2月19日〜22日の4日間にわたって開催されたICC FUKUOKA 2024。その開催レポートを連続シリーズでお届けします。このレポートでは、古民家宿を通じて文化の継承に取り組むLOOOF丸谷 篤史さんが優勝を飾った、2月21日に開催したクラフテッド・カタパルトの模様をお伝えします。ぜひご覧ください。
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に学び合い、交流します。次回ICCサミット KYOTO 2024は、2024年9月2日〜9月5日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。
3度目の正直、再びである。スタートアップ、ソーシャルグッドで無冠、入賞歴なしだったLOOOF丸谷さんは、この前夜、審査員を務めるSAKE AWARDの会場で、首をひねっていた。
「なぜ入賞歴のない自分が、まだ(ICC代表の小林)雅さんに声をかけてもらえるのか」
今となっては、慧眼というほかない。丸谷さんは3度目の挑戦となったクラフテッド・カタパルトでついに優勝を果たした。同じく3回目の挑戦、カタパルト・グランプリで優勝したサグリの坪井 俊輔さんは過去に2位に入賞していたので、今回のほうが劇的であった。
しかも今回の登壇者7組は、かなり強力なメンバーが揃っていた。他のコンテストなどで入賞歴のあるシーベジタブル、すでに世界に活動の場を広げている文化資本研究所 / TeaRoom、酪農の未来を描く砂谷、加工を通じてみかん産地を盛り上げる早和果樹園、多角事業化と製造業への原点回帰の両輪を回す友安製作所。
クリエイティブかつサステナブルな食器が人気を集める石川樹脂工業、原宿の新商業施設への出店で話題を集める小杉湯。全員のプレゼンが終わったあとでも、勝利の行方が予測できないような、バラエティに富んだハイレベルな戦いであった。
登壇を待つ魅力的な登壇者たちに時間の限り、今回のプレゼンにかける思いを聞いた。プレゼン中の会場の写真とともにご紹介しよう。
今の時代に求められる「心の栄養」をつくる
都会で大きなスーパーマーケットに行くと、全国各地の牛乳を手に入れることができる。それは豊かなことであるが、広島で3代、83年になる牧場を営む砂谷(サゴタニ) 久保 宏輔さんの話を聞くと、考えずにはいられない。
「祖父の時代は栄養が絶対的に足りなくて、牛乳が栄養食品だった。八丈島で酪農を営んでいた祖父が広島に帰ったきっかけは、妹が結核で亡くなったこと。でも成功していたので、故郷に戻って妹の命を救うことができなくてすごく後悔した。それが僕たちの根っこにあります。
今の時代はあらゆる食べ物があるので、昔と同じように牛乳は栄養が豊富です、と言っても本当の意味で答えにはならない。心の栄養というか、生まれてきて、生きていて良かったなと思えるような実感を、食べることや牧場を通して、来てくれた方、選んでくれる方に伝えていく。それが今の時代に理念を継承する方法なのかなと思います。
祖父や父の思いを引き継ぎながら、今の時代に求められてるのは何なのかを僕と弟が見つけ出して答えていこうとしています」
祖父の頃から、町内会の婦人会の人たちをバスで集めて見せていたという牧場は、今や年間10万人が訪れるようになった。久保さんたちは一緒に牧草地を歩き、土づくりを伝え、お客さんと心の関係を作っている。コロナの時期も牛乳を買い求める人が列をなしたのは、そんな地道な活動が実を結んでいるからだろう。
現在はドーム球場5つ分の広大な敷地で作った乳製品の7割を地元に宅配しており、目指す「農業の自立」は現在「7割位まできた」という。2030年までには牛舎で飼われている牛の放牧を目指している。
“安い果物・みかん”からの価値向上に挑む
「果物っていうのは、とにかく年に1回しかできないものなので、これをどうやって価値を上げていくかが一番重要」
と言う、早和果樹園の秋竹 俊伸さんは、20歳で家業のみかん農家に就農。古き良きこたつで食べるみかんだけでは、この先、農家も産地も立ち行かなくなることから一念発起、みかんの加工業に乗り出した。
「価値を上げようとしたら、捨てるところをなくして全てを使い切ること。もしかすると生より加工する方が、価値が上がると思っている」と、糖度違いの有田みかん100%のストレートジュース、みかんの”ふさ”も使ったスムージー、皮を乾燥させて生薬として販売など、生産する有田みかんを余すことなく使い切っている。
付加価値をつけて価格を上げるというのは分かってはいても、なかなかできることではない。果物離れが言われるなか、とくに手軽な果物というイメージがあるならなおさらだ。
