3人のメンターが真剣フィードバック!「カタパルト必勝ワークショップ&公開リハーサル」で、事業を伝えるプレゼンをさらに磨く

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ICCサミット KYOTO 2022が約1カ月後に迫った7月26日、恒例の企画となったプレイベント「カタパルト必勝ワークショップ(共感プレゼン ワークショップ & 公開リハーサル)」が開催されました。前回同様、Part.1はプレゼンの達人e-Education三輪 開人さんによる共感プレゼンのワークショップ、Part.2はカタパルトの登壇を控えたプレゼンターたちのリハーサルが行われました。その模様をお伝えします。ぜひご覧ください!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回300名以上が登壇し、総勢900名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット KYOTO 2022は、2022年9月5日〜9月8日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。


講師を務めた三輪開人さん

プレゼンの達人e-Educationの三輪開人さんによるプレゼンのワークショップを、以前から数々開催してきましたが、半年前に「公開リハーサル」と銘打ち、リハーサルとフィードバックを合わせて行ったところその効果はすさまじく、なんと3名のカタパルト優勝者、2名の入賞者という大成功の結果に終わりました。

<前回のワークショップ&公開リハーサルのレポート>

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プレゼンの達人、三輪 開人さんによる熱血指導炸裂!「カタパルト必勝ワークショップ」を開催しました ICC FUKUOKA 2022のプレイベント2回目は、ICCサミット開催後のアンケートで最高評価を得ている「共感プレゼン ワークショップ」の講師であり、ICCサミット登壇者であり、カタパルトのナビゲーターであり、運営スタッフでプレゼンの達人でもある三輪 開人さんによる特別なワークショップが行われました。その模様をダイジェストでお伝えします。ぜひご覧ください!

今回はその2回目、Part.1はe-Education三輪開人さんによるプレゼンのワークショップをさらにパワーアップして、カタパルトに特化した内容で行われました。今回登壇予定の方々には、すでにそのの資料や動画を共有しています。

<Part.1のワークショップの様子>

詳しくは上にご紹介した前回のレポートをご覧いただきたいのですが、プレゼンの流派はいろいろあれど、ピッチコンテストでは常勝の三輪さんがプレゼンを組み立てるために、どれだけのリサーチをしているか、どのような視点を大切にしているかは、プレゼンに限らず普段のコミュニケーションでも非常に役に立つ内容です。

優勝者たちは100回以上練習しているという事実や、D2C &サブスク カタパルトで優勝したOh my teeth西野 誠さんのプレゼンのビフォーアフターを審査する側の視点で見てみるなど、これから本番に向けて練習を重ねる登壇者たちにとって、本当に盛りだくさんの情報が供給されました。

【優勝プレゼン】リモート矯正で継続率97%「Oh my teeth」は、あらゆる歯科体験のアップデートを目指す(ICC FUKUOKA 2022)

毎度ながら三輪さんは徹底した事前リサーチで、今回の聴講者たちの事業やプロフィールに言及を重ね、そういう指摘がいかに相手の心に残るかを実演していきました。

22組の公開リハーサル

さて、Part.2はいよいよ公開リハーサルです。三輪さんとICC小林に加えて、今回フィードバックを担当してくださるのは、ICCサミットでのワークショップなどで、スタートアップの成長について熱いサポートを惜しまないGrowthCampの山代 真啓さん。マーケティングやグロースの観点から、鋭いフィードバックをいただきました。

スタートアップの必修科目! 事業成長の実践知をプロに学ぶ「グロースキャンプ」に潜入【ICC FUKUOKA 2022レポート】

「この場をCo-Creationできたら」と、最初のワークショップから参加した山代さん

前回同様、今回も現時点でのレベルでグループを3分割。グループごとに参加者たちによる投票が行われて、順位も発表されました。前回よりも今回はプレゼンターが増えて、運営スタッフからの参加も含めて22名でした。

