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7. これから10年過ごしたい仲間は、どんな人ですか?

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ICC FUKUOKA 2023のセッション「大人の教養シリーズ 人間を理解するとは何か? (シーズン9)」、全9回の⑦は、北川 拓也さんが一緒に登壇している皆さんに「人の本質が出る」質問を投げかけます。なぜ前の会社を辞めたのか、長い付き合いの人にどんな人だと言われるか、これから10年過ごしたい仲間はどんな人なのか。あなたならどう答えますか? ぜひご覧ください!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。次回ICCサミット KYOTO 2023は、2023年9月4日〜 9月7日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください

本セッションのオフィシャルサポーターは ノバセル です。


【登壇者情報】
2023年2月13〜16日開催
ICC FUKUOKA 2023
Session 2F
大人の教養シリーズ 人間を理解するとは何か? (シーズン9)

Supported by ノバセル

「大人の教養シリーズ 人間を理解するとは何か? (シーズン9)」の配信済み記事一覧


中村さん、どうして前の会社を辞めたんですか?

北川 やっぱり自分を理解するということは、この絵のことだなと。

引用:Paul Gauguin, Where Do We Come From? What Are We? Where Are We Going? (1897–98) [Painting]. MFABoston

人の孤独と虚しさと…《我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか》ポール・ゴーギャン 【西洋美術史④】(セゾンのくらし大研究)

我々はどこから来たのか、何者か、どこへいくのかを理解することがすごく大事だということで、今の話(前Part参照)は、どこから来たのかを理解できる1つの質問の項目ですね。

実は深くみんなの話を聴きたかったのですが、時間に限りがありますので、(村上)臣さん、どうでしょう?

村上 一言いただきましょうか?

北川 では中村さん、なぜ前職を辞めたんですか?

中村 いやぁ…、僕は電通という会社を辞めたのですが、「辞めた後のことは辞めないと分からないから」が、最後の理由でした。

北川 面白い。

中村 それでもう辞めました。色々悩んでも、もうしょうがないと思って、それで辞めました。

北川 これは深いですね。

さっきの話(Part.2~3参照)とつながるんですか? 五島列島とつながり直したかった?

中村 さっきの話とつながると思うのですが、僕は電通という会社が大好きで、今いろいろ言われていますが素晴らしい会社なので辞めたくなかったんですけど、妻も同郷で、妻が子どもを連れて五島に帰ってしまったのがきっかけではありました。

北川 なるほど、それは大事ですね。

本当はこうやってお互いの話を聴いて、仲を、Beingを深め合うことをやるべきなので、今日の夜、皆さんが集まったときにぜひやってください。

長い付き合いの知人には本質を見抜かれる

北川 もう1つ、我々が何者かを知るためには、すごく長い付き合いの人に「XXXって、YYYなとこあるよね」と言ってもらうのはすごく大事です。

これを僕は(石川)善樹さんからずっと、割と言ってもらって、言語化されたときに、そうだねと思っているんだけれども、結構腹落ちするというか。

中村 (頷きながら)ああ。

北川 そんなことが結構あります。

なので、以前からICCサミットに来ている僕の同級生の坂本 達夫や、澤井 周(TopoLogic)から、「北川ってこうだよね」とか、最近で言えば「北川の意思決定って直感的だよね」みたいな。

僕は理論物理をやってきたからすごいロジカルなんじゃないかとみんなから思われているのですが、実は真逆なんですよ。

井上 直感なんだ(笑)。

北川 そんなこととかを気づかされるので、ここにいる皆さんも、もう長い仲なので、そろそろ僕の本質を見抜いていただけると有難いかな。

村上 そうですね。ちょっと話したいですね。

北川 はい。(村上)臣さんが最近言われた「XXXなとこがあるよね?」で、グッときたことが何かあれば、ぜひご紹介いただきたい。

村上 ああ、僕も「意外と直感の人だよね」と言われることが最近ありますね。

北川 めちゃくちゃ戦略家のイメージがありますが。

村上 そう、なんかロジック教の教祖みたいな、ロジックロジックしているイメージがありますが、「本当はそうじゃないよね」と言われることがちらほらあって、実際そうです。

北川 はい。今のように、ぜひお互いフィードバックしていただけたらと思います。

「10年間一緒に過ごす仲間」を常に作り続けたい

北川 最後に、どこに行くのか?

