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“絶対に打てない球”に対して全力で振ったかどうかが、自分のすべてになる【𠮷岡 秀人×岩崎 恭子対談 Part2】

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ジャパンハートの創設者で小児外科医、𠮷岡 秀人さん。ジャパンハート公式YouTubeチャンネル内でのシリーズ『秀人の部屋』の収録が、2023年11月、ICCパートナーズオフィスで行われました。対談形式で行われるこの企画の第2回目ゲストは、元競泳日本代表で、現在スイミングアドバイザー/スポーツコメンテーターとして活躍する岩崎 恭子さん。YouTubeで公開中のこの対談の書き起こし記事を全2回に分けて公開します。今回は、地道に続けること、最高のパフォーマンスを出すためにこだわることについて語ります。ぜひご覧ください!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に学び合い、交流します。次回ICCサミット KYOTO 2024は、2024年9月2日〜 9月5日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。


この記事は、こちらのYouTube映像の書き起こしから構成しています

【ジャパンハート、𠮷岡 秀人さんの記事】
【保存版】「何のために生きるのか?使命感とは何か?(ジャパンハート吉岡秀人 特集)」(全7回)
大切なのは、手放すことを恐れないこと(ジャパンハート吉岡秀人)
ミャンマーでの医療活動は自分との約束を守るため(ジャパンハート吉岡秀人の人生)
10年かけてでも、心臓病に苦しむミャンマーの子どもたちを救いたい(ジャパンハート吉岡秀人)
虫の息になって死んでいく小さい子供たちを救いたい(ジャパンハート吉岡秀人)

ICCサミットは、ジャパンハート𠮷岡 秀人さんの活動に共感し、応援したいという思いから、2024年4月4日、チャリティディナーの開催を予定しています。

思いを言葉にして、行動することが大事

岩崎 恭子さん(以下、岩崎) 本当に大切にしていることというか、きれいごととは自分では思っていなくて、自分でできることしかやっていないんですよ。

「子どもたちが生きていく世界のために、目の前でできることから始めたかった」ビーチクリーン・岩崎恭子さん(競泳)(SDGs in SPORTS)

ビーチクリーンも、地元の沼津というのもあって、実家に帰る、親に会うというのもあるんですけど、できることから始めるというのがありました。

着衣泳は20年ぐらい前から思っていたんですけど、「着衣泳をやりたい」と言うと、「いや、岩崎さんには泳ぎを教えてもらいたいんです」と言われてしまうんですよ。「速くなるための泳ぎを教えてもらいたいんです」って。

うわ〜、できないのか、と思っていたんですが、マネージャーとも話をしたりして、長年思っていることを、口にしていくと誰かが拾ってくれるっていうか、それがやっぱり大事だなと思います。

こういうことをしたいって言ったら、「じゃあ出版社の方を知っているから、ちょっと話してみてあげるよ」と繋がって、先日、出版ができました。言葉にして行動にしていくのが私はすごく大事だと思っています。

▶『はじめての着衣泳教室: 海水浴、川遊び、プール、豪雨、津波など 水の事故から命を守る

ビーチクリーンもそうですが、「仕事でやっているの?」と言われることがあって、なんでそう思われるんだろうかと思うんですが、ただただ必要と思ってやっているんです。父親は東北の震災の時もボランティアに行ったりしているのですが、自分の中でも変わらないスタンス、両親の教えがあります。

自分の時間ができたからというのもあったんですが、そういうことをしていると、周りの方々がすごいねって言うんですけど、両親も私自身も特にすごいことをしている気は全くないんです。できることをやるっていうことかなと思っています。

着衣泳を広めるプロジェクトを立ち上げて、今いろんな団体と連携して、いろいろなところで着衣泳のレッスンをしています。

現在は着衣泳を学ぶことは必須ではないのですが、小学校のカリキュラムで5、6年生で実施してほしいということになっています。

水泳指導と安全(文部科学省)

もっと低学年からやるのがすごく理想的です。背を上にして浮かなければいけないのですが、それは大きくなると怖さが出てきて、なかなかできるものではないからです。

低学年なら恐怖心がなくできます。先日スポーツ庁の室伏(広治)長官にもお会いしてきて、もっと低学年から始めてほしいという要望をお伝えしたりなど、細かいところの活動もしています。

クロール、平泳ぎでは命守れない 水難防止へ「着衣泳」岩崎恭子さん普及活動(産経新聞)

「着衣泳」のキャッチーなネーミングを募集中!

