「昨夜しっかり眠れた?よし、報酬!」オリジナル・ウェディングの先駆け、CRAZYの"クレイジー"な睡眠報酬制度 | 【ICC】INDUSTRY CO-CREATION

4.「昨夜しっかり眠れた?よし、報酬!」オリジナル・ウェディングの先駆け、CRAZYの“クレイジー”な睡眠報酬制度

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「組織のWell-beingとは何か?」9回シリーズ(その4)では、“CRAZY WEDDING”を手掛けるCRAZY 森山和彦さんが、同社のユニークな福利厚生制度を解説します。しっかり眠れた社員には報酬が与えられるというCRAZY。皆さんは昨晩、6時間以上眠れましたか? ぜひご覧ください!

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ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢900名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。次回ICCサミット FUKUOKA 2020は、2020年2月17日〜20日 福岡市での開催を予定しております。参加登録などは公式ページをご覧ください。

本ッションは、ICCサミット FUKUOKA 2019 プラチナ・スポンサーのネオキャリア様にサポート頂きました。


【登壇者情報】
2019年2月19-21日
ICCサミット FUKUOKA 2019
Session 6F
組織のWell-beingとは何か?
Supported by ネオキャリア

(スピーカー)

石川 善樹
株式会社Campus for H
共同創業者

小林 正忠
楽天株式会社
Co-Founder and Chief Well-being Officer

柴田 紳
株式会社ネットプロテクションズ
代表取締役社長 CEO

羽田 幸広
株式会社LIFULL
執行役員 Chief People Officer

森山 和彦
株式会社CRAZY
代表取締役社長

(モデレーター)

中竹 竜二
(公財)日本ラグビーフットボール協会 コーチングディレクター /
株式会社チームボックス 代表取締役

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最初の記事
1. デートは「最後」が肝心!? Well-beingを高める「体験」の設計とは?

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3. ティール組織で15期連続20%超成長!「NP後払い」のネットプロテクションズの組織制度とは

本編

中竹 柴田さん、具体的なご紹介をありがとうございました。

では最後に、森山さんですね。

うちの会社でもCRAZYに入社したいという人が多くて、今日は仲良くなってこいという司令をもらっています(笑)。

組織における「愛と力のバランス」を考え抜いたCRAZY

森山 和彦さん(以下、森山) ありがとうございます(笑)。


森山 和彦
株式会社CRAZY
代表取締役社長

大学卒業後、新卒で勤めた人材コンサルティング会社在籍中に「世界の問題を解決したい」という思いにかられ、半年間答えを探し続ける。ある時「地球が喜ぶシゴトがしたい」というインスピレーションが湧き上がり、起業を決意し退職。世界を知るために毎日独学で世界経済から、環境問題、国際問題などを徹底的に調べる日々を過ごした。その後、世界放浪期間を経て2012年7月に株式会社UNITED STYLE(現CRAZY)を創業。経営の第一優先を健康とし、毎日手作りの自然食を提供する他、全社員で世界一周旅行を行うなどユニークな経営を実施。最近では、日本初の睡眠報酬制度の発案・導入で世界各国のメディアからそのユニークな経営手法が注目を浴びる。2018年「働きがいのある会社」及び「働きがいのある会社 女性ランキング」初エントリーにてダブル受賞を果たす。

石川さんの話に紐づけて、我々の会社のことを話したいと思います。

僕は起業をする際、「愛と力」について非常に考えました。

世の中には愛が足りていないなと思うのですが、ティール組織の話を聞くと、愛が溢れていると感じます。

しかし同時に、社会は経済によってできているので、楽天のように成長させたいと思うわけです。

これらを両立するために経営者ができることを研究しました。

その結果、片一方に寄らないことが大事だと気づきました。

中竹 バランスですね。

森山 トップダウンもボトムアップも両方大事で、それを言い続けなければいけません。

経営者ができることは、制度の設計という「環境作り」と、リーダーシップという形のない「エネルギーの創造」だと思ったのです。

我々の制度の中で、今回のテーマに紐づくものが大きく2つあります。

CRAZYの組織制度① お祭りのような毎日のランチ交流

森山 まず、CRAZYでは創業時から全社員が毎日ランチを一緒に食べています。

これは、雑談のためであり信頼のためです。

我々のコアバリューの1つに「ファクトと感情で分かり合う」というものがあります。

我々は顧客と感情を交換し合うので、感情を大事にしなければいけません。

メンバーには、感情を操作できる技術を身につけてもらっています。

日々のトレーニングとして、ランチの時間に感情の交換をするようにしているのです。

ですから、ランチの時間は盛り上がっている感じがします。

来られる方にはよく「お祭りですか?」と言われますが、それがいつも通りの状態です。

石川 僕は一度お邪魔したことがありますが、すごかったですよ。

幼稚園のお昼みたいでした(笑)。

森山 みんながワーキャーうるさく笑っているので、そうかもしれません(笑)。

ただ、このランチ制度は本当にメリットがあり、かつ再現可能な優れた制度だなと思っています。

写真左から、石川さん、正忠さん、柴田さん、羽田さん、森山さん

CRAZYの組織制度② しっかり眠れた社員には報酬

森山 それから最近は、冒頭の10項目の中に入っていた「よく眠れた」という点に焦点を当てています。

人類にとって最も大事なのは健康。それに一番影響を与えるのは睡眠だと思っています。

我々は「健康」の定義をWHOに合わせているのですが、健康には身体的健康と精神的健康と社会的健康があります。

▶編集注:WHO憲章の前文における“健康”の定義は次のとおり;Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.(健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます/和訳:日本WHO協会

中竹 そこですか!

