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1. ICC運営チーム統括スタッフに聞く「主要ポジションから見えた景色とは?」【ICC KYOTO 2019 スタッフ打ち上げ】

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ICCサミット KYOTO 2019が終了した約1ヶ月後の10月2日、運営スタッフチームの打ち上げが行われました。特別企画として、スタッフの相互投票によって選ばれたスタッフMVPによる、パネル・ディスカッションの書き起こし記事をお送りします。パート1は「主要ポジションから見えた景色とは?」がテーマです。これからスタッフ参加を考える方、チームマネジメントを考える方には必見の内容です。ぜひご覧ください。

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢900名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 ICCパートナーズでは現在、2020年2月17日〜20日 福岡市で開催予定のICCサミット FUKUOKA 2020の運営チームスタッフを募集しています。詳細は、こちらのページをご覧ください。


【登壇者情報】
2019年10月2日
ICCサミット KYOTO 2019 スタッフ打ち上げ
パネルディスカッション
Part1. 男性編

(スピーカー)
澤谷 賢太
受付チーム
統括

重崎 竜一
スピーカー誘導チーム
統括

清水 俊介
会場運営チーム
D会場 統括

福西 祐樹
会場運営チーム
A会場 統括

(モデレーター)
小林 雅
ICCパートナーズ
代表取締役


小林 雅(以下、小林) 皆さんこんばんは!改めましてICCパートナーズの小林です。

ICCサミット KYOTO 2019の打ち上げと言いつつ、本番さながらのパネルディスカッションを行います。

早速本題にいきたいと思います。

テーマは「主要ポジションから見えた景色とは?」です。

ここにいる皆さんには「統括」と呼ばれるポジションを担当していただきましたが、そこで見えた景色はどんな景色だったのか、ずばり聞いていきたいと思います。

では、福西さんからいきましょう。

元々どんな景色が見えるのかイメージしていたと思いますが、実際に見えた景色、終わった後の感想を含めて語っていただきたいと思います。

2回連続のメイン会場統括で、初めて見えた景色(福西さん)

福西 祐樹さん(以下、福西) メイン会場となるA会場の統括を担当しました福西です。

皆さんお疲れさまでした!


福西 祐樹

会場運営チーム
A会場 統括

2006年セプテーニ入社。東京本社で営業部長、関西支社でクリエイティブ部長、福岡支社長を歴任。2015年よりマンガコンテンツ事業のコミックスマートへ転籍し、2018年より取締役に就任。オリジナル漫画を配信するアプリ「GANMA!(ガンマ)」のプロダクトオーナーとして、サービスのUI/UX、運営、及びマーケティングを統括。数多あるアプリの中で、コンテンツやビジネスモデルの競争力だけでなくサービスの体験価値にも注力し、アプリストアにおけるGANMA!の高い評価を牽引している。ICCサミットには2017年京都よりスタッフ参加。

2019年2月の福岡でもB会場だったので、2回連続でメイン会場の統括を担当させていただいたことになります。

▶編集注:ICCサミットでは、ピッチコンテスト「カタパルト」を開催する収容人数の最も多い会場をメイン会場と呼んでいます。京都では“A会場”が、福岡では“B会場”がメイン会場となります。

見えた景色で言うと、目の前でずっとメディアチームの横井(一隆)君がタイピングをしていたので、フィジカルで言うと横井君をずっと見ていました。

(会場笑)

冗談はさておき、前回と今回を比べると「少し余裕があったな」というのが正直なところで、見える範囲や内容が変わったという認識があります。

今回の京都では小林さんに配置していただいた人選もあって、共同統括の今井(悠介)君もいたし、司会の三輪(開人)さんともコンビでいうと2回目だったし、演台も経験者の高杉(涼平)君や津田(晋吾)君がいたので、ある程度知った間柄でできました。

そういう意味では、非常に見える範囲は広かったです。

具体的に言うと、会場にどれぐらいの人が入っているかとか、その熱気や皆さんのリアクションを見ていました。

参加者の皆さんは壇上のスピーカーの方々を見ていますが、どちらかというと僕は、A会場チームの皆さんと会場の参加者の両方を見るように意識していました。

参加者がセッションを聞きながら頷く感じや、そこから伝わる納得度みたいなものは今回だからこそ見えた景色で、そして「間違いなく、前回の福岡を超えた過去最高のICCだった」と言えるのは、その景色が見えたからだなと思います。

