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「最高の成果を生み出すチーム作りの方法論を徹底議論」【F17-5B】セッションの書き起し記事をいよいよ公開!12回シリーズ(その9)は、ヤフー川邊さんにAIを活用すると働き方がどう変わるのかについてお話いただきました。ぜひ御覧ください。
ICCカンファレンス FUKUOKA 2017のプラチナ・スポンサーとして、Motivation Cloud (Link and Motivation Inc.) 様に本セッションをサポート頂きました。
ICCカンファレンスは新産業のトップリーダー160名以上が登壇する日本最大級のイノベーション・カンファレンスです。次回 ICCカンファレンス KYOTO 2017は2017年9月5〜7日 京都市での開催を予定しております。
▶「最高の成果を生み出すチーム作りの方法論を徹底議論」の配信済み記事一覧
川邊 今、結構「個」の話をしていましたが、チームワークの方の話で、最近Yahoo! JAPANで考え始めていることについてお話しようかと思いまして。
AIと人間どちらがすべき作業かをはっきりさせる
川邊 ネット業界だからというのはあるのでしょうけれども、やはりディープラーニングの技法が生まれてから、AI(Artificial Intelligence=人工知能)まではいかないのですが、機械学習の技術は日進月歩です。
特にYahoo! JAPANやGoogleといったデジタルネイティブ(Digital Native)な会社では、ディープラーニングを色々な業務に入れていくことによって効率がものすごく上がったり、或いは今まで人がやっていた作業が代替されたりといったことが起きてきているんですよね。
ですから、最近チームの中で話し合ってもらっているのは、まずサービスそのものを作る前に、それはAIにやってもらう作業なのか人間がやるべき作業なのか、それをはっきりした上で業務を進めていこうということです。弊社の安宅 和人(ヤフー株式会社チーフストラテジーオフィサー)がよく言っていますが、AIが人間の職を奪うなんてことは全くなくて、まさに補完的な訳ですよね。
人間がいかにAIを使うかということで言うと、自分達のチームの中にそういうディープランニングやAIをどう入れて上手く活用したり補完的になっていくかという、そこの設計をするところからもう一度、チームワークや業務を考え直そうよというのは、Yahoo! JAPANでは相当やり始めていますね。
岡島 チームという意味で言うと、チームメンバーが1人AIになっているといったこともあり得ますよね。
川邊 Pepper(ペッパー)がいますので、分かり易い。
岡島 その人間が苦手なことは、計算にしろ、機械学習でどんどんやってくれるということですね。
AIに一回全部やらせてみる
川邊 あるいは、サービスそのものをAIが作れるようなことを人間がまず最初にやるべきなのではないかと。
AIが全部やっていく中で、これだけは人間ができないという方向に、人間はどんどんフォーカスしていった方がいいのではないかということで、これはやはり、チームの考え方や編成に大きな影響を大分与えだすのではないかなと思っていますけれどもね。
岡島 前回(2016年9月)のICCカンファレンスで、セプテーニ・ホールディングスの佐藤光紀さん(代表取締役)が、AIで採用や人事の配置を行っていると語っていました。
▶【特選】AI型人事システムが人材育成や採用を変える(セプテーニHD佐藤)
川邊 採用をね。
岡島 そうそう。
採用と、あとは配置なんですよね、一番やっているのは。
今日も私はセプテーニ・ホールディングスの役員会に出てきたのですけれども、やはり配置をする時に、5人で決めていたのに、6人目がAIになっているみたいな感じですね。
川邊 はい、「一番クールな奴」みたいな。
岡島 昔は精度が低かったのですが、この5年くらいで精度がかなり上がってきて、私が思っているのと同じだというようなこともあるくらいです。
こういうチームワークが出てくるということですね。
川邊 そうですね、チームにおけるAIの「一員化」ならぬ「一品化」だし、それがいることによるチームのパフォーマンスの向上が、相当起きるのではないかなと思います。
何人までが「チーム」なのか?
石川 セプテーニ・ホールディングスさんのお話を聞いて興味を持ったのですが、何人くらいまでが所謂「チーム」なのでしょうか。
というのは、古今東西昔から言われているのですが、人間がチームとして機能するのは4人が限界だと言われているからです。
5人以上になると2つに分かれてしまうそうですね。
特にそこに女性が入っていると、女子と男子に分かれるんですね。
岡島 そうすると、この5人(登壇者)はダメですね。(笑)
石川 もう一人くらい女子がいると。
なぜ5人以上のグループになると女子と男子に分かれるのかという研究をしている人がいて、それはそうなんだと思ったのは、女子が先にグループを作るから、男子は仕方なく固まるんだというということらしいんですよ(笑)。
川邊 そういうメカニズムなのですね。
岡島 なるほどね。
石川 一方で、最もイノベーションが生まれやすい男女比というのは、半々くらいであるという風に言われていています。
そういう風に考えると、何となくですが、4人で男女半々くらいというのがチームの最小単位になるのだろうなと思っています。
川邊 プラスAIと。
石川 プラスAIという。
川邊 Yahoo! JAPANの場合、チームというとまさに5人くらいですね。
石川 そうなんですか。
合コンも4人くらいがちょうどいいのだろうなと思うんですよね。
川邊 なるほど。
石川 5人以上だと多分2つに分かれてしまうというか。
川邊 こちらは黙っていますけれどもね(笑)。
いいですね。
岡島 沈黙感。
この沈黙感を利用して、会場からご質問を伺いたいと思います。
(続)
編集チーム:小林 雅/榎戸 貴史/戸田 秀成/横井 一隆/Froese 祥子
続きは 「Face to Face の価値とは?」テレワークの是非を徹底議論 をご覧ください。
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【編集部コメント】
続編(その10)では、ヤフー伊藤さんの質問をきっかけにFace to Face で仕事をすることの価値について議論しました。議論後半では、ヤフー川邊さんが、4Kテレビ会議を使った遠隔ミーティングの凄さを語りました。是非ご期待ください。他にも多く記事がございますので、TOPページからぜひご覧ください。
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