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ICC KYOTO 2023 デザイン & イノベーション アワード11社全ブース紹介

9月4日~7日の4日間にわたって開催されたICC KYOTO 2023。その開催レポートを連続シリーズでお届けします。このレポートでは、デザイン & イノベーション アワードに出展した11社のブースを紹介します。実際に見て、体験してわかる革新的な技術や、生産者から直接紹介いただくこだわりのものづくりを、審査風景とともにぜひご覧ください。

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回400名以上が登壇し、総勢1,000名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット FUKUOKA 2024は、2024年2月19日〜 2月22日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください

デザイン&イノベーションアワードは、ウェスティン都ホテル京都の東館、小川治兵衛の作庭による美しい庭を臨む「稔りの間」にて2日間にわたって開催された。今回出展したのは合計11社。リアルテック、カタパルト・グランプリ、クラフテッドやソーシャルグッドなど、カタパルトでプレゼンする企業もいる。

フード&ドリンクアワードとは異なり、様々なジャンルの企業が1箇所に集められているが、前夜のチャレンジャーズナイト、初日のキックオフを経て、和気あいあいとした雰囲気になっている。どんなものが展示されていたかをキックオフのスピーチや審査風景とともにご紹介していこう。


【速報】「デザイン & イノベーション アワード」のグランプリは、干ばつに悩まされる生産者を救い、真に持続可能な農業を実現する「EF Polymer」(ICC KYOTO 2023)

CARTA

展示サービス:まちづくりする香りブランド、CARTA(カルタ)

矢田部 美里さん「香りで日本を呼び起こす、というミッションのもと、地域の素材を使った香りのプロダクトを作っています。鹿児島県奄美大島の喜界島は珊瑚でできた独特の土壌で、この島でしかできない柑橘が豊富です。

この土地で柑橘類の最高峰の香りといわれる、花良治(けらじ)みかんを使ったエッセンシャルオイルのブレンドと珊瑚のディフューザーを作り、セットで販売しています。喜界島の人口は6,000人、年間100人ずつ減っています。地域の失われつつある情景をつなぎ、自分の街への誇りを取り戻す、そんな事例を日本各地でCARTAは作っていきます」

iMU

展示サービス:歩行解析計 iMU One 〜膝の負荷を可視化〜

名倉 武雄さん「歩行で一歩踏み出したときに、膝がぶれるという現象をご存知ですか? そのぶれをKAMという数値で表しますが、従来であればモーションキャプチャーという4,000万〜5,000万円する機械で、1時間かけないと測定できませんでした。それを、我々はこの小さな加速度センサーで可能にしました。

膝に貼ってちょっと歩くだけで、数値を出すことができます。ぶれる人は、膝が壊れる傾向の強いエビデンスがある。整形外科医として研究を20年してきて、これを患者さんに使いたいと、2022年12月に商品化して病院で販売しています。今日は皆さんにもぜひお試しいただきたいです」

「変形性関節症の患者向けの歩行改善に役立ちます。変形性関節症は、60代以上の女性で約6割、男性でも半分ぐらいと、日本では2,500万人ぐらいが潜在患者と言われるような疾患です。膝が痛いと整形外科医を受診しても、年だねとか痛み止めを飲んで少し様子を見る、となりがちです。

これは現在かかっている膝の負荷を数値化して、それに基づく治療に役立てたいという想いから開発したものです。具体的に言うと、人は歩くときに、足を踏んだときに少し横に膝がぶれるのですが、その力はどれぐらいかかっているかを加速時計とAIを使って、算出、推定しています。

例えば男性なら、女性ならこの数値はリスクが高いなどとわかります。今は整形外科医、病院にかかっていただいて、病院で患者さんを測定して、治療していただく感じです。

今後はtoC向けにも手軽に万歩計と同じように使えて、自分の膝が気になった人が、日頃の自分の膝を管理するという時代を作っていきたいと言っています」

タイムリープ

展示サービス:遠隔接客サービスRURA

美馬 直輝さん「遠隔接客RURA(ルーラ)という、画面越しに接客できるサービスを紹介します。これから深刻になる人材不足の課題、とくにサービス業の課題を解決するもので、チャットボットではなく、人による接客の効率化にこだわっています。

