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ICC FUKUOKA 2023 スタートアップ・カタパルトに登壇いただき、4位に入賞した、ワンインチ柴田 耕佑さんのプレゼンテーション動画【「ワンインチ」はCBD市場の創出で、緊張やストレスに苦しむ人々を救う】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。次回ICCサミット KYOTO 2023は、2023年9月4日〜 9月7日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。
本セッションのオフィシャルサポーターはノバセルです。
▶【速報】ゲノム編集技術による水産業革命で、世界の“タンパク質危機”を解決する「リージョナルフィッシュ」がスタートアップ・カタパルト優勝!(ICC FUKUOKA 2023)
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【登壇者情報】
2023年2月13〜16日開催
ICC FUKUOKA 2023
Session 1A
ICCサミット FUKUOKA 2023 1A STARTUP CATAPULT スタートアップの登竜門
Sponsored by ノバセル
柴田 耕佑
株式会社ワンインチ
代表取締役
HP | STARTUP DB
早稲田大学政治経済学部出身、在学中に推薦AO入試の塾の立ち上げ、その後ベネッセ系列の予備校にて予備校講師、その後株式会社ワンインチを起業。
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柴田 耕佑さん 株式会社ワンインチの代表取締役、柴田と申します。
審査員の方に試食で私たちのグミをお配りしたので、ぜひ、美味しく食べてください。
我々は日本CBDスタートアップ第一号で、CBDを日本の新しい産業にしたいと考えています。
▶CBDとは(ワンインチ)
眠いとき、やる気スイッチを入れたいときに連想する「カフェイン」
皆さんは、眠いときや、やる気スイッチを入れるとき、何を摂取しますか?
カフェイン摂取のためにコーヒーや、レッドブルなどのエナジードリンクを飲むのではないでしょうか。
カフェインは、やる気を出す時に想起されるものとして、皆さんの頭の中にあると思います。
ところで、カフェインの国内市場の規模はどのくらいだと思いますか?
コーヒーにも色々な製品がありますが、約3.5兆円という非常に大きな市場です。
1人あたり年間22,000円も、レッドブルやコーヒーに使っていることになります。
落ち着きたいときやリラックスしたいときに連想するものは?
逆に、落ち着きたいときやリラックスしたいときは、何を摂取しますか?
コーヒーやレッドブルのようなものが、ぱっと思い浮かびますか?
2022年は、Yakult(ヤクルト)1000、Y1000といった睡眠の質を高める機能があるといわれるドリンクがヒットし、よく見かけるようになりました。
CBDを愛用している人は?
我々はCBD企業ですが、この会場で、CBDを知っている方は手を挙げてください。
(会場で多数挙手)
ありがとうございます。
では、その中でCBDを愛用されている方はどのくらいいらっしゃいますか?
手が下がりますよね。
実はICCにはCBDの愛用者がいます、この方です。
(ICC代表の)小林さんですね。
CBD大好きということで、このグミも食べていただきました。
毎日、これを食べてから寝ていただいています。
国内のCBD認知度は10%台にとどまる
CBDは欧米では非常にポピュラーなのに、日本ではまだまだ認知度が低く、イメージが悪いという状況です。
2021年は認知率が14.1%と非常に低いですが、アメリカでは約90%です。
▶CBDの認知率は14.1%!「大麻由来で抵抗がある」というイメージが大多数。使用者からは「安眠できる」「リラックスできる」という声も【1000人アンケート調査】(PR TIMES)
市場規模も、世界で見れば、THC(テトラヒドロカンナビノール)や大麻を抜いて約7,000億円で、2030年には約2.5兆円にもなると予測されています。
▶CBD、THC、医療用大麻の解説記事:cbdとは?得られる効果と配合されている商品例|安全性・推奨量(健達ねっと)
「ジャパニーズ・グリーンラッシュ」を巻き起こしたい
ちなみに、麻に関する市場の盛り上がりのことを「グリーンラッシュ」と言います。
▶グリーンラッシュが日本の大麻文化から学ぶものとは(EIS Insight)
これを覚えていただきたいです。
我々は、「ジャパニーズ・グリーンラッシュ」を巻き起こしたいと考えています。
つまり、やる気やエナジーや元気を出したいときにはカフェインを連想するように、落ち着きたいときやリラックスしたいときはCBDが想起されるような状況を巻き起こしたいと思っています。
持病に対しCBDの効果を実感
なぜ、私はそのような気持ちになっているのか。
私はもともと幼少期から、このカタパルトのようなストレスのかかる状況になると、ストレス性の腹痛を起こしてしまう、過敏性大腸症候群を患っています。
野球の試合前、デート前、試験前など、本領を発揮するのがなかなか難しい状況でした。
私の母親は医師ですが、薬や漢方を色々試してもなかなか良くならなかった中、CBDを勧めてもらって使ったところ、非常に良くなりました。
それに感動し、単身でアメリカに渡り、非常に複雑な日本の法律に適法する企業と独占契約を結び、起業をしました。
