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【速報】「デザイン & イノベーション アワード」のグランプリはAI搭載の進化した聴診器で医療革新を起こす「AMI」(ICC FUKUOKA 2023)

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「ともに学び、ともに産業を創る。」エクストリーム・カンファレンス 「Industry Co­-Creation(ICC)サミット FUKUOKA 2023」、2月14〜15日に「デザイン & イノベーション アワード」が開催されました。26名の審査員とオーディエンスによる投票の結果、グランプリには「AMI株式会社」、準グランプリには「株式会社パワーウェーブ」「サグリ株式会社」部門賞には「株式会社パワーウェーブ」「TopoLogic株式会社」「テクノツール株式会社」「株式会社Ashirase」「サグリ株式会社」「株式会社ストリーモ」が輝きました。

今回の「デザイン & イノベーション アワード」は、デザイン性やイノベーションあふれるプロダクトやサービスを持つ12社のブースを審査員が見学、体験し、グローバル(国際性)、トレンド(時代性)、ソーシャルグッド(サステナブル・社会性)、イノベーション(革新性)、体験デザイン(機能性)などの観点から投票を行いました。

結果速報

入賞企業は以下の通りです。

・グランプリ「AMI株式会社 小川 晋平」(得票数8点)

・準グランプリ「株式会社パワーウェーブ 種田 憲人」(得票数6点)

・準グランプリ「サグリ株式会社 坪井 俊輔」(得票数6点)

部門賞

・グローバル賞 「サグリ株式会社 坪井 俊輔」

・トレンド賞 「株式会社パワーウェーブ 種田 憲人」

・ソーシャルグット賞 「テクノツール株式会社 島田 真太郎」

・イノベーション賞 「TopoLogic株式会社 佐藤 太紀」

・体験デザイン賞 「株式会社ストリーモ 森 庸太朗」

・オーディエンス賞 「サグリ株式会社 坪井 俊輔」「 株式会社Ashirase 千野 歩」「 株式会社ストリーモ 森 庸太朗」

・審査員賞 「株式会社パワーウェーブ 種田 憲人」 「サグリ株式会社 坪井 俊輔」「AMI株式会社 小川 晋平」

出展企業の詳細は以下をご覧下さい。

登壇企業・サービス一覧

グランプリ AMI:超聴診器 体験

AMI株式会社は、“急激な医療革新の実現”を掲げる九州発の研究開発型スタートアップ。超聴診器(心疾患診断アシスト機能付遠隔医療対応聴診器)によって、生体音を耳で聴き、医師個人が診断してきた聴診をDXすることを目指す。簡易ベッドで聴診DXのデモンストレーションを行った。

AMIは「超聴診器」で心不全や突然死のリスクを可視化して、先手の治療を実現する(ICC FUKUOKA 2018)【動画版】


小川 晋平
AMI株式会社
代表取締役CEO
HP | STARTUP DB

AMI株式会社 代表取締役CEO。東京医科歯科大学 特任准教授。加治木温泉病院循環器内科医。 熊本県熊本市出身。熊本大学卒業後、循環器内科医として富良野協会病院・熊本大学病院・済生会熊本病院などに勤務。 2015年11月、AMI株式会社を設立。「聴診DX」を実現するためにAI医療機器や遠隔医療サービスの社会実装を目指して研究開発を進めている。本店は熊本県水俣市、本社は鹿児島県鹿児島市。 厚生労働JHVS ベンチャーアワード 総務省 異能β 経産局 J-Startup KYUSHUに選定。その他受賞歴として、KDDI∞ラボ 最優秀賞、ヘルスケア産業づくり貢献大賞 大賞、Healthcare venture knot 最優秀賞、メドテックグランプリ 最優秀賞、第1回CEJ C-Startup Pitch 最優秀賞 など。

準グランプリ パワーウェーブ:ワイヤレス給電だけで走り続ける電動模型

株式会社パワーウェーブは、電動社会の基礎となる走行中ワイヤレス給電の社会実装に取り組むスタートアップ。バッテリーを載せずに、コース裏の金属テープから送られた電力だけで走り続ける電動模型を展示し、未来の乗り物社会を実現する基幹技術を紹介した。


