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1. Well-being産業とは一体何なのか?

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ICC KYOTO 2022のセッション「Well-being産業の今後」、全6回の①は、住友生命の藤本 宏樹さんによる、Well-being産業、関連サービスの紹介と現在の市場規模についての解説。ICCのセッションでは以前から議論されているWell-beingですが、産業としては改めてどんなものが当たるのでしょうか? ぜひご覧ください!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット FUKUOKA 2023は、2023年2月13日〜2月16日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。

本セッションは、ICCサミット KYOTO 2022 プレミアム・スポンサーの住友生命保険にサポート頂きました。


【登壇者情報】
2022年9月5〜8日開催
ICC KYOTO 2022
Session 4G
Well-being産業の今後
Sponsored by 住友生命保険

(スピーカー)

石川 善樹
公益財団法人Well-being for Planet Earth
代表理事

萩原 悠太
株式会社PREVENT
代表取締役

丸 幸弘
株式会社リバネス
代表取締役 グループCEO

(モデレーター)

藤本 宏樹
住友生命保険相互会社
上席執行役員兼新規ビジネス企画部長 / SUMISEI INNOVATION FUND事業共創責任者

「Well-being産業の今後」の配信済み記事一覧


藤本 宏樹さん(以下、藤本) Session 4G「Well-being産業の今後」ということで、非常に豪華な登壇者に集まっていただいています。


藤本 宏樹
住友生命保険相互会社
上席執行役員兼新規ビジネス企画部長 / SUMISEI INNOVATION FUND事業共創責任者

兵庫県出身。東京大学経済学部卒業後住友生命保険入社。通産省(当時)出向、企画調査部、社長スタッフ等を経て、2011年にブランド戦略担当としてコーポ レート・ブランディングのプロジェクトをリードし、マーケティング全般を担当。 2017年ACCグランプリ(フィルム部門Aカテゴリー)等数多くの広告賞を受賞。 2019年からは新規ビジネス企画部を立ち上げ、オープンイノベーションを推進。2020年11月設立のSUMISEI INNOVATION FUNDで事業共創責任者に就任。

会場は一番狭くて小さいですが、登壇者は豪華です。

最初に、Well-beingと言えばこの方、石川 善樹さん。

石川 善樹さん(以下、石川) はい。


石川 善樹
公益財団法人Well-being for Planet Earth
代表理事

予防医学研究者、博士(医学)。1981年、広島県生まれ。東京大学医学部健康科学科卒業、ハーバード大学公衆衛生大学院修了後、自治医科大学で博士(医学)取得。公益財団法人Wellbeing for Planet Earth代表理事。「人がよく生きる(Good Life)とは何か」をテーマとして、企業や大学と学際的研究を行う。専門分野は、予防医学、行動科学、計算創造学、概念工学など。近著は、『フルライフ』(NewsPicks Publishing)『考え続ける力』(ちくま新書)など。

藤本 今日は3連続登壇で、かなりお疲れだと思いますが、このセッションが最後なので…。

石川 いえいえ、そんな。

藤本 ぜひ飛ばして、どんどん話していただきたいと思います。

石川 はい。ところで、この写真は何ですか(笑)?

(会場笑)

藤本 これは、メロスと一緒に撮った記念写真です。『走れメロス』。

VitalityのCMを撮影したモロッコで撮った写真です。(※現在放映終了しているため写真は掲載していません)

瑛太、「走れメロス」のメロスに走る理由を尋ねられ、「僕は…」住友生命「Vitality」新CMが放送(music,jpニュース)

登壇前に流れる当社のCMで、くどいくらい、「Vitality、Vitality」と連呼していましたが、あれは世界で展開している商品で…。

石川 もともと、南アフリカの会社が展開していた商品(※) ですよね。

▶編集注:Vitalityは、南アフリカの金融サービス会社Discovery Ltd.が開発し、世界17の国と地域(日本含む)で提供され、グローバルに評価を得ている健康増進プログラム。““住友生命「Vitality」”発売により日本初上陸となった。

藤本 そうです。

それで、商品が日本に上陸する際、『走れメロス』の物語仕立てで訴求しました。

亡くなられた、伝説のクリエイターの岡 康道さんが…。

石川 日本で一番たくさんCMを作ったのではないかと言われている方ですね。

藤本 「モロッコで撮る」と。

予算がなかったので、鳥取砂丘ではダメでしょうか?と聞いたところ、「Vitalityって本物の保険でしょう? 本物の保険のCMを、偽物の場所で撮るんですか?」と言われて・・・。

石川 (笑)。

藤本 そう言って、モロッコに行ってCMを撮った時の写真です。

石川 良いですね。

藤本 そしてPREVENTの萩原さんですね。

よろしくお願いします。

萩原 悠太さん(以下、萩原) よろしくお願いします。


萩原 悠太
株式会社PREVENT
代表取締役

名古屋大学大学院医学系研究科修了。大学院では「オンライン心臓リハビリテーションの構築」をテーマに研究。その後、医学研究所北野病院にて理学療法士として臨床業務に従事。医療現場では解決できない予防医療領域の重要性を痛感し、名古屋大学へ復帰後、2016年に(株)PREVENTを設立、代表取締役に就任。現在、モバイルアプリを通して生活習慣病既往者に寄り添う健康づくり支援を受けられるITサービス「Mystar」を提供している。2018年9月には、愛知県内14の健康保険組合での重症化予防に特化したコンソーシアムを立ち上げ、事務局を担当し、現在では、全国で100以上の健康保険組合へサービスを導入。2020年には、グローバルな活躍が期待できる有望スタートアップとして東海エリアよりJ-Startup CENTRALに選出。

藤本 もう社名がPREVENT、つまり「予防」ですね。

Well-beingど真ん中ということで、お越し頂いています。

そして、お待たせしました、リバネスの丸さんです。

丸 幸弘さん(以下、丸) いやぁ、僕、何で呼ばれたんでしょうか(笑)?