CBDは、不眠やうつ・不安等に効果があると言われ、私のように苦しくて本領を発揮できない人を救いたいと思って、起業をしました。
CBDが日本でなかなか広がらない理由
なのに、CBDはなかなか流行らない。
なぜ日本で流行っていないのか、理由は大きく2つあります。
1つ目が法律上の問題、2つ目がイメージの問題です。
レピュテーションリスク(企業などの評判が悪化するリスク)や、「ダメ。ゼッタイ。」のイメージによって、なかなか市場が広がらない状況です。
現行法はどうなっているかと言うと、大麻草の成熟した茎と種のみは合法で、それ以外は違法という、部位規制がなされています。
世の中に流通しているのは、CBDといった合法の成分で、成分の中でもTHCは違法と規制されています。
つまり、世の中に出ているのは成分なのに、法律は部位によって規制されているという、複雑な状況です。
このままではCBD市場がなかなか広がりません。
CBD議員連盟創設に働きかけ
現状を打開するには、ロビイングで法律を変えるしかないと思いました。
そこで国会まで行って、CBDの議員連盟(カンナビジオールの活用を考える議員連盟、2021年6月)の創設に携わりました。
▶CBD普及へ 「突破口を開きたい」 超党派議連の事務局長 松原仁議員が語る(Wellness Daily News)
現状、国会議員70名以上が参加しています。
その中で我々はCBD事業者の代表として、プレゼンターやオブザーバーとして議員連盟に参加しています。
▶CBD議連総会にて株式会社ワンインチがCBD事業者代表として登壇(PR TIMES)
結果として、今年2023年度中の法改正が予定されています。
通常国会、もしくは次の臨時国会で法改正される予定です。
そこまで持っていくことができました。
▶【CBD市場】法改正でCBD流通増加へ/秋の臨時国会で成立が有力(2023年2月9日号)(日流ウェブ)
これまでの部位規制から成分規制になり、大麻を医薬品として使えるようになりますし、国内の栽培に関しても、許可制になりますが緩和されます。
それ以外にも、新法に関わるガイドラインを提案しており、法改正以降、2024年には約650億円、ポテンシャルまで入れると数兆円にまで発展するだろうという見解を、矢野経済研究所が出しています。
▶CBD製品市場に関する調査を実施(2022年)(矢野経済研究所)
法改正に伴い国内サプライチェーンを構築
その大きくなっていく市場の中で、我々が勝つための3つの戦略を今回、発表させていただきます。
1つ目がサプライチェーンの構築、2つ目が大企業とのコラボレーション、3つ目が基礎研究です。
我々は、これで勝ちます。
1つ目、サプライチェーンの構築です。
これまでは原料を海外に頼るしかなかったので、クオリティコントロールも難しく、価格も1kg 100万円と非常に高かったのです。
海外で栽培、抽出を行っていたものを、法改正後は国内で栽培から抽出までできるようになります。
まさに、メイドインジャパンの大麻が世界に進出する機会が今後できるのです。
大企業とのコラボ商品で安心感アップ
2つ目は、大企業とのコラボレーションです。
皆さん、CBDは聞いたことがあるけれど、安心か分からないので使っていないという人が多いのではないでしょうか。
市場が広がらないのは、どう安心か分からないからなので、大企業とのコラボレーションが重要だと考えています。
例えば我々は、ともコーラや、色々なサプリメントを作っていますが、今回皆さんもご存じのUHA味覚糖とのコラボレーションで、グミを作りました。
▶日本初、CBDコーラ飲料がRTDで誕生!(PR TIMES)
皆さんのお手元にあるものですね。
Makuakeで500万円以上を集めましたが、CBDカテゴリにおいては、これまでにない規模である、1,200人以上のサポーターを得ることができました。
▶あの「グミのプロ」と共同開発!初心者でも楽しめる、味と食感にこだわったCBDグミ(Makuake)
摂取量の目安は1日2粒ですが、皆さん、ぜひ食べてみてください。
会場の皆さんも、出入口に、1粒ずつ個包装になったものをご用意していますので、お帰りの際に持って帰ってください。
それで皆さんが今夜、よく眠れるようになれば嬉しいです。
UHA味覚糖以外にも、大企業とのR&Dを複数実施しており、それによってコンビニやドラッグストアでCBDが手に入る世の中になっていきます。
早稲田大学・東京女子医科大学連携のTWInsで基礎研究
3つ目が、基礎研究です。
我々は、早稲田大学と東京女子医科大学のTWIns(先端生命医科センター)の野崎 千尋教授との共同研究で、機能性表示食品の取得や基礎研究をしていきます。
既に臨床研究も行っており、ジャーナルにも掲載されています。
これが我々の、3つの戦略です。
2023年はワンインチの勝負の年!
2023年は、私がCBDを知ってから10年目ですが、法改正の歴史的な年です。
ジャパニーズグリーンラッシュは既に起き始めています。
その覇者となるため、投資家の方、ぜひ、お力添えをお願いします。
CBD企業への投資はなかなか難しいかもしれませんが、ぜひ、助けてください。
審査員の皆さん、2023年という法改正の年にICCで入賞することに、価値と意味があると思っています。
投票に悩んでいる際は、ぜひ、我々に一票をお願いします。
ありがとうございました。
(終)
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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/小林 弘美/正能 由佳/戸田 秀成