▶カタパルトの結果速報、ICCサミットの最新情報は公式Xをぜひご覧ください!
▶新着記事を公式LINEでお知らせしています。友だち申請はこちらから!
▶ICCの動画コンテンツも充実! YouTubeチャンネルの登録はこちらから!
ICC KYOTO 2025のセッション「-「グローバル・コネクテッド」(シーズン2) – ICCグローバル・コミュニティを盛り上げよう!」、全8回の①は、スマートニュース 任 宜さんが登場。売上ゼロの状態で挑んだ米国進出の裏側や、二大政党制のニーズを捉えた独自機能「News From All Sides」の成功、「世界標準のチーム」で戦い抜くための信念を熱く語ります。ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に学び合い、交流します。次回ICCサミット FUKUOKA 2026は、2026年3月2日〜 3月5日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。
本セッションのオフィシャルサポーターは EVeM です。
▼
【登壇者情報】
2025年9月1〜4日開催
ICC KYOTO 2025
Session 11C
-「グローバル・コネクテッド」(シーズン2) – ICCグローバル・コミュニティを盛り上げよう!
Supported by EVeM
スピーカー・リングサイド・モデレーター
(スピーカー)
① 北米でのビジネス展開事例(US)
任 宜
スマートニュース
Chief Strategy Officer
② 中国でのビジネス展開事例
金田 修
Yoren
CEO
③ 東南アジアでのビジネス展開
久保田 和也
4P’s Japan
Global Branding Director
④ ヨーロッパでのビジネス展開
下地 邦拓
EF Polymer
取締役COO
(リングサイド)
蛯原 健
リブライトパートナーズ
ファウンディング ゼネラルパートナー
柴田 尚樹
NSV Wolf Capital
Partner
坪井 俊輔
サグリ
代表取締役CEO
中山 充
B Venture Capital
General Partner
山田 陽介
オンリーワントラベル
CEO
山田 裕一朗
ファインディ
代表取締役
和出 潤一郎
PT. VENTENY Fortuna International tbk.
Founder and Group CEO
(モデレーター)
西井 敏恭
シンクロ
代表取締役
▲
▶『-「グローバル・コネクテッド」(シーズン2) – ICCグローバル・コミュニティを盛り上げよう!』の配信済み記事一覧
モデレーターは153か国に旅した西井さん
西井 敏恭さん(以下、西井) よろしくお願いします。

▼
西井 敏恭
シンクロ
代表取締役
2001年から世界一周の旅に出る。帰国後、旅の本を出版し、ECの世界へ。14年に2度目の世界一周の旅をしたのち、シンクロを設立。大手通販・スタートアップなど多くの企業のマーケティング支援やデジタル事業の協業・推進を行うほか、複数企業の取締役を兼任 著書:『デジタルマーケティングで売上の壁を超える方法』(翔泳社)、『サブスクリプションで売上の壁を超える方法』(翔泳社)、『マンガでわかるデジタルマーケティング』(池田書店)
▲
3日目の初回セッションということですが、前回同様、リングサイドにいる人の数の方が多いという(笑)。
ほかに僕が登壇している美食セッションは、初期には3日目の初回セッションでスピーカーの方が参加者よりも多かったのですが、徐々に人気を得て、今や人気コンテンツになったので、このセッションもいずれ人気コンテンツにしたいなと思っています。
「グローバル・コネクテッドのコミュニティを盛り上げよう!」がテーマのこのグローバル・コネクテッドは、もともと(小林)雅さんから、海外との繋がりがある人が多いが、海外に関するセッションはご覧の通りあまり人気ではなく、いろんな知見を持っている人がいるのにそれはもったいないからということで、お話を頂いたのが始まりです。
僕自身はマーケティングが専門ですが、今日の登壇者は、アメリカ、中国、東南アジア、そしてヨーロッパで仕事をされています。

前回のグローバル・コネクテッドでは、南米、アフリカ、アメリカ、シンガポールからの登壇者でしたので、本当にいろんな国から参加いただいています。
まず僕の自己紹介から始めます。

簡単に言うと、マーケティングの仕事をしています。
また、書籍をいくつか出版していますが、その中に旅行本が含まれるのはなかなかいない、変わっているところです。
これは行ったことのある国を塗りつぶした図ですが、僕自身が153か国に行ったことがあるので、スピーカーの方々の話に、大体ついていけます。