小林 素晴らしいですね。拍手をお願いします。では清水さん、お願いします。

運営マニュアルを“一段上から”俯瞰して臨んだ会場統括(清水さん)

清水 俊介さん(以下、清水) 僕はICCサミットへの参加は2回目でしたが、会場運営は今回が初めてで、当然、会場統括も初めてでした。


清水 俊介
会場運営チーム
D会場 統括

ニックネーム:みーしー。ヤッホーブルーイング 社長室 特命ディレクター。
1986年生、横浜市出身。横浜市立大学大学院(理学)を修了後、日本IBM 戦略コンサルティング部門を経て、2014年にヤッホーブルーイング入社。以来、バックオフィス変革・マーケティングリサーチ・営業・採用企画・ブランド戦略・社長秘書など多岐にわたる重点テーマを担当し、現職に至る。現在は軽井沢へ移住。庭に自作したピザ窯で料理をするのがマイブーム。ICCサミットへは2019年の福岡から、2回目の参加。

前回は初参加で展示・飲料チームの統括を拝命しまして…、それはそれで結構な無茶振りなのですが…(笑)。展示・飲料を担当したことある方はご存じだと思いますが、セッション会場の中にほとんど入りません。

ですから「そもそも会場の中ってどうなっていたっけ?」という状態で、全く目が見えていない状態からスタートしました。

ですから会場統括を拝命してどうなっていったかというと、まず視界が真っ暗なので、とりあえずそこに何があるのか見えるようにしようと思いました。

皆さんもやられたと思いますが、運営マニュアルを見ながら自分の頭の中でシミュレーションして、イメージを湧かせていきます。

そして、統括はメンバー全員の動きを俯瞰しなければいけないので、「自分がこう動く」というのにプラスして、もう1つ上から見たらどうなるかをシミュレーションします。

すると「ここ、分からないところがあるぞ」という感じで見えなかったものが見えてきて、準備の段階から少し違った景色が見えてきました。

小林 会場統括をやって自己評価はどうでしたか?

清水 ある一定の仕事はできたなと思える部分と、もっとよくできたはずだという部分があります。

滞りなくセッションを進行できたというのは及第点だと思う一方、登壇者の方々が壇上に上がる際に、もっとうまく場を盛り上げるようなサポートなど、まだまだ改善の余地があるなと感じました。

マニュアルを一段上から見たと言ってもまだまだ限定的な範囲だったので、次回はもっと幅広く見ることや、もっと盛り上げるお手伝いができるのではないかなと思います。

小林 いいですね。次も会場統括でいきますか!?

清水 (少し気圧されて)……はい!

重崎 もはや「はい」か「YES」かっていう感じでしたね(笑)。

清水 これは楽天大学の仲山進也学長が言うところの「質問の形をしているけれど質問ではない」たぐいの質問ですね(笑)。

小林 やはり、(京都で担当したD会場のよりも)広い会場がいいということですか?

(会場笑)

清水 いやいや、そういうわけでは(苦笑)。

小林 清水さんはプレッシャーで伸びるタイプですよね?

清水 プレッシャーにつぶされないように頑張りはするけれども、そんな過度なプレッシャーはかけなくても大丈夫です。

(会場笑)

小林 了解しました。こういう質問をして表情を見ながら、次のICCサミットで何をやりたいかリサーチしています。

では、次に澤谷さん、いきますか。

スベリ覚悟の自己紹介。ICCが初めて「居場所」になった(澤谷さん)

澤谷 賢太さん(以下、澤谷) 受付の統括を担当しました、澤谷(さわや)です。


澤谷 賢太
受付チーム
統括

1993年生、東京都出身。東京理科大学卒業後、2016年にKDDIへ入社。全社イベントの企画運営を通して、経営陣と一般社員、本体役員とグループ企業役員のコミュニケーション、経営方針の刷り込み・浸透を
実施する傍ら、モバイル回線データを活用した全社施策の統括とそれを用いた販売ソリューションの
パッケージ化を担当し、現在に至る。趣味は天体観測。ICCサミットへの参加は2018年の福岡から4回目。

サミットのビフォーアフターで何がどう変わったかを考えていたんですけれども、今回の受付メンバーは16人もいまして……

小林 16人の名前を全員覚えていますか?

