vKirirom(ヴィ・キリロム)は、カンボジアに"学びとイノベーションの街"を創出し、ユニコーン企業をめざす(ICC KYOTO 2018)【文字起こし版】 | 【ICC】INDUSTRY CO-CREATION

vKirirom(ヴィ・キリロム)は、カンボジアに“学びとイノベーションの街”を創出し、ユニコーン企業をめざす(ICC KYOTO 2018)【文字起こし版】

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ICCサミット KYOTO 2018 カタパルト・グランプリに登壇した、vKiriromの猪塚 武さんの【vKirirom(ヴィ・キリロム)は、カンボジアに“学びとイノベーションの街”を創出し、ユニコーン企業をめざす】プレゼンテーションの文字起こし記事をぜひご覧ください。

▶ICCパートナーズではコンテンツ編集チームメンバー(インターン)の募集をすることになりました。もし興味がございましたら採用ページをご覧ください。

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢800名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。次回 ICCサミット FUKUOKA 2019は2019年2月18日〜21日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。

ICCサミット KYOTO 2018のプラチナ・スポンサーとして、AGSコンサルティング様に本セッションをスポンサー頂きました。


【登壇者情報】
2018年9月4日〜6日開催
ICCサミット KYOTO 2018
Session 6A
CATAPULT GRAND PRIX (カタパルト・グランプリ)- 強者が勢揃い –
Sponsored by AGSコンサルティング

(プレゼンター)
猪塚 武
vKirirom Japan 株式会社
代表取締役社長

vKirirom Japan株式会社 代表取締役社長/ vKirirom Pte., Ltd. CEO /キリロム工科大学学長。1967年、香川県出身。早稲田大学理工学部物理学科、東京工業大学大学院理工学研究科修了。アクセンチュアを経て1998年に株式会社デジタルフォレストを設立。会社を売却後、2010年に日本を離れ、4年間のシンガポール生活を経て、2014年よりプノンペンに移住。同年、キリロム工科大学を中心とした約1万haの広さの「vキリロムネイチャーシティ」を設立。世界的な起業家組織EO(Entrepreneurs’Organization)の日本支部会長・カンボジア支部会長・アジア理事を務める。2018年4月1日より日本人起業家のグローバルネットワークである一般社団法人WAOJE 代表理事。東京ニュービジネス協議会から2016年国際アントレプレナー賞 最優秀賞受賞。「楽天テクノロジー & イノベーションアワード2018」にて「楽天エンパワーメント賞」を受賞。vKirirom Pte., Ltd.は「デロイト 2017年 アジア太平洋地域テクノロジー Fast 500」で28位を獲得(日本・アセアン地域内1位)。

「ICC KYOTO 2018 カタパルト・グランプリ」の配信済み記事一覧


猪塚 武氏(以下、猪塚氏) 皆さんおはようございます、vKiriromの猪塚です。

前回2位だった ICC FUKUOKA 2018では、キリロム工科大学の話を中心にさせていただきましたが、今回は全体像をお話しします。

▶参考:vKirirom(ヴィ・キリロム)はカンボジアに学園都市を創り、次世代のIT人材を育成する(ICC FUKUOKA 2018)

学びとイノベーションの街「 vKirirom Nature City CAMBODIA」です。

よろしくお願いいたします。

エコツーリズム×キャンパスタウンでイノベーションの集積地に

これはカンボジアで流れているキリロム工科大学のTVCM(※)です。

▶編集注:上記動画では日本語字幕が入っております。

学費・生活費無料で、倍率25倍の難関校。英語でITを教える全寮制の大学。

最先端ITを5,000時間のインターンシップで学び、学生はハッカソンで6連勝中です。

今年は日本人学生16人が入学しました。

優秀な学生を採用したい企業と、アジアの若者にとってのスクール、それがキリロム工科大学です。

我々の大学は寄付や助成金に頼らず、学費と生活費の支援をするビジネスモデルですが、米国スタンフォード大学を参考にしています。

我々はカンボジアにシリコンバレーを作るユニコーン企業を目指しています。

さらに、我々の強みはエコツーリズムです。

良いキャンパスタウンは世界中にたくさんありますが、エコツーリズムとキャンパスタウンがハイブリッドになったものは世界で珍しいですよね。

そこに我々の競争力があります。

我々は2014年、エコツーリズムをコンセプトにしたリゾート事業をスタートし、2017年には13,000人の滞在を実現しました。

リゾートといえば海だったカンボジアに、山のリゾートの概念を浸透させ、Facebookで120万「いいね」を獲得。

2018年、カンボジア政府から「エコツーリズムアワード」を受賞しました。

さらに我々はエコツーリズム × キャンパスタウンを進化させ、GoogleやインドのInfosys Campus、フランスのStation F、世界に展開するWeWorkのもつイノベーションの仕組みを取り入れました。

