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2019年3月13日、Nagatacho GRiD Space0にて「ICCサミット FUKUOKA 2019 クロージング・パーティ(打上げ)」が開催されました。これがICCサミット FUKUOKA 2019を締めくくる、登壇者、参加者、運営スタッフを含めた最後のイベントとなりました。登壇者の方々の楽しいお話や、運営チームスタッフMVPの発表、卒業式など、クロージング・パーティの模様をレポートします。
▶ICCパートナーズではコンテンツ編集チームメンバー(インターン)の募集をすることになりました。もし興味がございましたら採用ページをご覧ください。
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢800名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。次回 ICCサミット KYOTO 2019は2019年9月2日〜5日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをご覧ください。
登壇者、スタッフも一同に会したクロージング
みなさんこんにちは、ICCの活動をつぶさにレポートする浅郷です。2019年3月13日、Nagatacho GRiD Space0にて、ICCサミットFUKUOKA 2019のクロージング・パーティ(打上げ)が行われました。これが今回の登壇者、参加者、運営スタッフが集う最後の機会となりました。
写真左から、ファクトリエ山田 敏夫さん、SOICO土岐 彩花さん、アクセンチュア加治慶光さん
以前は運営スタッフの打ち上げとして、登壇者の方々をお呼びして座談会をするなどのクロージング・パーティを行っていたのですが、今回からそれをシンプルに、今回のICCサミットに集った関係者すべてにお声がけして、スタッフMVPの表彰式なども行いました。
とくにパネル・ディスカッションなどは設けず、ICC代表の小林雅がランダムに登壇者やスタッフにマイクを向けるという形で、最初からリラックスしたパーティがスタート。18時30分を過ぎたころ、いらっしゃった登壇者の方々に、小林がマイクを向け始めました。
電通 小田健児さん 「先日、まささん(ICC小林)が投稿していましたけど、旅がテーマのセッションが次回できそうで、投稿はしませんでしたが、すごく反応してしまいました。僕はたまった有給休暇40日間をまとめて使って、北海道から沖縄まで、毎日温泉に入りながら旅していました。
人にはみんな、A面、B面があると思うのです。名刺の肩書きに書いてあることがA面だとすると、B面が出てくると、もっとICCは面白くなるんじゃないかなと思いました。みんなのB面を知りつつ、自分のB面も出していければなと思いました」
ICC小林 「いい話ですね、みなさんのB面の話を聞いていきたいと思います。ではムスカの串間さん」
▶【速報】イエバエの力で地球を健康に!“昆虫テック”のムスカがリアルテック・カタパルト優勝!(ICCサミット FUKUOKA 2019)
ムスカ 串間充崇さん 「B面はマンモス復活です。マンモス復活プロジェクトというのがあって、北極海の南岸に、永久凍土というのがあるのですが、そこにマンモスが凍っています。あれを復活させるというのをB面でやります。
▶ロシア共同マンモス復元プロジェクト(岐阜県畜産研究所飛騨牛研究部)
▶近畿大、マンモス復活へ一歩 細胞核を再生(日本経済新聞)
ベースフード橋本舜さん 「今日は新商品のパンを振る舞っているので、ぜひ食べてみてください。いつもスタッフの方は遠慮していると思うのですが、遠慮なくよろしくおねがいします!B面は、ゴールデンウィークにイタリアで結婚式をやります!」
ICC小林 「結婚式はB面なんですかね。では村上さん!」
リンクトイン 村上臣さん 「僕のB面はミュージシャン、ドラマーです。夏は浅草サンバカーニバルで叩きます!」
ICC小林 「おおお、すごいですね! 次は小林正忠さん! 最高評価のセッション『「子育て経営学」- 私たちは子供をどう育てていくのか?』に登壇いただきました」
▶【開催御礼】ICCサミット FUKUOKA 2019 セッション評価レポート
セイチュウさん 「DAY1、2はビジネス、ビジネスで来て、DAY3は経営者のB面を赤裸々に語ったのがよかったかなと思います!」
