「半径5mの人たちに信頼されればいい」経営者たちから学ぶ嫉妬の”スルー力”【SP-LF1 #6】 – INDUSTRY CO-CREATION(ICC)

「半径5mの人たちに信頼されればいい」経営者たちから学ぶ嫉妬の”スルー力”【SP-LF1 #6】

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これまでに配信した、生き方に関する議論を総特集いたします。今回は、ICCカンファレンス STARTUP 2016 から、「20代にチャレンジすることで人生は大きく変わる!」を7回に再編集してお届けします。7回シリーズその(6)は、成功を重ねていく中で生まれる嫉妬への対処などをお話しいただきました。FiNC溝口さんやメルカリ小泉さんのお話など、リアルなお話でした。是非御覧ください。

ICCカンファレンスは新産業のトップリーダー160名以上が登壇する日本最大級の招待制カンファレンスです。次回 ICCカンファレンス KYOTO 2017は2017年9月5〜7日 京都市での開催を予定しております。参加者の募集を開始しました。

その1はこちら:【新】20代にどれだけチャレンジできるか? – 注目経営者たちが語る20代の過ごし方【SP-LF1 #1】
その2はこちら:「大学に行く意味はあるか?」じげん平尾氏やFiNC溝口氏らが真剣回答【SP-LF1 #2】
その3はこちら:目の前の努力を通じてどれだけ自分に自信を持てるか?(FiNC溝口)【SP-LF1 #3】
その4はこちら:「部活のキャプテンやサークルの代表になろう」メルカリ小泉氏が薦める学生時代の過ごし方【SP-LF1 #4】
その5はこちら:人生の失敗は、人生を後悔すること(FiNC溝口)【SP-LF1 #5】


小林 他に質問ある人いますか?では、手を挙げた人の中で一番若い人にしますか。

質問者7 22歳です。お話ありがとうございます。溝口さんに質問があります。聞いていて、2つの経緯について質問をしたくて。ひとつは、さきほどものすごいキャリアを持っている人が側近にいるという話があったんですけど、そういった人をどうやって惹きつけたのか、ということを聞きたくて。もう一つは、トレーナーを17歳からプロとしてやっていたという話を聞いて、自分もずっと野球をやっていて、そういったトレーナーの方の本を読んでいるんですけど、17歳でそこまでいったのがすごいな、と思いました。トレーナーになった経緯について、伺いたいです。

FiNC溝口さんがトレーナーになった経緯

溝口 トレーナーについて答えると、僕は進学という道がなかったので、ただ勉強も好きではなかったですし、スポーツはすごい自信があったんですよね。自分も実はプロアスリートになりたいな、という夢があったんですね。

そうすると、そういう道が閉ざされている以上は、逆にアスリートを支援する側に回りたいと思っていて、そんなときにまさにそういうトレーナーの先輩がたまたまいて、その方が色々な機会を与えてくれて、アスリートの方の支援をさせて頂くことになったんですね。

当時、高校生だと珍しいじゃないですか、今日も高校生がいるか、(小林)雅さんが手を挙げさせてましたけど、この中に中学生とか高校生がいたら、面白いじゃないですか。それと近いですよね。

ただ、僕はトレーナーはやってみて、さっきの話じゃないですけど、一生懸命その道で頑張ってみると、やっぱり違うな、というのがあったわけです。例えば、当時だとアスリートで、有名なプロ野球の日本代表の選手とか、彼と一緒にやっていたときに、球場に一緒に出て行くと、30人くらいのファンに囲まれるんですよね。

なまじ僕の方が身体もでかかったりするし、あぶれたファンが僕のところに来るんですよ。僕もきっと選手じゃないか、と思われて。「サインを下さい」って言われるんですよ。で、「僕はトレーナーなので、サインを書いてもほぼ価値ないですよ」と言うと、大人は、「そうなんですね」と言って大人の対応をしてくれるんですけど、子どもは、露骨に嫌な顔をしたり、ひどいケースだと舌打ちとかしてくるんですよ(笑)。

そうしたアスリートの支援もそうですが、お年寄りの人たちの支援も平行してやっていたんですけど、そっちはすごくやりがいがあったんですよね。

膝が悪かった人が膝の痛みがよくなって、今まで家族に旅行を誘われても、迷惑をかけちゃうからといって、「私、旅行好きじゃないの」と行きたいのについ邪険にして行けなかったのが、誘われた時に素直に「行きたい!」と言えるようになったってこととか。そういう経験がたくさんあったんですよね。これはやりがいがあるな、と思って、そういう道に進んでいきました。

じゃあ、人は何で集められているかって言えば、ひとつは市場性があるっていうことですね、望む回答ではないかもしれないですけど。この事業は市場性があります、僕がやっていることは。そして、社会性がある。