澤谷 それはちょっと、後でいいですか。

(会場笑)

時間がかかってしまいますので……いえ、ちゃんと言えますからね(笑)。

受付チームは初参加の方が多いのと、各グループのリーダーの方々も初めてだったので、自分が先頭を切る、前線で立ち回るのがメインになるかなと思い、結構早い段階から気張りつつ初日を迎えました。

でも実際に終わってみると、僕の全然の知らないところで逆にメンバーからフォローしてもらっていることが多すぎるほどありました。

今回MVPをいただいてここに座らせてもらっているのですが、全然そんな立場にいないなと感じています。

小林 かっこいいですね。さわやかですね。

澤谷 話は変わるのですが、皆さんから「さわやか澤谷(さわや)」と言ってもらえてすごく嬉しかったんですよ。

福西 自分で言い始めたんじゃなかったですか?

(会場笑)

澤谷 そうなんですよ(笑)。

▶編集注:澤谷さんは、サミット開催2ヵ月前のスタッフキックオフ イベントで「さわやか澤谷と呼んでください」と自己紹介をしました。

清水 自己紹介でいきなり言い始めたので、「これ、巧妙なブランディングだな」と思いました(笑)。

福西 ユーモアのある人がいるものだなと思ったんですけどね(笑)。

重崎 誤解が解けていきますね(笑)。

澤谷 いや、最初絶対にスベると思ったんですよ。

全然面白くないし、言うほどさわやかか?っていうところもありまして。

でもどの方も「〇〇大学の〇〇です」みたいに所属と名前の自己紹介だったので、「覚えてもらうのはちょっと大変だな」と思って、面白くなくてもいいからとりあえず自分の名前をモジってみようかなと思ってしゃべったら、思いのほかウケました。

それが良かったのかなというのがあって、振り返ってみると今回の「さわやか澤谷」みたいに覚えてもらえると、例えば「〇〇会社の〇〇さん」ではなくて、一個人としてここにいていいんだなというような感覚を覚えました。

そういう意味で、今回のICCは自分の中でICCが居場所になったなあという感覚がすごくありました。

小林 「ICCが居場所になった」いいですね。

ちょっと話が逸れますが、さわやか澤谷のネタでいうと、僕はこう見えて世界で活躍するビジネスパーソンだった時期がありまして……。

皆さんBMWというドイツの自動車メーカーをご存知だと思いますが、BMW Foundation Herbert Quandtという基金が主催する Europe Asia Young Leaders Forumと呼ばれるイベントに招待されたことがあります。

開催地はベトナムのハノイだったのですが、目的地までのバスの車中で「アクティビティをやります」と言われて、順番に自己紹介することになりました。しかも、自分でニックネームを考えて自己紹介するのです。

それこそ「さわやか澤谷」じゃないですが、例えば「ユウキ」という名前だったら「ブレイブ・ユウキ」とか、そういうネーミングを即興で考えます。

僕は「雅(まさし)」という名前なので、「みやび」とも読みます。普通なら「ビューティフル・マサシ」とか言うのですが、僕はそこでいったい何と言ったかといいますと、「マッサージ・マサシと呼んでくれ」と言ったんですよ。

そうしたらみんな馬鹿ウケして、覚えてくれるようになりました。

以上です。では、重崎さんお願いします。

(会場笑)

実は裏で色々な人が助けてくれていた(重崎さん)

重崎 竜一さん(以下、重崎) 前回はスピーカー誘導チームのメンバーとして初参加して、今回はチームの統括を担当させていただきました重崎です


重崎 竜一
スピーカー誘導チーム
統括

2012年、株式会社ECナビ(現: 株式会社VOYAGE GROUP)に新卒入社。ソーシャルメディアマーケティング関連の子会社立ち上げや株式会社fluctでのモバイルアプリ向けSSP事業立ち上げを経た後、2018年11月からRepro株式会社に参画。ゲーム事業者向けソリューションを提供するRepro Game事業部で事業部長を務める。ICCサミットには2019年福岡よりスタッフ参加。