𠮷岡 秀人さん(以下、𠮷岡) 本当に必要なものだったら、時間がかかっても絶対に広がってくれます。

どのタイミングで広がるかだけなので、そこまではもう地道にやっていくしかないんですけど、多分あるところから加速度的に一気に広まるとは思うんですよね。

岩崎 日本でもう30年くらい「着衣泳」という言葉はあるんですけど、全然浸透しないんですよ(笑)。「何ですか?」って言われます。泳ぐわけではなくて、身を守るためのことなので、「着衣泳」という言葉が、なんか私にもしっくりこないんですよね。なので、難しいなと思います。

𠮷岡 なんかネーミングを変えたらいいかもしれないですよ。

岩崎 そうなんです。でもそれが……。

𠮷岡 カッコいい名前にバッとしたら

岩崎 他に変わるものが全然思いつかなくて(笑)。

𠮷岡 それはプロのマーケッターの人たちや、プロの起業家の人たちは多分思いつくと思います。そういう人たちと一緒にやっていくと、あれほどなかなか名前が覚えてもらえなかったのに、こんなに広がるんだ、みたいな感じで広がるんじゃないかなっていう気がしますね。

岩崎 こういったところでお話しさせていただくのもそうなんですけど、やっぱり地道に(笑)。

𠮷岡 そうですね、地道に。地道にやり続けることは大切なことですね。でもなんかね、そういう人たち、絶対なんかパーッと突き抜けるようなネーミングをしてくれる人たちが多分いますよ。

岩崎 そうかもしれない。どなたか協力をいただいてできたらいいなと思います。

「空間」を支配して最高のパフォーマンスを出す

𠮷岡 僕の感覚ではどういうふうに思っているか。例えばオリンピックで優勝した経験とかも含めどう思っているかというと、ちょっと話を違う角度から言うと、これ、僕は最近よく言うんですけど、耳の周波数ってあるじゃないですか。

耳の周波数って人間って2万ヘルツまで聞こえるんですよ。このピークがだいたい20代、20歳くらい。10代から20代。で、18,000ヘルツは聞こえるって言うんですね。これが年を取ってきて30を越えてくると落ち始めるんですよ。16,000、どんどん落ちて60歳がくると6,000ヘルツ、下手したら70歳で6,000ヘルツまで落ちるんですね。

実は若い時には2万ヘルツまで聞こえていた音域が年を取っててくると3分の1しか聞こえていないんですよ。これはでも実は音だけに起こっているのか?って僕は思っているんですよ。

例えば、視覚、聴覚だけじゃなくて、視覚にも、触覚にも、僕らがわかっていない、こういう皮膚の感覚も含めて、そういうことにも、すべてに起こっているとしたら、それが3分の1になった僕らの認知から出来上がる世界観と、3倍ある時に出来上がるものは、全く違う大きさのものができるじゃないですか。

その狭い中で僕らは年を取っていく、生きていくことになるので、時間が経つのが早い。変化が少ないからですね。これは僕らの体に起こっていることじゃないですか。でも僕らの体以外に起こっていることって、世の中あると思うんですね。

例えば、空気の流れ、例えば、場所によって重力も多少違うかもしれない。例えば、水泳をやっていたら、水の性質も違うかもしれないじゃないですか。日本の例えばどこかのスポーツセンターと、例えばバルセロナだったら、バルセロナの水の分子コードは全部違うかもしれない。

