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ICC FUKUOKA 2023 スタートアップ・カタパルトに登壇いただき4位に入賞した、MagicPod伊藤 望さんのプレゼンテーション動画【ソフトウェアテストの自動化で、エンジニアの生産性と創造性を高める「MagicPod」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください！
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。次回ICCサミット KYOTO 2023は、2023年9月4日〜 9月7日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。
本セッションのオフィシャルサポーターはノバセルです。
▶【速報】ゲノム編集技術による水産業革命で、世界の“タンパク質危機”を解決する「リージョナルフィッシュ」がスタートアップ・カタパルト優勝！（ICC FUKUOKA 2023）
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【登壇者情報】
2023年2月13〜16日開催
ICC FUKUOKA 2023
Session 1A
ICCサミット FUKUOKA 2023 1A STARTUP CATAPULT スタートアップの登竜門
Sponsored by ノバセル
伊藤 望
株式会社MagicPod
CEO
HP | STARTUP DB
京都大学大学院情報学研究科を修了後、株式会社ワークスアプリケーションズ入社、自動テストツール開発で社長賞を受賞するなど活躍。その後独立しMagicPodを設立。「日本Seleniumユーザーコミュニティ」設立、「Selenium実践入門」執筆、 国際カンファレンス「SeleniumConf」日本初開催など、長年テスト自動化の普及に努めてきた、日本におけるテスト自動化の第一人者。「楽天テクノロジー&イノベーションアワード2019」受賞。
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伊藤 望さん 皆さん、おはようございます。
トップバッターの、MagicPodの伊藤と申します。
私は17年、エンジニア一筋で働いてきました。
そんな私から、手作業のソフトウェアテストからエンジニアを解放する「MagicPod」を紹介します。
絶望的に苦痛だった品質チェック作業
最初に、私の経験をお話しします。
私は新卒で、エンジニアとしてIT企業に入社しました。
そこで絶望的に苦痛だったのが、品質チェックの作業、テストです。
ウェブサイトを開発した後、大量の項目をひたすら打ち込み、動作確認、それを何十パターンも繰り返し、それが毎月続く。
この繰り返しに、膨大な時間を使っていました。
単調で苦痛なので、やる気はどんどん下がります。
「エンジニアになったはずが、なぜこんな作業をしているのだろう」
そう思っていました。
それは解決すべき経営課題
会場にいる経営者の皆さん、投資家の皆さん。
皆さんの会社、皆さんの投資先の会社で、やっと採用したエンジニアは、この繰り返しテストでモチベーションが低下し、離職につながっていないでしょうか？
さらに、このテストにかかる時間は、なんと開発全体の30%にもなります。
高い給料のエンジニアの時間の30%が、この繰り返し作業に使われているのです。
非常にもったいないことではないでしょうか？
この問題は、解決すべき経営課題ではないでしょうか。
ノーコードで自動化できる「MagicPod」を紹介
MagicPodなら、解決できます。
MagicPodは、エンジニアのモチベーションと時間を奪うテストを、簡単に、ノーコードで自動化できるサービスです。
ウェブサイトのテストを自動化するところを、動画でご紹介します。
まずテストしたいURLのページを指定して開き、解析ボタンをクリック。
すると、テストしたい項目をクリックするだけで、テストの手順がどんどん作られていきます。
最後に、画面に入力したい情報を入れれば、これだけで手順の自動化は完了。
新規リリースの前には、実行ボタンを押してテストを開始しましょう。
今回のバージョンアップに問題がないか、自動で確認してくれます。
問題があれば、テスト結果レポートで通知します。
モバイルアプリのテストも、同じように自動化。
項目を選び、入力したい情報を入れれば、手順の自動化は完了です。
あとは実行ボタンを押すだけで、テストが自動で実行されます。
エンジニアを楽にする6つの機能
機能も豊富です。
今日は6個の機能を紹介します。
確認する組み合わせが多い時も、Excelでパターンを組んで、全パターンを自動実行。
テストは何回でも繰り返せるので、繰り返しテストの課題も解決。
画面のデザインが壊れていたら、自動で検知。
スライド16.JPG
ログインの際の、メール認証、2段階認証も自動化。
モバイルアプリの複雑な操作も、バッチリです。
ページをどんどん送るスワイプ、
地図を2本の指で拡大縮小、
端末の回転なども可能です。
作ったテストはAIがメンテナンスするので、運用も簡単です。
料金プランは月額約4万円から
これらの点が支持され、多くの企業に導入いただいています。
MagicPodがこれまで実行したテストは、なんと8,000,000回以上。
膨大な量のテストで、たくさんの日本企業のサービス品質を支えています。
これだけのことができて、価格は月々約4万円から。
▶MagicPodの料金プラン（MagicPod）。
ユーザーの評価も非常に高く、ユーザー自身がブログやイベントで紹介してくれ、口コミがどんどん広がっています。
海外ソフトウェアテスト市場でユニコーン企業が誕生
そしてこのソフトウェアテストは、実は今、とても熱い領域です。
ソフトウェアテストの国内市場は7兆円、そのほとんどが未だ手作業です。
このテストを手作業で請け負って、何百億円もの売上規模に成長した会社はたくさんあります。
MagicPodなら、テストの自動化で、この市場を丸ごとひっくり返せます。
グローバルとなると、市場規模は146兆円で、数百億円クラスの大型買収が次々起きています。
ユニコーン企業も生まれています。
皆さん、ご存知だったでしょうか。
世界中の投資家が注目している領域なのです。
高い技術力を要するノーコードモバイルにも実績
このマーケットにおいて、MagicPodの強みは2つあります。
1つ目が、MagicPodは、業界トップクラスのエンジニア集団です。
エンジニアコミュニティのリーダー、書籍の著者、AI研究者といった人材がゴロゴロいます。
2つ目の強みは、モバイルです。
ノーコードモバイルの領域は世界的に難しく、世界市場でも強力なプレイヤーはいません。
しかしMagicPodは、高い技術力で、国内で実績を積み上げています。
グローバルにおいて、まずここを攻略します。
既に、社内言語を英語化、英語のネイティブスピーカーの営業のもと、海外向けマーケティングも開始しました。
テストプロセスは文化に依らないので、日本のプロダクトをそのまま展開できます。
今後は、売上の海外比率50%を目指します。
毎日でもテストを代行する強力な助っ人
最後に、MagicPodは、モチベーションと時間を奪うテストから、エンジニアを解放するだけではないのです。
テストを自動化すれば、毎日テストができます。
これまで開発の最後にテストをして、そこで気づいていた問題を、リアルタイムで検出できるのです。
こうなると、エンジニアの時間の使い方も変わります。
「改善数が1.8倍」「常にテスト担当者がいる感覚がある」「時間の使い方が変わった」、これらは全てユーザーの声です。
苦痛だったはずのテストが、エンジニアを助ける強力な武器になるのです。
エンジニアの生産性と創造性を最大限に高める
17年、エンジニアとして働いた僕が言えるのは、エンジニアが求めているのは、おしゃれなオフィスだけではないということです。
エンジニアの生産性と創造性を最大限に高める環境、それこそが優秀なエンジニアを惹きつけるのです。
MagicPodは、そのお手伝いができます。
一緒に、IT産業の新しい未来を作っていきましょう。
どうもありがとうございました。
（終）
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編集チーム：小林 雅／浅郷 浩子／小林 弘美／正能 由佳／戸田 秀成