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カタパルト登壇者が前夜に集結! 切磋琢磨する仲間と出会うキックオフ パーティ

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9月5日~8日の4日間にわたって開催されたICCサミット KYOTO 2022。その開催レポートを連続シリーズでお届けします。今回は、9月5日月曜日の夜に開催された「カタパルト・キックオフ パーティ」の模様をお伝えします。8つのカタパルトの登壇者やアワード出展企業が一同に会して交流を深めた新たなCo-Creationの場。果たしてどのような様子だったのか? ぜひご覧ください。

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回300名以上が登壇し、総勢1,000名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット FUKUOKA 2023は、2023年2月13日〜2月16日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。


毎回変化し続けるICCサミット、今回の新たな挑戦の1つは、カタパルトに登壇する人たちを、いわば”同期”としてつないでいこうとする試み。「カタパルト必勝ワークショップ」に参加した人たちには、ジャンルを超えてお互いの事業や顔を知る機会があったが、それはほんの一握り。今回は8つのカタパルトがあり、重複を除くと73人いる。

それにICCアワードにエントリーした企業などICC初参加の企業の方も加わった集まりが、この夜の「カタパルト・キックオフ パーティ」。今回は3夜に渡ってこのザ ジェネラル京都 高辻富小路を貸し切り、参加者の多くは宿泊し、ここからICCサミットのメイン会場へ出発する。

ICCサミットには初参加という人が多いカタパルト登壇者たちは、これまでオープニングパーティの会場に来ても知り合いがおらず、翌日に登壇を控えているため、著名な経営者たちの間で所在なさげに少し食事をつまんで会場を後にすることが多かった。

しかし今回ここに集まった人たちは皆、カタパルト登壇者ばかりで、運命共同体ともいえる。果たしてどんな夜になるのか? 会場に入ってみると……。

カタパルト登壇者が集まる会場へ潜入

盛り上がっている!

交流が進んでいる!

グランプリ、D2C、リアルテック…出場ジャンルに関係なくみんな楽しそうである!

夜になって昼間の暑さが和らぎ、空が見える中庭のテラスで飲んでいる人たちも楽しげな様子である。登壇を控えた今の心境を、聞いていくことにした。

「絶対優勝します!」

翌朝、一番目のプログラムとなるスタートアップ・カタパルトで戦う2名、ABELの大島 秀顕さんとサグリの坪井 俊輔さんが、バーカウンターの前で親しげに談笑している。「必勝ワークショップ」にも参加し、その時は大島さんに軍配が上がった。さて、登壇前夜の意気込みは?

3人のメンターが真剣フィードバック!「カタパルト必勝ワークショップ&公開リハーサル」で、事業を伝えるプレゼンをさらに磨く

大島さん「絶対優勝します! それだけです!」

坪井さん「もちろん絶対優勝です! 全力を賭けてきています。このプレゼンのためにいくら使ったことか。タブレットを審査員全員の席に配って体験いただきます。PCも一番いいものを買って準備してきました!」

坪井さんは4年前まで運営スタッフの一員としてICCサミットを創る側だったが、今回は起業家として舞台に立つことになる。競走馬の体調を可視化するデバイスを作る大島さんは、馬への愛全開で、強烈な印象を残すプレゼンター。坪井さんの発言に満面の笑顔で応える。

大島さん「それを覆して勝ちに行きます!」

坪井さん「大島さんには、話題をさらわれそうで危険です(笑)」

大島さん「たぶん皆さんは、明日のプレゼンを聞いたら今週末、馬券を買いにいきますよ!(笑)」

ライブラリー風の部屋では、異種カタパルト軍団が談笑している。

左からスタートアップ登壇の北村さん、グランプリの内田さん、D2C&サブスクの藤牧さんと小林さん

Ecold北村 耕太郎さん「ソーシャルグッド・カタパルト、優勝するぞ!」

GO TODAY SHAiRE SALON内田 友樹さん「 優勝するぞ〜!」

cadre藤巻 滉平さん「緊張しているんですが頑張りたいと思います!」

伊良コーラ小林 隆英さん「コカ・ペプシ・イヨシ(伊良)にします!」

元気いっぱいの4人に比べて、こちらは落ち着いた3人。Oh my teethの西野 誠さんは、スタートアップ、D2Cと歴戦ののち、今回はグランプリに挑戦する。

左から、グランプリ登壇の西野さん、D2C&サブスクの細井さん、スタートアップ宮谷さん

ローカスブルー宮谷 聡さん「出るからには優勝を目指して頑張ります!」

Red Yellow And Green(Grino)細井 優さんえだまめの成田さん(前回D2Cで2位に入賞)に入賞狙ってんじゃないの?と言われたので、優勝をちゃんと狙って頑張ります」

