【NEW】ICC サミット KYOTO 2026 開催情報詳しくはこちら

【組織の症状①】組織の成長が事業の成長に追いつかない(プロノバ岡島×LM麻野)【K17-9D #2】

▶平日 毎朝7時に公式LINE@で新着記事を配信しています。友達申請はこちらから!
▶ICCの動画コンテンツも充実! Youtubeチャネルの登録はこちらから!

「組織の50人・100人の壁」【K17-9D 】セッションの書き起し記事をいよいよ公開!9回シリーズ(その2)は、「事業開発先行病」と題して、事業開発のスピードに組織開発が追いつかない”あるある”についてお話いただきました。是非御覧ください。

▶ICCパートナーズではコンテンツ編集チームメンバー(正社員&インターン)とオフィス/コミュニティマネジャーの募集をすることになりました。もし興味がございましたら採用ページをご覧ください。

ICCカンファレンス KYOTO 2017のダイヤモンド・スポンサーとして、Motivation Cloud (Link and Motivation Inc.) 様に本セッションをサポート頂きました。

logo_MCbyLMG

ICCサミットは新産業のトップリーダー600名以上が集結する日本最大級のイノベーション・カンファレンスです。次回 ICCサミット FUKUOKA 2018は2018年2月20日〜22日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。

▼
【登壇者情報】
2017年9月5・6日開催
ICCカンファレンス KYOTO 2017
Session 9D
組織の50人・100人の壁
Supported by Motivation Cloud(Link and Motivation Inc.)

(スピーカー)

麻野 耕司
株式会社リンクアンドモチベーション
執行役員

岡島 悦子
株式会社プロノバ
代表取締役社長

(ナビゲーター)

井上 真吾
ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン
プリンシパル
▲

▶「「組織がぶちあたる50人・100人の壁」の配信済み記事一覧

連載を最初から読みたい方はこちら

最初の記事
【新】組織がぶちあたる50人・100人の壁【F17-9D #1】

本編

井上 では最初の症例からいきましょう。

①「事業開発先行病」ですね。

岡島さん、これはどういうことでしょうか?

岡島 お話にもありましたが、私はここ15年ほど、ベンチャーキャピタルやベンチャー経営者と一緒に、経営チームを作るコンサルティングをしています。

もちろん3兆円くらいの会社までお手伝いしている訳なのですが、最初にお手伝いするのは50人を超えるくらいのところというケースもあります。

50人・100人を超えるというところでいうと、今日いらしている経営者の方々もそうだと思うのですが「事業開発が大好物」という経営者が多い訳ですよ。

その場合、どうしても事業開発だけが先行してしまい、組織開発がステージ1個ずつくらい遅れてきてしまいます。

先に体だけがすごく大きくなってしまって、お洋服が追いつかなくなってしまったような状況になっていき、そこでの成長の痛みが出てくるのではないかと思っています。

症状①:“事業開発先行病”

井上 (会場にいる)ウェルスナビ柴山さん、強く頷かれていましたけれども、事業開発はお好きですか?

柴山 事業はどんどん育っていきますが、組織は意識しないと育たないように思います。

岡島 そうなんですよね。

更に言うと、一番クリティカルだなと思うのは、事業開発を伸ばす時に人がいなくて伸ばせない、つまり、人がいないことがボトルネックになってしまうということがやはりすごく多いということです。

そこから慌てて人を採るとしたら、顕在化している採用人口からしか採れないということになるので、本当はこの人を採りたいよねという潜在的な人達を口説いている暇はありません。

どんどん後手になっていくというところが、一番痛いなと思っています。

組織開発においては、子どもに大人の洋服を着せる必要は全くないと思っているのですが、やはり半歩前に動く感じがよいと思っています。

人の不足がボトルネックにならないようにすることが、最も大事だと思っています。

麻野 なるほど。

岡島さんがおっしゃった起業家の方達って、事業がお好きじゃないですか。

それはあって然るべきだと思うのですが、組織に関して好んで取り組まれる方は、なかなかおられないのかもしれませんね。

組織が大事だと色々なところで言われますが、皆さん、組織というものには悪くなるまでなかなか手を打たれませんよね。

恐らく、実感がわかないのだと思います。

組織開発を事業開発の半歩先に置く

岡島 それから、もちろんシリアルアントレプレナー(Serial Entrepreneur=連続起業家)も増えてきていて、メルカリの小泉文明さんや(元コロプラ 副社長の)千葉功太郎さんなどのように組織開発をしている人達というのは、二度目だったり三度目だったりする訳ですよね。