一番Well-beingに遠いですよ。


丸 幸弘
株式会社リバネス
代表取締役 グループCEO

東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻博士課程修了、博士(農学)。大学院在学中に理工系学生のみでリバネスを設立。日本初「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化。大学・地域に眠る経営資源や技術を組み合せて新事業のタネを生み出す「知識製造業」を営み、世界の知を集めるインフラ「知識プラットフォーム」を通じて、200以上のプロジェクトを進行させる。ユーグレナなど多数のベンチャー企業の立ち上げにも携わるイノベーター。リアルテックファンドの共同代表も務める。

藤本 名前に「幸せ」が入っていますよね。

 そうですね、名前はね。

藤本 幸せといえば丸さん、ということで。

 今日は、疲れをどう取るかだけ聞ければいいと思っています(笑)。

藤本 (笑)。今日は朝からお仕事でお疲れというところですが、この豪華な4人で、「Well-being産業の今後」をテーマに、75分、お話をしていきたいと思います。

まず初めに、テーマにある「Well-being産業」とは何か、あまり聞いたことがないと、会場の皆さんは思われているのではないでしょうか。

 僕は全然分かっていないです。

藤本 登壇者なのに分かっていない(笑)、でもそれで良くて、Well-being産業が何かについては、誰も今、答えを持っていないと思います。

今日はできれば、丸さんも含めて、なんとなく「Well-being産業ってこんな感じだよね」という共通のイメージを持ち、4人で盛り上げていこうというふうになればいいなと思っています。

Well-being産業の規模

藤本 Well-being産業について、どんな定義があって、どんな規模なのかについて調べてきたので、最初に2枚だけスライドを共有します。

これは、2017年時点の、Well-being関連サービスの世界市場規模です。

ただ、Well-beingと言いながら、これは実はGlobal Wellness Summitのデータなので、ウェルネスの領域だけなのです。

 

医薬品、予防医療、セルフメディケーション、健康食品、ダイエット、フィットネス、マインドフルネス、スパ、美容、アンチエイジング、ウェルネスツーリズムなどが、主にWell-being関連サービスとして定義づけられているようです。

まあ、ウェルネスですね。

あと、小さく見えていますが、ウェルネスリアルエステート、スパ/温泉などですね。

これらがWell-being関連で、2017年時点で、世界のマーケットは4.2兆ドル(2022年9月登壇当時500兆円)です。

最新の2020年のデータでは、4.4兆ドルです。

探した中では、これが一番、マーケット規模に近いと言えるものかなと思います。

石川 すごいですね。

フィットネスなんて、19世紀までは概念がなかったですからね。

藤本 そうですよね。

石川 体を動かすのは健康に悪いと思われていた時代ですからね。

 あと、体を動かすのは労働者や奴隷というイメージがあったのですよね。

石川 そうです。それが今、産業、市場になっているのもすごいです。

スパ/温泉市場については、日本で市場を作ったのは、別府の油屋 熊八さん(別府観光の父といわれる実業家)ですよね。

皆さんご存知の油屋 熊八。

 超有名ですね。

石川 油屋 熊八さんが始めた旅館が、今では別府の各所にあります。

つまり、誰かが始めているということです。

藤本 そこからスタートして、今、世界に広がっている。

石川 そうそう、だからWell-being産業もきっと、そんな感じになると思うのです。

誰かが、何かを始めているのです。

藤本 既に始めていて、それがマーケットになっていくということですね。

石川 そうですね。

藤本 美容も結構大きいですね、一番大きいのが美容の領域、アンチエイジングです。

石川 アンチエイジングも、今後はすごそうですよね。

老化研究がすごい勢いで進んでいるので。

藤本 アンチエイジングは高齢者のイメージがありますが、最近では意外と、30代から40代の男女にもだいぶ広がってきています。

スライドの下に「いわゆる医療・介護市場を除く」と書いていますが、除いてもこれだけの規模なので、結構大きなマーケットです。

ただ、定義がまだはっきり分からないですね。

「生病老死」から見たWell-being産業

藤本 次は、我田引水になりますが、当社が提唱しているのが「Well-Being as a Service(WaaS)」です。

生命保険の世界から見たWell-beingのサービスです。

ご存知の通り、生命保険は、生、病、老、死の4つと関係するので、それらの観点から見たWell-beingのサービスを作っていこうとしています。

スライドの上の方にある「健やかで幸せに」も大事だと思っていますが、それだけではないです。

病気になったら幸せになれないかと言われたら、そうではないので、「病気があっても幸せに」とスライドの下の方に書いています。

そしてその左には「齢を重ねても幸せに」とあり、これは「老」の領域です。

また、「Wellness Life」と書いていますが、特に日本では女性のWell-being度が低いのではないかと考えており、きちんとサービスを作っていこうとしています。

対象年がバラバラになってしまっていますが、マーケット推計は自社調べで、現時点で8.4兆円規模となります。

日本においても、現状、結構大きなマーケットかなと考えています。

特に終活が、かなり大きなマーケットですね。

Well-beingにおいて、マーケットと言ってしまっていいのか分かりませんが…。

ということで、この図が今、生命保険会社から見た、見えているWell-being産業です。

この周りに、また別の大きな世界、領域があるのかなと思います。

(続)

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編集チーム:小林 雅/小林 弘美/浅郷 浩子/戸田 秀成/大塚 幸

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