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1. 美食道に励む6人が集結! Netflixの人気番組にも登場「LURRA°」宮下さん

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ICC FUKUOKA 2024のセッション「大人の教養シリーズ「美食」について語りつくす(シーズン8)」、全10回の①は、前回に引き続き登壇のLURRA°宮下 拓己さんが精力的に取り組む4つの事業の紹介からスタート! LURRA°で提供される、美しい旬の地場野菜料理の数々もぜひご覧ください!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に学び合い、交流します。次回ICCサミット KYOTO 2024は、2024年9月2日〜9月5日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。

本セッションのオフィシャルサポーターは エッグフォワード です。


【登壇者情報】
2024年2月19〜22日開催
ICC FUKUOKA 2024
Session 9F
大人の教養シリーズ「美食」について語りつくす(シーズン8)
Supported by エッグフォワード

(スピーカー)

石坂 秀威
シーベジタブル
料理開発担当/シェフ

西井 敏恭
シンクロ
代表取締役

長谷川 誠        
NTTドコモ      
コンシューママーケティング推進担当部長/シニアプロフェッショナル

宮下 拓己
イラルギア合同会社(LURRA°)      
代表社員

山本 典正        
平和酒造
代表取締役社長

(モデレーター)

榊 淳
一休   
代表取締役社長

大人の教養シリーズ「美食」について語りつくす(シーズン8)


大人気美食セッションがシーズン8に到達!

榊 淳さん(以下、榊) ビジネスカンファレンスのICCサミットで、なぜ美食セッションをするのかと最初思いましたが、意味がわかりました。


榊󠄀 淳
株式会社一休
代表取締役社長

1972年生まれ。熊本県出身。スタンフォード大学院工学修士。1997年第一勧業銀行(現みずほ銀行)に入行しトレーディング業務に従事。2003年ボストン コンサルティング グループ、2009年からアリックス パートナーズにて戦略コンサルティング業務に携わる。2013年一休に入社し、2014年から取締役副社長、2016年から代表取締役社長(現任)2021年4月からヤフー株式会社 執行役員 トラベル統括本部長就任。  2022年6月株式会社じげん社外取締役、特定非営利活動法人ジャパンハートの理事に就任。2023年10月からLINEヤフー株式会社コマースカンパニートラベル統括本部統括本部長就任(現任)

「大人の教養シリーズ」でしたね。

(会場笑)

西井 敏恭さん(以下、西井) 今気づいたんですか?(笑)

 今思い出しました。

西井 もうシーズン8ですよ(笑)。

榊 そうです。もうシーズン8まで到達しました。

<過去のディスカッションはこちら>
【一挙公開】大人の教養シリーズ「美食」「美酒」について語りつくす(全9回)
【一挙公開】大人の教養シリーズ「美食」について語りつくす(シーズン2)(全9回)
【一挙公開】大人の教養シリーズ「美食」について語りつくす(シーズン3)(全9回)
【一挙公開】大人の教養シリーズ「美食」について語りつくす(シーズン4)(全8回)
【一挙公開】大人の教養シリーズ「美食」について語りつくす(シーズン5)(全8回)
【一挙公開】大人の教養シリーズ「美食」について語りつくす(シーズン6)(全8回)
【一挙公開】大人の教養シリーズ「美食」について語りつくす(シーズン7)(全8回)

最初は3日目の朝のセッションで、お客さんもまばらでしたが、なんとそれが2日目の夜に移動して、セッション9まで上り詰めました。

お付き合いいただき、ありがとうございます。

今日は素敵なゲストを交えてディスカッションさせて頂きますが、美食の何かおもしろいテーマについて勝手に語ってくださいとお願いしています。

自己紹介的に普段どんなスタイルで美食を追求しているのかを各自お話しいただいた後、自由に皆さんが話していく感じですので、今日はどうぞよろしくお願いします。

(会場拍手) 

まず最初に、宮下さん、自己紹介をお願いします。

京都から世界へ日本文化を発信する「LURRA°」宮下さん

宮下 拓己さん(以下、宮下) 宮下 拓己と申します。


宮下 拓己
イラルギア合同会社(LURRA°)
代表社員

1990年生まれ、東京都出身。高校卒業後「辻調理師専門学校」上級のフランス校へ。首席で卒業し「ミシェル・ブラス」で研修。大阪、東京、オーストラリアのレストランを経て、ニュージーランド「Clooney」ヘッドソムリエを務める。2019年6月LUURA°を開業。Culturepreneur Collectives理事。

今日、京都から来たのですが、前回色々好き勝手に喋って、今回も呼んでいただけたので嬉しいです。 

京都で「LURRA°(ルーラ)」というレストランと、ひがしやま企画という街づくりの会社をやっています。 

今33歳ですけれども、フランス、オーストラリア、ニュージーランドで働いた後に、ニュージーランドで出会ったメンバーとLURRA°を始めました。

京都から世界へ、新感覚の“食”のカルチャーを発信するレストラン|ルーラ(ヒトサラMAGAZINE)