導入は百貨店のインフォメーションやホテル、ゴルフスタジオ、ネットカフェ、葬儀場など。最近は全国70店舗展開のフィットネスジムを3人で回して、年間3.6億円のコスト削減を実現しています。会場のデモでは、多拠点接客を体験してほしいです」

「今遠隔でスタッフが1人控えておりますので、呼んでみたいと思います。

遠隔のスタッフのかた、出られますでしょうか? こんな感じでパッと顔を出して話をすることができます。

(遠隔スタッフが応答「今自宅から出ています」)

という感じで今東京にいるスタッフなんですけども、京都にいても東京のスタッフから接客を受けられます。遠隔のスタッフが見ている画面には、複数の店舗が見えておりまして、1人のスタッフが今2店舗や、10店舗、30店舗の表示をしながら話ができます。

遠隔設計ならではの機能もございまして、翻訳機能もあります。

日本人のスタッフが日本語で話しても英語で表示ができる。逆に英語の方が日本語に翻訳して表示ができるといった機能もございます。まさに言語の壁を越えて、リモート接客できます。そのほかホテルのチェックインなど、端末を連携することができます。

その他、カメラを切り替えることによって、パスポートや免許証を確認することもできます。こういった形で日本の人手不足の問題を解消できる仕組みが提供できればなと思っております」

永田木材

展示サービス:天竜桧を使用した消臭ミスト、食器用洗剤等

永田 琢也さん「天竜材で知られる浜松市から来ました。昨年BtoCでteN°P(テンプ)というブランドで、ひのきの枝葉から蒸留水を抽出して製造した食器用ミストや洗濯用洗剤など、人の手にも優しい洗剤を作っています。

日本の国土に豊富に森林はありますが、自給率は40%、僕が家業に帰ってきた15年前は20%ほどです。森林を次世代に繋げていく仕組みや、課題に取り組む人たちと仕事がしたいと思っています」

「木を調理するコックさんみたいな仕事、製材というジャンルの仕事をしています。2種類の木を用意しましたが、小さい木は天然乾燥といって、醤油やお味噌のように2年3年熟成させて作る手法、天日干しですね。京都は神社仏閣が多いですが、それらは全て天然乾燥材を使っています。

大きいほうは人工乾燥の木材。天然乾燥とで香りが違うと思います。ぜひ嗅いでみてください。人工乾燥は灯油などを大量に使って、燃やして強制的に乾燥させて早く出荷するっていうのがだいたい日本の流通の9割方ですが、弊社で作っているものはこちらの10% 、天然乾燥の木材です。

天然乾燥は、熟成肉のように2年3年で汚くなるのですが、一皮むくと、こういった元々の木の色つや、香りが中に閉じ込められています。こういう生産方法、手法が日本にはあるんです。

先日東京の上野公園の東照宮で300年くらい前の木が倒れたということで、その木を使って建物を建てるという依頼をいただいたりしますが、日本の木を使った建物がなかなか増えていかない。

僕は4代目ですが、日本の木を知るきっかけがどこにもなかったなと思い、自分の娘が生まれた時になぜ、日本は木を切って使って守らないといけないかという絵本を作り、地元の小学校中学校に寄贈したり、授業に行って伝えています。

それと平行してBtoC、一般の主婦の方とか子どもたちが楽しく木を知ってもらうために家庭にもっと入り込んでいく必要があると思い、ひのきの蒸留水から作った洗剤などのBtoCブランドを立ち上げました。洗浄力や環境にも配慮した商品ですが、これが目的ではありません。木を植えて柱の材に育つまでに最低40年かかります。基本的には植えてから80年というサイクルなんです。