リクシィ安藤正樹さん 「今回のカタパルトでは、残念ながら入賞はできませんでした。僕のA面は結婚式ビジネスで、B面は(自分が)結婚式をするビジネスです!(一同笑)何も知らなくても、呼んでいただければ行きます!」
BnA田澤悠さん 「趣味……ロッククライミングをやってます。絶壁を登るのが大好きです」
ICC小林 「ちなみに、どこが一番ハードだったですか」
BnA田澤悠さん 「タイとか300mの絶壁があります。スペインで2日かけて登るとか」
ICC小林 「すごいですね!」
ソラコム玉川憲さん 「A面はソラコムという会社をやっています。B面は年に1回、トライアスロンをやっています。子どもが3人いるのですが、トレーニング中にまとわりついてくるのが一番大変です(笑)。プールで泳いでいる間に、上に乗っかってくるとかね」
そのほか、仕事はHondaで、B面は最近結婚したHonda Xcelerator羽根田さん、A面はアクセンチュアでB面は小林とグロービス時代からの知り合いの加治さんにもご挨拶いただきました。普段は登壇してお話されているビジネス面とは違った“B面”に、運営チームも大喜びです。
パーティフードの主役は肉!
過去のパーティの「肉から売れる」経験から、今回は肉、肉、肉料理がテーブルに並びました。セイチュウさんは「誰が頼んだの?」と、お肉ばかりが並ぶテーブルを見て目を丸くしていました。これはICCの肉番長、北原の手配です。
このほかにもお肉はあったのですが……このぐらいにしておきましょう。
もちろんビールは「よなよなエール&水曜日のネコ」と「COEDO」!あっという間に売れましたが、オーパス・ワンも出ましたよ!
スタッフMVPの発表
この日、関西からもスタッフは大集結、スタッフMVPの表彰式が行われました。これは終了後に各自が一人3票まで、今回の運営にあたってMVPだと思う人を投票します。誰が誰に投票したかもすべて見える仕組みで、結果はすでにFacebookの運営グループスレッドでシェアされていますが、このパーティでお祝いしようということになっていました。
発表を務めるのは、前回MVPの今井 悠介さんです。
今井さん 「みなさま福岡ではありがとうございました。では早速、ICCサミットスタッフMVPを順番に発表していきたいと思います。
MVPに輝いたのは…
1位 三輪 開人 さん
2位 高井彬さん
3位 能任 花林さん
4位 福西 祐樹さん、櫻内 智子さん
6位 荒木 珠里亜さん
7位 高野 葉子さん
8位 金田 拓也さん、本田 隼輝さん、今井 悠介さん、澤谷 賢太さん、山本 丈善さん! 」
一部の方々はスカラシップ対象だったり、ICCのインターンだったりするので、そちらで参加の感想を読んでいただければ。このレポートではそれ以外の方々のメッセージを紹介します。
【スカラシップ スタッフレポート】
・さまざまな人が集まって一つのものを創り上げる場で、自分の強みがわかった(能任 花林)
・学んだことは、「量を追わず質を追い求めることが量を生む」というパラドックス(山本 丈善)
【インターンレポート】
・「ともに学び、ともに産業を創る」―インターン生としてできる価値創造(本田隼輝)
前編 後編
MVP三輪開人さん「バングラデシュでICCを」
三輪さん(B会場司会) 「B会場の司会を務めさせていただいたe-Educationの三輪と申します。
MVPをいただきましたが、B会場を本当に盛り上げてくださったのは、カタパルトに登壇したみなさんだと思います。リハーサルのタイミングから、B会場はスイッチが入りました。登壇してくださったみなさんの熱意が、スタッフのみんなのモチベーションにつながったと思います。
2年前に登壇者として登壇したときに、宣言したことがあります。僕はこのICCというモデルが、日本だけでなく世界に誇るべきモデルだと信じています。これを私が愛してやまないバングラデシュという国で、ICCを広めたいということを2年前に言いました。
悔しいことに治安的な理由で、まだ実現できていないのですが、次の福岡開催までには、2020年1月にやるつもりで、今回MVPを取った報告とともにバングラデシュ関係者に伝え、準備を進めています。
この熱量を世界に届けられるかどうか、まだ自信がなくて、私自身ICCで勉強させていただきたいと思いますし、ぜひこの会場の熱量を、一緒に持っていっていただける方々も探しています!