まずグループAは、かなり”仕上がっている”とされる7組。すでにICC小林とのリハーサルを1〜2回終えている方々です。ここからは写真でプレゼンターの表情をお伝えし、汎用的に役に立ちそうなフィードバックのコメントを中心にお伝えします。プレゼンターの事業は、ぜひ企業名をクリックしてみてくださいね。

グループA、7組が登場

① グループA 

<スタートアップ・カタパルト>葛岡 宏祐     株式会社ハイヤールー   代表取締役
<スタートアップ・カタパルト>栗田 廉     株式会社miive   CEO
<D2C & サブスク カタパルト>コーラ小林(小林隆英)    伊良コーラ(株式会社GRAND GIFT)   代表(代表取締役)
<リアルテック・カタパルト>須知 高匡     Zip Infrastrucuture株式会社   代表取締役
<スタートアップ・カタパルト>関根 謙太     株式会社Mimmy   代表取締役
<D2C & サブスク カタパルト>塚本 洸介     株式会社DORAYAKI   代表取締役
<スタートアップ・カタパルト>成井 五久実     株式会社インターホールディングス   代表取締役社長   

(以上敬称略)

株式会社ハイヤールー   代表取締役 葛岡 宏祐さん

小林「100点!感動しました。唯一欠点を言えば、淡々としすぎているから最後はもっとエモく訴えよう」

三輪「話すときに、もっとタメてみると、空気をガラッと変えられる。日本発で世界で勝てるサービスだと言ってもいいのではないか」

山代「ピッチの完成度が高くて、使わない理由がない。サービスも資金調達か顧客獲得か、どちらをゴールにするのか。個人的には資金調達がおすすめ。資金があればもっとバーティカルにグロースできると投資家に訴えられる」

株式会社miive  CEO 栗田 廉さん 

三輪「デモが3つ入っていて多いのと、メッセージをもっと絞って。使っている人の理由がもっと見たい」

山代「福利厚生を柔軟に設計すべきというニーズが、本当にあるのかについてもっと納得したかった。なぜmiiveを選ぶべきなのかをはっきり言わないと」

ここからメンターたちのディスカッションはヒートアップ。リハーサル時のICC小林のアドバイスによりわかりやすさはアップしたものの別の改善点が浮上して、3分間という限られた時間でフィードバックする側も真剣議論が止まりません。

伊良コーラ(株式会社GRAND GIFT)   代表(代表取締役)コーラ小林(小林隆英) さん

三輪「自分の物語だと、審査員に語りかけよう。あとプレゼンで謙遜は不要です」

山代「60億円という成長目標に向けた戦略を語るのが必要かと思いました」

小林「コーラ小林の成長物語にしたら? ピュアな男であることをもっと押せ。そしてケンタッキーフライドチキンのように、秘伝のクラフトコーラレシピを広げよう!」

現物配布も本番さながらに実施
Zip Infrastrucuture株式会社   代表取締役 須知 高匡さん

三輪「スライドはまだ改善できる。引き算のデザインを。リアルテック・カタパルトならもっとロープウェー愛を伝えてもいい」

小林「これが普及すればどう世界が変わるのかを見せる。交通渋滞の酷いところをテクノロジーで抜本的に改善する、日本で培った技術をもっとペインが大きいところで、世界課題を解決すると言うといいんじゃないか。とにかく乗ってみたい!」

山代「いろんなユースケースが出てきたので、1つに絞って話したほうがインパクトが出る。前半に共感プレゼンのワークショップを聞いていたんですが、社長として一番頭が痛い、実現に向けて一番ネックになっていることを言うと、応援したいという気持ちになるのではないか」

株式会社Mimmy   代表取締役 関根 謙太さん

三輪「スライド中のアニメーションがちょっと古い印象。あと話すときに『えー』と言う口癖がありますね。登壇する皆さんにお伝えしたいことですが、つまずくところで口癖が出やすくなるので、練習するときにどこまでそれを減らせるかを気にしてみてください」

山代「サービスがユーザーにどんなふうに使われているか、愛されているか、toCビジネスなのでPMF、どれだけ顧客やプロダクトの反響を得ているか、それをプレゼンでもっと見たいです」