現状の日本の木材は約6〜7割が外国向けで、国内は4割です。一昔前に日本が木しか無かった時代はそれが8割でした。日本の国土は7〜8割が森林で、今はすごい使える状態なんですね。でも4割となってしまうと、出口がない。だから従事している人たちは仕事にならないために辞めていき、産業として衰退していっています。

そんな問題を改善する未来への投資家になってもらいたくて、こういった森の入り口の商品を通じて日本の現状を伝えて、皆さんに力を貸してもらって、出口を増やしたい。そしてそのお金を山に戻したい。そこに携わる人たちが生活できるようになる、森林という資産が次の代にバトンタッチできるようなところを目指しています」

HarvestX

展示サービス:ハチに代わる高精度な授粉ロボットシステム

市川 友貴さん「いちごを始めとした、果物や野菜に不可欠なのは授粉です。今は気温が上がったりして蜂が弱ってしまって授粉できなかったりとか、蜂が減ってしまったりという課題があります。

展示するのは、東京から持ってきた、AIとロボット技術によって実現した授粉ロボットです。虫を使わないことで、衛生的で安定的な授粉ができる。精度が高くて、最大1.6倍の収量を世界で初めて実現しています」

「実はもともとは収穫ロボットから入ったんです。収穫って他社さんもやっていますが、農家さんにとっては楽しい作業なんですよね。かつ、ロボットで初期投資したあとに回収するのが難しいところもあるんです。

農家さんだったり、食品会社さんと話をしているうちに、実は本当に困ってるのは収穫もそうですが、授粉という話になって。それならば授粉をやろうということになりました。ただ難易度は本当に高いんです。

農家さんも今は気温が上がって、蜂がうまく飛んでくれないとか、そもそも虫を使わないといけない方法論に一貫して抵抗があって、引きあいをいただいています。

今は着目しているのはイチゴですが、いずれトマトなど他の作物もと思っています。授粉というと地味なのですが、蜂のコストだけではなくて、収量が伸びた部分、工場や農園の売り上げが増えますから、ロボットを導入してもペイするかなと思います」

丸和ニット

展示サービス:独自編地のセットアップジャケットパンツ

辻 雄策さん「Tシャツやニットは丸編みで作る伸縮性のある素材ですが、そんな丸編みニット生地を和歌山で90年作っている会社です。

20年前国内のニット生産量が減っていく中で他に真似のできないことができないかと、中古の編み機を買って改造して開発した、『バランスサーキュラー』という唯一無二の編み機を使い独自の弊社技術でつくったスーツやブランドを展示します。ぜひブースへ観に来てください!」

「靴下みたいな、カットソーみたいなニットは横にしか伸びません。一方織物は、経(タテ)糸と緯(ヨコ)糸が交差した、糸が突っ張った状態で黒く編成されます。ただ、難点は伸びないこと。この『バランスサーキュラー』で編んだ生地は、ちょうどその中間素材になります。

緯糸しかないニットに縦糸も編むんです。そうすることで、こんなシャキッとしていて、なおかつ引っ張るとグングン伸びる。それでいてちゃんと元の形に戻るんです。僕が履いているパンツも昨日ホテルの洗面所で洗ったんですが、シワっぽくなっていないし、膝も出ていないでしょう?

この糸は機能性重視なのでポリエステル。シワになりにくく、なってもスチームアイロンをかけたり、少し濡らしたりすると戻ります。ウールの素材でも、伸縮性もありながらちゃんと戻るし、手洗いもできる。肉厚な生地のコートもあります、見た目より、羽織ったときに重圧感がありません。

日々、手探りで編み機を調整しています。7台ありますが、以前は麻の糸が編めたのに、最近は駄目みたいに、その日によって調子が違います。中古の機械を改造したのから始めて、足りなくなったので、5台は同じ規格で作ってもらったのですが、ちょっとずつ癖があるんですよね。