種田 憲人
株式会社パワーウェーブ
取締役副社長
HP | STARTUP DB

大学卒業後、2012年三井住友銀行に入行。2016年に株式会社タスキを設立し、地域の求人情報を含む地域情報メディア「TASUKI」や、地域人材の課題にアプローチする「モグジョブ」を全国の50大学と連携し展開。同年より自治体・大学等と連携し株式会社サイエンス・クリエイトにて起業家育成支援に従事。2021年には豊橋技術科学大学発ベンチャーである株式会社パワーウェーブを設立し取締役副社長を務める。

準グランプリ サグリ:農地情報アプリ「アクタバ」「デタバ」「サグリ」の操作体験

サグリ株式会社は、衛星データとAIの活用で世界中の農地情報を可視化するスタートアップ。耕作放棄地がひと目でわかる農地パトロールアプリ「アクタバ」、作付け調査の効率化アプリ「デタバ」、圃場分析アプリ「サグリ」を紹介し、iPadを用いたアプリケーションの操作体験を提供した。

衛星データ×AIで農地をまとめ、効率的な大規模農業に貢献する「サグリ」(ICC KYOTO 2022)


坪井 俊輔
サグリ株式会社
代表取締役CEO
HP | STARTUP DB

横浜国立大学理工学部機械工学・材料系学科を卒業。2016年に民間初宇宙教育ベンチャー株式会社うちゅうを創業、同社代表取締役CEOを務める。農業現場のアナログな状況を知り、衛星データ及びAI技術を活用した営農指導により、農業の経営発展を目指すことを目的に2018年サグリ株式会社を創業、代表取締役CEOに就任。2019年、インドに子会社Sagri Bengaluru Private Limitedを設立。同年、世界経済フォーラムのグローバルシェイパーズに選出。2021年6月、リアルテックファンドなどから総額1.55億円の資金調達を実施。MIT テクノロジーレビュー 未来を創る35歳未満のイノベーターの1人に選出。Forbes 30 under 30 ソーシャルインパクト部門受賞。農林水産省 「デジタル地図を用いた農地情報の管理に関する検討会」 委員。情報経営イノベーション専門職大学 客員教授。ソフトバンクアカデミア13期生。

エイトノット:船の自動運転プラットフォームのデモ

株式会社エイトノットは、小型船舶向けの自律航行プラットフォーム「エイトノット AI CAPTAIN」を紹介した。エイトノット AI CAPTAINは、タブレットで目的地を選択するだけで、障害物を避けながら航行し、着岸まで全て自動化する。


木村 裕人
株式会社エイトノット
代表取締役CEO
HP | STARTUP DB

カリフォルニア州立大学を卒業後、アップルジャパンを経て、デアゴスティーニ・ジャパン入社。コミュニケーションロボット「ロビ」をはじめとするロボティクス事業の責任者を務める。その後、バルミューダにて新規事業立ち上げを担当し独立。ロボティクス系スタートアップ企業のマーケティング、PR戦略や、大手メーカーの商品企画を手掛けた。SUP、ダイビングなどマリンアクティビティを介して、海の魅力に引き込まれる。SUPパドラー、ダイバー、一級小型船舶操縦士。

関西巻取箔工業(KANMAKI):転写箔の箔押し体験

関西巻取箔工業株式会社は、創業70年を迎えた転写箔開発のパイオニア。職人技や専用機械でなければできなかった“箔”表現を、手持ちの筆記具でなぞるだけで、誰でも簡単に楽しめる「煌葉-kiraha-」を展示し、転写箔の体験を提供した。

「KANMAKI」は、安全で環境負荷の少ない「顔料箔」で、サステナブルな塗装を実現する(ICC KYOTO 2021)【文字起こし版】


久保 昇平
関西巻取箔工業株式会社
取締役COO

1980年京都生まれ。舞台演劇の脚本・演出家として活動後、2012年祖父が創業した 関西巻取箔工業株式会社(KANMAKI)入社、現職。“箔をつけるシゴト”をコンセプトに、 西陣織の金糸をルーツに持つ「顔料箔」を改良し、印刷塗装業界の「VOC(有機溶剤)」問題 の解決策の一つとして、自動車部品はじめ、あらゆる工業製品装飾に採用多数。 2019年経産省「始動Next Innovator」ピッチ最優秀賞、2021年ICC KYOTO「リアルテック・ カタパルト」入賞、京都市「これからの1000年を紡ぐ企業」・経産省「はばたく中小企業 300」選出。2022年ボールペンで描ける箔「煌葉-kiraha-」を開発、日経MJ等メディア 掲載多数。Paris Design Week 2022「Inspiration of KYOTO」プロジェクトに作品出展等、 新製品開発やアーティストとの共創活動にも積極的に取り組んでいる。

