです。

この方は重度の知的障害の方で、字と字をつなげることに強烈なこだわりを持っています。

例えば、この作品も全ての要素が文字になっていて、とても面白いです。

実は色々な文字が隠れているのですが、スピッツの「夏の魔物」の歌詞なのです。

山崎 えっ、本当に?

松田 はい。

普通に書くことができないという脳の特性が、絵筆に現れるのが面白いです。

こちらは、「釜石線70周年記念銀河ドリームライン」と書いて、電車を描いています。

ラッピング列車運行開始、小林覚さんデザイン〜JR盛岡支社、釜石線開業70周年記念(緑トランス)

山崎 この車両のために描いてくれたのですか?

松田 はい、そういうものを描いてくれます。

こちらは、「Let it Be」をテーマにしたアートを、ヘラルボニーのストアが入っている岩手県の百貨店(パルクアベニュー・カワトク)で、懸垂幕に使用したものです。

ヘラルボニーが、4月21日より盛岡市のカワトクに出店中の「HERALBONY」の店舗を1階に移設オープン。(PR TIMES)

こちらは、岩手県にある石鳥谷という地名ですが、それをプロバスケットボールのユニフォームに使用しています。

【岩手ビッグブルズ × HERALBONY】東日本大震災復興祈念試合特別ユニフォームに込められた想い(SPORTS FOR SOCIAL)

このように、障害のある方の収入の仕組みを根本的に変えていこうとしている会社です。

よろしくお願いいたします。

サステナビリティ、ダイバーシティを打ち出すマーケティングを解説、レノボ・ジャパン リュウさん

リュウ シーチャウさん(以下、リュウ) 皆さん、こんにちは。

レノボのシーチャウと申します。


劉 西喬
レノボジャパン合同会社 CMO マーケティング統括本部 統括本部長
NECパーソナルコンピュータ株式会社 コンシューマ事業本部 マーケティング部長

一橋大学卒。P&G、RBで複数消費財カテゴリーのマーケティングを経て、J&J Japanのマーケティング本部長に就任。全ブランドの売上及びその収益責任を負い、かつデジタル戦略を統括する。二年間で全ブランドのマーケットシェア向上を実現した後、J&J香港の現地社長として赴任、一年間でV字回復して軌道に乗せる。2018年より株式会社FOLIOのCMOに就任。2019年9月から2020年1月まで同社副社長を勤める。 2020年7月よりレノボ・ジャパン合同会社のCMOに就任。

経歴としては、マーケティングの仕事を消費財の会社で経験しています。

最初はP&G、次にRB、そして日本のジョンソン・エンド・ジョンソンのマーケティングヘッド、香港のジョンソン・エンド・ジョンソンのカントリーマネージャー、その後フィンテックのスタートアップのCMOを経て、2020年7月からレノボ・ジャパンのCMOを務めています。

ここまで聞くと、写真がちょっとサステナブルぽい以外には、サステナビリティの要素がないと感じると思います(笑)。

まさにその通りで、私はマーケティングという要素との関連性で呼ばれたのかなと思っています。

今日は、スピーカーの皆さんがスタートアップで想いを持って作ってきたブランドについて、サステナビリティやダイバーシティの話をすると思います。

ただ、参加者の皆さんは、全員がこれから会社を創れるわけではないかもしれないので、サステナビリティやダイバーシティを、マーケティングによってどう打ち出すかについてお話しさせて頂きます。

レノボは世界最大のパソコンの会社で、日本のPC出荷台数では、No.1の35%のシェアを持っています。

日本での売上は約400億円で、皆さんの想像通りの“THE 大企業”です。

スタートアップでは、やろうと思えばすぐできるようなことでも、大企業では色々な部署に話さなければいけないというイメージをお持ちだと思いますが、レノボはまさにそんな会社です。

そんな状況で、会社としてサステナビリティやESG、SDGsなどについてどう取り組むかについて、後ほどお話しします。

よろしくお願いします。

山崎 ありがとうございます、この5社の話で進めていきたいと思います。

(続)

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編集チーム:小林 雅/小林 弘美/浅郷 浩子/戸田 秀成/大塚 幸

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