会場の大きさとか会場の人の音響とか、僕らが全く理解できないまま、そこに僕らがいるっていうことになるかもしれないじゃないですか。

岩崎さんが14歳で競技に出た時、これは僕の解釈なんですけど、多分そのすべてに一番フィットしたのが、その時の岩崎さんじゃないかなって、思うんです。

能力以上のものを発揮しているわけじゃなくて、それぞれのスポーツ選手がそれぞれの能力があるんですけど、一番その自分の能力の範囲の中で力を出せた人がその時の岩崎さんだったんじゃないかなっていうのが僕の意見なんですね。

要するに一番その場を、その環境を、その瞬間を手に入れた人、自分に最もフィットさせた人がその時の14歳の岩崎さんだったんじゃないかなって、僕は思うんです。僕はその理解で生きているので、すごく「場」っていうのを気にするんですよ。

岩崎 「場」をですか?

𠮷岡 はい、空間を。空間を支配するっていうことを、すごく。僕らは野球場とかみたいに広いものじゃなくて、わずかこのぐらいの大きさの手術室なんですけど、この場の中の空気をめっちゃ僕は大切にするんです。

だから、その中で僕の知らない音は許さないんです。

岩崎 知らない音ってどういう音ですか?

𠮷岡 要するに、例えば人の声とか咳払いも嫌なんですよ。誰かがカチンと物を落とした音とか足を引っ掛けた音とか、そんなのもだめなんですよ。モニターの音は非常に機械音で、これはリズミカルに打つので、そういう音はいいんですけど、そうじゃない音が入るのが嫌です。

僕らは手術をしているじゃないですか。手術をしている時に、まるで将棋のように、この瞬間に次の何手かを考えるわけですね。でもそこで予想外の血管から血が吹いただけで、それが全部また引き直しになるんですよ。だから脳はそういうふうに反応しているはずなんですよ。

この時に自分のリズムじゃない動きをした、例えば助手なり看護師さんなり、あるいは音なり、そういう空気の流れそのもの、例えば空気の匂いが気になることもあるし、そういうことですね。脳がそっちに引っ張られた瞬間に、多分僕のパフォーマンスは落ちると思うんですね。だから場をすごく気にする。

それは、僕が意識してできる場じゃないですか。それをコントロールするのが僕の仕事だと思っています。例えば僕がまだ若くて助手をやっている時に、オペレーターの先生の力量で全然周りの安定感が違ったんです。

本当に強い侍がいるとその隊は安定するし、そうじゃない人がいると浮つくじゃないですか、実力が発揮できない。

だから場を作るということを、すごく意識して生きてきたんですよ。その場はとにかく僕が支配すると決めていて、この支配を揺るがすようなものは排除するというか、まあ昔みたいに怒らないですけれど注意するみたいな、そんな感じにはしていますよ。

“絶対に打てない球”に対して全力で振ったかどうかが、自分のすべてになる

岩崎 ということは、昔、先生は怖かったんですか?

𠮷岡 僕ね、まあ怖いのか、みんな怖がっていますけど。違う緊張感ですね。怖いというのよりも、彼らがちょっと張り詰めた緊張感みたいなのがあって、それは僕が入る時と入らない時で全然違うんですよ、やっぱり。やっぱり違うんですよ。

それは現地人だけでも違うし、日本人が入ってもそうなんですけど、そういう感じにはなりますね。でもそれが一番、まあ言ったら、結果的にですけど患者の健康を守ることにつながるし、患者の成績、いいことにつながるじゃないですか。

いつも意識してるのは、とにかくどんな簡単な手術であろうとも全力でやる。ただそれだけなんですよ。

簡単だからって手を抜いていて、難しいものに出合った時に最高のパフォーマンスが出るわけがないと僕は思っているので、簡単なものであろうとそうでないものであろうと、全力を尽くします。

おそらく何でもそうなんですけど、例えば野球をやっていても10回バッターボックスに立って9回ホームランを打てたりヒットを打てたら、野球っていうものに興味がなくなるじゃないですか、面白くなくなる。

でも必死にやって3割だから頑張れる。だから絶対打てない球を投げてくるピッチャーがいて、でもバッターボックスに立たないといけないとしたら、もうやることは1つなんですよ。全力で振るっていうだけ。空振りでもいいんですね。絶対打てる球が来てヒットを打っても何も嬉しくないけど。まあ人生に興味なくなるということですよ。