三輪「お会いして直感的に、塚本さんは絶対おもしろい人だと直感しました。プレゼンもところどころ笑ってしまいました。キャラクターをプレゼンで活かすのも大事です」

山代「ブロッコリーと鶏胸肉だけ、と絞っているのがサービスの一番の美しさで、すべての戦略の肝ですね。Uber Eats型のフランチャイズモデルで、Uber Eatsとともにグロースする、そこの話がもっと聞きたい。同業多種よりもシンプルかつ売れるからいいという、グロースの可能性を感じました」

小林「プレゼンを聞かせ、待ちに待ったタイミングで実食というのがよかった。しいていえばQBT(究極のブロッコリーと鶏胸肉)のロゴTシャツがヨレヨレ…(笑)プレゼン中に気になって仕方なかった」

株式会社インターホールディングス   代表取締役社長 成井 五久実さん

山代「売上の可能性も見えて、素晴らしくてコメントがないです。冒頭ミッションから入りましたが、その後のストーリーが素敵なので、ミッションは最後でもいいかなと思いました」

小林「最後のリハーサルで大きくダメ出ししたにも関わらず、よくぞここまで作ってくれました。使っている写真も適切。いいプレゼンでした!」

これにてグループAが終了し、参加者たちから投票用紙が集められ、スタッフは集計作業へ。この日はカタパルト会場の運営スタッフにとってもリハーサルとなっており、現物配布やプレゼン時の演台担当、司会など、本番を想定した運営を行い、初参加のメンバーにとっては貴重な練習の場となりました。

カタパルト当日同様、社名とお名前の読み方を確認している司会担当荒木さん

一方、最初の7組のメンタリングを終えたメンターたちはプレゼンを見続けた緊張感から離れてほっと一息。今回初めて公開リハーサルに参加した山代さんは「面白い!」と、前のめりに楽しんでいただいている様子です。

堂々としたプレゼンを披露した成井さんに感想を聞くと、オフィスでのプレゼンでも非常に緊張したそうで、「3日前のリハーサルのときに、(ICC小林)まささんに、プレゼンがきれいすぎて深みがないと言われてしまって。これではどこに行っても優勝できないと、非常に辛辣で厳しい、でも愛のあるコメントをいただきました。

それで自分なりに感情を乗せるようにしました。今日の前半の共感プレゼンで学んだことを冒頭に差し込んで、今日のプレゼンができたと思います」

グループB、7組が登場

② グループB

<リアルテック・カタパルト>岩佐 凌     エイターリンク株式会社   代表取締役CEO
<スタートアップ・カタパルト>大島 秀顕 株式会社ABEL   代表取締役CEO
<カタパルト・グランプリ>小澤 一郎   モノック株式会社   代表取締役社長
<SaaS RISING STAR CATAPULT>佐々木 文平  Co-Growth株式会社   代表取締役CEO
<スタートアップ・カタパルト>坪井 俊輔   サグリ株式会社   代表取締役CEO
<クラフテッド・カタパルト>平田 はる香   株式会社わざわざ   代表取締役
<D2C & サブスク カタパルト>細井 優    Red Yellow And Green 株式会社(Grino)   代表取締役

(以上敬称略)

エイターリンク株式会社   代表取締役CEO 岩佐 凌さん

三輪「時間配分をもう少し意識するのと、最後が唐突すぎるように感じました。ワイヤレス給電での事業をいくつかお話されましたが、1つに絞ってみてもいいのではと思います」

山代「3つそれぞれつながっている事業だとは思いますが、どこまで引き算できるかだと思いました」

小林「夢があるいい事業。プレゼンの最後はもうちょっとかっこよく終わってほしかった!」

株式会社ABEL   代表取締役CEO 大島 秀顕さん

三輪「デバイスを装着できるのは、馬だけなんでしょうか?『凱旋門賞』で刺さる人と刺さらない人がいると思うのと、ICCは動画が残るので、その先の世界観まで感じさせるかどうか」

