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ICC KYOTO 2022 D2C & サブスク カタパルトに登壇いただき、2位に入賞した、伊良コーラ(GRAND GIFT) コーラ小林(小林 隆英)さんのプレゼンテーション動画【天然素材のオリジナルレシピで「コカ・ペプシ・イヨシ」を目指す「伊良コーラ(いよしコーラ)」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット FUKUOKA 2023は、2023年2月13日〜2月16日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。
本セッションのオフィシャルサポーターはプレイドです。
▶【速報】保育施設向けおむつサブスクで手ぶら登園を実現!「BABYJOB」がD2C&サブスク カタパルト優勝!(ICC KYOTO 2022)
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【登壇者情報】
2022年9月5〜8日開催
ICC KYOTO 2022
Session 12A
D2C & サブスク カタパルト
Sponsored by プレイド
コーラ小林(小林 隆英)
伊良コーラ(株式会社GRAND GIFT)
代表(代表取締役)
「コカ・ペプシ・イヨシへ!」を掲げる、世界初のクラフトコーラメーカー「伊良コーラ(いよしコーラ)」の代表。クラフトコーラ発祥人、コーラ職人、コーラマニア、コーラの実ハンター、株式会社GRAND GIFT代表取締役と、いくつもの肩書きを持つ。和漢方職人「伊東良太郎」を祖父に持つ。東京学芸大学附属高校、北海道大学農学部、東京大学大学院生命科学研究科卒業後、大手企業(ADK)に勤務しながら、大好きなコーラ作りの探求を進め、2018年7月に世界初のクラフトコーラ専門メーカー「伊良コーラ(いよしコーラ)」を立ち上げた。
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コーラ小林(小林 隆英)さん 伊良コーラ代表のコーラ小林と申します。
私は4年前の2018年に、世界初のクラフトコーラメーカー「伊良コーラ」を立ち上げて事業を行っています。
さて、皆様のお手元にある伊良コーラの一番美味しい飲み方を紹介させてください。
このように、1分間コーラを逆さまにしてください。
その間に、自己紹介がてら、私の動画をご覧ください。
(動画内音声)元々私がコーラをすごい好きで、結構世界中とかを回って、コーラを飲み歩いてですね
コーラマニアでした。
(動画内音声)コカ・コーラ社のオリジナルレシピっていうのを、ある日見つけたんです。で、そのレシピに基づいてちょっと作りたいなと思って、なんか作り始めたっていうのが一番初めのきっかけです
趣味としてコーラを作っていました。
(動画内音声)私の祖父が漢方薬の職人をやっていて、漢方薬を刻んだり混ぜ合わせたりするところは結構手伝っていました。ガーナとかコートジボワールとかの西アフリカ原産のコーラの実っていうのがまずあって
お配りしたものですね。
(動画内音声)それと柑橘類、例えばレモンとかオレンジとかライムとか、15種類以上のスパイスを全部を混ぜ合わせて、それを一緒に煮詰めて作っているのがコーラのシロップの原液なんです
では、1分間経ちましたので、コーラをお飲みください。
泡が吹き出しやすいので、ゆっくり開けてください。
飲んでいただきながら、改めて素材へのこだわりについて紹介させていただきます。
現地に赴き自身で確認するコーラの実
こちらがコーラの実です。
実際に私がガーナへ行き、集積所や市場を巡りながら、自分の目で確かめて使っています。
祖父から引き継いだ漢方の技術で完成したシロップ
そして、製法へのこだわりです。
たまたま見つけたコーラのレシピで、自宅のアパートのキッチンで、趣味として試行錯誤しながら2年半の間作り続けました。
最終的には祖父から引き継いだ漢方の技術を使うことで、伊良コーラのシロップが生まれました。
ちなみにコーラを開発したジョン・ペンバートン博士は、実は漢方を学んでいて、私の祖父が漢方薬職人だったことに運命的なものを感じました。
▶薬剤師ジョン・S・ペンバートン博士ってどんな人ですか?(Coca-Cola Japan)
「伊良」という名前も、私の祖父の名前(伊東 良太郎)からとっています。
▶物語 / Story(伊良コーラ)
フードトラックから始まった伊良コーラの歩み
先ほど見ていただいた動画は、今から4年前のものです。
4年間で様々なことがありました。