景色でいうと、本当にずっとスピーカー控室にいるので、実際に見える景色は括室です(笑)。

そこにいながらどう景色を変えられるかというと、「いかに想像力を働かせるか」が大切だなと思いました。

では実際に想像力を働かせられたのか?というと、働かせられた部分もあったのですが、高井(彬)さんや千葉(祐大)さんといったベテランがいらして層が厚い構成だったので、みんなに支えられて「働かせてもらった」という感じでした。

不安の中で始まった統括でしたが、この「なんとかなった感」でいうと、澤谷さんがおっしゃっていた「実は裏で色々な人が助けてくれていた」というのに近い感覚を持っています。

経験でノウハウがたまるというのもあると思いますが、仮に次に同じようなことをやるとすれば、当然より視野を広く、想像力を働かせられると思います。

小林 ちなみに次にやりたいことはありますか?

重崎 (わざとらしく)えっ、次にやりたいことですか?

小林 決めてあげましょうか? 会場運営チームで、カタ……(メイン会場のカタパルト運営)

重崎 カタ……肩たたき? マッサージだけに!?

小林 うまい!

重崎 ありがとうございます(笑)。

(会場笑)

小林 さて、これまでは「見えた景色」についてでした。

次の質問では、統括の皆さんのリーダーシップの執り方を伺いたいと思います。

ICCの特徴として「一期一会」のチームといいますか、初参加の人は「ハイ、あなたはこの人とチームです
」という感じで決まって、2回目の人も突然「えっ、会場ですか!?」みたいに、希望を言ってその担当になる人もいれば、特に希望がなくどこかのチームに配属される人も多くいます。

そういった「一期一会」のチームをゼロからマネジメントしていくことになると思いますが、そこからの学びがどういうものだったか、日々の仕事にどう役立つのかなどを含めてお話を伺えればと思います。

それでは福西さんからお願いします。

メンバーのキャラクターを、いかに短期間で見極めるか?

福西 僕の勤める会社のカルチャー上、「人物のタイプ分類」というとちょっと言葉は強いのですが、「その人がどういう人なのか」を考えながらマネジメントすることが習慣化しています。

例えば、話したことはあるけれど仕事をしたことはないメンバーが、見た目のキャラクター通りなのか、守りのスペシャリストなのか、それとも攻めのスペシャリストなのか。「きっとこうだな」と予測を立てながら、いかに短期間で見極めるかを考えます。

それと今回のA会場では、これまでも一緒にチームを組んだことのある人が何人もいたので、それぞれの持ち味をできるだけ活かせるように、ないしは阻害しないように心がけました。

そのため僕のタスクとしては「メンバーの手から落ちてしまった仕事を、どう拾うか」が一番のポイントだったのですが、今井君や他のメンバーに拾ってもらった部分もいっぱいあるので、そういう意味では、チームとして阿吽の呼吸が築けていたかなと思います。

ちなみに共同統括の今井君とは、「東京にいるうちに、カフェで打ち合わせしましょう」と言っていたのですが実現しないままチャットで終わるという感じでした(笑)。それでもフォローし合えたというのは、今話したようなことがあってこそですね。

かつそうしたマネジメントは、たとえ一期一会のチームであったとしても、パフォーマンスを発揮するためには非常に重要なのだと再確認できたとが、個人的な学びでした。

小林 素晴らしい。皆さん拍手をお願いします。

それでは、女性ばかりのチームをマネジメントした澤谷さん、お願いします。

「一緒にやる」と「任せきる」のバランス

澤谷 チームマネジメントには大きく「一緒に前線に立つ」と「完全に任せきる」の2つのパターンがあると思っています。

今回、受付チームは初参加の方や学生メンバーも多かったので、私も皆さんも不安になってしまわないよう、任せるよりも一緒に前に立つ方針でやろうと決めました。

チームの配属が決まってから本番まで、各個人のパーソナリティを知る期間が結構あったので、そういう意味ではある程度準備をして臨むことができました。

でもやはり、いざ会場で作業をスタートして初めて分かることもたくさんあり、現場で1つずつ積み上げていこうというシーンもあります。

そこで気づいたのは、「一緒にやる」ということで生まれる一体感でした。

ですがちょっと生意気を言うようですが、自分が一緒になってやってしまうことで、メンバーが自ら考えて能動的に動き答えを見つける、というプロセスを経験させられなかったなという反省点もあり、そこのバランスが大事だったなと振り返っています。

小林 すごくリーダーらしくなっていますね。成長を感じます。皆さん拍手をお願いします。

澤谷 ありがとうございます。

小林 では清水さん、お願いします。どのようにD会場チームをマネジメントしましたか?