小林「最高です! リハーサルでも『凱旋門賞獲ろうぜ』って盛り上がったんです! 真面目なコメントしていいですか? 僕をノーザンファームに連れていってください!」

モノック株式会社   代表取締役社長 小澤 一郎さん

三輪「お話をするときにちょっと体が揺れているのが気になりました」

小林「冒頭でイシュー設定をしてもいいのかも。新規事業で、化粧品を作ってみたいと思いませんか?とか」

山代「化粧品の開発に2〜3年かかるところを3カ月でできる、やっていることはわかるけれどもそれがなぜ求められるのか、そこをもっと説明してもいいのかなと。

今はブランドのでき方は変わっていて、その大きな潮流に即したソリューションであるとか、そういう大きな話が先にあるとかのほうが、納得感があるかもしれないですね」

Co-Growth株式会社   代表取締役CEO 佐々木 文平さん

三輪「ユースケースをもっと具体的に見せたほうがいいと思います」

山代「『リフレクトル』というツールが、教育ツールかセールステックかどちらなんでしょうか。研修やOJTのためなのか、セールス系を科学するものなのか。SaaSのカタパルトだと、気になるチャーンレートなどもきちんと言ったほうがいい」

小林「事例がちょっとわかりにくいですね。最初はわかりやすいのに、だんだん難しくなっていく」

サグリ株式会社   代表取締役CEO 坪井 俊輔さん

小林「前半はリアリティがあっていいけれども、後半は事例がないので絵に描いた餅にしか見えないかな…今日午前中にフィードバックした問題は解消されていて驚きましたが」

三輪「プレゼンで新出単語が多ければ多いほど、共感から離れていきます。それが非常に多かったのですが、事業理解から離れていってしまうかなと思います」

山代「プレゼンの後半をもっとふくらませていいかなと思います。事例がなくても、なぜ民間がそのデータにお金を払うストーリーがもっと語られれば、プレゼン最後に出てくる数字にもリアリティが出てくるのではないか」

株式会社わざわざ   代表取締役 平田 はる香さん

山代「感銘を受けました。でも、最後何を言いたかったのかな?と思って…。今の買い物の仕方をもっと見直してほしいというのならば、そこに絞った話でもいいのかなと。個人的な意見ですが、パン屋から始めて事業が大きくなったところで見えた景色や、価値観の話でも揺さぶられそう」

三輪「クラフテッドやソーシャルグッドではとくに、よい『問い』を残せるプレゼンは素敵だなと思っています。問いを持ち帰ることができて、自分で考えることができて、その結果『わざわざ』に行こうと思えるならば、人の心だけでなく行動を変えられるプレゼンだと思います。

問いなのか、エールなのか、平田さんはきっとキャリアや人生に迷っている人を動かしてきたと思います。どんなものをそういう人たちに送りたいか、ぜひ考えてほしいと思いました」

小林「僕ね、朝10時に『わざわざ』に行っているんですよ! 焼き立てのパンはマジ美味い! だからパンの話はしてほしい。あの東御市の空気感、パン、このプレゼンを見て実際に行きたいと思ってほしい!」

Red Yellow And Green 株式会社(Grino)   代表取締役 細井 優さん

三輪「プラントベースの試食がとてもおいしかったので、すごく魅力があると思いました。でも、配布されたものの説明をするまでに5分かかっている。トラクションや展望についての話がなく終わったので、前半は短縮して、審査員たちと何を一緒にしたいのかを盛り込んだほうがいい」

山代「単純にグロースを狙うなら、健康かダイエットの市場が大きくて、もう少し数字を作るならばそっちにフォーカスするといいのではと思いました。完全栄養食は今、伸びています。

普通のカレーとプラントベースのカレーを比較して、どのくらい地球への影響が違うのかとか、ひと目でわかるようにすればいいのでは」

小林「実際においしいので、冒頭にそれを言ったほうがいいのではないか。プラントベースフードは健康にいい、地球にいい、でもまずいでは成り立たない、だから美味しいのを作りました、と言ってもいい。本当に美味しかったので、実食配布がプレゼンで活きると思います」

