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ICC FUKUOKA 2021 ソーシャルグッド・カタパルトに登壇いただき、見事2位に入賞した、MAGO 長坂 真護さんのプレゼンテーション動画【次はアニメ!「MAGO」は新たな挑戦で、電子ゴミを削減し、世界の貧困解決を目指す】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット KYOTO 2021は、2021年9月6日〜9月9日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。
本セッションは、ICCサミット FUKUOKA 2021 プラチナ・スポンサーのセールスフォース・ドットコム様にサポート頂きました。
▶【速報】福祉を起点に寛容な社会を提案する「へラルボニー」が ソーシャルグッド・カタパルト優勝!(ICCサミット FUKUOKA 2021)
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【登壇者情報】
2021年2月15〜18日開催
ICC FUKUOKA 2021
Session 13A
ソーシャルグッド・カタパルト&ラウンドテーブル
Supported by セールスフォース・ドットコム
長坂 真護
株式会社MAGO
代表取締役美術家
1984年生まれ。2009年、自ら経営する会社が倒産し路上の画家になったMAGOは、2017年6月「世界最大級の電子機器の墓場」と言われるガーナのスラム街“アグボグブロシー”を訪れ、先進国が捨てた電子機器を燃やすことで生計を立てる彼らと出会う。“有毒ガスを吸い30代で亡くなると言われる彼らを犠牲にして、我々が富を形成する事がそんなに大事か?美術の力をもってこの真実を先進国に伝えたい”と決意。これまでに850個のガスマスクをガーナに届け、2018年にはスラム街初の学校『MAGO ART AND STUDY』を設立。2019年8月アグボグブロシー5回目の訪問で53日間滞在し、彼らの新しい希望と生活のために、スラム街初の文化施設『MAGO E-Waste Museum』を設立した。この軌跡をエミー賞授賞監督カーン・コンウィザーが追い、ドキュメンタリー映画“Still A
Black Star ”を制作し、アメリカのドキュメンタリー映画アワードImpact Docs
Awardで優秀賞4部門受賞。現在、公開へ向けて準備中。
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ガーナで廃棄され、焼却される世界中の電子ゴミ
長坂 真護さん(以下、長坂) まずは、こちらの動画をご覧ください。
動画のご視聴、ありがとうございました。
3年前、僕はこの地、ガーナ共和国で、資本主義の紛れもない真実を学びました。
ごまんとある電子機器は、世界中で売買され使用されたのち、アグボグブロシー(西アフリカ・ガーナ共和国のスラム街)のような地で最期を遂げます。
この地では、世界中の廃棄物がリサイクルされています。
その結果、地球上において最も強い毒性を持った場所となっています。
同時に、自分もそういった廃棄物を生み出しているひとりだと気がつきました。
破綻したリサイクルシステムにゴミを捨てることで、終わりのない消費という流れに加担していたのです。
初めてアグボグブロシーの焼却場を訪れた際、多くの電子機器が地面に横たわり焼却されている様子を見て、これらはまだゴミにはなっていないのではないかと思いました。
これらは、まだ生きていて使い道が残されていると感じたのです。
アグボグブロシーの人々の内なる声と苦悶が、蓄積する電子廃棄物に溜まっていくのです。
その廃棄物を自分の手に取り、「先進国のみんなに、この現実を伝えなくてはいけない」と思いました。
そこで僕は、資本主義の真実を見てしまったのです。
彼らは1日たった5ドルの報酬で、ガスマスクをせず、先進国が作った大量消費物のすべてを燃やし続け、そしてガンになってしまいます。
▶わたしたちが捨てたガジェットは「電子ごみ」になり、途上国の人々の健康を害している(産経新聞)
僕は初めてこの地を訪れたのち帰国する際に、みんなにこう言われました。
「マゴ、ガスマスクをくれ。俺らは死にたくない」
廃棄物をアートに変え、その収益を現地に還元
その当時、僕はお金がなく、地面に落ちていたE-waste(※)を見て思いつきました。
▶編集注:イーウエスト(E-waste)とは、使用済み電子機器の廃棄物のこと。EはElectronicsの略。
これらを絵具で彩り、材料費1万円で作ったアートを作りました。それを僕は、2,200万円で売ることができました。
みんなの想いが、2,200万円に化けたのです。
そして、僕は動きました。
彼らの健康を守る850個のガスマスクを届け、今後50年無料の学校「MAGO ART AND STUDY」を建設、そして新たな収入源となる「MAGO E-Waste Museum」を作りました。