「グループ」を「チーム」に変えるコミュニケーション術

清水 僕はマネジメントというよりは「どうやってチームとして機能するようにしていくか」を今回の自分のテーマにしていました。

当日初めて会う人もいるので、いきなり「一緒に頑張ろう!」と言っても、ちょっとちぐはぐな感じになりがちです。そこでまず、ベースのコミュニケーションがうまく取れるように意識していました。

例えばD会場チームで試みたのは、事前にメッセンジャーのグループをつくって、その中で自己紹介をしたことです。「自分はこんなことが好きですよ」とか「こんな人ですよ」というプロフィールスライドを1枚つくって、それぞれにシェアしてもらいました。

「この人はこんな人なんだ」と事前に少しでも分かるだけで、実際に初めて会ったときの心理的なハードルがちょっと下がってくれます。

責任者を担当したスタッフ前夜祭でも、皆さんにお配りした名札には「最近興味のあること」を3~4つ書いてもらいました。

過去最高の動員!開催前夜のオープニング・パーティ&スタッフ前夜祭【ICC KYOTO 2019レポート#2】

そうすることで最初の話のきっかけができますし、その人がどんな人か分かる状態からコミュニケーションが取れるので心理的安全性が下がって、結果として色々な話がしやすくなります。

そういった仕掛けをいくつか打ちながら、「グループ」が「チーム」に変わるようなことを考えていました。

小林 まるで仲山学長みたいですね!

清水 まさに、がくちょ(仲山学長のニックネーム)はヤッホーブルーイングの「エア社員」としてたまに軽井沢まで来てくれるのですが、そこで学んだことをアウトプットしたいと思い、自分なりに解釈したり組み直して形にしてみました。

▶参照:満員御礼!「『よなよなエール』も実践!仲山進也のチームビルディング講座ワークショップ」で体験した、チーム作りの要諦とは【ICC FUKUOKA 2019レポート】

ですから、ある意味スタッフ前夜祭は僕にとってはチームビルディングの実験の場でもありました。どうしたらみんなが話しやすくなるのかな?と考えてやってみたら、実際に結構盛り上がって良かったなと感じています。

小林 みなさん拍手をお願いします。次もチームビルディング部長ですね!

清水 そんな部があったんですね(笑)。

小林 今できました。

清水 こうした一期一会の場でチームビルディングを実行するのはなかなか貴重な機会なので、結構楽しんでやらせていただきました。

小林 ありがとうございます。では最後、重崎さんはいかがですか?

営業さながらのロールプレイングで誘導業務をリハーサル

重崎 僕が意識したポイントは「初めての人の不安を減らせたらいいな」ということです。

特に初日の一発目、つまりSession 1の誘導が一番不安だと思い、運営マニュアルを読んでも想像できない部分をいかに事前につぶせるかを考えた末、準備日にロールプレイングを行うことにしました。

具体的には「誘導されるスピーカー役」と「誘導するスタッフ役」に分かれてやったのですが、これはすごくよかったと思います。

小林 これは新しいですね。

重崎 自分で初めて誘導チームの運営マニュアルを読んだとき「このゾーンディフェンスはワークするのだろうか」など色々な問いが湧き、これはロールプレイングが必要だなと思いました。普段のビジネスでも「営業はロールプレイングだ」と思っているので、やらない理由はないなと。

ロールプレイングがワークしたかは分かりませんが、最初のSession 1に向けて「これはやったことのあるやつだ」という刷り込みはできたかなと思います。

あとは改善のKPT(※)を都度やろうと決めていて、セッションごとにメンバーが感じたことをベースに、「ここをよくしたいな」ということをチームでトライしていったのが、今回のマネジメントで意識したポイントでした。

▶編集注:KTPとは、Keep(成果が出ているので継続すること)・Problem(問題があり改善が必要なこと)・Try(新しく取り組むべきこと)の頭文字をとった振り返りのフレームワーク。

小林 いいですね!みんなすごいですね。

みんな知りたい!「珠里亜式マネジメント」とは

福西 マネジメントで言うと、このあとのPart2で(荒木)珠里亜さんが登壇しますが「珠里亜式マネジメント」という言葉も出ましたよね。

「珠里亜式」は、とにかく任せるんですよ。

澤谷 それすごく聞きたいです。

福西 この年齢(25歳)でこんなに人に任せる人を僕は見たことがなかったので(笑)、このあとでもし触れてもらえるならぜひ解説してほしいです。

ICCサミット KYOTO 2019 スタッフ打ち上げ パネルディスカッション Part2. 女性編

小林 それは、どんなふうに任せるのですか?

