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3. 元財務官僚・ウェルスナビ柴山氏が、最初のITエンジニアを採用した手法とは?

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「ゼロから学ぶITエンジニアリング・チームの作り方」8回シリーズ(その3)では、ウェルスナビの柴山さんが「最初のエンジニア」を採用したときの手法を解説いただきました。キーワードは「資金調達のタイミング」です。ぜひご覧ください。

▶ICCパートナーズではコンテンツ編集チームメンバー(インターン)の募集をすることになりました。もし興味がございましたら採用ページをご覧ください。

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢800名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。次回 ICCサミット FUKUOKA 2019は2019年2月18日〜21日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。

ICCサミット FUKUOKA 2018のプラチナ・スポンサーとして、ビズリーチ様に本セッションをサポート頂きました。

 

 


2018年2月20-22日開催
ICCサミット FUKUOKA 2018
Session 4F
ゼロから学ぶITエンジニアリング・チームの作り方
Supported by ビズリーチ

(スピーカー)

岩田 和宏
JapanTaxi株式会社
取締役CTO

柴山 和久
ウェルスナビ株式会社
代表取締役CEO

竹内 真
株式会社ビズリーチ
取締役 CTO 兼 CPO

舘野 祐一
WAmazing株式会社
共同創立者 取締役CTO

(モデレーター)

松岡 剛志
株式会社レクター
代表取締役

「ゼロから学ぶITエンジニアリング・チームの作り方」の配信済み記事一覧


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最初の記事
1. ゼロからITエンジニアリング・チームを作ってきた登壇者が集結!

1つ前の記事
2. 最初の1人のITエンジニアを採用するために必要なCEOの努力とは?

本編

松岡 最初のエンジニアに出会うために必要なことのここまでの学びは、「とりあえずその未来を語れるようになろう」というものでした。

何かしら「こういう世界を創りたいんだ!」という想いを持つ。

そうするとエンジニアに響いて、「頑張ろうかな」という気持ちになるかもしれないと。

柴山さんは最初の1人って、具体的にはどんな手法でゲットしたんですか?

資金調達のタイミングでメディアを使って知名度を上げる

写真中央 ウェルスナビ株式会社 代表取締役CEO 柴山 和久氏

柴山 これはですね、いろいろな人に申し上げているのですが、すごくタクティカル(戦術的)な話で、シードラウンドのタイミングです。

【保存版】全自動で世界水準の資産運用を実現する「ウェルスナビ」

その後もシリーズAとかシリーズBとか、資金調達がありますよね。

ベンチャー企業がメディアに取り上げられる、数少ない機会が資金調達です。

その時に、「こういうサービスです、こういう世界を目指しています」みたいなことも書いてもらえます。

そうするとそこに賭けるしかないということになります。

私の場合何をしたかというと、2015年の4月に起業し、7月にシードラウンドで5,000万円ぐらい調達しました。

これは当時IVPの小林さん(現・ICCパートナーズ代表)とインキュベイトファンドの村田さん(村田祐介氏)とも相談して、具体的なスケジュールをひきました。

資金調達の新聞記事が出たタイミングを逃さずに、会社としてのプレスリリースやホームページ、問い合わせ先をセットで出します。

普段は全く目立たないスタートアップでも、資金調達の瞬間だけでも旗を掲げることで、事業内容やビジョン・ミッションに共感する方々が見つけ出してくれるかもしれません。

その可能性に賭けるのです。

あるいはヘッドハンターの方で興味を持ってくださって、「こういう会社があるんだよ」と紹介してくれるかもしれません。

▶以下の書籍もぜひご覧ください。
『元財務官僚が5つの失敗をしてたどり着いたこれからの投資の思考法』(柴山 和久/著)、ダイヤモンド社

問い合わせフォームで応募できる動線を作っておく

柴山 その時、今度はお問い合わせフォームを用意しておくのがすごく重要です。

結局その会社に興味があっても、応募できないと意味がないですよね。

なのでお問い合わせフォームをきちんと作っておくことです。

松岡 なるほど、「知名度を上げる」、もしくは「会社にとって大きなニュースバリューのあるイベントを利用する」、もしくは「導線を大事にする」、これでエンジニアを採用できるということですね。

株式会社レクター 代表取締役 松岡 剛志氏

柴山 旗を掲げるというのはすごく重要で、「ここにいますよ~!」ということをまず言わないと、世の中に広がりません。

松岡 確かに。

柴山 1人では手を振ってもなかなか聞こえないので、メディアを利用してレバレッジをかけるしかないということだと思います。

ただ、本当に1人の時は、それさえもままならないことが多くて、いろいろなベンチャーキャピタルのサポートをいただいています。

たとえばプレスリリースに画像を付けたかったのですが、Photoshopをダウンロードして画像を切り取ろうとします。

しかしPhotoshopに画像切り取り機能というのはありません。

そういうのを知らないわけですよ。

いくらググっても切り取りの方法がわからなくて、結局しばらく経ってマスクをするんだということに気が付くのですが、日経の記事があと数時間で出るというタイミングで、真夜中に1人でそんなことをやっているのは、とても辛いものがありました。

ですが、やはりそれが全部繋がって初めて、正社員としてフルタイムでコミットしようという方々と知り合えるような機会が生まれてくるのかなと思っています。

松岡 ありがとうございます。

ではそろそろ1つ目のトピックの学びをこの辺でまとめたいと思います。

熱い気持ちを持つ。

知名度を上げる。

動線を整える。

旗を掲げる。

いろいろな人に手伝ってもらう。

このようにすれば1人目は採用できるということで、次にいきましょう。

(続)

次の記事を読みたい方はこちら

続きは 4. CEOはITエンジニアリング・チームにどこまで権限移譲すべきか? をご覧ください。

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編集チーム:小林 雅/本田 隼輝/尾形 佳靖/浅郷 浩子/戸田 秀成/鈴木ファストアーベント 理恵

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