本当にICCが大好きなので、登壇者だけでなく、スタッフとして参加させていただきました。前回MVPの今井さんがおっしゃったように、楽しんだ人がMVPを取るというのは本当で、一番楽しんだ結果、MVPにつながったと思っています。次回スタッフのみなさん、思いっきり楽しんで、MVPを狙っていただければと思います」
LEXUSの星賀さんからは三輪さんにLEXUSのシャンペンを贈呈、「司会のうまさは声のよさなどではなく、いかにプレゼンターの想いを理解するかに尽きる。弊社のイベントでも司会のオファーをしたい」との言葉も贈られていました。
「スタッフ特典を活かして学ぼう!」
MVP2位高井さん(誘導統括) 「スピーカー誘導チームのパフォーマンスがよくて、スピーカー誘導統括だった僕が、代表としてここに立たせていただいていると思います。みなさん、ご協力ありがとうございました!
でも嬉しさ半分、悔しさ半分です。今回4回目の参加の目的は、僕が学んできたことを新しい運営チームの人たちに伝えるということだったのですが、自分の仕事でいっぱいになってしまった部分があって、そこが悔しいです。
今回果たせなかったので、次回以降も、やっていきたいと思います。よろしくお願いします!」
4位櫻内さん(受付統括) 「受付というのは、ICCの体験を作る第一走者ということをお伝えしてきました。その気持ちがみんなに伝わっていればいいなと思います。無事に終われたのは、受付チームのみなさんや、リーダーのみんなのおかげだと思っています」
同じく4位福西さん(メイン会場のB会場統括) 「年齢も、回数も4回目という大ベテランで、セプテーニグループの福西といいます。みなさんに言いたいことが1つあります。最終日までやらないと、ICCは語れません。最終日までいると、もっとおいしいビールが飲めます!(笑)
小林さんがグループにリンクを送っていますが、スタッフ特典として、お金を払って参加した方々と同じく、今回のICCサミット、全セッションの動画が見られます。1つでも見た人がどれだけいるかが大事だと思います。見ないとスタッフ特典を全部活かしきれていないと思っています。ぜひ見て、次回に臨んでいただければと思っています!」
穏やかな笑顔で最終日まで運営を支えてくださった福西さんは、コミックスマート社の取締役。今回、カタパルトとワークショップ、延長セッションをもっとも多く運営したB会場統括を務め、MVPの三輪さんをはじめ、ワークショップ運営に携わったスタッフからも、MVPに推す声が多かったのが印象的でした。
「チームのみんなに支えてもらった」
6位荒木さん(スピーカー誘導統括補佐) 「私はキュービック所属なのですが、社長のおかげで来られています。有給休暇を使うはずだったのが、出勤扱いにしていただいています。
ICCでは2回目からべテランと言われるので、今回はベテランの気持ちで行こうと臨みました。前回は受付チームで今回はスピーカー誘導控室。まったく違うので、最初は何をしたらいいかまったくわからず、高井統括を見習いながら、一生懸命やりました。3日目は同じチームだった2人が帰ったので統括になり、誘導チームの方々に支えてもらいました」