これはもうそこにいる諸藤さん(REAPRAの諸藤 周平さん)に何回も言われて、僕は心に銘じていることですが、「これから20年続けられることは20年やってきたことだから、ちゃんと20年続けてきたことを思い出しなさい」と。

「それを抽象化したり何かしら考えてやらないと、絶対だめだよね」とずっと言われて、僕が安易な意思決定をしようとすると、諸藤さんから「それ、安易じゃないですか?」と一言言われるということを、この3年ぐらい続けているのですけれども。

井上 言ってみよう、今度。

北川 (笑)。同じように「10年間一緒にやれる仲間=10年間一緒に過ごした仲間」という、世知辛い話ですけれども、ちょっとあるなと思っていて、だから僕は無意味でも10年間一緒に過ごす仲間を常に作り続けます。

我々ももう3〜4年経っていますから、これからもしかしたら30年一緒に生きていく仲間なので。

村上 そうですね。

北川 これからもこのシーズンを続けていく必要性があると。

村上 そうですね(笑)。10回、20回と続けて。

北川 150回やっていきたい。

井上 100を超えてね。

井上さん、10年過ごしたい仲間は?

北川 浄さんは会社を作られているし、丸(幸弘)さんとは長く過ごされていると思うのですが、あえて今振り返って、これから10年過ごしたい仲間はどんな人なのか、教えていただきたい。

井上 僕は会社を作ったときからそうですが、「未来の仲間たち」です。

リバネスという会社は日本で初めて出前実験教室を中高生向けに始めた会社で、研究の面白さをずっと伝えに行っていて、そこで「10年後、一緒に研究しようね」とずっと言っていたんですよ。

北川 ああ、やっぱり言っていたんだ。

井上 今もやっています。

今、のべ20万人ぐらいに実験教室がお届けできている中で、大学卒業後にリバネスに入社する子もいれば、大学の先生になって一緒に研究する子もいるし、ベンチャーを立てて一緒に仕事をする子たちもいます。

これをもっと広げたいし、みんなでさっき言っていた、例えば、地球のために何ができるかというのを僕が「こんなの一緒にやる人?」って言ったら、もうそこら中で「はーい!」と言ってくれる世界を創っていきたいなって。

北川 でき始めていますよね?

井上 でき始めています。

北川 僕は見ていて、結構リバネスのビジョンは実現しているなと思って。

井上 そうなんです。だから10年過ごしたい仲間は、10年後一緒にやる仲間たちなので、中高生への講演や実験教室は絶対やめないですし、もうこれが原点で、ずっとやり続けています。

北川 丸さんや(井上)浄さんは、僕がディープテックのバックグラウンドがあるので、ずっと声をかけてくれているんですよ。

僕はリバネスになんの貢献もしたことがなくて(笑)。

井上 そろそろやろう(笑)。

北川 全く何の文句も言わずに声をかけてくれるのが丸さんと浄さんというイメージがあるので、面倒見の良さが。

井上 いやあ、面倒見なのかなあ?(笑) いや、面白そう。

村上 一緒に研究したりして、浄さん(笑)。

北川 有難いです。だからちょっと浄さんに聞きたかった。

井上 ありがとうございます。

北川 こういうことをぜひ今日の夜、皆さんで話すといいんじゃないかなと思います。

村上 そうですね、せっかくのICCサミットなので、ぜひ会食のときなどに話してみてください。

ありがとうございます。

(続)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/小林 弘美/戸田 秀成

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