今やっていることは、4軸あります。

後ほど写真が出てきますが、1番目のLURRA°は薪火を使ったイノベーティブレストランで、平安神宮の近くにあります。

2番目の「Com-ion」ですが、LURRA°から歩いて1分の場所に、500平米の昔のお屋敷の物件が出て、複合施設を作る準備をしています。

そこではオールデイのダイニングとオフィス、京都は清水焼が有名ですが、清水焼のチームと焼き物のものづくりをするアトリエを作る予定です。

3番目が食にもちょっと関わってくるのですが、「Culturepreneur Collectives」という社団を立ち上げました。

文化と経済の好循環を目指して── 「Culturepreneur Collectives」を立ち上げます(Culturepreneur Collectivesのnoteより)

3カ月ぐらい前の『Forbes JAPAN』でも、カルチャープレナーが特集されましたが、「文化起業家」を世界にちゃんと発信していこうとしています。

文化で稼ぐ、新ビジネスの担い手「カルチャプレナー」たち30組を発表!(Forbes JAPAN)

世界各国で求められる日本らしさと、僕たちが思う日本らしさは実は違うのではないかと考え、僕たちが思う日本らしさを世界に押し売りするのではなく、今7カ国にリサーチをかけ、その中で、日本のプレイヤーたちに色々声をかけて情報共有をしています。

先週シーベジタブルの友廣 裕一さんと一緒にご飯を食べましたが、僕はシーベジタブルのめちゃくちゃファンで、海藻は食文化として日本から唯一発信ができるなと思っていて、メンバーに入ってもらっています。

4番目は、色々な企業のお手伝いをしている感じです。

薪火と発酵が特徴のイノベーティブレストラン

宮下 LURRA°に来て頂いた方が会場に何人かいらっしゃるので簡単にお話ししますと、2019年にオープンしたお店で、「LURRA」はバスク語で「地球」という意味を持っていて、右上の「°」が「月」を表しています。

地球と月、あとは「ここにしかない座標」を指し示していて、何料理かと言われると僕たちもいつも困るのですが、「LURRAという座標から旅をする料理」という言い方をしています。

ビジョンに「日本の季節と文化のショーケース」を掲げて、日本の風土が持っている季節感というものの出口が日本料理でなくてもいいよねということでやっています。

お店は本当にシンプルで、築130年ぐらいの町家を改装した店で、ガスが全く入っていないので、写真中央にメラメラとすごくわざとらしく写真用に燃えていますけれど、薪火があります。

奥のピザ窯で野菜を調理したり、できる限りプリミティブな熱源を使って調理をしていくことと、左上にあるようなピクルスや発酵を用いるのが僕たちの特徴です。

シンプルに窯焼きした旬の地場野菜

宮下 僕たちの料理は、野菜をメインにしています。

お肉ではなく野菜を毎回メインにしていて、これは春シーズンだと思いますが、京都の大原や伏見で採れた野菜を窯でシンプルに焼いて作った料理です。

こちらは夏シーズンで、夏は照りつける太陽のイメージで、真っ赤なお皿にすることもあります。

次の料理は、冬シーズンですね。

冬は根菜ばかりになるので、根菜を土の中で蒸し焼きみたいな感じにして調理したりするのが特徴です。

有機野菜に薪火、発酵が奏でるハーモニーを五感で体感できるレストラン「ルーラ」|四季折々の自然の恵みを京都で(Presious.jp)

Netflixの人気番組『腹ぺこフィルのグルメ旅』に登場

宮下 次が、完全にただの紹介になってしまうのですが、『腹ぺこフィルのグルメ旅』で京都が今回特集されました。

西井 おっ、出るんですね! すごい。 

宮下 この番組は、美味しいものを求めて世界を旅するフィルさんが、ある都市に行って色々な場所を回り、色々な人と出会うという内容です。

毎回最後にレストランで食事をするのですが、その会場としてLURRA°を選んでくれました。

それこそ「Noma Kyoto」をちょうどやっていた時期で、ノーマのオーナーシェフのレネ(・レゼピ)を紹介したり、レネが最終日にちょっとだけ店に顔を出してくれた感動シーンが一瞬映ります。

1席12万円超え。話題沸騰レストラン「ノーマ(noma)京都」を自腹でレポート!(ELLE)

よかったら(2024年)3月1日に放送が始まるので、ぜひ見てください。

簡単でしたが、以上です。

西井 9月のICCサミット KYOTOで美食体験に参加する方(※)は、お店に行けるのですよね? 

▶️編集注:ICCサミットでは、プログラムとして、「美食体験」という、開催地域の厳選したレストランやテーブルを貸し切り、食と交流の場を設けています。LURRA°は常に応募者が殺到するお店です。

宮下 そうですね。

長谷川 誠さん(以下、長谷川) 美食体験できますからね。

宮下 毎回、美食体験で皆さんにすごく喜んでいただけるので嬉しいなと思っています。

今は普段、海外のゲストが8割ぐらいになりました。京都らしいお店ではないけれど、ある種京都らしいことをやっているなと思うので、ぜひ機会があればお待ちしています。

 よろしくお願いします。

では次に、シーベジタブルのお話が出ましたが、石坂さん、よろしいですか? お願いします。

(続)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/小林 弘美/戸田 秀成

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