7位高野さん(A会場司会) 「ICCサミットに初めて参加させていただきました。ずっとグッドパッチ代表の土屋が参加させていただいており、ICCについて、とてもいきいきと語っていたので、どんな場なのだろうと楽しみにしていました。作り手として全力を尽くそうと思っていたので、ここに立ててうれしいです。
A会場チームのとても優しいメンズに助けていただいて、ここに立てていると思います。みなさんありがとうございました。」
8位澤谷さん(受付リーダー) 「(女性ばかりのチームだったので大変だったかと聞かれ)はい、大変でした(笑)! 皆さんに選んでいただけるなんて、思ってもいなくて。毎日差し入れを持っていきました。本当にありがとうございました!」
同じく8位金田さん(C会場統括、司会) 「なんだかんだいって、いつも毎回選んでいただいています。今回スポンサー(プレイド社)という役割もあったのですが、次はそっちもがんばりたいです!」
加えて、ICCパートナーズ社員のため順位からは外していたのですが、ワークショップ担当の吉名あらたもランクインしており、合わせてお祝いをしていただきました。
建築家のみなさんを直撃
授賞式が終わると、また小林がマイクを握っています。どうやら次のターゲットは、建築模型を展示し、セッションにも登壇した建築家の方々のようで……。
寺田倉庫 柴田さん 「寺田倉庫は、建築倉庫ミュージアムで建築模型を展示しています。建築家に出会いたいという人はたくさんいて、日本には優秀な建築家がたくさんいますので、そのアンバサダーになれればと思っています」
ICC小林 「建築家の方々、自己紹介も含めて、建築とは何かを語っていただけますか?」
建築家、カメラマンの高栄智史さん
高栄さん 「普段は建築の設計と写真の撮影も行っています。今回のサミットでは、固くなってしまい、こうすれば、ああすればよかったといろいろあります。でも、皆さんの情熱に動かされてとても良い会だなと思いました。今後またこういう機会があったら、もっと入っていきたいなと思います。
建築とは『発見』です。説明しようとすると1時間くらいになるので、この場で説明は止めておきます。どういうことかぜひ聞きにきてください。仕事の依頼も待っています(笑)」
齋藤さん 「ここにいる二人とはちょっと違い、竹中工務店というゼネコンにいて、独立しました。作品性もありますが、ディテールや技術が大前提にあるので、絶対雨漏りしない建築です。建築とは『安心安全である』」
藤井さん 「今独立して2年目です。以前は坂倉建築研究所という、新宿駅西口広場や神奈川県立近代美術館などデザインした坂倉準三の会社に入っていました。
建築とは『個人の欲望の爆発』です。いろいろな人が使うから、いろいろな人のことを考えても、想定外のことがでてくる。だから一人に完全フォーカスして考えて、突っ切ります」
ICC小林 「建築家に質問ですが、どういう家に住みたいですかと聞くときに、どんな質問をするのですか?」
藤井さん 「間取りなどではなく、どういう空間が好きですかと聞きます」
ICC小林 「なるほど。では荒木さん、どういう空間が好きですか?」
荒木さん 「あったかい空間が好きです」
その後、プチ建築家カタパルトが催され、荒木さんのために家を建てるならどんなものにするかが3人から発表されたものの、彼女はすでに知人の建築家に頼むよう決めていることが発覚。優勝者は決まらずプチカタパルトは終了しました。
カタパルトで優勝すると何が起こる?