「我々はそういうのを覆したい。小さいみかんはもうほんまに減っている。でも消費が減っているみかん、安い果物の認識を与えてはだめなんです。我々のやり方をもっと地方の産地に伝えていきたい」
初参加のICCサミットには、アワード出展もあって仲間を3人連れてきた。
「びっくりしました! 人数が多いのと、有名企業さんとか有名な方々がたくさんいて。あとは農業界隈の結構多く知り合いが多かったんですよ!それはちょっと嬉しかった。
こういう世界があるというのを見れたのがすごい大きいかなと思います。社員も連れてきて、それも良かったなと思いますね。自分だけだとやっぱりなかなか伝わらないので、一緒に来てもらうという機会を与えていただいてすごぐありがたいなと思っています」
ものづくりの理念が伝われば、もっと日本は栄える
審査員たちがプレゼンを聞きながら見入っていたのは、友安製作所の会社紹介。今回のプレゼンで語られたのは彼らの事業のほんの一部だがコアな部分。紹介冊子を見て、審査員たちはきっと「一体全体、事業は何がメインなのか?」と思ったのではないか。
友安 啓則さんは、アメリカでMBAを取り事業を現地で作っていたが、親の反対を押し切って20年前に線材加工製造業の家業に戻った。町工場の製造業から、インテリア商材の輸入販売を始め、事業を多角化するなかで、6年前、再びものづくりの原点に立ち返った。
「15年ぐらいものづくりから離れていたからこそ見えたものづくり企業の課題や、今後のものづくり企業はこうあるべきというのをプロダクトに詰めています。プロダクト単体ではなく、その後ろにある理念や思いが皆さんに伝われれば、もっと日本は栄えるんじゃないかなと思っています」
この最後の言葉の意味が、聞いたときはよくわかっていなかったが、先日会社と工場訪問の機会を得て、話を聞きながら見学したところ、友安さんの描いている全体像がなんとなく見えるような気がした。
EC、カフェ、工務店、レンタルスペースにまちづくり、ハンバーガー屋など、多数展開するスモールビジネスの完成度は高く、若い社員たちが仕事を通してものづくりを楽しみ、「生きるをあそぶ」という理念を体現しているのがとても印象的だった。自社にとどまらず日本のものづくりを発信する計画も進んでいる。
カタパルトは無冠に終わったが、ライブ中継を見ていた社員たちが自分たちの理念の映像を自主的に作ったといい、訪問時に友安さんはその映像を嬉しそうに見せてくれた。
「現場の喜んだ顔が、一番嬉しいかもしれない」
石川樹脂工業の石川 勤さんは、独特のテクスチャーと美しいデザインが印象的な樹脂の器、ARASをプレゼン。大企業の消費財メーカーでアジアを股にかけた活躍をしていた石川さんは、自分の手でものづくりをしたいと家業に帰ってきた。中小企業をスタートアップに変えるという信念でこの場に辿り着いているが、「めちゃくちゃ緊張しています」と言う。
「同級生の方が嫌でしたけどね(笑)」と苦笑するのは、この約1カ月前に開催した東京でのカタパルトのワークショップでのこと。フィードバックをするメンターが、アニマルスピリッツの朝倉さんとGrowthCampの山代さんで、同級生だったそうだ。
「真剣に我々自身の魅力っていうのを伝えるのを大きなミッションとしてやっていますので、それが少しでも伝わって、一緒にものづくりができるパートナーがもう1人でも1社でも多く見つかればと思っています」
ARASはデザイン&イノベーションにも出展しており、一緒にものづくりするパートナーであるseccaの柳井 友一さんがブースに立っていた。廃棄される杉皮をアップサイクル、素材に混ぜ込んで作る器の表情の変化や、ARASのものづくりがいかに楽しいかを熱く語ってくれた。石川さんは言う。
「そうなんですよね。量販的でありながら、工芸のような一点もののような魅力がテーマなんです。
現場の人も金型から出てきた瞬間に、表情、柄の出がいいと『わーっ』て声が上がるんですよね。どんどん基準が厳しくなって、試作段階でいまいちだったらこれでいいのかな? みたいな顔をしていたり。現場のすごく喜んだ顔が見られるので、僕はそれが1番目に嬉しいことかもしれないです」
惜しくもクラフテッド・カタパルトでは入賞を逃したものの、ARASは、デザイン&イノベーションアワードではグランプリを飾った。
▶️【速報】「デザイン & イノベーション アワード」グランプリは、1,000回落としても割れないお皿”ARAS”を製造する「石川樹脂工業」(ICC FUKUOKA 2024)
タイミングが合わず話を聞くことはできなかったが、今回クラフテッドとソーシャルグッドの2つのカタパルトに登壇したシーベジタブルの友廣 裕一さんは、両方で2位入賞、フード&ドリンクアワードで優勝という素晴らしい結果を残した。
▶️【速報】「フード & ドリンク アワード」グランプリは、海藻の食文化を世界に発信する「シーベジタブル」(ICC FUKUOKA 2024)