福西 どんどん抜擢というか、人がちょっと踏みとどまりそうなところでも迷わず行く、「できる!やってみよう!」みたいな感じです。

僕はこの歳(35歳)になっても割と「お前は人に任せられないよな」と周りから言われます。全部自分でやってしまうタイプだと自分で分かりながらコントロールしているのですが、珠里亜さんは無意識なのか確信的なのか分かりませんが、すごいんですよ。

澤谷君のようなタイプもありつつだと思いますが、ぜひPart2では本人から語っていただきたいと思います。

小林 ありがとうございます。時間もあと5分くらいなので、会場からの質問をお受けしましょう。

では高木将軍(※)。高木さんはこのあとのPart2でも登壇予定です。

▶編集注:ICCでは人気マンガ『キングダム』の影響で、主要メンバーの名前に“将軍”をつけて呼ぶブームがあります。「キングダム経営学」と題したイベントも開催しました。

高木 友貴さん 次に自分の役割を誰かに任せるとしたら、誰にやってほしいかを聞きたいです。

小林 いいですね。各統括の後継者についての質問ですね。

澤谷さんから順にお願いします。受付の統括として誰を推しますか?

ICC KYOTO 2019 統括が推す、次期統括メンバーは?

澤谷 受付…福西さんですかね。

福西 え、ぼくが受付……?

小林 その心は。

澤谷 受付担当は若い人が多いので、統括との年齢の差はどうしても埋まりづらいと思います。

そこを埋めてくるのが福西さんだなと。私はそこを見たいと思いました(笑)。

(会場笑)

小林 ありがとうございました!では重崎さん、スピーカー誘導の次期統括は?

重崎 (会場に向かって) 高野葉子さん!お願いします。

初日からずっと一緒にやっているメンバーで、次は誰がいいのか考えるわけですよ。

その中でも絶対的安定感というか、何かすごいチャキチャキしながら柔らかくも強い、みたいな感じが3日間通して感じていたところで、これは来たな!と思うので、ぜひ。

小林 高野さん、大丈夫ですか?

高野 葉子さん はい、大丈夫です!

小林 素晴らしいですね。重崎さん、ありがとうございました。

清水さんは、D会場の統括を誰に任せたいですか?

清水 僕は禍燐(かりん)将軍(能任花林さん)を大将軍にしないといけないなと思っていまして、今回、彼女にはD会場で司会を担当いただいたのですが、もう1つ上の視座に上がったときに、どうやって全軍を率いていくかとても楽しみだなと思っています。

小林 なるほど。清水さん、ありがとうございました。

それでは最後に、受付統括にスライドすることが決まった福西さん。メイン会場、カタパルト会場の後継者は?

福西 やはりカタパルトで珠里亜式マネジメントを見てみたいですね。

演台・司会・オペ卓のすべてがサポートできて、かつ持ち味の任せるマネジメントを発揮すれば、新しいカタパルトができるのではないかと思います。

三輪さんと僕は緊張すると顔がこわばるので一生懸命にこやかにするのですが、その横をカタパルトのプレゼンターの皆さんが通って行かれます。プレゼンターの皆さんを和やかにできているのかというと多分できていないので、珠里亜さんならできるんじゃないかな、見てみたいなと思います。

小林 メイン会場は、たまに僕がカリカリしているときがあるので、気を付けなくてはいけませんしね。

(会場笑)

ということで、ディスカッションを終わりにしたいと思います。

4名のスピーカーに、今一度拍手をお願いします。ありがとうございました!

(終)

▶続きは 2. 運営スタッフMVPに聞く「心がけたこと・学んだこと・印象に残ったこととは?」 をご覧ください

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編集チーム:小林 雅/尾形 佳靖/浅郷 浩子/戸田 秀成

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