Oh my teeth西野 誠さん「 1人でも多くの賛同者を得るために頑張ろうと思います!」

中庭のテラスには、これまた異業種交流が深めている3人がいる。コメント順番を譲り合ったのち、こう答えた。

左からリアルテック登壇の櫻庭さん、SaaS佐々木さん、グランプリの稲田さん

Co-Growth佐々木 文平さん「ここまで来たら、伝え切れるように頑張ります」

天地人 櫻庭 康人さん「プレゼン資料は頑張って作ったので、あとは噛まないように緊張しないように話せたらいいかなと思います」

atama plus稲田 大輔さん「優勝します!がんばります!」

ICCとCo-Creationグッズを作った2社に聞く

バーカウンターの前で、楽しげに飲んでいる前回クラフテッド・カタパルトで優勝したヤマチクの山崎さんを発見。今回は各ジャンルの覇者が集うカタパルト・グランプリに挑む。

「前回はものづくりの括りだったんですけど、今回は本当に異業種の方がたくさんいらっしゃるので、こういう登壇に慣れている方々のプレゼンで学ぶこともたくさんあると思っています。僕らができることは竹の箸だけ。それをしっかりと7分間で伝えられればと思っています」

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今回はICCサミット公式グッズとして、ICCカラーのブルーの箸が誕生した。運営を支えるスタッフ全員には会場準備の際に配られており、翌日から来場者にも配られる予定だ。

「貴重なご縁をいただきありがとうございます! まずは皆さんに使っていただくところからかなと思っています」

KINTO 小出 慎平さん「めちゃめちゃ嬉しいです。コラボレーションという形でタンブラーを作っていただいたりは過去にもあるんですが、何百人、1,000人という人たちがそれを持っている現場に自分がいるっていのは今回初めて。会場に行くのをすごく楽しみにしています。

開催初日から受付でKINTOのタンブラーとヤマチクの箸が配布された。ポーズしてくださった三星グループの岩田さん

カタパルトは、自然体で頑張りたいと思います。結果として、ちょっとでも同じ想いを持っていらっしゃる方がいてくださったら、これをきっかけに繋がれると嬉しいなと思っています。

この場はすごい方々ばかりだと理解してるんですけど、あんまり計算高くもないので、仲良くなれる人ができたらいいなというぐらいの感覚です。わざわざの平田さんとは、共通の知人が多いのですが、お会いするのは初めてです」

クラフテッド・カタパルトに登壇するわざわざ平田さんと、稲とアガペ岡住さん

平田さんをはじめクラフテッド・カタパルトに登壇する人たちは、いつの間にか会場の一角に集結している。小出さんはそこに合流して話し始めた。

ジャンルを超えた交流が深まる

会場は想像していた以上の盛り上がりで、さっきまで違う人と話していた人が別の人と、という具合でジャンルを超えた交流がどんどん進んでいる。意外な組み合わせもあれば、すぐにでも事業のCo-Creationが始まりそうなところもある。

今回は運営スタッフも加えると、約1,400人の過去最大級の動員となる。以前は1箇所で会場を分ける形でオープニングパーティを開催していたが、さすがにそれも難しくなり、テーマを変えたオープニングパーティやディナーが11箇所で同時開催された。

やがて他の会場から移動してきた、ICC代表の小林 雅が会場に到着して、登壇者へエールを送った。今回が13回目となるICCサミットだが、カタパルトに登壇した中から、今後大きく成長して、産業を担うような企業が生まれる確率は非常に高い。それは過去の実績が証明している。

最後はカタパルトやアワードの運営を担うスタッフが挨拶をし、登壇や出展のできるかぎりのサポートをお伝えした。スタッフも前夜を迎えて緊張しているが、不安を少しでも解消することが成功につながると信じている。ICC小林と相部屋で宿泊しているアワード統括の福西 祐樹さんは、場を和ませようと登壇者の方々に部屋の交換を提案したが、どうやらそれは成立しなかった様子だ。

◆   ◆   ◆

どの登壇者に聞いても「優勝する」と宣言するが冗談でないことは明らかで、翌日登壇を控えている人たちは、一人、また一人と早々に部屋に上がっていった。おそらくプレゼン資料を見直し、練習をするのだろう。眠れない夜を過ごす人も多いはずだ。

自分の事業を7分間で伝えきるカタパルト。登壇者たちは皆、それが世の中に伝わることで社会が変わることを信じ、そのためにしてきた苦労や決断がすべて報われることに賭けている。

今回はどんなドラマが生まれ、どんなスターが誕生するのか。同じ舞台に立つライバルであり同士でもある存在を刺激としながら、切磋琢磨するICC KYOTO 2022のキックオフとなった。

(続)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/戸田 秀成

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