島国日本にとっては恵まれた資源・海藻の、種苗の研究から、養殖、海の生態系を守ること、食文化の提案までを網羅した、圧倒的かつまだまだ知られていない海藻の世界を知らせたプレゼンは、今回の登壇者たちのなかで一番、審査員に新鮮味のある情報を提供したのではないかと思う。
自分たちが新しい社会の構造を作っていく
個人的で恐縮だが、小杉湯は長年親しんでいる近所の銭湯であり、流行っていることは知っていたが、原宿に出店すると聞いて本当に驚いた。そこまでするのはなぜなのか、それを銭湯が直面する課題とともにプレゼンしたのが、COOの関根 江里子さんだ。
「3代目になってから8年。そのころからお客さんが増えてきたと思います。銭湯に関わる人口を増やす意味では間違いなく貴重な8年間だったんですが、経営的に財務的にこれから先が見えるのかと言ったら一切見えない状況なんです」
銭湯の廃業が相次いでいることはニュースで報じられているが、休みの日など入場待ちの行列ができるような、いつ行っても賑わっている銭湯でも経営が厳しくなる理由はプレゼンに詳しい。銭湯を経営したいという一心で前職を辞めた関根さんは、愛する銭湯が経済的に維持できない状況に憤りを感じ、行動している。
「自分たちが新しい社会の構造を作っていかなければと、補助金助成金じゃなくて、民間企業からの経済的評価がつく形を作ろうというのが小杉湯原宿なんです」
銭湯文化の生き残りと新しい経済的価値創造への挑戦、銭湯を経営するという夢が、原宿で進む。何を聞いても言葉には小杉湯のこだわりや愛が滲み出る。たとえば脱衣場で流れているピクシーダストテクノロジーのBGMについて。
「全然気づかないぐらいの音量です。私たちがテクノロジーを入れるならば、お客さんが気づかないような場所に入れたかった。不便だったり、非行率な方が私たちの銭湯らしいと思っていて、何も変わってなかったけど、音声がガンマ派というのが私たちらしいかと」
▶️Song for 小杉湯 (ガンマ波サウンド Edit)(YouTube)
不思議な音が流れているとは思っていたが、それが「認知機能ケアを目指す音」だったとは。昼間はお年寄りも多い場所。銭湯の心地よさはそのままに、こんな形でも利用者を癒やしてくれているとは知らなかった。ほとんどの家に風呂がある時代に、お金を払う人が集まる理由を垣間見た思いだ。
酒やコーヒーの登壇者たちのように、お茶文化も課題を伝えなければ
ICCサミット最終日の「ICC茶会」でおなじみ、アワードの審査員も務めている文化資本研究所 / TeaRoomの岩本 涼さんは、ICCに参加しているうちに、登壇したいという気持ちになったそうだ。最終日の茶会の後で、「緊張感が全く違った」というカタパルト登壇の理由と感想を聞いた。
▶️文化、歴史、アート、産業…酩酊のなかの、とりとめもない雑談。ICC茶会シーズン2
「酒やコーヒーからは、登壇されてる方々がいっぱいいらっしゃる。お茶文化のカテゴリは誰もいなかったことが、私の中で、まだまだ自分たちの力不足だなと思うところがありました。課題というのは発言をしていかないと、伝え続けないと誰もが思う課題にはならないです。
お茶の業界は、日本国内でも1兆円ぐらいが上限で、そんなに巨大なマーケットではない。それが課題にあふれていることを伝え続けるだけでも、応援を引き出せると思いますし、文化とお茶を背負う人間としてどんな場でも発言をし続ける、価値を伝えることを今は大切にしていきたい。そうでないとこの業界、産業は衰退を続けると思うんですね。
日本の酒も、酒に関わる方々が全力で声を上げるからこそ、SAKE AWARDみたいなものが立ち上がったんだと思うんです。そうすると多くの方々が、アワードに参加をして、『このお酒おいしい』とか『応援したい』という形でまた投資や交流、様々な形で応援がされると思うんです。
ああいうふうに課題を課題だと声を上げながら、こういったものを伝えたいという人たちが群になって盛り上げていかなきゃいけない。今回お茶提供で参加しているカネス製茶の、小松(幸哉)さんは、家業に戻る前は私たちの会社で働いていたんですよ。そこでICCを紹介したんです。
きっかけを持たせていただいた立場として、まさにCo-Creationで、『自分たちだけが』という主語ではなくて、産業全体がどうやって作られるかを改めて思いながら、このお茶とか文化の世界の方々をICCに巻き込んでいくということを、これから主体的にしたいと思ってます」
3回目のカタパルト登壇
そして、優勝したLOOOF丸谷さんである。登壇も3回目となると慣れた様子で、事業が変わるわけではない。丸谷さんはICCのオフィスイベントにもよく参加してくださるので、運営スタッフに顔馴染みも多く、私たちは勝手ながら仲間のように感じている。再度同じ話を聞くのも気が引けると思いながら雑談になった。
