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カタパルト優勝者・入賞者、審査員が、チャレンジャーを全力応援! カタパルト必勝ワークショップ&公開リハーサル

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ICCサミット前の恒例イベント「カタパルト必勝ワークショップ&公開リハーサル」が、2026年7月22日、7月27日、28日の3日間に渡って開催されました。ICCサミットを代表するプログラムであるカタパルトの登壇者たち、その過去入賞者たち、そして実際の審査員たちが集まり、プレゼンに磨きをかける3日間となりました。その模様をレポートします。ぜひご覧ください。

カタパルト必勝ワークショップ(7月22日)

ICC KYOTO 2026では6つのカタパルトが予定されています。この日、集まったのは45人のチャレンジャー(登壇予定者)たち。それに対して、3名+1名のカタパルト優勝者のレクチャー、そして小グループに分かれたプレゼン相談会が行われました。

まず1人目のスピーカーは、前回初開催だったネクストステージ・カタパルトを勝ち抜いてカタパルト・グランプリに出場し、見事優勝を飾ったfindの高島さん。「今は実現できていなくても、未来に成し遂げることを、いかに濃く伝えるかが重要」と伝えました。

高島さんの優勝プレゼンはこちら
新サービス続々拡充! 落とし物の課題解決で、想いが繋がる社会インフラを創る「find」(ICC FUKUOKA 2026)

「調達の多くはICCきっかけ。優勝する自信があるならネクストステージ出場は有利だと思う」と高島さん

続いて登場したのは、スタートアップ・カタパルトで優勝したCULTAの野秋 収平さん。過去の動画やこのワークショップを徹底的に分析、自分のプレゼンはエモさはないが事業の面白さが特徴と語り、あらゆる想定されるパターンのプレゼンを作ってから、最適なものを選択したそう。

「社内をどれだけ巻き込むかが重要。プレゼンは名刺代わりになると思って作って」野秋さんは試食配布のコツも伝えました

野秋さんの優勝プレゼンはこちら
気候変動に打ち勝つ「次世代品種」で、日本品質のフルーツ生産を海外でも可能にする「CULTA」(ICC FUKUOKA 2026)

次回からはディープテック・カタパルトとなる、1年前のリアルテック・カタパルトで優勝したLIFESCAPES林 正彬さんはICCの雰囲気に「最初は圧倒されて斜に構えていたけれど、参加するなら全力でいろいろなものを得たいと決めた」と告白。事業スケールの大きいライバルたちに対して、最先端の技術をいかに伝えたかを図解で解説。

「スライドを作り始めると目的を失いがちになる」と、36枚のスライドを上のように定義した林さん

林さんの優勝プレゼンはこちら
諦めていた生活をもう一度、BMI医療機器で、脳卒中後の重度の手指麻痺を改善する「LIFESCAPES」(ICC KYOTO 2025)

過去のこのワークショップがそうであったように、優勝者の経験談は、チャレンジャーにとっては何よりもの財産。今回お話しいただいた3名は、過去のプレゼンやワークショップ、一緒に登壇する企業をとにかくよく研究したうえで、自分の勝ち筋を見つけていたのが印象的でした。

優勝者に限らず聞くことですが、カタパルト登壇を経て、調達や受注、導入につながったり、メンターや仲間を見つけたり、求人応募が増えたり、願っても得られないような機会を得たといいます。社会を変えるような素晴らしい企業を世の中に紹介する場を目指すカタパルトですが、その機能はしっかり果たせているみたいです。

優勝者・入賞者に聞く!プレゼン相談会

その後は、過去の優勝者・入賞者たちが8組に分かれてメンターを務め、チャレンジャーたちが話をしたい場所へ行き、相談をするという相談会を開催。スライドや写真をよく見ていただくとわかるのですが、次のチャレンジャーを応援しようと豪華な”先輩たち”にお集まりいただきました。

そのグループの中では、アイランデクス池田さんがソーシャルグッド・カタパルトで優勝したときの思考や行ったことを資料にまとめてプレゼン。あまりにも学びが多いうえに面白い!ということで最後に会場に残ったみなさんに向けてアンコールプレゼンを行っていました。