2018年は始まりの年です。
同僚にシロップを飲ませたところ、売ってほしいと言われて、すぐにフードトラックを作ってファーマーズマーケットでコーラの販売をし始めました。
当時は「クラフトコーラ」という存在自体が世の中になくて、この1台の車からクラフトコーラの歴史が始まったと言っても過言ではありません。
年末にはシロップの卸が始まって、生計を立てられる目処がついたので、脱サラして独立しました。
翌年には現在のシロップを開発し、ECサイトや伊勢丹新宿店などで販売を始めました。
春にはテレビで特集いただいたのですが、とんでもない量の発注が来て、一時受注を停止したこともありました。
2020年には工房の隣に初めての直営店をオープンします。
そして、今飲んでいただいたボトルの原型となる商品も販売されました。
しかし、昨年2021年は苦難の年でした。
渋谷に2店舗目をオープンしたものの、コロナで大苦戦を強いられます。
▶クラフトコーラ専門店「伊良(いよし)コーラ渋谷店」、4月29日(木・祝)渋谷・キャットストリートにオープン!(PR TIMES)
さらに、リソースを店舗に割かざるを得ず、メーカーとして成長できなかったため、非常に苦戦しました。
4年間で延べ100万杯を提供
この4年間、正直大変なことばかりでした。
怪しまれて名刺交換してもらえなかったことも、取引先が倒産して売上が全く入ってこなかったこともありました。
しかし、4年間で延べ100万杯のコーラを売ってきました。
この結果は、支えてくれたファンの方々のおかげだと思っています。
特に嬉しかったのは、将来「コーラやさん」になりたいというツイッターを目にした時です。
クラフトコーラがある世界というものを我々が作り出すことができたのではないかと思いました。
全国で100を超えるクラフトコーラブランドが誕生
さらに、伊良コーラに続き、現在全国で100を超えるコーラブランドが生まれて、一緒に市場を作り上げています。
大手のメーカーも参入しています。
これらの理由は、国内だけではなく海外の方にも、健康志向の方にも、とても愛されて喜ばれる新しい飲料を作り出せたからだと思っています。
今まで伊良コーラが地に足をつけて進んできたからこそ100万回の笑顔を作り出せたのではないかと思っています。
コカ、ペプシへの挑戦
今後の展開としては、あくまでも伊良コーラは、コカ、ペプシに挑戦していきます。
職人のこだわりが詰まった健康的な飲料として広げていきます。
その上で大事なのが、缶の商品にすることです。
現状よりもリーズナブルな値段にして、全国に広めていきます。
缶入り商品開発に大きな壁
しかし、そこには大きな壁がありました。
缶を作る上で、シロップは自社で作り、ボトリングはボトラーで行うという仕組みですが、ボトラーに断られ続けました。
というのも、伊良コーラは全て天然の素材からできているため、製造ラインに香りが移ったり、充填が難しいということがあったりしたためです。
50社以上に断られ続け、やっと1社とパートナー契約を結ぶことができました。
身近な場所に伊良コーラのような飲料がなかったことも、このようなことが原因だと思っています。
コンビニ大手と提携。グローバルにも展開
そして今、コンビニ大手のところと商談をして、来年の春に大きく展開することを目指しています。
さらに国内だけではなく、大きく成長するグローバルも今後狙っていきたいと思っています。
輸送に有利な缶の商品だからこそ、国内だけではなくグローバルで大きく勝負できると考えています。
そして2024年には業務委託も含め、2028年には全世界で130億円の売上を目指していきます。
言葉にし続けてきた夢
最後に、私には夢があります。
それは「コカ・ペプシ・イヨシ」にするということです。
「コーラは手作りできない」「体に悪い」「アメリカのものだ」
そんな常識を私は壊していきたいです。
日本発のコーラで壊していきたいです。
実は創業当初から私は「コカ・ペプシ・イヨシ」にすると言い続けてきましたが、その度にいつも笑われてバカにされてきました。
ですが、その目標は少しずつ近づいていると思っています。
この場所に立たせていただいていることこそが、その証明だと思っています。
ICCに集う皆さんのお力をお借りすれば、この夢の実現は決して不可能ではないと思っています。
どうか皆さんのお力をお借しください。
応援よろしくお願いします。
ありがとうございました。
(終)
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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/正能 由佳/戸田 秀成/小林 弘美