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評価No.1セッションに納得!三輪開人の「共感プレゼン」ワークショップがICCサミットFUKUOKA 2021プレイベントに登場!

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ICCサミット FUKUOKA 2021開催まで1ヵ月を切った1月28日、プレイベントとなる「プレゼンの達人 三輪開人の「共感プレゼン」実践ワークショップ」をICCパートナーズオフィスにて開催しました。前回の京都で最高評価となった最終日のワークショップを少人数で体験でき、プレゼンをする予定がなくても、人に気持ちや想いを伝えるときの大事なポイントを学べる機会となりました。その模様をお伝えしたいと思います。ぜひご覧ください!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢900名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット FUKUOKA 2021は、2021年2月15日〜2月18日 福岡市での開催を予定しております。


プレゼンの達人、三輪さんのワークショップ

ICCのYouTubeチャンネルで、ダントツの再生回数を誇るプレゼン動画は、e-Educationの三輪 開人さん。この動画、ご覧になったことありますか? 2021年2月現在での再生回数は86万回を突破、最近では大学のプレゼン学習教材として使われているといいます。

ICC小林 雅が、偶然目にした三輪さんのプレゼンに心を動かされ、登壇依頼をしたICC FUKUOKA 2017のカタパルト・グランプリ。そこで三輪さんは見事優勝を飾りましたが、その舞台裏では非常に緊張していたそうです。そこでICCサミットの運営スタッフに声をかけられ、励まされたといいます。

それが現在、三輪さんがスタッフとしてICCサミットに参加していることにつながるのですが、カタパルト会場の運営でも司会などを務めていることは、最近ICCサミットに参加している方はご存知のとおり。そしてスピーカーとして登壇もしています。

前回ICC KYOTO 2020では、著書の『100%共感プレゼン』の発行にあたり、三輪さん直伝のプレゼンワークショップを最終日のDAY3に開催しました。終了後のセッション評価アンケートを集計してみると、全セッション中でも最高評価を獲得。最終日ながら人が集まり、盛り上がっている雰囲気が写真からも伝わってきます。

【評価レポート】ICCサミット KYOTO 2020 セッション評価など


しかし、自分はプレゼンをする予定はないし、共感を狙うのもあざとい。自分にはあまり関係ないと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。筆者もそうでした。しかし体験してみたあとは、それは大きな機会損失だと、声を大にして言いたいです。

京都で参加された方も含め、このワークショップ、ちょっとすごくなかったですか? 伝えることに自信をもっている方以外、体験したほうがよくないですか?

そんな大反響を受けて、ICCオフィスにて開催されたプレイベントでのワークショップの模様を、少しだけお伝えしていきましょう。

もっと相手に理解してもらえる伝え方とは

次に参加される方のために、なるべく内容は隠してお伝えしたいのですが、すでに、京都のワークショップからかなりパワーアップされていたことを、まずお伝えしましょう。

つかみの2人組のワークでは、まず無意識に自分の普段の話し方に気付かされます。また、自分の気持ちがわかってもらえないときは相手に腹を立ててしまったり、相手の理解力不足を責めがちになります。しかしこのストレスは、伝え方ひとつで大きく改善できるのです。

今回のプレイベントに参加してくださったのは、Sansanの富岡圭さん、アダコテックの河邑亮太さんや、ブラジル・ベンチャー・キャピタルの中山 充さんなど、人前で話したり、伝えることが上手そうな方も参加されました。なぜ今回のワークショップに参加を?と、三輪さんが尋ねました。

富岡さん「社内でプレゼンをする機会があり、そのスキルを磨きたいと思って来ました」

ブラジル・ベンチャー・キャピタルの中山 充さん

中山さん「ブラジルのベンチャーに投資してほしいと言っても、日本の投資家の人たちにはブラジルなんて関係ないと言われます。そこを説得したい!」

河邑さん「検品作業をAIで自動化するテクノロジーを提案していますが、製造業の世界は従来の方法でうまくいってきた経験が大きいので、新しい話が入りにくいのです」

今回、カタパルトに登壇する方々の姿もちらほら見えます。プレゼン時間として与えられた7分間で自分のメッセージをいかに一人でも多くの人に伝えるか、切実な問題として学びにやってきたようです。