池田さんのの優勝プレゼンはこちら
日本の未来の最前線から、顔の見える社会をつなぐ離島専門引越し屋「アイランデクス」(ICC FUKUOKA 2026)

カタパルト公開リハーサル1日目(7月27日) 

当日のカタパルトでナビゲーターを務める安藤さんや鈴木さんが司会。この呼び込み&応答を本番前に
練習できるのも、公開リハのいいところ

前週のワークショップを受けて、プレゼンに磨きをかけたチャレンジャーたち20名が結集したのは7月27日月曜日。ICC小林さんも含むメンターたちも7名集まってくださいました。「この場で知って、出資を決めたこともある」といいますから、すでにこの公開リハーサル自体が大きなチャンスの場でもあります。

鋭いコメントの数々に、すでにリハーサルを見ている小林さんが追加解説したり、フォローしたりと、息のあったフィードバックを行ったメンター7名。7時に始まって、終了したのは23時40分すぎ。この日はプレゼンに加えて、登壇グループ以外の出席者でカタパルトの投票も行いました。その結果を交えてお伝えします。

カタパルト公開リハーサル1日目:グループA

グループAの1位はWAKUの姫野 亮佑さん。温暖化に対する農業の課題をグルタチオンで解決
順位企業名チャレンジャー名登壇カタパルト点数
1位WAKU姫野 亮佑ディープテック22
2位Halu松本 友理ソーシャルグッド19
3位SPACECOOL末光 真大グランプリ13
4位東京バル筒井 玲子スタートアップ12
5位カウシェ門奈 剣平ネクストステージ3
6位匠技研工業前田 将太ネクストステージ2
7位EEFULホールディングス森山 穂貴グランプリ1

1日目のグループAでは、ディープテック(旧リアルテック)・カタパルトに登壇するWAKUの姫野さんが1位となった。4位まではカタパルト初挑戦となるチャレンジャーが占め、5位から7位まではカタパルト入賞者という結果に。この結果を受けて、本番ではきっと巻き返しを狙いそう!

カタパルト公開リハーサル1日目:グループB

グループBの1位は、原発事故で住民ゼロとなったまちの12年を伝えたOWB和田 智行さん
順位社名チャレンジャー名登壇カタパルト点数
1位OWB和田 智行グランプリ21
2位MINORICA平田 裕也スタートアップ15
3位elleThermo二上 航軌ディープテック12
4位ホームサーブ得永 泰裕グランプリ10
5位株式会社メンテル井上 智樹スタートアップ8
6位認定NPO法人キッズドア渡辺 由美子ソーシャルグッド6

グループBは、2022年のソーシャルグッド・カタパルトで優勝した和田さんが、プレゼン時間切れながら1位となり強さを見せ、2位から6位は、どの事業も身を乗り出して聞きたくなるような初登場組となりました。

カタパルト公開リハーサル1日目:グループC

1位は、780年続く飴屋による地域活性を伝えた五人百姓 池商店の池 龍太郎さん
順位社名チャレンジャー名登壇カタパルト点数
1位五人百姓池商店池 龍太郎ソーシャルグッド19
2位佐々木製菓佐々木 雅子クラフテッド17
3位SOMA堀江 麗クラフテッド7
4位nokNok角野 賢一クラフテッド6
5位虎屋本舗高田 海道ソーシャルグッド3
青楓館岡内 大晟ソーシャルグッド3
7位現場Hub岡田 光正スタートアップ0

グループCは、ソーシャルやクラフテッドなどのカタパルト初挑戦が揃ったフレッシュな顔ぶれで、事業への想いが伝わる、個性豊かなプレゼンが続きました。「本番のつもりで臨んで」と事前に伝えられていたため、資料ともども作り込まれてリハーサルとは思えないクオリティなのも印象的でした。

3グループすべてのプレゼンを見て、感想や改善案などを親身になってアドバイスしたメンターたち。専門分野でないところから見て気になるところや、気をつけた方がいい表現、スライドの構成など、客観的かつさまざまな視点からフィードバックや意見がもらえるこの場は、本当に貴重だと思います。

4時間半にわたるフィードバック、お疲れ様でした!