でも、そうやって絶対打てない球を全力で振ったかどうかっていうことが、自分のすべてになるんですよ。

だからうまくいく、うまくいかないはありますけど、そこで最高のパフォーマンスを出せたかどうかだけが僕のすべてで、患者から褒められるとか患者が喜んでいるとかっていうのは、あんまり最近考えないですね。

岩崎 全力を尽くすための「場」っていうことですね。

𠮷岡 場づくりをして、だからそういうものが、場ができていないと全力が出ないんですよ。だから人から見たらうまくいっていても、自分の中で常に不満と不安を抱えている。そのまま次の場に移っていかないといけない。

それが連鎖して、やがて大きなミスに繋がるっていうことが起こってくるので、とにかく場をすごく大切にしてというのは、そのためには、その場にある自分の味方にできるものは全部するという感覚なんですよね。

岩崎 よく私も「どんな気持ちで大舞台を?」と言われるんですけど、そんなことより本当にお医者さん、先生の毎日行ってる緊張感とかっていうのって……。

𠮷岡 人の命がかかってますね。でも多分一緒だと思います。とは言うものの、患者にとって一番いいのは自分が最高のパフォーマンスを出すことなので、ここに集中しておけばいいというふうになってくるんだと思うんですよね。

あくまでも僕は、医者になりましたけど、別に他の職業についても多分最終的にはこういう感覚になるんだろうなと思います。それは絵を描いていても、歌を歌っていても、何か工業製品を組み立てていても、多分こういう感じになるんだろうなっていう感覚はあります。

岩崎 そういうことなんですね。

わかりようがない経験や気持ちを、想像力で繋ぐ

岩崎 始まりは話を聞かれるほうが多かったのですが、最近は聞く側になりました。それこそ水泳を教える時じゃないんですが、聞くほうも大変だなと思ったんです(笑)。タイミングや、いろいろな緊張感があったりとか、そういうことを知れたってことが、私は財産だなと思っています。

両方できたからこそわかることがあります。人間は経験することがすごく大事だと思うんですけど、経験が怖さを生むし、安心になったりとかもすることもあるし、経験しないからだめっていうことでもないというのは、自分の中ですごくあって。

だから経験していなくても、いろいろなことを感じられるような自分でいたいなと、いろいろな感性を持ちたいなということは思うようになりましたね。

確かに本当に経験した人しかわからないことってあるんですけど、でも共感することができる、という思いを持っていたいなっていう気持ちでいます。

𠮷岡 僕ら医者はほら、その権化みたいなものでしょう? 要するにがんになったことないし、死んだこともないから。だから小さい子どもをがんで亡くした親の気持ちなんかわかりようがない。わかりようがないんですよ。

かといって、自分の子どもをそんな目にも遭わせたくもないでしょう? だから多分そこの極にいるんですよ。いつも僕は思うのは、このがんの子どものあれを、僕らがどこまでいってもわからないだろうなとか、子どもを亡くした親のこの悲しみっていうのは、多分永遠にわからないんだろうなっていうのがあります。

ジャパンハートに来た看護師さんが言っていた話です。彼女は循環器(科)にもともと日本で勤めていて、循環器の医者は一生懸命、毎日のように死んでいく人を診るじゃないですか、心臓だから。それをやってきたと。

そうしたらある日、この循環器の医者が拡張型心筋症になったんですよ。それでその病院に入院することになって、部屋に行くと、その先生がカーテンを開けたらわんわん泣いているんですよ、一人で。

正座して泣いていて、彼が何と言ったかというと、「自分は今まで毎日のように死ぬ人を見送ってきた」と、そして「何もわかってなかった」と言ったらしいんですよ。

患者のことなんか何もわかってなかったと言って、わんわん泣いていて、翌日亡くなったらしいんですよ、30歳くらいで。

だから多分、そんなものだと僕は思うんですね。僕がいくら医者としてスキルを上げていくら手術をやっても、亡くなっていく子どものこととか親の気持ちは永遠に共有できない。同じものを体験できない。それはあくまでも医者として死なせてしまった私の気持ちしかわからないっていうことだと思うんですね。

あとはもうそれを繋ぐものは、今言った想像力とかしかないんだろうなっていう同調、同情心とか想像力しかないんだろうなとは思いますね。

子育てに思うこと

岩崎 最近ハマっていること…あんまりハマることっていうのは、ないですよね。

𠮷岡 子育て?