グループC、8組が登場

③ グループC

石井 悠紀子(運営スタッフ)   合同会社anience   代表・獣医師
<スタートアップ・カタパルト>岩佐 晃也    Levetty株式会社   代表取締役
<スタートアップ・カタパルト>内橋 堅志   株式会社yuni   代表取締役社長
<D2C & サブスク カタパルト>長田 竜介   株式会社ODD FUTURE   代表取締役CEO
<D2C & サブスク カタパルト>斉藤 悠斗   株式会社MISOVATION   代表取締役
<クラフテッド・カタパルト>南條 和哉   有限会社南條工房   取締役
<D2C & サブスク カタパルト>西田 誠   ディプロモード株式会社   プロジェクト“MOONRAKERS”代表
<ソーシャルグッド・カタパルト>和田 智行   株式会社小高ワーカーズベース   代表取締役

(以上敬称略)

合同会社anience   代表・獣医師 石井 悠紀子さん

三輪「サービスを広めたいならば、使いたくなるような訴求はまだまだできるはず。スライドもまだレベルアップできます。プレゼンはもう少し自然体になれるような練習を」

山代「ビジネスプレゼンとしては、感情的なプレゼンは好き嫌いが分かれるのでそのリスクは取らないほうがいいかな。エシカルドッグトレーニングとは何かがよくわからなかったので、何をすると行儀の悪かった犬がおとなしくなるのか、比較する基準を揃えて示したほうがいいと思います」

小林「自分のトレーニングの甘さを山代先生に指摘いただきました(笑)」

Levetty株式会社   代表取締役 岩佐 晃也さん

山代「事業としては非常にポテンシャルがある。プレゼントしての脚色は不要で、骨太な事業。いかにリスクがあるかをデータなどを使って訴え、はっきり生々しく語るとい。海外産より国産のセキュリティサービス、というのを事業観点として入れるといいと思いますね」

三輪、小林「国産を強調するのに賛成!」

株式会社yuni   代表取締役社長 内橋 堅志さん

小林「よく7分でこのボリュームが収まりましたね。ABELの大島さんと内橋さんは、今回のICCサミットの2大面白い人物なんですよ(笑)」

三輪「ふとん廃棄という、課題の説明が長すぎる。でもよくこれだけの話が入ったなと僕も思いました。プレゼンでは普通は削る方向に行きますが、内橋さんは押し込む方向でもいいのではないか」

山代「素材を再生するというのが面白い。”ふとんの死”というのも、つかみとしてすごくいいですよね。リサイクルも非常に高収益だから、家業を高収益企業に生まれ変わらせるという話にしてもいい」

株式会社ODD FUTURE   代表取締役CEO 長田 竜介さん

三輪「コオロギのスライドが出た瞬間に、山代さんがうわ〜無理だ!と言っていて、それがすべてかなあと思いました(笑)。

画面いっぱいにコオロギの生々しい写真が出て……元々は虫嫌いで、だからイメージを変えたかったんですよね? おいしいプロテインで、美しいパッケージだから、それはなくてもいいかなと思います」

小林「あのグロさ、僕は爆笑したんですが(笑)、変ですか!? (挙手アンケートを会場でとって)すみません、僕、少数派でした…」

山代「コオロギと、CRICKET(英語)がプレゼンで混在しています。タンパク質ならコオロギ以外もあるじゃないですか。コオロギ市場といったら抵抗感のある人でも、”クリケット市場”と言ってみたら、伸びる可能性があるかも」

株式会社MISOVATION   代表取締役 斉藤 悠斗さん

山代「事業的には、可能性はめちゃくちゃある。そこそこ美味しい味噌汁は100円から買えるし、価格設定が高いので、今のままならプレミアムニッチだと思います。

サブスクの話と小売提携の話があったので、どういう事業展開なのかをもっとシャープにするといいのでは。味噌は習慣になればサブスクとも相性がいいし、朝の健康習慣に入れる限られたプロダクトなので可能性がある。選択の問題ですが、完全栄養食という切り口でもいけるのでは」