その後も、ベースフード橋本さんを肴に、良い男性を見分けるポイントを運営スタッフに伝授したりと和やかな雰囲気が続きましたが、そこへスタートアップ・カタパルト優勝のinaho 菱木さんが登場。ピッチコンテストでは連戦連勝の模様です。登壇のときを振り返ってもらいました。
ワンダーグラフィクスの加藤 隼介さん、福井 秀策さんに挟まれるinaho菱木 豊さん
菱木さん 「本番ピッチが終わった瞬間に、いろんな人からどっとメッセージが来たんですよ。終わった5分後にすぐミーティングしようとか。今日も銀行と打ち合わせをしていたのですが、『ICC優勝でしたね』と言われました。すごい影響力を感じています」
▶優勝のプレゼン動画はこちら
「inaho」はAI×ロボットアームによる野菜の自動収穫で“農業の未来”を変える!(ICC FUKUOKA 2019)【動画版】
ICC小林 「プレゼン動画はまだ100回(4月9日現在457回)ぐらいしか見られていないですよね。38万回(同約41万回)になるとどうなるかを、三輪さん説明してください」
▶大絶賛された感動のプレゼンテーション「e-Education」 (ICC FUKUOKA 2017 カタパルト・グランプリ)
三輪さん 「再生回数が1万回を超えたあたりから、テレビや新聞からのお問い合わせが増えました。昨年ドキュメンタリー番組を1本作っていただきました」
ともにカタパルトに登壇、写真左からダブルフロンティアの八木橋裕さん、パンフォーユー 矢野健太さん
すでに菱木さんにはメディアの注目が集まっていて、先日取材を受けたForbes2019年5月号では、カタパルト優勝賞品として獲得したFABRIC TOKYOのジャケットを着て撮影に臨んだそう。ジャケットに合わせて、パンツもオーダーメードしたそうです。
その他、ICCライブラリーとして展示していた登壇者の方々の本をスタッフみんなで分け合いました。マナーは良かったですが、本当に争奪戦でした。ご提供いただいたみなさま、どうもありがとうございました!
卒業するスタッフも
運営チームでは新しいメンバーが活躍する一方、卒業していくメンバーもいます。自分の道に専念する人や、新しい環境を求めて飛び出す人、その理由はさまざまです。今回は、ICCによって自分の人生が変わったという、ICC3年目のベテラン、今林淳さんが卒業を宣言。最後に挨拶をしました。
今林さん 「ICCで人生を変えられました。3年前の大学4年生のときに出会い、初めて参加したのが、2月17日に東京で開催されたイベント。錚々たる登壇者がぶわーっと並んでいて、得も言われぬ衝撃がありました。
卒業前になると、『大学生のうちにしかできないことをやれ』と無責任に大人たちが言うんですよね(笑)。当時の僕はその状況に追い込まれていました。
そして参加者側として参加するときに、こういう経営者の人たちの話を聞くのは、大学生のうちにしかできないなと思って、自宅のプリンタで名刺を作り、今度会ってくださいと登壇者10数名の方に突撃しました。
そうしたら気がついたらじげんの平尾さんと握手していて、入社することになりました。そのあたりから急激に、僕の人生が、うねりはじめました(笑)。
本当にこの場が大好きで、ICCの3年半があってこその今林淳だなと感じています。本当にありがとうございました。ここに来るたびにみんなの気に気圧されていました。みんなすごいオーラを持っているし、登壇者の方々のわが道を行く純粋さに憧れていました。
当初スタッフとして、どうこの場に貢献できるかというメンタリティでずっとやってきて、3年目にして、自分の道を歩むタイミングではないかというのが湧き出てきて、今回スタッフ卒業を小林さんに伝えました。
この3年というのは、自分にとって大事な期間だったと思います。意味があったものにするために、自分の道を歩んでいきたいと思います。今後ともどうぞよろしくおねがいします」
大拍手とともに、ICC小林から「今林くんの将来を祈って、胴上げにしよう!」という声がかかり、背の高い今林さんが、運営スタッフの仲間によって軽々と宙に舞いました。
ICCサミットの運営チームスタッフは、常に流動的です。大学生から若手社会人がボリュームゾーンで、40代もいます。さまざまな背景、ライフステージの人が集まり、準備日も含めて4日間のICCサミットの運営のために力を合わせます。
ICC小林もよく「一期一会」と言っていますが、スタッフにとっては「ともに学び、ともに産業を創る。」ことを目標に、4日間の運営を高速で改善しながら最高を目指す、超短期決戦の場です。毎回3割ぐらいが新しいメンバーに入れ替わるので緊張感が保たれ、ベテランメンバーは新しいメンバーに伝える力や学びが深くなっていきます。