2038年に年間売上高1,500億円を目指す

そして世界一の場所を目指しています。

vKirirom Nature Cityの最終的な規模は、学生数3万人、居住者数10万です。

20年後の2038年の売上は1,500億円を目指しています。

それぞれの事業の売上は次の表の通りです。

2012年にスタートした開発は既に6年経過し、キリロム工科大学も、学びとイノベーションの街づくりも着々と進んでいます。

2018年上半期の売上は倍増となり、下半期の黒字化を目指している段階です。

上のスライドは学びとイノベーションの街の開発規模ですが、開発許可面積は約1万ヘクタール、東京山手線の内側の1.5倍あります。

開発認可額は1,400億円とカンボジアのイオンモールの8個分に相当します。

大半が完成するまでの期間は約20年間を予定しています。

キリロムの人口が増えていく、5つの魅力とは?

それを実現する戦略についてご紹介します。

キリロムは大きな街ですが、我々は独占企業であるため利益率が確保されています。

我々の競合は他の都市で、どのようにキリロムに引っ越してもらうかが鍵です。

よって成功のKPIは人口と資金調達です。

それではなぜ、人口が増えるのでしょうか?

1つめはキリロム工科大学のカンボジアでの競争力です。

今後、この競争力がアジア諸国に波及していくでしょう。

2つめに大学の卒業生がつくるIT企業が、カンボジアで最も給料水準が高い企業になるということ。

3つめは子どもに、安くて良い教育を与えられる教育の街であるということ。

4つめに空気が綺麗で、安全で楽しいリゾートの街であるということ。

最後に、子どもたちに囲まれて老後を過ごす最適な場所であるということです。

それがキリロムの人口増を支えるのです。

株式と不動産のクラウドファンディングで資金調達

資金調達に向けた戦略は、株式と不動産のクラウドファンディングで、クラウド(出資)×クラウド(学生寮)と呼んでいます。

株式による資金調達は、これまでエンジェル投資家40人から10億円以上を調達しました。

しかし日本とは違います。

銀行借り入れゼロ、ベンチャーキャピタルの投資ゼロ、大企業からの投資もゼロでやっています。

vKiriromは資金調達の五重苦とよく言われます。

カンボジアでやっていること、リゾートであること、不動産が絡んでいること、儲からない教育をやっていること、そして全て合体したホールディングカンパニーに投資をお願いしていることです。

これが投資の障害になっています。

ですが、我々のエンジェル投資家は一流の方ばかりです。

「自分の会社ではできないけど、私はやりたい」というのが、エンジェル投資家のご意見です。

不動産による資金調達については、これまでに学生寮オーナー40人に2億円以上の販売をしています。

しかし、こうして個人のオーナーに投資をお願いしているのは不動産投資の専門家がとても少ないからです。

こちらも三重苦と呼ばれていて、「登記簿がない」「流通市場がまだない」「都市部の物件ではない」という状態です。

一方で、安定したキャッシュフローと安心な物件管理体制があるので、一般の新興国の不動産とは違った特徴を持った商品に仕上がっています。

では我々への投資が危ないかというと、そうとは言えません。

我々はGAFA(Google, Apple, Facebook, Amazon)とブラックスワン対策に、当初から徹底して取り組んでいます。

我々のプロジェクトは、新興国で、土地や教育が絡んでいて、先端ITに取り組んでいて米ドル取引です。

よってインフレ・通貨危機・日本/中国リスク・GAFAと将来競合にならないように対策しています。

これはある意味安心と言えますよね。

監査も徹底しており、デロイトのTechnology Fast 500™ Asia Pasificでは、3年間成長率が日本・ASEANの中で1位を獲得しました。

vKirirom Nature Cityは、自然を守りながら新たな産業を生み出す

vKirirom Nature Cityとは、学びとイノベーションを通じて社会問題のない街を作る試みです。

そのようなコンセプトを、自然と国連のSDGsに沿った実験都市として実現しています。

自然を守りながら新しい産業を生み出していく。

この動画は森の中で、木を切らず、図書館とカフェを建てたものです。

この建物は我々の開発ポリシーを示しています。

何もないところに大学をつくり、工場ではなく環境に優しいIT産業の集積地を作る。

そして生み出すものの間に、価値の連鎖が起こります。

まさに世界中の多様な人々が共に暮らしながら、新しいものを生み出し続ける場所です。

我々は新興国から、世界の最先端をつくっていきます。

vKirirom Nature City、皆さん応援よろしくお願いいたします。

(終)

実際のプレゼンテーション動画もぜひご覧ください。

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編集チーム:小林 雅/本田 隼輝/尾形 佳靖/戸田 秀成/KYOU MARKETING

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ICCパートナーズ(ICC Partners Inc.)は産業を共に創る経営者・経営幹部のためのコミュニティ型カンファレンス「Industry Co-Creation サミット/ICCサミット」の企画・運営および新規事業創出・アライアンスなどのアドバイザー業務を行っています。