何も精密機械が入ってないんですが、逆にいうと長持ちするんです。直し直し、金属機械を入れ替えながらいけます。今の編み機はコンピューターを搭載してるものが多くて、30年ぐらいたつと修理するときに部品やパーツがない。編み機の本体部分が大丈夫なのに、その壁にぶち当たってブレインの精密機械が治せないと、機械の脳死状態になってしまう」

スピークバディ

展示サービス:AI英会話 スピークバディ

立石 剛史さん「AI英会話、スマホで手軽に本格的な英会話レッスンを受けられるサービスを紹介します。音声認識、合成音声、機械学習、生成AI を活用して、第二言語習得理論に基づいた科学的なレッスンを受けられます。

現在アプリは270万ダウンロード、3カ月連続した8割以上が上達を実感されています。ブースではLLM(大規模言語モデル)を使った英会話レッスンをぜひご体験ください!」

EF Polymer

展示サービス:農地の保水力と保肥力を向上させる完全有機超吸水性ポリマー

下地 邦拓さん「世界45%の人々が干ばつに苦しんでいます。人間の必要な淡水農地の7割が農業に使われていますが、これはつまり多くの農家が水問題に直面しているということです。

従来廃棄された作物残渣(ざんさ)、みかんの皮をアップサイクルして、完全有機のポリマーを製造しました。これを農地に使うことで、水4割、肥料2割を減らすことができます。沖縄から世界へ、

この技術で世界の課題を解決したいと思っています」

「ポリマーは2種類あって、粒タイプと粉タイプがあります。中身は全く一緒で効能も一緒ですが、撒き方に合わせて選んでいただきます。これが水を吸うとぐっと膨らんで、水を蓄えてジェル状にふくらみます。

作物の根の周りに埋めていただくのが一番よくて、水や肥料を吸って補助します。肥料や水が少なくて済み、収量が増える理由は、肥料が撒かれた時に、水と一緒に畑の中で流出していってしまうのを保持するので、有効に資源を活用できます。

水も肥料も蓄えるので効率がいいです。作物によりますが、たとえば乾いている土に急に雨が降ると、人参は割れたりします。そうすると規格外が出てしまう。このポリマーがあると、適度になるので減ります。

もともと代表のインド人が今25歳なのですが、自分の親も周りもみんな農家さんで、何かできないかと、スタートはバナナの皮を土に埋めてどうなるかというようなところから始めたんです」

山上木工

展示サービス:自然美と職人技の融合~ISU-WORKS~

山上 裕一朗さん「北海道の東エリア、網走郡津別町からやってきました。皆さんは椅子を普段どういうふうに選んでいますか? 座る行為は体に負担がかかるものです。価格やデザインで選んでいませんか?

私たちの椅子のブランド、ISU WORKSには24種類のラインナップがあります。体に合う椅子は何かを体感していただき、椅子選びの再定義をしてほしいと思っています。また、地元にはたくさんエゾシカがいて、座面の皮に使ったものもあります。地方の可能性を感じていただければ」

「ここでは、まず体格から拝見して、体に合わない椅子と合う椅子に交互に座っていただくという体験をしていただいています。

椅子選びの重要なポイントは、深く腰掛けたときの座面と背中の角度が103度、かかとが着くのが重要なポイントです。かかとが浮くようであれば、椅子の足を短くして調整できます。それでも合わない方がいらっしゃいますが、ラインナップに24種類あり、その中で、必ず合うものが見つかります。

座面に鹿の皮を使っていますが、ほとんどが殺処分になってゴミになってしまった地元のエゾシカの皮を使っています。メンテすることで長く使えます」

Sunda Technology Global

展示サービス:アフリカハンドポンプ井戸向けプリペイドシステム

坪井 彩さん「ウガンダから来ました。長年解決されてこなかったアフリカの水問題を今度こそ解決したいと取り組んでいます。皆さん、たくさんの援助があり、たくさんの井戸が建てられているが、なぜ長年解決しないのかと思っていらっしゃいますよね?

