Dentalight「ジニー」は、歯科医院の顧客管理をシステム化し、継続的な通院治療を促す(ICC FUKUOKA 2018)【文字起こし版】 – 【ICC】INDUSTRY CO-CREATION

Dentalight「ジニー」は、歯科医院の顧客管理をシステム化し、継続的な通院治療を促す(ICC FUKUOKA 2018)【文字起こし版】

Pocket

平日 毎朝7時に公式LINE@で新着記事を配信しています。友達申請はこちらから!
ICCの動画コンテンツも充実! Youtubeチャネルの登録はこちらから!

ICCサミット FUKUOKA 2018 スタートアップ・カタパルトに登壇した、DentaLight 藤久保 元希さんの【Dentalight「ジニー」は、歯科医院の顧客管理をシステム化し、継続的な通院治療を促す】プレゼンテーションの文字起こし記事を是非ご覧ください。

▶ICCパートナーズではコンテンツ編集チームメンバー(インターン)の募集をすることになりました。もし興味がございましたら採用ページをご覧ください。

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢800名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。次回 ICCサミット KYOTO 2018は2018年9月3日〜6日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。

スタートアップビジネスの「エコシステム」を構築し、日本の起業家を支援するプログラム「IBM BlueHub」は「STARTUP CATAPULT」のオフィシャル・サポーターです。


【登壇者情報】
2018年2月20日・21日・22日開催
ICCサミット FUKUKOKA 2018
Session 1B
STARTUP CATAPULT
-スタートアップの登竜門-
Supported by IBM BlueHub

(プレゼンター)
藤久保 元希
株式会社DentaLight
代表取締役CEO

1984年鹿児島市出身。山口大学経済学部卒業後、福岡の広告代理店にて日本最大の審美歯科FCチェーンのプロモーションを担当した事が歯科業界のきっかけ。2013年10月に株式会社DentaLightを創業。煩雑な業務に追われる現場を目の当たりにした経験から、業務負担軽減と患者との円滑なコミュニケーションを実現するための歯科医院向けの予約・CRM「ジニー」を開発。

「ICC FUKUOKA 2018 STARTUP CATAPULT」の配信済み記事一覧


藤久保 元希氏(以下、藤久保)おはようございます。

地元福岡から参りましたDentaLightの藤久保です。

私は新卒で入社した広告代理店において、歯科医院のマーケティングを10年間担当していました。

そこで歯科医師の方々の想いに触れ、世の中のイメージとの間にギャップを感じたことをきっかけに、約5年前にこの会社を起業し、現在5期目になります。

患者と歯科医院の距離を近づけるサービス

歯医者は何度も通わなくてはならずに面倒、儲け主義だというイメージがあると思います。

そこで、我々は歯科医院と世の中との距離感、ミスマッチを解決すべく、歯科医院とコミュニケーションし、距離を近づけるアプリを開発しました。

アプリが診察券の代わりとなり、チャットや予約相談ができるものでした。

しかし、これは全く受け入れられませんでした。

受付の方々に猛反対を受けたのです。

利用者である受付の方の満足度を高めるための改善

既に歯科医院では多くの紙や電話の管理をしていました。

さらにアプリが導入されるとオペレーションが増えるため、絶対にやめてほしいと受付から大反対を受け、アプリ事業から撤退しました。

そこで我々は、受付の方に満足してもらうためのCRM(※)システム、ジニーを開発しました。

▶編集注:CRM(Customer Relationship Management)とは、顧客満足度と顧客ロイヤルティ(商品、またはサービスに対する信頼)の向上を通して、売上の拡大と収益性の向上を目指す経営戦略のこと。顧客関係管理とも言う。(Wikipedia

名前もロゴもかわいらしいデザインです。

受付の方々に受け入れられるような形で、電話や分析、集計などの作業をなくすということが我々の目的でした。

では、こちらのデモをご覧ください。

予約をクラウド管理、予約前日に患者へリマインド可能

ジニーはクラウドで、予約をワンクリックで簡単に行うことができます。

予約がクラウドで行われることによって、予約前日に患者に対してリマインドが送られ、無断キャンセルを防ぐことができるのがジニーの特徴です。

また、定期検診を6か月後に控えた患者や、予約を一度キャンセル後に再度予約を取り忘れた患者が自動でリストアップされ、受付の方はワンクリックでメッセージを送り、リマインドすることができます。

また、治療のコンテンツも送信されます。

分析もできるため、受付による集計作業も不要になり、PDCAを簡単に回すことができるということもジニーの特徴です。

ジニーの利用には、月額料金とSMSの送信数に応じた従量課金がかかります。

SMSを送れば送るほど、患者さんが医院に戻ってきて単価向上に成功する、というような声を頂いています。

こちらはユーザーの声です。

リファーラルにより福岡で導入500件を達成

ある医院では、患者へのリマインド方法がハガキからSMSに変わったことで、予約数が2割も増えました。

更に、ハガキ代が不要になったためにコストダウンを実現することもできました。

また、ある医院からは、我々の熱量がすごかったとの声を頂いています。

この業界は非常に閉鎖的なので、こつこつと信頼を積み重ねることが大事であるということを学びました。

このように集客が上がるロジックと、パッションをもとに、我々の地元である福岡を中心にイノベーター層を独占してきました。

彼らの同級生も多くが歯科医師なので、友人を続々と紹介してもらっています。

リファーラル(顧客紹介、推薦)により、今ではジニーの導入見込数は約500軒となり、アーリーアダプター(※)を超えています。

▶編集注:アーリーアダプター(Early Adopters)とは、イノベーター理における5つの顧客層のうちの一つ。流行に敏感で、情報収集を自ら行い判断する人のこと。他の消費層への影響力が大きく、オピニオンリーダーとも呼ばれる。市場全体の13.5%を占める。(JMR生活総合研究所