TopoLogic:超高速・高感度熱センサと磁気メモリ試作品の展示

TopoLogic株式会社は、量子科学分野において注目されている「トポロジカル物質」の社会実装を目指すスタートアップ。熱流センサと基礎開発中の磁気メモリ試作品を展示した。熱流センサに直接息を吹きかける体験で、僅かな熱に応答する様子を観察できた。


佐藤 太紀
TopoLogic株式会社
代表取締役
HP | STARTUP DB

東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻修了。6年間マッキンゼー・アンド・カンパニーにて製造業企業のクライアントを中心にマネジメントコンサルティングに従事。その後、産業用ドローンのスタートアップ企業A.L.I. Technologiesにて大企業向けの共同開発や共同事業の構築を実施。2021年11月にTopoLogic社代表取締役に就任。

テクノツール:重度障害者ゲーマーのプレイ方法体験

テクノツール株式会社は、肢体不自由者の入力操作を支援する機器の企画・開発・販売を行う企業。手が不自由でもNintendo Switchで遊べるコントローラーを共同開発している。障がい当事者スタッフによる説明・デモを行い、指先や顎、頬のわずかな動きを使ってプレイするゲーム体験を提供した。

「テクノツール」は入力デバイスで、身体の状態に関わらず個性や可能性を発揮できる社会を目指す(ICC KYOTO 2022)


島田 真太郎
テクノツール株式会社
代表取締役
HP

2012年4月にテクノツール株式会社入社。Nintendo Switch公式の障害者向けコントローラー「Flex Controller」をはじめとするアシスティブ・テクノロジーの開発や市場開拓に携わる。 経営企画部取締役を経て、2021年9月に代表取締役就任。「本当の可能性に、アクセスする。」をコンセプトに、障害当事者や他分野の専門家との共創とテクノロジーの活用により、障害者の社会参加を促進するプロジェクトを推進している。直近の事例として重度肢体不自由者がドローンパイロット/オペレーターを目指す「ドローン・アクセシビリティ・プロジェクト」、脊髄損傷の元プロレーサーとレーシングシミュレーターで世界を目指す「e-Racingプロジェクト」がある。 ICC KYOTO 2022 「ソーシャルグッド・カタパルト」2位入賞。

Ashirase:ロービジョン向け歩行ナビ「あしらせ」体験

株式会社Ashiraseは、ロービジョン向け歩行ナビ「あしらせ」を開発するスタートアップ。「あしらせ」では、シューズに装着するIoTデバイスが振動して、視覚障がい者を目的地まで誘導する。「あしらせ」を装着したシューズを履いて振動を感じる体験を提供した。

靴に装着するIoTデバイス「あしらせ」は、視覚障がい者が安心して歩ける社会を創る(ICC KYOTO 2022)


千野 歩
株式会社Ashirase
代表取締役CEO
HP

2008年本田技術研究所にて電気自動車や自動運転の研究開発に従事。2018年SensinGood Labという任意団体を設立し、「あしらせ」の開発を開始。2021年4月、Ashiraseを創業、代表取締役CEOに就任。 受賞歴 経産省始動プログラム2018シリコンバレー派遣選抜 / 内閣府S-Booster2019 最優秀賞 受賞 Asics accelerator program 優秀賞 受賞 / リバネス ディープテックグランプリ2021 KOBASHI賞、カワるサキへ賞 受賞 / ひろしまサンドボックスD-EGGS サンドボックス賞 受賞 / グッドデザイン賞2022 金賞受賞 / CES 2023 Innovation Award 受賞

増田桐箱店:桐製の米びつ・ブックエンドの展示

株式会社増田桐箱店は、福岡県古賀市で桐箱製造を行う創業1929年のメーカー。従来の桐箱製作の技術や桐のもつ防虫効果・調湿効果を活かし、現代のライフスタイルに取り入れられる米びつ、ブックエンドなどを展示した。


藤井 博文
株式会社増田桐箱店
代表取締役
HP

1987年生まれ 普通高校を卒業後、台湾へ語学留学へ。留学の最中に祖父が訪台し事業を継がないかと話をうけ2007年帰国後増田桐箱店へ入社。2010年同社副社長へ就任2012年代表取締役社長へ就任。就任後2工場を統合し、2013年古賀市青柳町へ新社屋を建設移設へ2014年桐箱の加工技術をいかした「kirihaco」ブランドを立ち上げBto事業へ、その後海外展開などを含め今にいたる。