カタパルト公開リハーサル1日目(7月27日) 

2日目は、山代さんとICC小林さんを除くメンターが入れ替わって6名が17組のプレゼンのフィードバックに挑みました。この日のメンター陣の顔ぶれはこちら!「言語化されていない魅力を引き出してあげたい」「必死に努力している姿を見ると、応援せずにはいられない」と、開始前からメンターたちは応援の準備万端です。

写真左からUntrod永田 暁彦さん、THE GROWTH山代さん、千葉道場ファンド廣田 航輝さん、
グロービス・キャピタル・パートナーズ今野 穣さん、Dual Bridge Capital伊東 駿さん、ICC小林さん

それでは2日目の各グループの結果もお伝えしていきましょう。

カタパルト公開リハーサル2日目:グループA

1位は、設計から施工まで、誰もが活用できる建築の社会インフラを目指すVUILD

ディープテック系のチャレンジャーが並ぶなか、クラフテッドに登壇するVUILD秋吉 浩気さんが大差をつけて1位。さまざまな魅力がある事業のため、プレゼンの切り口についてメンターたちの間では意見が割れて盛り上がったプレゼンでもありました。

順位社名チャレンジャー名登壇カタパルト点数
1位VUILD秋吉 浩気クラフテッド23
2位東京核酸合成山本 誠ディープテック12
3位ElevationSpace小林 稜平グランプリ11
ミーバイオ早水 建祥ディープテック11
5位ハクオウロボティクス塩原 努スタートアップ4
6位EmotionX吉水 康人ディープテック2

カタパルト公開リハーサル2日目:グループB

グループBの1位のヤマチク山﨑 彰悟さんは、竹のおはしの海外展開を伝えた

グループBでは、2024年のソーシャルグッド・カタパルト以来となるヤマチクの山﨑さんが、ネクストステージから勝ち上がる可能性ある3組を退けてぶっちぎりの1位。ICC初参加のソーシャルグッド2組については、メンターのUntrod永田さんが温かな言葉をかけていました。

順位社名チャレンジャー名登壇カタパルト点数
1位ヤマチク山﨑 彰悟グランプリ24
2位SMILE CURVE野口 昌克ネクストステージ11
3位immedio浜田 英揮ネクストステージ8
4位一般社団法人wreath下村 真代ソーシャルグッド8
5位特定非営利活動法人Chance For All中山 勇魚ソーシャルグッド6
6位ハイヤールー葛岡 宏祐ネクストステージ3

カタパルト公開リハーサル2日目:グループC

1位は、日本のトイレ清掃技術をロボットで実現するinprog宗清 直人さん
順位社名チャレンジャー名登壇カタパルト点数
1位inprog宗清 直人スタートアップ22
2位TIMEWELL濱本 隆太スタートアップ10
3位土とデジタル小川 大暉ソーシャルグッド8
4位INNFRA川島 壮史スタートアップ7
5位WHERE阿久津 岳生グランプリ4

ここで1位となったのは、まだ1つしかないというデモ機を持ち込んで、トイレの便器清掃を実演したinprogの宗清さん。2位から5位の企業も、世の中の課題を解決するユニークなソリューションをプレゼン。長尺のリハーサルですが、最後までメンターたちは最後まで集中して、親身にフィードバックを続けました。

この日も、当日のカタパルトでナビゲーターや司会を務める豊島さんや帯屋さんが司会をしました。現物配布や、プレゼンとともに設置される器具の確認など、本番さながらのオペレーションも行われる公開リハは、運営スタッフのリハーサルの場でもあります。

前回のICC FUKUOKA 2026から、このワークショップと公開リハーサルが別日に、リハーサルは2日間となり、今回はカタパルトに挑戦するチャレンジャーの7割近くが出席するという、本番前の一大イベントになりました。

この3日間のイベントの模様は、振り返ってブラッシュアップに使えるように録画され、登壇者たちに共有されています。ICCサミットは、社会に紹介したい素晴らしい起業家たちや事業が、ともに学び合い、切磋琢磨して成長するために、さまざまな環境を作っています。

2日間のリハーサルですでに素晴らしいプレゼンをたくさん聞くことができましたが、ここで出会ったメンターたちや、フィードバックのアドバイスを得て、登壇当日はさらに磨き上げたプレゼンが見られるのは必至。当日は会場からライブ配信も予定していますので、ぜひご注目ください!

編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子

(終)

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