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ICC KYOTO 2022のセッション「大人の教養シリーズ 人間を理解するとは何か?(シーズン8)」、全8回の①は、スピーカーの紹介です。今回も人間を理解することに余念のないおなじみのスピーカーたち、石川 善樹さん、リバネス井上 浄さん、GROOVE X林 要さん、COTEN深井 龍之介さんに、モデレーターは村上 臣さんが帰ってきました! ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット FUKUOKA 2023は、2023年2月13日〜2月16日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。
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【登壇者情報】
ICC KYOTO 2022
Session 2F
大人の教養シリーズ 人間を理解するとは何か?(シーズン8)
Supported by リブ・コンサルティング
(スピーカー)
石川 善樹
公益財団法人Well-being for Planet Earth
代表理事
井上 浄
株式会社リバネス
代表取締役社長 CKO
林 要
GROOVE X 株式会社
代表取締役社長
深井 龍之介
株式会社COTEN
代表取締役
(モデレーター)
村上 臣
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▶「大人の教養シリーズ 人間を理解するとは何か?(シーズン8)」の配信済み記事一覧
村上 臣さん(以下、村上) 今回も始めましょう。
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村上 臣
青山学院大学理工学部物理学科卒業。大学在学中に仲間とともに有限会社「電脳隊」を設立。
2000年8月、株式会社ピー・アイ・エムとヤフー株式会社の合併に伴いヤフー株式会社入社。
2011年に一度退職した後、再び2012年4月からヤフーの執行役員兼CMOとして、モバイル事業の企画戦略を担当。2017年11月に約8億人が利用するビジネス特化型ネットワークのLinkedIn(リンクトイン)日本代表に就任。株式会社ポピンズ 社外取締役ほか複数のスタートアップの戦略・技術顧問も務める。主な著書に『転職2.0』(SBクリエイティブ)・『Notionで実現する新クリエイティブ仕事術』(インプレス)がある。
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皆さん、よろしくお願いします。
ということで、大人の教養シリーズ…。
石川 善樹さん(以下、石川) シーズン8?
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石川 善樹
公益財団法人Well-being for Planet Earth
代表理事
予防医学研究者、博士(医学)。1981年、広島県生まれ。東京大学医学部健康科学科卒業、ハーバード大学公衆衛生大学院修了後、自治医科大学で博士(医学)取得。公益財団法人Wellbeing for Planet Earth代表理事。「人がよく生きる(Good Life)とは何か」をテーマとして、企業や大学と学際的研究を行う。専門分野は、予防医学、行動科学、計算創造学、概念工学など。近著は、『フルライフ』(NewsPicks Publishing)、『考え続ける力』(ちくま新書)など。
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村上 シーズン8、「人間を理解するとは何か?」でございます。
井上 浄さん(以下、井上) 来ましたね(笑)。
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井上 浄
株式会社リバネス
代表取締役社長CKO
博士(薬学)、薬剤師。大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみでリバネスを設立。博士過程を修了後、北里大学理学部助教および講師、京都大学大学院医学研究科助教、慶應義塾大学特任准教授を経て、2018 年より熊本大学薬学部先端薬学教授、慶應義塾大学薬学部客員教授に就任・兼務。研究開発を行いながら、大学・研究機関との共同研究事業の立ち上げや研究所設立の支援等に携わる研究者。多くのベンチャー企業の立ち上げにも携わり顧問を務める。経産省産業構造審議会委員、JST SCORE-大学推進型委員会委員、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部客員教授、株式会社ヒューマノーム研究所顧問、株式会社メタジェン特別顧問などを兼務。
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村上 全国50万人の本セッションファンの皆様(笑)、ようこそお越しくださいました。
井上 未だ全く人間を理解できていない。
(会場笑)
村上 はい、何せ2000年以上前から、我々人間は同じ議論をしています。
しかし我々がこのセッションで議論し始めたのは、ほんの数年前です。
石川 でもこのセッションは、「勝ち筋に早くたどり着く」ことをサポートする、リブ・コンサルティングにスポンサーして頂いているという…。
村上 今回も、スポンサーありがとうございます!
石川 非常に重要なことが聞けるということです。
村上 あの動画(リブ・コンサルティングのサービス紹介動画)は観ましたか?
「情報・知恵という部分を補完していく」というのは、まさにこれですよ!