岩崎 あっ、子育ては好きです。

𠮷岡 そうですよね。女の人は子どもが生まれると、それが結構なボリュームになる印象があります。子どもの手がちょっと離れたら、趣味を持とうかみたいな感じになるんですかね。結構大変でしょう?

岩崎 そう…、でも今は中学1年生(2024年4月で中学2年生)ですごく楽になりました。娘ですが彼女は彼女の人格があると思っていて、親としてもちろん責任はありますが、私も自由に育てられたので、本人がやりたいことをやり、自分の意志を持って生きていって、人様に何かできるような人間になってもらいたいという思いでいます。

よく「もう一度小さい頃の子どもに会いたい」とか言う人がいるんですけど、私は全然意味がわからない(笑)。その時に可愛かったからそれでいいじゃない?って思うタイプです。先生は溺愛ですか?

𠮷岡 僕は2人とも男の子で、溺愛ではないですね。もう上は18になるんですけど、下は16~17で、18歳になったら出て行ってくれと伝えてあって、家には居させないことだけ決めています。子どもの世話をうちの奥さんも一生懸命やっているし、まだ僕の母親も生きていて、2人とも一緒に世話を焼くので、なかなか彼らが自立しないんですよね。

自分のことも自分でしないし、早く出て行ってくれないかなって(笑)。子どもの性格によって、やってもらっても大丈夫な子と、やることによって力が出る子がいて、人に何かお世話をされることによってモチベートされていく子のほうはやっぱり良くならないですよ。

だから早く家を出したいなっていうのが僕の感覚なんですけど、男の子って、大きくなってきたらだんだん偉そうになってくるじゃないですか。だから昔の話をよくしてやりますよ。

岩崎 (笑)。

𠮷岡 「お前らが小さい時は、僕は小脇に抱えていつも電車を見に連れて行ったよなあ」とか。「全く覚えてない」とか言いますけど、「いや、何度も行ったよ」とかいう話とか、恩着せがましくしています(笑)。

岩崎 いろいろそうやって。

𠮷岡 「あの頃に戻る?」みたいな話をよくします。

岩崎 子どもって、面白いですよね。自分のもちろん遺伝子はあるんだけど、違うものだと思います。

𠮷岡 そうなんですよね。僕は、彼らよりずいぶん先に死んでいくでしょうから、彼らの人生に責任を持てないので、あんまり強引なことは言ったりするのはまずいなと思って、好きなようにはさせていますね。

次回の「秀人の部屋」対談ゲストは…

岩崎 私の水泳の先輩で一緒にアトランタオリンピックに行った、井本 直歩子さんという方がいらっしゃいまして、すごく面白い方でして、今、国連で働いています。でもそういった国連で働いていたりとか、オリンピック選手だったんですけれども、いろいろな経験をされていて、今はモザンビーク在住なんです。

「すべての子どもたちを平等なスタートラインに」途上国教育専門家・井本直歩子(SDGs IN SPORTS)
井本直歩子 X

𠮷岡 そうなんですか。

岩崎 井本さんは面白くて、私も常に勉強になりますし、娘も小さい時から直歩ちゃんはこういうところでっていうのを見せて、見せるだけじゃあれなんですけど、話をしてもらって、いろいろな世界を知ってもらいたいなというふうに思える方なので、すごく…

𠮷岡 すごいですね。いろいろな経験がね、その後のキャリアの展開も。わかりました。

岩崎 はい。井本 直歩子さんです。ありがとうございました。

𠮷岡 ありがとうございました。

(終)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/戸田 秀成

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