「Enjoy Your Problem, It’s Life」イスラエルから学ぶ起業家人生【F17-2D #7】 – INDUSTRY CO-CREATION(ICC)

「Enjoy Your Problem, It’s Life」イスラエルから学ぶ起業家人生【F17-2D #7】

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「イノベーションを生み出す取り組みを徹底議論」【F17-2D】セッションの書き起し記事をいよいよ公開!9回シリーズ(その7)は、イノベーションを実現させる人材のメンタリティ要件について議論しました。是非御覧ください。

ICCカンファレンス FUKUOKA 2017のプラチナ・スポンサーとして、IBM BlueHub(日本アイ・ビー・エム株式会社)様に本セッションをサポート頂きました。

ICCカンファレンスは新産業のトップリーダー160名以上が登壇する日本最大級のイノベーション・カンファレンスです。次回 ICCカンファレンス KYOTO 2017は2017年9月5〜7日 京都市での開催を予定しております


【登壇者情報】
2017年2月21日・22日・23日開催
ICCカンファレンス FUKUOKA 2017
Session 2D
イノベーションを生み出す取り組みを徹底議論
Supported by IBM BlueHub

(スピーカー)
大山 健司
日本アイ・ビー・エム株式会社
IBM BlueHub Lead事業開発担当

岡部 顕宏
ノバルス株式会社
代表取締役
(通信する乾電池「MaBeee」)

榊原健太郎
株式会社サムライインキュベート
代表取締役

徳生 裕人
グーグル合同会社
製品開発本部長

(モデレーター)
西村 勇也
NPO法人ミラツク
代表理事

「イノベーションを生み出す取り組みを徹底議論」の配信済みの記事

【前の記事】

【本編】

西村 次が最後の質問で、その後は皆さんからの質問を受けたいと思います。

実現まで持っていける人のメンタリティーはどういう感じかなと思い、やはりアイディアで終わってしまう場合と実現まで持っていける場合、先程の努力という話しもメンタリティーだと思いますが、行動量以外にどういうメンタリティーがあるんだろうと。

ご自分が周りを見られている時のお話を伺いたいのですが、大山さんいかがですか。

実現まで持っていける人のメンタリティーとは

大山 努力以外、そうですね、想い、行動、あとは「変化を受け入れてください」という話をしましたが、やはり色んな可能性を最初から潰してしまうのではなくて、色々チャレンジをするということですかね。

スタートアップ側、大企業側という観点でいうと、スタートアップの方はやってみないと何も起こらないので皆さんやられると思いますが、それは大企業も一緒で、最初からリターンを求めるのではなく、失敗を恐れずやるというところですね。

それをちゃんとコンセンサスを得てやるだけの気概がないと出来ないと思います。

西村 榊原さんはいかがですか、努力以外でお願いします。

ストレス耐性が高い起業家が成功している

榊原 成功している起業家の素質に関するデータ的なところになりますが、アメリカのベンチャーキャピタルが調べたデータで、一番成功している人はストレス耐性が高い人たちです。

ICC FUKUOKA 2017 Sesison 2D イノベーションを生み出す取り組みを徹底議論

皆さんの中でもご両親が自営業をされていたり、起業家さんだった方がいると思いますが、ストレスが高い仕事をしていたご両親の子どもはかなりストレス耐性が高く、成功する確率が高いですね。

変な言い方ですが、逆に僕等の投資先でも失敗されるケースも多いのですが、そういうのは奥さんのブロックが入って辞めてしまったり、睡眠障害で辞めてしまうとかもありますし、逆に起業させるべきではない方を起業させてはいけないと思いチェックをしています。

やはりストレスを過去 経験した時にどれだけ克服できたか、特に誰も負ったことがないようなストレスをどれだけ自分たちで病気にならずに解決できたかをきちんとチェックして欲しいと思います。

ストレス耐性を高めるという意味では、マラソンや持久性の高い運動をどれだけ継続してできているか、というのも実はチェックできるポイントです。

あと僕等が投資するかしないかを判断する際の決め手の1つはメールのレスポンスで、その日中に返ってこないとアウトです。

何故かというと、その日に返信がないというのは考え込んでしまう性格と言う判断をしますし、あとは事業計画の提出等結構ハードな宿題を出すのですが、それを1週間以内にちゃんとできるかも見ています。

できなかったとしても期限前に「すみません、できません」と言ってくれたらOKですが、そこを見ていますね。

そしてご自身のストレスチェックをしてもらって、出来るかどうかを見て、できそうであれば成功しますし、出来なさそうであればそういう体質に変えて欲しいですし、そこが結構ポイントだと思います。

▶  ひえ〜 !(ICCパートナーズ 小林)

西村 変えられるんですね。

榊原 それを1年間継続できたら変えられると思います。

ICC FUKUOKA 2017 Sesison 2D イノベーションを生み出す取り組みを徹底議論

単純に遺伝と言ってしまうのはいやなのですが、僕もたまたま両親が琴三味線屋で、なぜストレス耐性かというと、後から気づいたのですがお金のことで両親が悩んでいて電話でお客さんに謝っていたりとか、そういう姿を見ていると自然とストレス耐性がついてくるんですよね。

岡部さんの息子さんや娘さんは最強になると思いますが、もし皆さんが起業しなくても、大企業の中で新規事業を作っている姿を見て息子さんや娘さんが最強になると思うので、そういった意味でも頑張って欲しいですね。

自分がもしストレス体質でないのであれば、逆に自分の息子さんや娘さんに耐性がつくように努力をして欲しいというのがあります。

僕はどちらかというと自分の子ども達に対してリスクを背負うしかないので、僕がストレスに強くなると娘達が強くなると思って頑張ってやっていますが、そういうのは頭に入れておいて欲しいと思います。