▶ノートもパソコンも完全無料のスラム街初の学校をガーナに設立!資本主義の真実を見た美術家の挑戦(先生の学校)
そこで、今、世界デビューを目標とするアーティストたちを育成しています。
アートが売れるほど世界のゴミが減る仕組み
僕のアートが売れることで、世界のゴミが減り、ガーナの環境・貧困問題が周知され解決する、こういった“サステイナブル・キャピタリズム(持続可能な資本主義)”を僕は作り上げました。
僕のアートが売れるほど文化や経済が動き、そしてゴミが減るという仕組みを考案できたのです。
活動を追った実録映画がハリウッドへ
そして、このエネルギーを、今度はハリウッド映画「Still A Black Star」に投入しました。
CAMPFIRE(キャンプファイヤー)映画部門で映画製作資金の支援を募り、3,100万円を突破し歴代1位に、完成した映画は「Impact DOCS Award 2020」の4部門で受賞、今年(2021年)ハリウッド映画として全米公開を目指し、今、動いています。
このエネルギーをもって、さらに年間625点の作品を作りました。
世界でサスティナブル・アート旋風を起こす
これらのアート作品を、専属ギャラリーや百貨店、オンラインストアなどで販売し、業界初の加盟店チェーン制度を展開しています。
現在、ギャラリー加盟店は国内で8店舗まで増えました。
2020年に阪急うめだ本店で開催した個展では、来場者数2万人・売上1億円を突破しました。
2020年、コロナ禍における半年の活動期間では売上3億円を突破し、今年(2021年)は6億円の売上を見込んでいます。
なぜなら、大口契約が決まったからです。
「MAGO GALLERY」のニューヨーク店や香港店、パリ店など、今春から続々とオープンしていきます
日本で成功させた、このサステイナブル・アートのムーブメントを、今度は世界中で巻き起こします。
なぜなら、2030年までに100億円のリサイクル工場をガーナ共和国へ絶対にプレゼントしたいからです。
彼らに安定的な雇用を供給し、そして地球を綺麗にする仕組みを確立したいのです。
2030年まで待てないほど、地球はもう破壊されています。
ですから、さらにスピードを上げていきます。
おもちゃで目指す「脱アート依存」のチャレンジ
最近、周囲の人にこのように言われます。
「このMAGO CREATION(マゴクリーエション)プロジェクトは、マゴ君が死んでしまったら終わりだよね」
そのとおりです。
MAGO CREATIONは、僕が死んでしまうと廃業する脆弱な会社です。
ですから、「脱アート依存」を宣言します。
僕、MAGOが考案した、サステイナビリティに特化した、みんなが参加できる新会社を発表します。
それが(株式会社)MAGOです。
この動画をご覧ください。
(動画内)
ミリィ 「こんにちは、ミリィです。」
「みーんなの地球を綺麗に仲良くするために、ゴミから生まれたの。ぜーったい世界平和。」
はい、もう皆さんご想像のとおりかと思いますが、こちらのミリィちゃんは、すべてイーウエストから作られています。
こちらのボディもゴミから作られています。
手に持っているこちらのイーウエストを再生ペレット(※)に変えて、この子は誕生しました。
▶編集注:再生ペレットとは、プラスチックを再生原料化したもののこと。
ミリィちゃんはアートではありません。おもちゃなのです。
第2のアンパンマンを目指しています。
僕たちがアートで成功させた、サステイナブル・キャピタリズムを、今度はアニメで挑戦します。
ミリィちゃんが売れれば売れるほど、人気が出れば出るほど、グッズがさらに売れるのです。
そのグッズを、再生ペレットで作ります。
全世界のゴミが、こうすることで減っていくのです。
そう、世界中の「MAGO GALLERY」を拠点に、ミリィちゃんと一緒に、僕はこれから活動していきます。
皆さんもミリィちゃんと一緒に、世界中にMAGOブランドの再生ペレットを売っていきませんか?
愛を追求していけば、必ず利益に繋がる
ぜひコラボレーションして、ゴミとされている世界中のプラスチック製品を、すべてこちらの再生ペレットとして販売していきませんか?
2021年から、ガーナの第1工場もスタートします。
ガーナの貧困を救ったあとに、世界の貧困も絶対になくします。
「MAGO GALLERY」が全世界ですべてを変えていきます。
最後に、僕は利益なんていうものは追求していません。
愛だけを追求しています。
愛を追求していけば、必ず利益に繋がっていきます。
これからは、僕ではなくミリィ、そして新会社の応援を、よろしくお願いします。
長坂真護でした。
▶新たな資本主義「サステイナブル・キャピタリズム」を追求する異色のアーティスト“長坂 真護”の哲学とは?
(終)
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編集チーム:小林 雅/星野 由香里/浅郷 浩子/戸田 秀成/中村 瑠李子
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