マーケティングには関係ないのですが、これが僕の特徴です(笑)。
1つの国に1週間くらい滞在しますし、南米は2年くらいかけて旅行をしました。
年中、旅行をしている感じです。
先ほども登壇者の皆さんとちらっと話したのですが、作った会社も変わっていまして、基本的に社員みんながバックパッカーです。

社員プロフィールに「行った国の数」という項目があり、行った国の数が多い方が偉いというヒエラルキーの会社です(笑)。
だから僕が社長をしています(笑)、ナンバー2は約120か国に行っています。
ですので、社員たちと常に旅行をしています。
右の写真は2年前の年末に行ったサハラ砂漠で、社員たちと1週間かけて100kmを歩きました。

真ん中の写真はモンゴルで、これも1週間くらいで、馬に乗りました。
左の写真はバックパッカーの聖地のような場所であるインドのバラナシに、社員と社員の家族みんなで昨年末に行ったものです。
このように、旅行でチームワークを作っている会社です。
皆さんの話に食らいついていけるのは僕だけだと思いますので、モデレーターを務めさせていただきたいと思います。
よろしくお願いします。
では、それぞれ事業について15分ほどで話していただき、その後15分で質疑をしたいと思います。
リングサイドの皆さんに質問をしますので、リングサイドの皆さんはご準備をお願いします。
前回同様、4人の中で一番面白かった人が優勝というルールですので、皆さん、面白いことを言ってください(笑)。
最後に、会場の皆さんに拍手で投票してもらう予定です。
では早速ですが、任さん、お願いします。
アメリカ在住のスマートニュース 任さん
任 宜さん(以下、任) 皆さん、おはようございます。

▼
任 宜
スマートニュース
Chief Strategy Officer
東京大学工学部化学生命工学科卒業、2009年同修士課程修了。戦略コンサルティングファームのドリームインキュベータ社で官庁及びIT/エンタメ/製造業などのコンサルティング業務に従事した後、同社中国オフィスの立ち上げを担当。その後、DeNA社に入社し、DeNA ChinaのVice Presidentとして経営企画、人事、アライアンス、ゲーム開発など各ポジションを担当。 2014年2月にDeNA ChinaのCEOに就任。 DeNA Chinaを中国内有数のモバイルゲームパブリッシャーまで育てた後、スマートニュース株式会社に2019年5月に入社。スマートニュースではChief Strategy Officerとしてコーポレート全般を担当しつつ、広告事業、サブスクリプション事業、プロダクトなどを歴任。2024年からビジネス全般を管掌。また、世界の国境の壁をできるだけ薄くするべく、スタートアップの社外取やアドバイザー、エンジェル投資家もしている。
▲
濃い人が集まることで有名なこのセッションですが(笑)、まず自己紹介をさせてください。
任 宜と申します。

ICCに来るといつも言っているのですが…僕は中国出身なので、スマートニュース社内では中国語でレンイーと呼ばれていますが、日本では「にん ぎ」でブランディングしたいと思っていますので、「にんさん」とお呼びください。
中国で生まれて7歳くらいの時に日本に来て、2010年に中国に戻り、いわゆる激動のモバイルインターネットの中国市場で戦った後、3年前からアメリカへという人生を歩んでいます。
ざっくり言うと、人生のうち19年が日本、19年が中国、3年がアメリカです。
新卒ではドリームインキュベータというコンサルに入社しましたが、2年目から早速中国に行ってオフィスの立ち上げを行いました。
その後、DeNA Chinaに入りましたが、最初にした仕事は事業の売却で、マイナスのスタートでした(笑)。
フィーチャーフォン事業を全て売り、ゼロからスマホ事業を立ち上げました。
それから8年ほど、本社のグローバル担当執行役員を兼任しながらDeNA Chinaの社長を務めました。
その後、世界中の垣根を低くすることをミッションにして起業をしようと思っていたのですが、国家という概念で考えたときに勝っている国を知らずしてできないと思いました。
僕は、GDPで言うと2位の日本と3位の中国は知っていましたが、1位のアメリカを知らなかったので、アメリカをしっかりと知るために2019年にスマニュー(スマートニュース)に入社し、今に至るという人生を歩んでおります。
入社時は、当時の課題だったコーポレートや採用に取り組んでいましたが、今は日本もアメリカもビジネス全般を担当しています。
今回のセッションで、濃いICCコミュニティの皆さんとは深くお話ししたいと思っているので、資料はオフレコでお願いします。
創業時からグローバル展開、日本最大ニュースアプリに