そして、オペレーション、製品を磨き、我々は満を持して全国にデビューしました。

先日プレスリリースを行い、全国から反応を頂いています。

この2週間で新たに30医院を獲得しており、今度は彼らが各地のイノベーターとして周囲にジニーを紹介する、これが我々の正攻法です。

拡大の背景には予防歯科、メンテナンスの必要性向上がある

CRMが受け入れられた背景として、歯科業界において、従来は治療中心だったものが、ここ数年で予防中心にシフトし、定期的なメンテナンスが必要になったことが大きな要因としてあげられます。

さらに、2年前には厚生労働省も予防を重要視する点数制度を導入し、追い風が増しています。

我々は各分野のナンバーワンプレーヤーと事業提携を進め、SaaS(※)の一部を提供し、彼らと共存しながらユーザーを増やしていくという戦略も取っています。

▶編集注:SaaS(=Software as a Service)とは、必要な機能を必要な分だけサービスとして利用できるようにしたソフトウェア(主にアプリケーションソフトウェア)もしくはその提供形態のこと。サースと読む。(Wikipedia

現在は受付に特化したCRMですが、次はドクターのペイン(苦しみ/負担)である治療の説明や案内、セールスの手助けをするアシストツールを開発します。

その履歴がたまることによってようやくアプリが生きると我々は思っています、

歯科医院の新規開業は年間1,000件以上

現在、歯科医院はコンビニより1.3倍も多い6万9,000軒もあります。

しかも年間1,000件以上の新規開業があります。

そこが我々のメインターゲットです。

歯科の市場規模は新規開業だけでも5,000億円、保険診療で2.8兆円、さらにインプラント(※)などの自由診療になると4兆円を超えるのではないかと言われています。

▶︎編集注:インプラントとは、体内に埋め込む医療機器や材料の総称。歯が無くなった場合に、顎骨に埋め込む人工歯根もインプラントの一つであり、正確には歯科インプラント(デンタルインプラント)と呼ばれる。(公益社団法人日本口腔インプラント学会

我々にとって、SaaSは最初の武器にすぎません。

SaaSを武器に、決済、物流、ファイナンスなど、この業界を席巻していきます。

我々は、リクルート出身のセールス、SI業界出身のエンジニアが半分を占めているチームです。

エンジニアはリファーラルだけで10人を超える入社待ちになっており、福岡で採用を独占していきます。

歯科業界を照らす道標となり、業界のポテンシャルを上げていく。

それが我々がDentaLightという社名に込めた想いであり、目標です。

今後義務化が予想される企業歯科検診領域へ進出

今、二つの実証実験を行っています。

企業の健保組合の医療費のうち、最も多くを占めるのは歯科の領域です。

医療費を削減したいというニーズがある一方で、企業の歯科検診の受診率はたったの1.7%しかなく、今後、歯科検診は間違いなく義務化されるだろうと言われています。

現在、弊社は健康経営に力を入れている渋谷の某IT企業と歯科検診に関するスキームを作っています。

また、これも国の動きですが、内科との連携が重要視されています。

歯周病と糖尿病には大きな親和性があると言われています。

我々は歯科医院をハブとし、予防医療のプラットフォームを作ることを目標にしています。

2025年には国民医療費はGDPの伸びよりも高く、62兆円になると言われています。

これは、我々世代の大きな問題だと思っています。

日本の医療費増大の問題に向き合う

私は歯科医院を軸に予防医療を広め、歯科医院がコンビニより多くて良かったと言われるようなプラットフォームを作り、日本の医療問題に向き合っていきます。

ここにいらっしゃる皆さんは日本のリーダーになる方々だと思っています。

そんな皆さんにはもっと歯を大事にしてもらわないといけません。今日は歯ブラシをブースに用意しています。美味しい料理の後は、ぜひ歯を磨いてくださいませ。

健康をもっと相互依存できる世界を作る、DentaLightでございました。

ありがとうございました。

(終)

DentaLight藤久保 元希さんのプレゼンテーション動画をぜひご覧ください。

平日 毎朝7時に公式LINE@で新着記事を配信しています。友達申請はこちらから!
ICCの動画コンテンツも充実! ICCのYoutubeチャネルの登録はこちらから!

編集チーム:小林 雅/戸田 秀成/浅郷 浩子/三木 茉莉子/尾形 佳靖/平井 優花

【編集部コメント】

予約システムのアプリ化に加え、歯科医院側のオペレーションに最適化&付加価値を提供した「ジニー」のプレゼンテーションでした!口腔の健康は全身の健康につながるとのこと。「ジニー」が創る健康の輪がさらに広まることを願っています!(尾形)

最後までお読みいただきありがとうございます!他にも多く記事がございますので、TOPページからぜひご覧ください。

更新情報はFacebookページのフォローをお願い致します。

Pocket

ICCパートナーズ

ICCパートナーズ

ICCパートナーズ(ICC Partners Inc.)は産業を共に創る経営者・経営幹部のためのコミュニティ型カンファレンス「Industry Co-Creation サミット/ICCサミット」の企画・運営および新規事業創出・アライアンスなどのアドバイザー業務を行っています。