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探し物のない毎日を実現する「Qrio Smart Tag」【F17C-QRI #1】

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Qrio山口さんのプレゼンテーションを2回シリーズでお届けします。(その1)は、探しているモノがすぐに見つかる可愛いIoTデバイス「Qrio Smart Tag」の概要についてお話し頂きました。ICCカンファレンス FUKUOKA 2017「カタパルト」IoT/ハードウェア特集 supported by Makuake プレゼンテーションの書き起こし記事です。是非御覧ください。

本記事で特集しております8分間のプレゼンテーションを行う「CATAPULT(カタパルト)」のプレゼンターを募集しております。「スタートアップ」「IoT/ハードウエア」「リアルテック」「カタパルト・グランプリ」の4カテゴリーで募集しております。ぜひ募集ページをご覧ください。


【登壇者情報】
2017年2月21日・22日・23日開催
ICCカンファレンス FUKUOKA 2017
カタパルト
Supported by Makuake

山口 隆広
Qrio株式会社
サービス開発部 シニアマネージャー

1981年生まれ、福島県出身。2016年4月よりHCD-net認定 人間中心設計専門家。情報誌の制作会社に新卒入社し、国内外の情報誌印刷の業務設計業務を担当。その後、モバイルサービス会社へ入社しサービス開発のディレクターを担当しつつ、日本最大のゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC」にて、2011年では女性向けゲームデザイン、2013年ではソーシャルゲーム領域におけるUXについて講演。2014年に独立後、IoTに本気で関わってみたいと考え、2016年8月より現職。人間中心設計専門家として、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が主催するIoT領域の利用時品質に関わるガイドライン検討にも参加中。

山口 Qrio株式会社の山口と申します。

本日は、「Qrio Smart Tagがなくしていくもの」について、プレゼンさせていただきます。

スマートタグは、スマホとモノをつなげて、探し物をなくす便利グッズです。この写真で言えば、女の子がカバンにつけている、黄色いキーホルダーのようなものがスマートタグです。

スマートタグは全部で5色展開しており、普段使ったり身に付けたりしているモノに馴染むようにしています。

遠隔で鍵を操作するスマートロック技術を転用

ここで、Qrio株式会社についてのお話を少ししたいと思います。

Qrioが最初に開発したのはスマートロックでした。スマートロックには、ソニーの技術力が生かされています。

スマートロックは、スマホからBluetooth経由で家の鍵を開けられます。そして考えました。

鍵を開ける他にも同様の技術でできることがあるはずだと。

その時、Bluetoothを使ったビーコンデバイスで落し物を探すアプローチが、海外で幾つかあることがわかってきました。

こういうものに対するアンテナが高い人以外にも十分役に立つデバイスだと考え、日本で一般の人がもっと気軽に手に入れられるデバイスを作れないか、というのがこのプロジェクトの始まりです。

誰もが持ち歩きたくなる気持ちになるデバイス

気軽に手に入れられるなら、誰もが持ち歩きたくなる気持ちになれるかが大事になります。最新のデバイスをつくろうとしたとき、例えばカッコよくて未来っぽくて、という見せ方があります。

でもこれだと、気軽に手に取る感じとは離れてしまいます。

子供のカバンについていても自然な感じ。柔らかくて、かわいらしさもある。

このイメージであれば、気軽に手にとって、身に付けたいと思えるはず。ソニーのクリエイティブセンターに協力を仰ぎ、デザインを検討しました。

結果こんな可愛いものたちに囲まれても溶けこめるものになりました。スマートロックとは異なる切り口で、ソニーのノウハウを活かしました。

「探し物のない毎日」を実現する

ここで、改めてスマートタグの価値の話に戻ります。

スマートタグは、探し物をなくすことをコンセプトに置いたものです。その上で、日々使い続けたくなるものになっているか、持ち歩きたいものになっているかについて、常に問うています。

シンプルなところでは、探し物にかけてきた手間や時間をなくしていくことがひとつの価値です。

スマートタグは、専用のアプリに登録して、大切なものに取り付けて使います。

主な機能としては、スマートタグからスマートフォンを鳴らして探したり、専用アプリから、スマートタグのブザーを鳴らして探す機能があります。

相互に呼び出せることで、スマートフォンかスマートタグのどちらかさえ手元にあれば、すぐにお互いを見つけることができます。

それだけではなく「忘れ物なんてしないよ!」という人であっても日々使って便利さを感じていただけるようなボタンの機能も持っています。

元々は、スマートロックで使ったBluetoothを他のものにも使えないか?から始まったプロジェクトですが、起案者が「誰にでも使えるようにするなら、困った人にシンプルな機能で寄り添えるものでありたい。デジタルデバイドの方(デジタル技術やデバイスを使いこなせない人)にも技術の恩恵を感じていただけるデバイスにしたい」と考えた結果、ボタン1つで機能を提供する発想が生まれました。

朝時間がない時、いつも見つからない鍵をブザーで探す。

鍵にワン切りするように見つけられるので、何度もひっくり返した引き出しから鍵を探していた、貴重な朝の10分から解放されます。

3次会まで行ってタクシーで帰った日に忘れてきたカバンのありかを、アプリを見て探す。最後に通信が途切れた場所を確認すれば、置き忘れた場所をすぐに特定することができます。これで、全てのお店に電話するようなやりとりから解放されます。

どちらも、自分が探し物にかけてきた時間から解放されることにつながります。

でも、スマートタグにできることは、果たしてそれだけでしょうか?

Qrio山口 隆広さんのプレゼンテーション動画をぜひご覧ください。

(続)

続きは IoTタグ「Qrio Smart Tag」で日々の生活はもっと便利になる をご覧ください。

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編集チーム:小林 雅/榎戸 貴史/戸田 秀成/横井 一隆/立花 美幸

【編集部コメント】

モノをよくなくす私にとって朗報な製品ですね。しかし、モノをすぐに見つけられるだけではないというのが次回の内容になります。続編もご期待ください。(立花)

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