森山 そうです、これらを研究した後に起業しました。

身体的健康を守るためには、ご飯、水、空気、運動、そして睡眠が大事です。

その中で、これまで最も手をつけにくかったのが睡眠でした。

しかし最近ようやく着手できて、それが今世界中でバズっている「睡眠報酬」という制度です。

日本初!「睡眠報酬制度」を導入。6時間眠るとお金がもらえるってホント?ー 健康経営特集 ー(CRAZY MAGAZINE)

中竹 あれはびっくりしましたね~!

森山 一言でいうと「週5日、6時間以上寝ましょう」という制度です。

そして週5日達成すると500円、週6日達成すると600円、週7日達成で1,000円分のポイントがもらえます。

▶編集注:森山さんによると、2019年10月現在、1日6時間以上寝ると100円が付与されるようになっているとのことです。

僕にも振り込まれるのですが、やっぱりもらえると嬉しいんですね(笑)。

1年間かけて研究しました。

中竹 今までの常識は、どちらかと言うと「寝ずに働け」ですから、寝て報酬がもらえるというのは最高ですよね。

森山 基準となる睡眠時間は実際のサーベイや研究に基づき「6時間以上」と設定していて、ショートスリーパーの人は短いですし、ロングスリーパーの方は長いです。

僕は7時間半眠る人です。

自分にとっての最適な睡眠時間が分かり、社員のWell-beingが推進されます。

羽田 睡眠時間は、自己申告するのですか?

森山 アプリで計測、管理しています。

中竹 測定可能でなければいけないですからね。

CRAZYの組織制度③ 週に1回「全社員で握手」

中竹 あと、全員で握手する制度もありますよね。この制度の意図は?

森山 握手は、尊敬を交換する行為です。

中竹 先ほど出ましたね。

森山 はい。そして、きちんとした握手の仕方があります。

例えば、「どうもどうも~」なんてする握手は、握手ではありません。

握手とは、「手を握ること」ではなく「一秒を交換すること」です。

普段は余裕がないですが、週に一度集まって、全社員と握手をします。

全員と握手をすると、全体のエネルギーがアップすると同時に、誰が辛そうにしているかが分かります。

経営者として、色々なことが分かるのです。

中竹 一瞬、目を逸らすとかね。

森山 毎週握手をしなければいけないので、ケンカができません。

そういった対立を未然に防ぐという意味でも、握手は効果がありますね。

中竹 その握手のアイデアはどこからきたのでしょうか?

森山 創業時メンバーと心理学について調べていて思いついたもので、最初はハグでした。

4人目として入社した僕の親友の榊伸一郎に「うちの会社はハグがあるから」とハグをしたら、彼は帰国子女で、ハグがめちゃくちゃうまかったのです(笑)。

(会場笑)

でもそれだと他の人が入社しづらいと思って、握手に変更しました(笑)。

握手だと、全世界で通用しますしね。

中竹 その転換も面白いですね。

私は「ウイニングカルチャー」を研究していますが、握手によってチームの文化を変えた事例があります。

過去、古豪と呼ばれたアイスホッケーのチームがありました。

当時そのチームでは、選手はロッカールームには音楽を聴きながら入ってきて、練習が始まるまではそのままという状態でした。

しかし、「ロッカールームに入ったら、全員と握手をして全員と会話をしなさい。その上で練習をしよう」ということになったのです。

その結果、そのチームの文化が変わりました。

握手をすれば、相手のことがつぶさに分かる!

森山 CRAZYに来ていただいて体験してもらう中で、握手が一番簡単な体験です。

実際、全員と握手をすると本当に会場の雰囲気が変わります。

握手は世界共通の儀式なので、誰でもできます。

石川 握手をすると、脳内に信頼ホルモンであるオキシトシンが出ます。

とある社長さんが、「社長の仕事は、社員と握手することだ」と言っていたのを思い出しました。

5,000人までだったら、1人で握手できると言ってましたね(笑)。

政治家も、握手しますよね。

森山 そうですね。

石川 僕が留学をしていた時、「政治家になろう」という授業がありました。

まさに、握手の仕方を教えていました。

森山 僕はかなりの回数握手をしているので、握手をすると相手のことが色々分かります。

握り方、角度、熱さ、エネルギーなど、全然違いますね。

石川 AKBのメンバーは、握手がめちゃくちゃ上手いらしいですね。

それぞれ企業秘密を持っているようで、普通の握手はしないらしいです。

手と手の間で、こちょこちょとか、色々するらしいです(笑)。

(会場笑)

たかが握手、されど握手ですね。

(続)

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続きは 5.「楽天の社内英語化などの施策は、三木谷が組織の潜在能力を信じるがゆえ」(楽天創業メンバー・小林正忠さん) をご覧ください。

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編集チーム:小林 雅/尾形 佳靖/戸田 秀成/大塚 幸

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