三輪「スライドのページ番号は不要ですね。あと、現段階での実績が少ないならば、未来のポテンシャル、数字計算をどれだけ落とし込めるか、そこに伸びしろがある」

有限会社南條工房   取締役 南條 和哉 さん

三輪「クラフテッド・カタパルトの後半での登壇。審査員のみなさんが疲れ始めたときに、この音色は響くなあと思いました。南條さんのプレゼンの主役は、南條さんの言葉と、『おりん』の音色。むしろスライドのほうが妨げになりそうなので、もっとシンプルにしてもいいかと」

山代「審査員みんなで鳴らすとカオスになりそう(笑)」

小林「もはやプレゼンの概念を捨てて、音で勝負したらどうですか? 写真と音だけでいいのかも」

配布されたおりんを鳴らしてみる三輪さん
ディプロモード株式会社   プロジェクト“MOONRAKERS”代表 西田 誠さん

三輪「シナリオでは自己紹介が3分あり、7分のプレゼンでは長いです。そのぶんをMOONRAKERSの魅力を伝えることに割いたほうがいいかと思います」

山代「全般的にプロダクトアウトでものづくりをしている感じで、顧客便益視点ではない感じ。それを意識してストーリーを組み立てるとよりよいかと思います」

小林「ものを触るとすごいと思える。スーツケースを持つ、素材を触るというのが大事で、それだけで十分かなと、それで背景を伝える」

プレゼンで紹介されるスーツケースをスタッフが見せて回る
株式会社小高ワーカーズベース   代表取締役 和田 智行さん

小林「最後まで残ってよかった! 言葉にリアリティがあり、心を動かすいいプレゼンでした」

山代「完成度が高くて、想いが伝わるプレゼンでとても良かったです。もしお手伝いできることがあればしたいです」

三輪「前回クラフテッド・カタパルトで優勝したヤマチク同様、今、地元で頑張っている人たちの代弁者として、まだ福島に戻ってこられない人たちへ向けて、7分間ありったけの気持ちを込めて、プレゼンいただければと思います」

純国産・手作り竹箸「ヤマチク」が、廃業危機を賭けても目指す、作る人も幸せな未来(ICC FUKUOKA 2022)

公開リハーサル、各グループの勝者は…

グループAの優勝はハイヤールー葛岡さん、2位インターホールディングス成井さん、3位Zip Infrastrucuture 須知さん
グループBの優勝は「みなさんに凱旋門賞勝つという夢が届いたかな」とABEL大島さん。2位はわざわざ平田さん、3位はsagri坪井さん
グループCの優勝は小高ワーカーズベース和田さん、2位yuni内橋さん、3位ODD FUTURE長田さん

想定はしていたものの、終わってみれば公開リハーサルは約5時間、ワークショップからご参加いただいたのはトータル約8時間の長丁場! メンターの皆さま、本当にお疲れ様でした! 

ICC KYOTO 2022では、今回8つのカタパルトが開催されます。今回のワークショップ&公開リハーサルに集まったのはそのさまざまなカタパルトに登壇する方々。プレゼンを用意するにあたり、自分のカテゴリの登壇者は意識するかもしれませんが、今回はさまざまなカテゴリのプレゼンを聞ける機会ともなりました。

「さまざまなビジネスモデルが一度に聞けて、すごく勉強になりました」と、最後まで会場で聴講していたのはわざわざの平田さん。自らの専門分野以外が多かったにも関わらず、非常に刺激を受けた様子です。

開催まであと1カ月を切り、この日の学びを糧に、登壇者の皆さんはさらにレベルアップすべくプレゼンを磨きます。9月6日の午前9時、スタートアップ・カタパルトを皮切りに、全てのカタパルトのライブ中継を予定していますので、ぜひご覧いただいて素晴らしい事業を知っていただければと思います。ぜひご期待ください!

(終)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/赤石 仁/戸田 秀成

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