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「エンタメ・ビジネスは今後どのように進化するのか?」8回シリーズ(その1)は、次世代のエンタメ・ビジネスを牽引する登壇者4名の自己紹介からスタート。彼らが描くエンタメ業界の未来とは?ぜひご覧ください!
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ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢800名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。次回 ICCサミット FUKUOKA 2019は2019年2月18日〜21日 福岡市での開催を予定しております。
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【登壇者情報】
2017年9月5-7日開催
ICCサミット KYOTO 2017
Session 7D
エンタメ・ビジネスは今後どのように進化するのか?
(スピーカー)
岡田 一男
株式会社CAMPFIRE
執行役員
峠田 浩
TBSテレビ
制作局 ドラマ制作部
前田 裕二
SHOWROOM株式会社
代表取締役社長
(スピーカー&モデレーター)
新井 拓郎
株式会社Candee
代表取締役副社長 CBDO
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▶「エンタメ・ビジネスは今後どのように進化するのか?」の配信済み記事一覧
▶自己紹介をスキップして本題から読みたい方は「2. ネットとテレビは“ウィンドウの奪い合い”なのか? 相互補完のあり方を考える 」からお読みください。
新井 拓郎氏(以下、新井) スピーカーの皆さんを順にご紹介したいと思います。
では岡田さんからお願いします。
岡田 一男氏(以下、岡田) 最近色々ニュースでも取り上げて頂いている、CAMPFIREの岡田でございます。
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岡田 一男
株式会社CAMPFIRE
執行役員(当時)
1979年東京都出身。音楽、エンタメを地域活性化、社会貢献などへ繋げる新しいサービス開発に取り組む。2002年、エイベックス株式会社に入社。2011年に独立し、株式会社ハレバレを設立。2016年株式会社CAMPFIREに執行役員として入社。音楽アニメ漫画ゲーム、ソーシャルグッド、ファッション、フード、地域活性化などの全営業チームと広報/PRの責任者、株式会社CAMPFIRE MUSIC代表取締役副社長、株式会社エクソダス取締役など歴任。2016年より株式会社Candee社長室室長。2018年よりこれまでIT化していない産業を中心とした新規事業設計からシステム開発、サービス運営まで一気通貫で行う株式会社GANGIT取締役。
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僕は新井さんと一緒で、エイベックスに新卒で入社し9年半お世話になりました。
自分でアーティストのブランディングなどをやる会社をやりながら、今はCAMPFIREにも参画させて頂いています。
(新井さんが副社長を務める)Candeeも社長室室長という形でお手伝いをし、マネジメントの分野や新規事業の立ち上げなどを担当しています。
新井 ……暗くないですか?(笑)
岡田 緊張しています(笑)。
人前で話すのが苦手なだけで、明るいですよ(笑)、ハッピーです。
よろしくお願いします。
新井 続きまして、ドラマ「逃げ恥」(逃げるは恥だが役に立つ)のプロデューサーとして有名だと思いますが、TBSの峠田さんお願いします。
峠田 浩氏(以下、峠田) よろしくお願いします。
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峠田 浩
TBSテレビ
制作局 ドラマ制作部
1979年 大阪府堺市出身。大阪大学工学部卒業後、2004年、TBSに入社。情報制作局に配属となり「朝ズバッ!」などでディレクターを担当。2009年からは報道局でディレクターや政治部記者として「NEWS23」「サンデーモーニング」に携わる。また「Nスタ」では編集長として番組をリニューアル、選挙特番や報道の日など報道大型特番のチーフ演出も担当。2014年 制作局ドラマ制作部に異動し、2015年に「コウノドリ」をプロデュース、2016年には「逃げるは恥だが役に立つ」「毒島ゆり子のせきらら日記」、今年は「コウノドリ2」「わにとかげぎす」のプロデュースを行う。
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僕は世間の荒波の中ではなく、ずっとTBSに勤めています。
最初は10年程度情報番組や報道に関わり、みのもんたの「朝ズバッ!」「NEWS23」「サンデーモーニング」を担当していました。
その時にCAMPFIREの家入さんと一緒にお仕事をさせて頂いたりしました。
NEWS23の頃は、IT系企業の皆さんも含め、若手の方々と良く交流させて頂いたこともあり、非常に刺激的でした。
それから10年目でドラマの方に移りまして、今まで制作したドラマは「コウノドリ」「毒島ゆり子のせきらら日記」「逃げる恥だが役に立つ」そして「コウノドリ」の続編です。