それは設置されても、維持管理ができないからで、一度壊れると修理されないからなのです。住民からの料金回収がボトルネックで、私たちはプリペイド式の重量課金型の料金回収システムを作りました。これをウガンダからアフリカ全土に広げようと、現地エンジニアと京都のものづくり企業と組んでいます」

「アフリカで約3億人、安全な水へのアクセスが限定的な人がいるといわれています。アフリカに井戸はたくさんありますが、維持管理がうまくいってない。住人が料金を回収して管理ということになっていますが、それが今、現金で月額で人力でやっていて、強制力がなくうまくいっていないので、壊れても修理ができないのです。

そこで、アフリカは携帯電話が普及しているので、モバイルマネーを使って重量課金型で自動で料金回収ができる仕組みを作りました。

ハンドポンプのレバーを上下すると水が出ますが、そこにスンダユニットを付けると井戸がプリペイド式になります。ID認証するタグを各家庭に配り、携帯電話をチャージすると、残高がタグに付与されて、そのタグを入れて初めて水が出るという仕組みです。

お金をチャージしたタグを入れないと、いくらこのレバーを上下させても水が出ないのです。このようにすることで井戸をプリペイド式にして、確実に料金回収ができます。

日本で設計してやろうとすると、現地の状況がわかりませんから、うまくいきません。例えばソーラーパネルが高い所に付いているのは盗まれることがあるからです。バッテリーがついていましたが、それも盗まれることがありました。加えて部品が長く使えないといけないので、現地の状況をよく分かっているエンジニアを共同創業者にして、今まで一緒になって作ってきました」

ジザイエ

展示サービス:遠隔就労支援プラットフォーム

中川 純希さん「『2024年問題』で物流の残業ができなくなったり、中長期、恒久的には少子高齢化が進みます。子育て世代のママさん、障害を持っている方が家にいながらでも働ける技術を、遠隔操作技術で実現したいと考えています。

日本から南米の建設機械を動かしたり、日本の夜間に南米の方が工場で働いて、遠隔で働いてくれて、1工程が終わっているようなことが、遠隔操作技術があれば実現できます。

そのキーとなるのは、映像遅延を減らす技術です。0.7秒、つまり700ミリ秒遅延が起きてしまうと、操作性が著しく失われるため、100ミリ秒短くする技術を開発しました。今回は京都から東京のドローンを遠隔操作して、その遅延のなさを体感していただきたいです」

(ドローンを使ったリモートロボット操作の実演、タイムラグのない操作などを実演)

「ネットさえ繋がっていれば操作できます。

導入していただいているのは、建築現場や製造業の工場ですね。ベルトコンベアなども同じような電気信号を送ってあげれば制御できます。一番取り入れられているのは重機ですね。

建設機械やショベルカーなどパワーフレームといった重機など、低遅延で操作いただくことができます。既製品に組み込むこともできます」

◆   ◆   ◆   ◆   ◆

どの企業も磨き抜いたプロダクトを展示し、来場者に向けて熱い説明と実演を繰り広げた。審査の基準がわからなくなるくらいの多様なプロダクトが並び、カタパルトとはまた異なる入賞結果となった。

【速報】「デザイン & イノベーション アワード」のグランプリは、干ばつに悩まされる生産者を救い、真に持続可能な農業を実現する「EF Polymer」(ICC KYOTO 2023)

いままでにない着眼点や、デザインの新規性、プロダクトの革新性など、デザイン&イノベーションアワードはさまざまな視点のプロダクトやサービスがエントリー可能だ。会場での交流会も、異業種ながら紹介を行い、質疑応答で和気あいあいとした雰囲気だった。

交流会でHarvestXの解説に聞き入るデザイン&イノベーションアワードの出展者たち

そういう意味では、最も自分が想定しない出会いやイノベーションが生まれる可能性がある場である。次回もそんな期待を胸に、ぜひ会場へお越しいただきたい。

編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/戸田 秀成

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