「めちゃくちゃ準備したんですけど、しすぎてわけわからなくなりました(笑)」
本音だろう。カタパルトのプレゼンを準備するなかで、事業を見つめ直し、整理することができたと言う登壇者は多いが、それも3回目となり、入賞がすべてではないが、自信のある事業のプレゼンで結果が出ないことに丸谷さんは困惑しているようだった。
「いつもと同じく、木組の家という古民家のものづくりのかっこよさや素晴らしさを伝えて、いろいろな地方の特色を未来に残していくとしたいので、一緒に協業してもらいたいし、地域パートナーを探すプレゼンをしたい」
意気込みもいつもと同じ。この前月に開催したカタパルト必勝ワークショップでのプレゼンでは、1月の能登半島地震の復興にも触れていた。それはLOOOFの理念にあり、事業の中心である土地の風景を残す活動ではあるが、日本中に衝撃を与えた話題で関心を喚起しようとするようにも聞こえ、少し気になった。
そして臨んだ「3度目の正直」。丸谷さんはその部分をすっかり省き、社内のものづくり専門チームが工務店に発注ではなく、木組みの家専門のプロ集団として古民家を造ること、米作りから自ら行う酒蔵に学び、自分たちも川上から川下まで自前でやっていくことを宣言した。
加えてICCでもお馴染みの方々を新たに株主として迎えたことを紹介し、全国にその土地ならではのブランドを広げていく具体的な取り組みと、残すだけではなく、新たに新築の木組みの家を複数棟建てることを発表した。
審査員たちはほぼ、丸谷さんの活動を知っていたと言ってもよく、事業や課題を知らせる新鮮味には頼れなかった。しかし、2年前に初めてスタートアップ・カタパルトで登壇したときに語った夢に着実に近づいていることが伝えられ、プレゼン終了後には「これが聞きたかった」という雰囲気が会場に漂った。
今までは機が熟していなかったのかもしれない。丸谷さんたちの素晴らしい計画が、どれだけ実現可能なのか、審査員たちはおそらくそれを温かくも厳しい目で見ていたのである。
丸谷さんを祝福する仲間たち
ものづくりが大好きな人たちが集まるこのカタパルト、初対面でも仲間として通じ合うような雰囲気がある。投票結果が発表されると、会場はより一層温かな雰囲気となった。毎回このカタパルトと、その後のクラフテッド・ラウンドテーブル、Co-Creation Nightで顔を合わせ、論をしてきた仲間がついに1位となったのである。
天をあおいだ丸谷さんは「3回目のカタパルトです。毎回1点足りなくて入賞できなくて、思いが全然伝わらないなと思っていました。(ICC小林)雅さんに何回もチャンスもらっているのに成果が出なくて、今回入賞できなければICC卒業だなと思っていました。
代表である妻と夜な夜な二人三脚でやってきて、今回のプレゼンでもICCのスタッフのみなさんにも、プレゼンにあたってすごく面倒な設定をやっていただいて、みなさんの力で受賞できた1位だったと思います」と、信じられないような面持ちで言った。
優勝セレモニーが終わると、早速仲間たちが駆けつけた。もちろん代表の保要 佳江さんもいる。過去の優勝者たちや審査員を務めた経営者たちは、かわるがわる順番に丸谷さんを祝福し、その度に大きな笑顔の輪が広がった。ようやく丸谷さんも安心したような表情になった。
「日本の街には個性がない、顔がないと言われる。それならば空いている古民家を宿にして土地文化の体験を提供し、地域に小さい経済圏を生む」
これを思いつく人は他にもいるかもしれないし、自分の場所でやっている人もいるかもしれないが、デベロッパーでもなくこれだけの規模で実行している人たちはいない。
きれいごとすぎて、大変そうすぎて、夢っぽいのだ。だからこそ応援者が要る。
優勝はもちろんゴールではない。通過点に過ぎないのだが、岩本さんの言うように、自分たちがやっていることを伝え続け、それを実行し続けていくことで、応援者が現れることを丸谷さんは証明した。とはいえ事業はむしろこれからが本番、優勝したことでむしろ進捗に注目する人たちが増えたといってもいい。
携わっていることは極めてオーガニックで、手触り感のある事業が多いのだが、今回のクラフテッド・カタパルトでは審査員のコメントにもあったが、日本の未来を主体的に創っていこうとする人たちが目立った。
もちろん良いものづくりは大前提で、そのうえで作り手側の目線が上がっていることが顕著になり、文化の創造や価値を問うことまできている。そんな新たな意味が加わるのを実感した9回目のクラフテッド・カタパルトであった。
(終)
編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/戸田 秀成