任 スマートニュースのミッションは、「世界中の良質な情報を必要な人に送り届ける」です。
このミッションは創業期に決めたもので、それから変えていません。
創業当初から「世界中の」という言葉がミッションに入っているのは結構珍しいことだと思いますが、2012年の創業時、DAY1の時点でグローバル展開を考えていた会社だということです。
今はおかげさまで、日本では最大の、アメリカでも主要ニュースアプリの上位の一角となっております。
基本的にはニュースアプリとして、新聞社、出版社などのいろんなパブリッシャーにコンテンツを出していただいています。
掲載記事数はデイリー40万で、記事を各ユーザーにパーソナライズして送り届けています。
リコメンドエンジンはAI領域のど真ん中にあり、「AI × ニュースといえばスマニュー」とこれからしていかなければいけないと考えています。
最近、「スマニューAIまとめ」というサービスを始めました。
1記事を対象にした要約のサービスはたくさんあると思いますが、1トピックについて、複数の記事から個別に要約した記事を構成して提供するものです。
▶︎SmartNews、生成AIで主要ニュースを複数の記事から個別に要約 国内ニュースアプリ初の新機能「スマニューAIまとめ」を提供開始(SmartNews)
例えば、「アメリカ大統領が今日、発言したこと」に関する記事を全て集めて、AIでサマライズします。
今はまだパーソナライズしていませんが、そのうちパーソナライズをして、それぞれのユーザーに違うサマリーが届く形になる予定です。
日本の売上ゼロの状態でUSオフィスを設立
任 ビジネスモデルは、すごくシンプルです。
ユーザーがいて、広告主がいて、コンテンツプロバイダーがいます。
基本的にはユーザーに対してニュースとコンテンツを届ける、ユーザーはスマートニュースに時間を使う、少し前からサブスクも始めています。広告主にはその時間をインプレッションという形で売り、当社がコンテンツプロバイダーへレベニューシェアをしています。
US事業は、DAY1ではなくDAY0から始まっています。
スマートニュースという名前のサービスが出来上がる前、共同創業者であり現CEOの浜本階生がSXSW(サウスバイサウスウエスト)というアメリカのカンファレンスで事業アイデアをブラッシュアップし、そこからアメリカとの縁が始まりました。
スライドにある赤いマーク(※当日はスライドを投影)は、資金調達をしたタイミングを示しています。
2012年にスマートニュースを日本で、2014年にアメリカでローンチしたのですが、日本の売上が1円も立っていない状態でのローンチ、USオフィス設立でした。
その後、インターナショナル版をローンチし、鳴かず飛ばずの状態が結構続いたのですが、2017年頃から、もっと力を入れようとUSシフトが始まりました。
ご存知の通り、日本と違ってアメリカは二大政党制で民主党と共和党に分かれています。
同じトピックに対し、保守寄り、リベラル寄り、その間の論調のメディア記事と、異なる視点の記事を表示する、「News From All Sides」という機能を2019年にローンチしました。この機能が支持されユーザーを伸ばしました
2020年のコロナ禍により、日本のユーザー数は伸びましたが、USも2倍以上の成長を遂げました。
現在はマネタイゼーションを広げていて、年内での黒字化を見込んでいます。
アメリカの売上が急成長、早期に黒字化予定
任 皆さんがイメージしやすいように、写真をいくつか持ってきました(※当日は3枚のスライドを投影)。
これは、2012年3月のSXSWでの創業者の浜本の写真です。
サンフランシスコオフィスの開設を目指して採用したリクルーターと、創業者2人で、サンフランシスコの丘の上で撮影したものです。
2014年、アメリカ版アプリローンチ直前の写真です。
こんな感じでアメリカ展開を進めました。
売上は広告収入によるもので、早期に黒字化予定です。
皆さんが気になるのは、どういう運営をしているかという点だと思いますので、ファンクションに分けて説明します。
プロダクトについては、いろんなグローバルインターネットサービスと同様、1プロダクト1チームです。
ただし、国によって需要のあるニュースは全然違う、つまりコンテンツが違うため、バージョンを分けています。
UX、フロントエンドは完全に同じですが、細かいフィーチャーは違います。
例えば日本ではクーポンがありますが、USではプレーンなニュースアプリです。
記事はかなりローカライゼーションしなければいけないので、パブリッシャーは別です。
今後LLMベース(大規模言語モデル)になると変わる可能性はありますが、現在は日本語・英語それぞれに最適化したモデルを用いながら、共通のランキング基盤上で運用しています。
これまではマーケットごとに個別最適を重ねる中で、結果として似た構造のJP版・US版をそれぞれ発展させてきましたが、現在はYouTubeなどと同様に、グローバルで、1つのチームでアプリを作る体制に今、戻しています。
日米それぞれのマーケットに合わせた戦術を展開
任 ビジネス戦略は、日本とUSで同じサービス、同じカテゴリーなので、それほど変わりません。
全く同じタイミングでローンチしていたなら話は変わりますが、そうではないので、広げるタイミング、伸びるタイミングが違います。
マーケットの前提が違うということです。
競争環境、ユーザーがどの程度サービスを知っているのかも違うため、戦術面はかなり違います。
日本では、「良いニュースを、アプリで、良いUXでサクサク読める」というバリュープロポジションで始めたので、いわゆるニュースアグリゲーター、ニュースアプリと言われるもののど真ん中のマーケティングをしていました。
しかしUSでは、いろんなパブリッシャーが自社アプリを提供していて、アプリでニュースを読めるのは普通だという状態から始めました。
そこで、保守寄りもしくはリベラル寄りのメディアがマジョリティであるという環境に合わせ、あるトピックについてそれぞれがどのような論調の記事を提供しているのかが分かるアプリにし、分断やフィルターバブルを打ち破ることをテーマにしたマーケティングをしたのです。
広告事業についても、業界ポジショニング、ユーザー数が全然違うので、日本とはかなり違う立ち上げ方をしました。
日本ではファーストパーティーのSmartNews Adsというプラットフォームを作りましたが、USではアドネットワークを中心に進めていましたが、数年前からSmartNews Adsを乗せるようになりました。
総論としては、長期のビジョンや大きな戦略は同じですが、マーケットに合わせた戦術を考えています。
組織に関する悩みは多いのではないかと思います。
皆さんご存知の通り、組織は結局戦略に依るので、戦略が変われば組織のあり方も変わると思っています。
スマニューはグローバルで同じプロダクトなので、リージョン制や事業部制ではなく、ファンクション制です。
ですので、どこに住んでいようがあまり関係ありません。
そのファンクションを担うので、日本向けプロダクトを担当した後にUS向けプロダクトを担当するというケースもたくさんある状況です。

