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1. シーズン6突入! 前シーズンまでの「人間の理解」を振り返る

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「大人の教養シリーズ 人間を理解するとは何か?(シーズン6)」全8回シリーズ(その1)は、モデレーターの村上 臣さんによる今までのシーズンの振り返りです。今回のスピーカーは、おなじみの石川 善樹さん、リバネス井上 浄さん、楽天北川 拓也さんに、COTEN深井 龍之介さんが合流。約3年に渡って議論・考察を続けてきた”今日明日のビジネスには全く役に立たない”贅沢な議論、最新シーズンの始まりです!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット FUKUOKA 2022は、2022年2月14日〜2月17日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。

本セッションは、ICCサミット KYOTO 2021 プレミアム・スポンサーのリブ・コンサルティングにサポート頂きました。


【登壇者情報】
2021年9月6〜9日開催
ICCサミット KYOTO 2021
Session 2B
大人の教養シリーズ 人間を理解するとは何か?(シーズン6)
Supported by リブ・コンサルティング

(スピーカー)

石川 善樹
公益財団法人Well-being for Planet Earth
代表理事

井上 浄
株式会社リバネス
代表取締役副社長 CTO

北川 拓也
楽天グループ株式会社
常務執行役員 CDO(チーフデータオフィサー) グローバルデータ統括部 ディレクター

深井 龍之介
株式会社COTEN
代表取締役

(モデレーター)

村上 臣
リンクトイン・ジャパン株式会社
日本代表

「人間を理解するとは何か?(シーズン6) 」の配信済み記事一覧


村上 臣さん(以下、村上) 皆さん、こんにちは。


村上 臣
リンクトイン・ジャパン株式会社
日本代表

青山学院大学理工学部物理学科卒業。大学在学中に仲間とともに有限会社「電脳隊」を設立。2000年8月、株式会社ピー・アイ・エムとヤフー株式会社の合併に伴いヤフー株式会社入社。2011年に一度退職した後、再び2012年4月からヤフーの執行役員兼CMOとして、モバイル事業の企画戦略を担当。2017年11月に7億5600万人が利用するビジネス特化型ネットワークのリンクトイン(LinkedIn)日本代表に就任。複数のスタートアップの戦略・技術顧問も務める。主な著書に『転職2.0』(SBクリエイティブ)がある。

お待たせしました、お待たせしすぎたのかもしれません。

人間を理解するとは何か?シーズン6、始めます。よろしくお願いします!

皆さん、準備はよろしいですか?

一同 はい!

村上 もうシーズン6ですよ。

<過去のディスカッションはこちら>
【一挙公開】大人の教養シリーズ 人間を理解するとは何か?(全7回) | 【ICC】INDUSTRY CO-CREATION (industry-co-creation.com)

【一挙公開】大人の教養シリーズ 人間を理解するとは何か?(シーズン2)(全9回) | 【ICC】INDUSTRY CO-CREATION (industry-co-creation.com)

【一挙公開】大人の教養シリーズ人間を理解するとは何か?(シーズン3)(全11回) | 【ICC】INDUSTRY CO-CREATION (industry-co-creation.com)

【一挙公開】大人の教養シリーズ 人間を理解するとは何か?(シーズン4 )(全10回) |【一挙公開】大人の教養シリーズ 人間を理解するとは何か?(シーズン4 )(全10回) 【ICC】INDUSTRY CO-CREATION (industry-co-creation.com)

【一挙公開】大人の教養シリーズ 人間を理解するとは何か?(シーズン5)(全8回) | 【ICC】INDUSTRY CO-CREATION (industry-co-creation.com)

井上 浄さん(以下、井上) 来ましたね、シーズン6。

村上 ただ、シーズンが今後も続くことは保証されていません。結果次第です。

北川 拓也さん(以下、北川) 頑張り次第です。

石川 善樹さん(以下、石川) Netflixでも、シーズン6はなかなかないですよね。

村上 なかなかないですよ。

石川 ここまで続くと、もう人間の限界を超え始めていますよね(笑)。

(一同笑)

村上 ゾンビものなんかは死なないので、延々と続きますね。

井上 あれは人間なのかどうか(笑)。

「人間を理解するとは何か?」過去5回のおさらい

村上 では、参加が本日初めての方もいると思いますので、このセッションの恒例、今まで何を話してきたのかの振り返りです。

正直、実のあることは何も話していません。

リベラルアーツというのは、広範囲からのインプットを得ることです。

Vol.1 総論編「リベラルアーツとは何か?」その2 人間の本質を深く理解するために(Executive Foresight Online)

今日のゴールは、今日明日のビジネスには全く役に立たない知識をつけることです。

こんな奇特なセッションのスポンサーについてくれたリブ・コンサルティングさん、ありがとうございます。

一同 ありがとうございます!