西村 面白いですね。

榊原 そういう体質を作るのはなかなか難しいですが。

人生は難があって当たり前

榊原 結局起業家は色んな人から批判されますが、それでもスルッと流せる人が成功するので、溜めないようにすることですね。

僕はA型なので、実はもともとのストレス耐性はとても弱く、打たれ弱いのであまり刺されないようにしています。

西村 面白いですね、しかも鍛えることができるんですね。

榊原 鍛えられると僕は信じています。

西村 まずそこからやったほうがいいわけですね。

榊原 そうですね、もし自分にストレス耐性が無いのであれば、自分が鍛えたら次世代に繋がると思った方がいいですね。

勿論鬱とかになってしまう方もいると思いますがそれは否定しませんし、それはもうしょうがないので、逆にそれを乗り越えたことで自分の子ども達が最強になる、ご自身は難しいかもしれないですが、次に繋がると思っていただければいいかなと思っています。

西村 アイディア等を考える前に、まず行動、そしてストレス耐性を高めるということですね。

榊原 そうですね。

行動しすぎて苦しくなりすぎたらちょっと休憩して、自分には合ってなかったかなと考えてもらって、ただそれは将来に活きていると思ってもらえばいいかなと思っています。

大山 イスラエルのスタートアップは日本と比べてどうですか。

榊原 周りがいつミサイル撃ってくるか分からない環境なので、ストレス耐性最強ですよ。

ICC FUKUOKA 2017 Sesison 2D イノベーションを生み出す取り組みを徹底議論

(会場笑)

西村 そうですよね、「ミサイル飛んでくる」ぐらいのレベルですよね。

榊原 壁によく「Enjoy Your Problem, It’s Life」と書いてあるんですが、もう課題を楽しんじゃえ、という状態なんです。

写真はICCパートナーズのオフィスのホワイトボード

昔の日本もそうだったと思うのですが、僕最近色んなところで話しているのは、皆さん言われて一番嬉しいのは「ありがとう」と言う言葉ですよね。

「ありがとう」は漢字で見ると「難」が「有る」ということです。

▶編集注:こちらの記事も是非!→退蔵院 松山大耕氏の「有難い」の意味を知る修行時代

人生は難があって当たり前で、それをどうにかして楽しめる人が成功しています。

一番「ありがとう」と言われるのが起業家で、一番「難」があるのも起業家だ、ということを思っていただけると人生は楽しくなるな、というのはいつも言っています。

西村 それでイスラエルに戻ると、すごく危機感があるのでそれそれを感じられるわけですね。

榊原 そうですね、危機感をぶっ飛ばした状態で、毎日楽しもうぜ、という感じになっているので、逆の意味で向こうは楽しいですね。

いつ死ぬか分からないと思っているので、いちいち難しい言葉や丁寧語は使わず本音で会話をするので、すごく楽しいですよね。

朝行くと、毎日のように「生きててよかったな」ぐらいの感じで、昨日も会ったのに「How are you?」と言って抱きついてきてくれるので、そこは日本と違って楽しいです。

西村 大分イスラエルに行きたくなってきました。

榊原 是非、待ってます。

企業内でイノベーションに挑むメリットは凄く多い

西村 先程の質問に戻りますが、徳生さんはいかがですか。実現まで持っていける人のメンタリティーにはどのような特徴があると思いますか。

徳生 企業の中でのイノベーションに関していうと、アイディアは色んな人がどんどん出してくれればいいと思いますが、最後それを実際の形にする、製品に落とすというのは誰もが出来る話ではありません。

ICC FUKUOKA 2017 Sesison 2D イノベーションを生み出す取り組みを徹底議論

新しい技術に基づく製品アイデアを出すこと、どう最終的に製品化するのがのがユーザーにとって一番価値があるかを考えること、その製品を成長させること、それぞれ得意な人がいると思うので、Googleでは製品のリーダーシップが途中で変わることも結構あります。

ですから、ストレス耐性があるに越したことはないと思いますが、逆に言えばそこまでストレス耐性がなくても、起業とは違い、「何かを始める=死ぬまで面倒をみなきゃいけない」というわけではありません。

岡部さんの話を聞いていて思ったのは、企業の中の人がイノベーションを起こすメリットはものすごく大きくて、社内の誰が出来るかというのが分かっていることや、ある程度のテストはどんな会社でも許してくれると思うので、結構リスクなく検証の段階まで進めることができます。

そして、そのあとひょっとしたらちゃんと事業化出来る人もいるかもしれません。

企業の各人がある程度のリスクを取るというのは、企業全体にとっては間違いなくプラスの話しだと思いますし、起業以外にもイノベーションを起こす道はいくつもあるのと思うので、そこは是非日本全体でそういったことができるようになるといいな、と美しくまとめてみました。

西村 ありがとうございます。

では質問をお受けしたいと思いますので、質問のある方は挙手をお願いします。まだ全然話しが出ていないけど聞きたい、ということでも是非聞いていただければと思います。

(続)

続きは アクセラレータプログラムを「アクセラレート」するには をご覧ください。

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編集チーム:小林 雅/榎戸 貴史/戸田 秀成/横井 一隆/城山 ゆかり

【編集部コメント】

「Enjoy Your Problem, It’s Life」、いい言葉だな!ということでICCのオフィスのホワイトボードにも書いておきました!(榎戸)

続編も、是非ご期待ください。他にも多く記事がございますので、TOPページからぜひご覧ください。

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