【新】歴戦の起業家たちが語る「俺たちのHARD THINGS」【C16-1 #1】 – INDUSTRY CO-CREATION(ICC)

【新】歴戦の起業家たちが語る「俺たちのHARD THINGS」【C16-1 #1】

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これまでに配信した、経営に関する議論を総特集いたします。今回は、ICC Connection 2016 から、「俺たちのHARD THINGS」を15回に再編集してお届けします。15回シリーズ(その1)は、クラウドワークス吉田さんがドリコム役員を解任された「HARD THINGS」をお話し頂きました。壇上で数奇なご縁も発覚しました。是非御覧ください。

ICCカンファレンスは新産業のトップリーダー160名以上が登壇する日本最大級の招待制カンファレンスです。次回 ICCカンファレンス KYOTO 2017は2017年9月5〜7日 京都市での開催を予定しております。参加者の募集を開始しました。

「俺たちのHARD THINGS」の配信済み記事一覧

小林雅 氏(以下、小林) おはようございます。みなさん、今日は来てよかったと思えるようなセッションにしたいと思いますのでよろしくお願い致します。

登壇者3名の方にそれぞれ3つの「HARD THINGS」を回答頂きました。

さっそく「俺たちのHARD THINGS」を一緒に見ていきましょう。

まずは吉田さんから、簡単に自己紹介いただいて「HARD THINGS」の一つ目をお願い致します。

吉田浩一郎 氏(以下、吉田) 株式会社クラウドワークスの吉田です。本日はよろしくお願い致します。

吉田 浩一郎
株式会社クラウドワークス 代表取締役社長 CEO
 
1974年兵庫県神戸市生まれ。東京学芸大学卒業後、パイオニアなどを経て、ドリコム執行役員としてマザーズ上場を経験した後に独立。2011年11月に株式会社クラウドワークスを創業。翌年3月にサービスを開始したクラウドソーシングサービス『クラウドワークス』を展開。2014年12月東証マザーズ上場。2016年6月現在、登録会員は97万人、利用企業は上場企業をはじめとして13万社にのぼる。2015年には、経済産業省 第1回「日本ベンチャー大賞」審査委員会特別賞を受賞、グッドデザイン・未来づくりデザイン賞受賞。2016年には、一般社団法人新経済連盟理事に就任。2016年には、一般社団法人新経済連盟理事に就任。著書に『クラウドワーキングで稼ぐ! ―時間と場所にとらわれない新しい働き方(日経新聞出版社)』『クラウドソーシングでビジネスはこう変わる(ダイヤモンド社)』などがある。

吉田 私は、29歳でドリコム役員に転職する、というチャレンジを致しました。

そして、ドリコムが上場した後に独立をします。

ただ、この独立一回目は失敗してしまいまして、独立二回目がクラウドワークスでした。これは、上場をしました。

ドリコム在籍時に経験したHARD THINGS

吉田 さて、私がドリコムにいた時は、WEB2.0バブルという時期でした。ドリコムの上場時には、時価総額が1,200億円くらいついたという、少し異常な熱狂の中にありました。

しかし、学生起業家の集団だったので、全員で上場を目指し、上場後のことについて考えている経営陣が誰もいませんでした。そのため、上場後、燃え尽きたような具合になってしまいました。

ですから、これから上場を考えている方は、役員の1人を「上場後担当」に就任させると良いと思います。クラウドワークスの上場のときには、役員1名をその担当にしました。

ドリコムの時は、全員で上場のことを考えて、上場後のことを考える人がいなかったので、そこから会社が傾いてしまった。

吉田 当時、私自身も結構ストレッチして営業目標・売上を出していたので、取引のトラブル、マネジメントのトラブルなどが頻出して、上場後すぐに役員を解任されてしまいました。

今は内藤さんと笑って話をしていますが、当時は「俺が売上を作って上場したのに」という自負もあり、内藤さんのことを憎んだりもしました。

また、会社の方はそれどころではなく、社内でどんどん悪口や噂話も横行して、業績が悪化して、リストラをしなくてはならなくなった。

そして、これが一番辛かったのですが、新卒の内定取り消しということもやりました。2007年の時に、2008年4月入社で自分たちが面接をして採用していた子たちを、「業績が悪化したので、採用できなくなった」というわけです。

当然、採用予定の人が入社を決めた後に、内定を取り消している。ですから、電話は鳴り続けましたし、その電話にもなかなか出られない。

それくらい追い詰められました。これが当時の「HARD THINGS」です。

役員解任、新卒内定取り消し、、、胃に穴が開く

小林 その新卒内定の取り消しは、かなり辛かったでしょう。

吉田 そうですね。自分自身が役員を解任になったのもそうですし、新卒の人たちの人生を狂わせたという感覚もありました。

それから、自分の中でまだ言い訳がありました。それは自分が社長ではなかったということです。

つまり、自分が社長であれば何とか変わるのではないかという気持ちがあったのです。

本当に、当時は役員全員がお互いを信用できないというような状況だったので、胃炎になって、胃潰瘍で穴が開くというところまで行きました。

小林 田中 弦さんは同じような経験はありますでしょうか?

田中弦 氏(以下、田中) 経験ではないのですが、その時のドリコム内定者で、ネットエイジ(当時)も内定をしていた子がいます。

そして、その子が今Fringe81の人事の新卒採用責任者です。

田中 弦
Fringe81株式会社
代表取締役
 
1999年にソフトバンク株式会社のインターネット部門採用第一期生としてインターネット産業に関わるようになる。新卒2日目からブロードキャスト・コム(現Yahoo!動画)の立ち上げに参加。その後半年でソフトバンクを退社し、ネットイヤーグループ創業に参加。2005年ネットエイジグループ(現UNITED)執行役員。モバイル広告代理店事業の立ち上げにかかわる。2005年Fringe81社創業後、様々な事業の立ち上げを行う。2013年3月マネジメントバイアウトにより独立。

吉田 え!ちょっと後で名前を教えてください。

田中 ええ。ですから、そうやって巡り巡ってということはあるのですね。おそらくこの子は2つ内定していたのでしょう。

それが巡り巡ってこうなったのですから。面白いですね。

(続)

編集チーム:小林 雅/榎戸 貴史/戸田 秀成/石川 翔太

続きは 社長以外の経験がない起業家は社員の気持ちを理解できない? をご覧ください。

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【編集部コメント】

続編(その2)では、学生起業からずっと経営者だったナイル高橋さんに、社員とのコミュニケーションについてお話いただきました。また、クラウドワークス吉田さんのドリコム役員の解任で学んだことにも注目です。是非ご期待ください。他にも多く記事がございますので、TOPページからぜひご覧ください。

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