今は有田哲平さんが主演の深夜ドラマ「わにとかげぎす」をプロデュースしています。
基本的にあまりTBSの外のことを実感してプレーヤーになったことはありませんが、テレビ業界とは何ができるかというところに非常に興味があり、微力ながら色々考えています。
そのためこうして皆さんとお話できるのはとても光栄です。よろしくお願いします。
新井 続きまして、SHOWROOMの前田さんお願いします。
前田 裕二氏(以下、前田) SHOWROOMの前田です、よろしくお願いします。
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前田 裕二
SHOWROOM株式会社
代表取締役社長
1987年東京都生まれ。2010年に早稲田大学政治経済学部を卒業後、UBS証券株式会社に入社。2011年、UBS Securities LLCに移りニューヨーク勤務を経た後、2013年に株式会社ディー・エヌ・エー入社。“夢を叶える”ライブ配信プラットフォーム「SHOWROOM(ショールーム)」を立ち上げる。2015年に当該事業をスピンオフ、SHOWROOM株式会社を設立。ソニー・ミュージックエンタテインメントからの出資を受け、合弁会社化。現在は、SHOWROOM株式会社・代表取締役社長として、SHOWROOM事業を率いる。2017年6月には初の著書「人生の勝算」を出版、Amazonベストセラー1位を獲得。
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皆さんの経歴を聞いていて、自分だけがもともとエンタメ業界にいなかったと気づきました。
もともとは金融のUBS証券という会社にいまして、そこで機関投資家向けに株の推奨をするというような仕事をしていました。
学生時代はディー・エヌ・エーでインターンをしていたこともあります。
そのつながりで、自分で会社を辞めてアメリカで会社を作ろうとしたタイミングでディー・エヌ・エーの創業者の南場智子に「こんな事業をやろうと思っている」と相談したのですが「絶対失敗するからやめておけ」と言われました。
そうしてディー・エヌ・エーに入って、立ち上げたのがSHOWROOMです。
出典:SHOWROOM
この事業は大きくなると思ったので会社分割をしてスピンオフさせて、他社の資本も入れて独立した会社として運営しています。
2015年の夏に独立して今では2年になりますが、順調に成長し、国内のライブ配信サービスとしては最大規模になっています。
今日のディスカッションを楽しみにしております。
新井 最後に、私はモデレーター兼スピーカーのCandeeの新井と申します、よろしくお願いします。
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新井 拓郎
株式会社 Candee
取締役副社長 CBDO
大学在学中よりエイベックス・グループにて、デジタルメディアを活用した音楽情報やアーティストに関する企画、制作、運営を行う。その後BeeTV、dTV、UULAなどの新規事業立ち上げを担当する。株式会社Candeeの立ち上げに携わり常務執行役に従事。2016年12月より代表取締役副社長 CCOに就任。2017年6月にローンチしたソーシャルライブコマース「Live Shop!」の立ち上げからコンテンツ制作全般を統括している。
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僕自身は岡田さんに言っていただきましたが、エイベックスに16年程度勤務していました。
エイベックスで最後の方に担当していたのは、ドコモさんと「dTV」というサービスを立ち上げたり、ソフトバンクさんと一緒に「UULA」(2017年3月に終了した音楽・映像配信定額サービス)の立ち上げをやっていましたが、簡単に言うとエンターテインメントのあり方の潮目を感じました。
旧来型のコンテンツの作り方から新時代の作り方や届け方に突入するのではないかということを肌感覚で思っていました。
それをエイベックスの社内でやるよりは外に出て自由にやりたいと思って、いろいろな出会いもありCandeeという会社を作り、今に至ります。
僕たちは動画業界においていろいろな仕事をやっていて、正解が分からないので、とりあえずやれることは全部やってみようという形です。
いわゆる広告の受託制作もやれば各プラットフォーマーさんと一緒に番組作りもやるし、最近の自社事業としてはプラットフォームとして「Live Shop!」という新しいプラットフォームを立ち上げたり、「新しい時代のカルチャーと、スターの創造」を目指している会社です。
よろしくお願いします。
本日のセッションのテーマですが、「エンタメ業界」という定義は正直広すぎるかと思います。
エンタメ業界全般とは絞りきれないので、一番シンプルな話し方として、分かりやすく「ヒト、モノ、カネ」で語っていくのがいいのではないのかと思い、その中でいくつかのトピックスを用意しました。
それをもとに、フリーディスカッション的にお話できればいいと思います。
(続)
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編集チーム:小林 雅/戸田 秀成/立花 美幸/尾形 佳靖
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