麻野 そうですよね。

岡島 ですから、同じ轍は踏むまいと常に半歩先をやっておられるので、お手伝いさせて頂く側としては楽ですね。

一方で、事業開発も組織開発も初めてだという方達は、組織開発のメニューがご自身の頭の中にないので、まずは皆が採用に行ってしまうようなところがあります。

そして、受けに来る人を取り敢えず採用してしまうというように、場当たり的に始まってしまうので、メニューがないというところが一番痛いかなという気がしますね。

麻野 なるほど。

だからこういう機会が大切ですよね。

先ほど、モチベーションクラウドの導入企業様のご紹介にメルカリも出ていましたけれども、メルカリの場合、社員が400人いてもモチベーションクラウドのスコアがトップクラスなんですよ。

私たちの導入企業様の中でも、一番真剣に取り組まれています。

創業メンバーの皆さんがシリアルアントレプレナーなので、組織にきちんと向き合わなければ、企業が成長していく状態が長く続かないということを、経験からご存じなんだと思います。

そして、組織がぶつかる壁も頭の中にあるので、それが上手く解決できているかどうかをモニタリングされています。

組織開発の重要性を理解するとともに、組織がぶつかりやすい壁を頭に入れることも大事なのです。

岡島 そして、これも経営者の質によって随分違うと思うのですが、かなりたくさんの人のマネジメントがナチュラルにできる、自然発生的にできるという人も中にはいて、そうすると100人の壁くらいまでは超えられるというケースもあるんですよね。

「ワークスアプリケーションズ」でも、社員数 300人のところまでは代表3人(代表取締役3名体制)でしっかりと見ておられました。

1人で100人見ておられたことになりますね。

私の経験では、通常30人というのが一つの塊で、たぶん、小学校の先生が1クラス見るという粒度というのはあるのだろうなと思っています。

恐らく、ここにいらっしゃるような経営者はそこがもう少しできるので、50人は見られるという話なのですが、後から出てくる課題としての「経営“陣”の役割分担」ができていないとすると、100人を1人で見るのは少しきついなということになるでしょう。

ですから、この後少しお話させて頂くと思いますが、仕組みで押さえていくということをやっていかなければならないのかもしれませんね。

麻野 今日の朝一番のセッションでも、VOYAGE GROUPの宇佐美進典さんが、「30人を超えると、1人で見るかどうかをきちんと考えないと上手く回らない」とおっしゃっていました。

やはり「30」というのはキーワードなのでしょうか。

岡島 100や300というのは、ちょっとしたマジックワードかもしれないですね。

麻野 30人超えたあたりから、先読みして手を打っていくということなのですね。

岡島 そうですね。

麻野 ではそんな中で、特にどんなことを課題として考え、予測しなければならないのかということについて、僕からも一つ出させて頂きますね。

「経営トップ依存症」です。

(続)

次の記事を読みたい方はこちら

続きは 【組織の症状②】トップとナンバー2との距離がどんどん開く(麻野×岡島)【K17-9D #3】 をご覧ください。

▶平日 毎朝7時に公式LINE@で新着記事を配信しています。友達申請はこちらから!
▶ICCの動画コンテンツも充実! ICCのYoutubeチャネルの登録はこちらから!

編集チーム:小林 雅/榎戸 貴史/戸田 秀成/横井 一隆/立花 美幸/Froese 祥子

【編集部コメント】

「先に体だけがすごく大きくなってしまって、お洋服が追いつかなくなってしまったような状況」という例え、非常に伝わってきます。(立花)

続編もご期待ください。他にも多く記事がございますので、TOPページからぜひご覧ください。

更新情報はFacebookページのフォローをお願い致します。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!