村上 100年続く企業を支援するという、「営業はサイエンス」だという、リブ・コンサルティング。

我々ビジネスマンもサイエンスではあるのですが、理念やビジョン、そしてリベラルアーツや歴史から学んだ知見がなければ、伝統と革新は実現不可能なわけです。

歴史あるこの京都の地で、そういう話ができることを楽しみにしてきました。

これまでのシーズンでは、「青春はある」ことが証明され、人生は振り子のように動的均衡であるという話、イーロン・マスクがビジネスをどう考えているかという、スペースXについての解説などを話してきました。

また、このセッションは非常にインテリ度が高いことでも有名で、登壇者の過半数、左に座っている3人はPhDです。

拍手、拍手ですよ!

ドクターですから、言っていることは科学的エビデンスに基づいているので、安心してください。

後ほど出てくると思いますが、私が見てもよく分からないけれど、見る人が見れば大興奮する細胞の話もあります。

井上 秘蔵です。

前回の振り返り「ワクワク感こそが人間を突き動かす」

村上 また、マインドフルネスなどにも触れながら進めていきたいと思います。

前回のセッションのログを見て、皆さんの言葉を脳内でリフレインさせて学びました。

すごい話をしていたと思います。

まとめると、「しめしめ × ワクワク」ですよね。

北川 よくまとまっている。

村上 報酬がもらえればより良い結果が出る、報酬型。

AIのディープラーニングなどで取り入れているものですが、最近ではこれにワクワク感をプラスすると精度がぐんと上がるということでした。

自分主人公感の「ワクワク」、そして報酬がもらえる「しめしめ」が組み合わされるのが、これからの流れではないかという話をしました。

人気シリーズ第5弾!今回の人間の理解は「ワクワク」の探究から! 【人間を理解するとは何か?(シーズン5 )】
ビジョン・ミッションより「謎」を掲げよ 【人間を理解するとは何か?(シーズン5 )】

あと、前回、メタジェンの福田(真嗣)さんの…。

井上 細菌=“パイセン”ですね(笑)。

村上 はい、そして衝撃の結論、「人は所詮、腸内細菌の乗り物である」が出ました。

脳とは腸であり、小腸、大腸、脳腸があって、我々は結局、細菌の奴隷であるということが分かりました。

人類は、お腹の中の“パイセン”腸内細菌に支配されている!? | 【ICC】INDUSTRY CO-CREATION (industry-co-creation.com)

井上 今こうして話しているのも、細菌によって話をさせられている状態…。

村上 はい、我々の飼っている細菌によって、今話している言葉が出ているのではないかという言説がありました。

そして結局、全てのことは「歌なり」という三文字で表せられるのではないかということ。

和歌に見る日本文化と「否定の受容」のかっこよさ | 【ICC】INDUSTRY CO-CREATION (industry-co-creation.com)

また、このセッションではよく、東洋と西洋の比較が出てきます。

ウエスタンなカルチャーと、我々の東アジアの文化や、日中韓における儒教文化はかなり違います。

前回出てきた「奥の思想」は、奥にしまうことが良いとされる思想ですね。

日本人は、大事なものは奥に置いて隠したがる【終】 | 【ICC】INDUSTRY CO-CREATION (industry-co-creation.com)

西洋では上に上がることが良いとされるので、尺度が違うのではないかという話です。

「否定がかっこいい」、という話も出ました。

一度否定する、例えば会話で相手にほめられたときに「いやいや、そんなことないよ」と最初は答えても、相手が重ねて「でも、すごいでしょ」と言うと、「いや〜本当?(と喜ぶ)」という感じになるということ、これが我々にとってはナチュラルな感覚ではないか、という話をしましたね。

村上 ここまでが前回までの振り返りで、今日はまず、ここ2,000年ほどの日本の歴史を振り返りたいと思いますので、深井 龍之介さんにバトンタッチをしましょう。

しかしその前に、前回、(北川)拓也さんから発表された「人間理解の統合理論」がこちらです。

これは、世界と脳内を比べた時に、どういうループになっているのかを示したものです。

人間理解には、自然科学、脳科学、知性、教育学と、やはり様々なリベラルアーツが組み合わさっているのではないか。

これをぼんやりと思い浮かべながら、この後の話を聞いてください。

では深井さん、よろしくお願いします。

(続)

次の記事を読みたい方はこちら

続きは 2. COTEN深井 龍之介の主張「3つの条件が揃うと人間は哲学的になる」 をご覧ください。

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編集チーム:小林 雅/星野 由香里/浅郷 浩子/戸田 秀成/大塚 幸

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