社員数は数百名ですが、半分ほどがエンジニアリング担当で、かなりテックな会社です。
住んでいる場所と取り組んでいる仕事は関係ないというのが重要で、日本の本社の社員数が一番多いのですが、彼らはいろいろなリージョンでの仕事を担当します。
オフィシャルドキュメントは、英語版しか存在しないものの方が多いです。
人事制度も、全世界同じフレームワークです。
とはいえ、あるべき論だけではなかなかうまくいきません。
2012~2014年の初期には、グローバルチャレンジをしたいというマインドがあっても、英語を話せないために、ビジネスのコミュニケーションが億劫になってしまう社員が一定数いたようです。
僕が入社して最初に驚いたのは、社員数100人くらいの規模だったのに、同時通訳の仕事をしている社員が3人いた、社員の3%が通訳担当だったことです。
つまり、かなりコミュニケーションに投資をしている会社なのです。
創業者に強い意志があり、そこに投資しきった上で今があるのだと思います。
社員数百人、売上数百億円のサイズになってくると、いくらグローバルでワンチームだと言っても、合理性、いわゆるROIの問題は発生しますので、各ファンクションがいろんなところに存在するという結果にはなりませんでした。
Go to Marketのようなファンクションはやはりローカルにあって、アメリカはアメリカ、日本は日本に存在しています。
また、同じオフィスの方がオンボーディングコストがすごく下がり、逆にオフィスが離れているとエンゲージメントにもリスクが出てきます。
ですので、一般社員メンバーを管轄するマネージャーはたいていローカルオフィスにいます。
職位が上位になるほど、いる場所は関係なくなります。
世界最高レベルのAIエンジニアを採用
任 AIに関するエンジニア人材については世界最高レベルを採用しないと勝てないので、そういう人材を集めています。
GAFAM(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)だけではなく、中国のBAT(Baidu、Alibaba、Tencent)からも採用しており、これは今のスマニューがある大きな要因ではないかと思っています。
組織の具体例としては、2019年に僕が入社してから、CXOが全員同じリージョンにいたことはありません。
皆さんが本部長と呼んでいるであろう、ディビジョンヘッドというポジションのうちの1人はニュージーランドにいますし、全体的に世界に散らばっています。
エンジニア部門については、東京オフィスにいるうちの7割ほどは日本国籍を持つ社員ではありませんし、住んでいる場所は関係なく活躍しています。
USでは給与水準も高いので、Globalなコスト効率を考慮した結果、在籍しているメンバーはCTOをはじめとするリーダークラスが圧倒的に多いです。
MAUやDAUが1億を超えるプロダクトは、日本ではLINEくらいしかありませんが、そのLINEもグローバル開発体制で作っているので、それくらいの規模のサービスを作った経験のある人材がそもそも日本にはいないのです。