「伝える壁」に直面している方々が集結しています。ICCサミットの運営スタッフも一緒に参加させていただきました。

「共感を妨げる3つの壁」をいかに超えるか

そんな悩める人々に、三輪さんは、質疑応答を繰り返しながら、一つひとつ腹落ちする根拠とともに話すコツを伝授していきました。畳み掛けるような展開は本当に一聴の価値あり!三輪さんの説明そのものも、何が頭に残り、何が残らないか、参加者に対して随時チェックが入ります。

三輪さんいわく、人に耳を傾けてもらうためには、「共感を妨げる3つの壁」をいかに超えるかというのがポイントとのことです(この内容はぜひ、ワークショップに出席してご確認ください)。

どんなに相手が自分の話に興味がなくても、自分に関係ないとそっぽを向かれても、緊急性がなくても、伝えること、聞いてもらうこと、わかってもらうことは、スタートアップやベンチャーの経営者には必須といえるスキル。経営者でなくても、普段の会話にもすぐ活かせる学びがたくさんありました。

ワークショップの最後には、今日得た学びをすべて詰め込んだ1分プレゼンを、参加者全員がカタパルト形式で披露。どのプレゼンも自分と相手をしっかり結んでから語りかけていて、1週間たった今でも、内容を思い出せるほどです。

この日のベストプレゼンは、ソーシャルグッド・カタパルトに登壇するリープ共創基金の加藤 徹生さん

ワークショップ中に三輪さんが紹介していた、心が動き、共感が行動を変えるというマーシャル・ガンツ博士が提唱する「Public Narrative」については、こちらのリンクをご覧ください。後日『コミュニティ・オーガナイジング――ほしい未来をみんなで創る5つのステップ』もオススメと教えていただきました。

以前に三輪さんが、カタパルト登壇者に向けて、リアルテック・カタパルト優勝のエアロネクスト田路 圭輔さんとともに解説したこちらの記事もぜひご覧ください。

あわせて読みたい
「型を破って自分のストーリーを語れ」ICCサミット直前、歴代カタパルト勝者たちが、心を動かすプレゼン... ICCサミット KYOTO 2019では、ピッチコンテスト「カタパルト」が合計7つ開催されました。サミットのプレオープニング・イベントの特別セッションとして、事業の強み、将来性、そしてその事業に懸ける想いを短時間で伝えるにはどうしたらいいのか、カタパルト歴代ウィナーのe-Education三輪さん、エアロネクスト田路さんに解説いただきました。ぜひご覧ください。

ワークショップを終えて

ワークショップを終えた方々に感想を伺ってみましょう。アダコテックの河邑さんは、スタートアップ・カタパルトの優勝者でプレゼンは得意なはずですが……。

▶河邑さんの優勝プレゼンはこちら
少量の学習データで100%異常検知!AIで製造業の検査・検品を自動化する「アダコテック」(ICC FUKUOKA 2020)【文字起こし版】

河村さん「業界的にも新しい技術なので、伝えるハードルが本当に高いのです。すごく勉強になりました」

ブラジル・ベンチャー・キャピタルの中山さんと2人組でワークする河邑さん

そう言って、次回のICCサミット参加も楽しみにしていると伝えてくださいました。そのスタートアップ・カタパルトに登壇するガレージバンク山本義仁さんの姿も見えます。山本さんは、スマホで手元のアイテムを資金化できるアプリ「CASHARi(カシャリ)」を展開しています。

自己PRをプレゼン中の山本さん

山本さん「今まで課題に感じていた、プレゼンでいかに私たちのサービスを伝えるのか、重要なヒントをしっかり学ぶことができました。

私たちが何のためにこういう事業をやっているのかを伝えるときに、今日学んだ、どの壁を打ち崩すのか。それができれば良いプレゼンになると思いました。

手元の資金にゆとりのない人たちに対して、実は資産を持っているんだよ、ということを伝えたいです。私は銀行出身ですが、銀行員時代にそれができなかった歯がゆさを伝えていければと思います。

本当に学びの多い時間でした。ワークショップに参加しながら、こういうことを考えなければとずっとメモをとっていました」

今回、ワークショップは2時間弱でしたが、本当にあっという間でした。2月18日、ICCサミット FUKUOKA 2021最終日のSession 14A、ランチタイムを挟んで合計3時間にわたるワークショップになりますが、それがあっという間に感じられる、学びの多い、頭フル回転の時間になると思います。

なにせプレゼンの名手から伝えられる上に内容ぎっしり、三輪さんからも「前回よりもパワーアップしてお届けします」という言葉をいただいています。もしもお時間合う方は、ぜひご参加いただければと思います。以上、現場から浅郷がお送りしました!

(終)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/赤石 仁

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