タイミングがむちゃくちゃいいんですよね。やっぱり伸びてきた会社、世の中を変えてきた会社はタイミングをつかんでいますよね。たまたま3拍子揃ったというのがあります。

そして、僕は今日までそこにどっぷり浸かってきた。その領域だけを一生懸命やってきた。僕の世代で言えば、僕以上にこの世界で長く、31歳で14年間もやってきた人間はいないですから、なかなか珍しい。そして、そこそこの資金があって、更にいい人材がいれば、すごくいい循環が回っていきますよね。

最後は、僕らはすごくビッグピクチャーを描く会社です、こういう世界を創る、世の中を変える、と。FiNCでしか救えなかった人を、他の会社では救えなかった人を、世の中にどれだけ多く創れたかが、我々の価値だ、と。Facebook、Googleみたいな会社になる、と言っている訳ですよね。

もう一つは、ストレートに言えば、先ほどの質問にもつながりますけど、やれると思ったんですよね。今のチームとか今のタイミングをつかめば、やれると思っているから、「今逆にここで参加しなかったら、一生後悔するぞ」っていうそういう言い方はしませんけど、そう思ってもらえれば、「そこに加わってみたいな」、というのが人の性じゃないかな、と思うんです。

なので、色々なことが重なって今があるんですね。僕の能力だけじゃないですね。僕の能力は1割くらいですね。残りの9割はそうした別の理由ですね。だから、それが大きかったと思いますね。

自分よりも優秀な人をちゃんと受け入れる度量の幅

宇佐美 ちょっといいですか。僕が見ていて思うのは、色々な優秀な経営者の人っている中で、今言った3拍子揃っている事業をやっている会社ってたくさんあるんですよ。でも、溝口さんはその上で、自分よりも優秀な人を採ろうっていう、そういう受け容れる度量の幅っていうのがやっぱりあるんですよね。

それがあるからこそそういった方を採用できているんだと思います。採用する時ってともすると自分がコントロール出来る人を採用したくなるんです。言ったことをちゃんとやってくれる人とか。

でも、僕が以前から溝口さんと話をしている中で思うのは、常にビッグピクチャーを描きながら、自分よりも優秀な人をちゃんと受け容れようという度量があるのが、結果として、色々な機会で縁がある人をぐいっと引っ張ってくることになっているんじゃないかな、と思います。

小林 最後に聞きたいことある人いますか。

質問者8 成功すればするほど、余計な嫉妬を買うことが多分あると思うんです。僕は気にしないよ と言ってしまえば、それまでなんですけど、ネガティブキャンペーンをはられるようなこともある気がするのですが、そういうものに対するコントロールはどうしているのでしょうか?

溝口 明らかにこの中で、平尾さんは全くコントロール出来ていないですよ(笑)。僕もコントロール出来ていないので、宇佐美さんとかすごく上手ですよ。

半径5mの人たちに信頼されていればいい

宇佐美 コントロールじゃないんですよ、スルー力(りょく)ですよ。僕が思っているのは、結局自分のことをよく知っている人というのは、半径5メートル10メートルにいる人たちで、その人たちにちゃんと信頼されていればいい、と。信頼の輪っていうのは、じゃあ半径5メートル10メートルを、どう15メートル20メートルに広げていくのか、というところですね。

上場したり会社が大きくなってきたりすると、今日ここにいる人もそうですけど、僕は知らないんだけど、僕のことを知っている人が増えてくるんですよね。そういう人に仮に何かを言われたとしても、まぁスルーですね。でもその中身についてはありがたい指摘だと思って受け入れるようにしています。

小泉文明氏(以下、小泉) 僕がニートをやっているときに、ミクシィを退職した32歳で5社くらいやっていたときは、めちゃくちゃ批判されましたよ。あいつ暇にかまけて、ベンチャーをだましている、みたいな。すごく色々な会社の経営に少しだけ絡んで、あいつ美味しい、とか。

すごく言われたんですけど、僕は全部の会社を絶対成功させようと思って、2年経って、今こういう感じで全社一応かなり大きくなっているので、逆に、僕は言ってくれて、あの時ありがとう、という感じなんですよね。それですごく闘争心が燃えた、というのがありますから。叩かれ慣れているっていうのもあると思いますけど。

玉川 スルー力という観点だと、僕もどちらかというと、スルーするタイプなんですけど。客観的に観るというのがすごく大事で。例えば、すごくアタックされたときに、何でこの人がこういうことを言っているのか、という理(ことわり)が理解できると、別に憎くないんですよね。一個上の範囲で客観視できると、より広い範囲でみられると、全然スルー出来るんですよね。それをはね返してしまうと、何だよっていう感じになってしまいますけど。

(続)

編集チーム:小林 雅/榎戸 貴史/戸田 秀成/城山 ゆかり

続きは 【最終回】「You are what you choose」- 後悔しない人生の選択をするために をご覧ください。

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【編集部コメント】

続編(その7)では、貴重な20代を過ごすにあたってのメッセージを各登壇者から頂きました。素晴らしいメッセージの数々でした。是非ご期待ください。他にも多く記事がございますので、TOPページからぜひご覧ください。

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