「過去最高」を越える次回へ向けて
台風が直撃した前回、2018年京都のICCサミットは、ある意味アクシデントと奇跡が折り重なった、過去にないインパクトのある開催でしたが、今回の福岡はそれを越えるべく、正攻法にいい企画、新しい挑戦、細かな改善と、一つひとつしっかりとした運営を心がけました。
登壇いただいた方々、ご参加いただいた方々、そして運営スタッフが、「ともに学び、ともに産業を創る。」を真剣に没入して目指した結果、”神回”といわれた前回を超えて「異次元だった」「過去最高だった」という感想を多くいただきました。これもご参加いただいたすべての方々とのCo-Creationの結果だと思っています。本当にどうもありがとうございました。
すでに3回登壇、”ベテラン”登壇者のベースフード橋本さんからは、今回、そして次回のICCサミットについての抱負をうかがいました。
橋本さん 「今回、1年前と同じステージに立ったのですが、前回と違う景色が見えました。机の配置や照明の当て方にもすべて意味があることがわかりました。
前回は自分一人の世界で、自分が頑張ることが中心だったのですが、今回は何があってもスタッフのみなさんがなんとかしてくれるだろうという安心感のなかで、100%出せることが違いました。
優勝はできなかったのですが、前回よりも今回のプレゼンのほうが、気持ち的にも言葉的にも自分のもてるものを出せたような気がします。全体のレベルも上がっていると思いますし、一体感を生み出すという意味でも上がっている。
▶今回のプレゼン動画はこちら:
ベースフードは「完全栄養食」D2Cサービスから“世界の栄養インフラ企業”を目指す!(ICC FUKUOKA 2019 CRAFTED カタパルト)【動画版】
ちょっとした僕の次回の狙いでもあるのですが、スタッフ側が参加者に近くなって、参加者もスタッフ目線に近づくと、さらにCo-Creationが加速するだろうなという仮説ができてきました。次は、違った次元のCo-Creationを目指したいと思います」
この日はいらっしゃらなかったものの、ココナラ南さんが、ICCサミット最終日におっしゃっていた印象的な言葉もありました。
南さん「今回新しいスタイルの取り組みが多かったので、変化があっていいなと思いました。たとえばワークショップ。周りの人がすごくリアルに参加できる設計だったじゃないですか。参加者の方にとっても、すごく印象に残る体験をして帰れる可能性があります。
体験型の仲山がくちょのワークショップ、ああいう体を動かす型のものは、登壇者側も飽きないし、座って聞く以外のものが入ってきたのもいいですね。
▶満員御礼!「『よなよなエール』も実践!仲山進也のチームビルディング講座ワークショップ」で体験した、チーム作りの要諦とは【ICC FUKUOKA 2019レポート#7】
聞いているうわさだけでもすごいLEXUSの工場見学もあるし、子育て経営学など、それまでのICCになかった切り口のトピックが入ってくるのも非常にいいなと思います。
▶旅、議論、天神様!旬の経営者らが明かす子育ての極意(日経ビジネス)
社会起業家が増えているし、単なる新しいビジネスの種が見つかればいいよねという狭い世界ではなく、『産業を創る』になっている。産業を創る背景にある社会とは、社会の課題とは、人のライフスタイルとは、ということにだんだんテーマが踏み込んでいる感がある。
広がりがあって、いち経営者だからという以上の楽しみ方ができつつある。このフォーマットをより進化させてもらえれば、まだまだ飽きずに楽しめそうです」
年に2回のICCサミット、次回の京都は9月2日〜5日です。すでに内容、フォーマットなど、新たな企画を開始しており、このクロージング・パーティの翌日には第1回目の下見に行ってきました。参加いただく方々、運営する私たちも含め、飽きずに、持続的にCo-Creationをしていく準備はもう始まっています。以上、現場から浅郷がお送りしました!
(終)
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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/戸田 秀成
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