コーディングスキル自体をもつエンジニアは世界中にいますが、プロダクト全体の設計思想を描き、将来起こり得る課題まで見通して判断できるシニア人材は、グローバルに見ても非常に限られています。現状では、そうした経験を十分に持つ人材が採用でき得るのは、中国かアメリカ、場合によってはインドなどの地域です。
我々はアメリカで事業を行っているので、そういった人材はかなりアメリカにいて、広告プロダクトのリーダーCTOもそうです。
実はシンガポールにも、コロナ禍で中国からシンガポールに移ったシニアエンジニアが結構います。
その人材を採用しているので、スマニューのシンガポールオフィスにはエンジニアが多いです。
ビジネスとコーポレートは、基本的にローカルです。
本社機能として、集約をするようなメンバーは日本にいますが、経理や人事はローカルにいます。
成功というものの定義は難しいですが…グローバルチャレンジをする上で重要だと僕が思っているのは、DAY1からグローバルのことを考えることです。
組織のあり方を変えるのは、すごく大変です。
DeNAでは、中国は中国、アメリカはアメリカ、日本は日本と組織を完全に分けていました。
そうなると、日本の本社のグローバルのことが全く分からないという状況になるのです。
本当にグローバルで勝とうと思うと、経営層を含めたグローバル化が一番の課題になるので、最初からそれを考えるのがすごく重要だと思っています。
また、VCなど、いろんなところからいろんなことを言われますが、その時に「絶対にグローバルで勝つ」という信念を持たないと、途中でやめる、投資を減らすということになってしまうと思います。
勝つためには、世界標準のチームを作ることがすごく重要です。
当たり前の話ですが、競争があって、その競争に勝たなければいけないわけです。
特に、中国とアメリカという2つのマーケットには世界でも一番優秀な人材が集まるので、給料なども含め、現地企業に負けていては良い人材を採用できません。
給料だけではなく、彼らが機能するような組織デザインにすることも勝つためにはすごく重要だと思っています。
実際に僕が戦っていた2010年代の中国マーケットの方が、今のアメリカマーケットよりも圧倒的に大変でした。
アメリカは楽だとは言いませんが、競合のスピードや強さなど競争環境が全然違うので、アジアの方が進んでいることは実はたくさんあるのだと思います。
領域によって違うとは思いますが、その点については自信を持っていいのではないでしょうか。
僕からは以上です。
西井 ありがとうございます。
(続)
▶カタパルトの結果速報、ICCサミットの最新情報は公式Xをぜひご覧ください!
▶新着記事を公式LINEでお知らせしています。友だち申請はこちらから!
▶ICCの動画コンテンツも充実! YouTubeチャンネルの登録はこちらから!
編集チーム:小林 雅/星野 由香里/浅郷 浩子/小林 弘美/戸田 秀成