ローカスブルー:「ScanX」で点群データ処理を実演

ローカスブルー株式会社は、クラウド3D点群処理ソフト「ScanX」を開発するスタートアップ。ICCサミット FUKUOKA 2023の会場「ヒルトン福岡シーホーク」を、点群データを取得するカメラで撮影し編集・処理するデモを行った。

建設現場の3Dデータ解析をクラウドで容易に高速に実現する「ローカスブルー」(ICC KYOTO 2022)


宮谷 聡
ローカスブルー株式会社
代表取締役
HP

宮崎県出身。東京大学総長賞受賞。東京大学航空宇宙工学専攻修了後、フランスISAE-SUPAEROへ進学。フランスのAIRBUS社にてエンジニアとして勤務後、シリコンバレーのAirware社、イスラエルのAirobotics社等の海外スタートアップで唯一の日本人として活躍。2019年10月に帰国後、ローカスブルー株式会社(旧スキャン・エックスを創業。3Dデータで世界中の仕事を楽にする、をモットーに技術力の高い海外エンジニアと共に3Dデータをオンラインで解析できるプラットホーム「ScanX」と3DデータAIエンジン「Deep3」を提供。国内の建設業界に普及し、様々な分野へ展開している。2022年12月にプレシリーズAで約4億円を調達。2021年東洋経済すごいベンチャー100選出。i-Construction大賞「国土交通大臣賞」受賞。2022年Forbes Japan Rising Star Award受賞。

ストリーモ:マイクロモビリティ「Striemo」の試乗

株式会社ストリーモは、ユーザーの安心感を第一に開発した立乗り三輪電動マイクロモビリティ「Striemo」を提供するスタートアップ。独自のバランスアシストシステムにより、歩く速度でも、自転車のような速度でも安心して自分のペースで移動を楽しめる。


森 庸太朗
株式会社ストリーモ
代表取締役CEO
HP | STARTUP DB

1980年東京生まれ。東京工業大学理工学研究科制御システム工学専攻修了。博士(工学)。在学中はIEEE ICRA SERVICE ROBOTICS AWARDなど国内外で賞を受賞。本田技術研究所入社、2輪R&D部門にて、世界初技術の量産化にて2度の社長賞受賞の後、レース用自転車、オフロードバイクの研究開発に従事。23年ぶりの参戦となったダカールラリーでは開発を主導し、フルモデルチェンジを行った2年目にデビューウインを達成。その後、自立する2輪車、3輪車の研究、インドでの新事業、経営企画室での新規事業開発を経て、技術を自らの手で社会実装していきたいという思いから、Hondaの新事業創出プログラム”イグニッション”を通じ起業。2021年8月に株式会社ストリーモを設立。

アックスヤマザキ:ハードな素材を好む男性向け「TOKYO OTOKOミシン」で試し縫い

株式会社アックスヤマザキは、創業70年を超える老舗ミシンメーカー。「TOKYO OTOKO ミシン」は、ハードな素材(デニム12枚重ね、厚さ5mmまでのレザー、8号帆布8枚など)でも縫えるミシン。自分の持つものにこだわって手作りしたい男性向けの商品で、当日は試し縫い体験を提供した。

「アックスヤマザキ」は、使い手の課題を解決して「ミシンをもう一度、1家に1台」を目指す(ICC FUKUOKA 2021)

地道な「N1ヒアリング」が、激売れミシンに結実! 一度閉じた市場を新たに開拓する「アックスヤマザキ」【ICC 大阪CRAFTED TOUR レポート#3】


山﨑 一史
株式会社アックスヤマザキ
代表取締役
HP

山﨑一史 1978年8月10日生まれ43歳。 1946年に祖父が創業した家庭用ミシンメーカー株式会社アックスヤマザキの3代目。  2015年に会社が赤字に陥った年に代表取締役就任。 子供用に開発した毛糸ミシンHugがヒットして翌年V字回復。2020年には、「子育てにちょうどいいミシン」が最大3か月待ちのヒット商品となり、 EC強化も一気に進み創業以来最高益達成。2020大阪活力グランプリ特別賞にも選ばれる。

表彰式

(終)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/小林 弘美/古川 琢郎/鵜飼 一誠/定塚 仰一

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