ローデータのままでは何の役にも立たない、分析をすることで情報になる。
その情報に見立てを追加すると、intelligenceになるという。
井上 知識になるということですね。
村上 はい。
おなじみの豪華メンバーで迎えるシーズン8
村上 ですから皆さん、このセッションは今日明日には全く役に立たないセッションなので、その点は期待しないようにしてください(笑)。
このように期待値コントロールをしつつ…。
石川 死ぬ瞬間に思い出すのが、このセッションということですね。
村上 そうです、そうです。
(会場笑)
石川 死ぬ瞬間に、なるほど! 我が意を得たり!と(笑)。
村上 そういうこと。
井上 このことだったのか!と。
石川 このことなり!と(笑)。
村上 歌なり(※)、みたいな話ですよ(笑)。
▶編集注:古今和歌集仮名序・やまと歌は(文学史・本文・現代語訳・解説動画) | 放課後の自習室 ~自由な時間と場所で学べる~ (kobunsroom.com)
今回、私だけなぜか肩書きがありません。
諸事情で今年4月に転職し、諸事情で肩書きがない状態で参加しています。
井上 今日は有給を取って…?
村上 はい、有給を取って、個人の村上として参加しています。
よろしくお願いします。
今回も豪華なメンバーです。
以前も参加頂いた深井さん、そして要さん。
要さんも最近、立場が変わられて…。
林 要さん(以下、林) はい、前澤(友作)さんという上司ができました。
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林 要
GROOVE X 株式会社
代表取締役社長
1973年愛知県生まれ。1998年トヨタ自動車入社、同社初のスーパーカー「レクサスLFA」開発プロジェクトを経て、2003年よりトヨタF1(Formula 1)の空力エンジニアに抜擢され渡欧。2007年トヨタ自動車にて量販車開発マネジメントを担当。2011年、孫正義後継者育成プログラム「ソフトバンクアカデミア」外部第一期生に選出。2012年ソフトバンク入社、パーソナルロボット「Pepper(ペッパー)」のプロジェクトメンバーに登用される。2015年、ロボットベンチャー「GROOVE X」を起業。2018年12月、同社より最先端のテクノロジーが詰まった心を満たすロボット『LOVOT[らぼっと]』を発表。5年の歳月を費やし2019年12月より『LOVOT』の出荷開始。CES2020にて「INNOVATION AWARD」を受賞した他、『Refinery29』のBEST OF CES 受賞、グッドデザイン金賞受賞、babytech award2020 大賞受賞など国内外で注目を集める。著書に『ゼロイチ』がある。
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村上 今日はそんな話もできる限り、折り込みながら…。
林 無理でしょう(笑)。
▶GROOVE X株式の過半数を前澤ファンドが取得。前澤氏が『LOVOT』で家庭用ロボット事業に参入し『LOVOT』の国内外の事業展開を加速化 2022年3月15日(PR TIMES)
石川 「前澤さんを理解するとは何か?」
林 (笑)。
村上 MZ(前澤さんのこと)を理解するとは何か?ですよ(笑)。
石川 もうその話だけでいいですよね(笑)。
村上 なぜお金を配っているのか、と。
林 むしろ、お金を払って私がコンサルティングを受けたいです(笑)。
村上 むしろ、お金をくれますからね(笑)。
今回、会場でこのセッションのリピーターの方はどのくらいいらっしゃいますか?(挙手を促す)
半分ぐらいいらっしゃいますね。それ以外は、初めましての新規の方ですね。
ようこそいらっしゃいました。
本当に役に立ちませんので、よろしくお願いします(笑)。
(会場笑)
人間を理解するとは何か?──シーズン1~7をおさらい
村上 シーズンものの場合、他のセッションではこれまでの流れを引きずることも多いですが、こちらは初心者にも優しいセッションなので、振り返りから始めたいと思います。
シーズン1から4まで、何について話したか。
<過去のディスカッションはこちら>
▶【一挙公開】大人の教養シリーズ 人間を理解するとは何か?(全7回)
▶【一挙公開】大人の教養シリーズ 人間を理解するとは何か?(シーズン2)(全9回)
▶【一挙公開】大人の教養シリーズ人間を理解するとは何か?(シーズン3)(全11回)
▶【一挙公開】大人の教養シリーズ 人間を理解するとは何か?(シーズン4 )(全10回)
懐かしいですね(笑)。
井上 懐かしいですね(笑)。
村上 いつもは北川(拓也)さんもいらっしゃいますが、彼はスタートアップ準備中、かつ育児休暇中のため、残念ながら本セッションにはいらっしゃいません。
井上 育休中なんですね。
石川 まさに、人間を理解しているところですね。
村上 そういう点も、非常に人間に優しいセッションです。
井上 次回もが非常に楽しみですね(笑)。
村上 非常に楽しみです。
北川さんは以前、「青春はある」ということをデータで証明しました(シーズン1より)。
スライドの左上のグラフ、何を言っているのか分からないと思いますが、一言で言うと、「青春はある」という話をしたのです。
(会場笑)
それがデータで分かるのです。
そして、イーロン・マスクの考え方に触れた、善樹さんの名スライド。
火星に到達するという目標に向けて、横にスライドしながらビジネスを創っていくというような話もしました(シーズン3より)。
今も話していますが、最初はWell-beingやマインドフルネスについても話しました。
マインドフルネスの元祖のような概念は、サンスクリット語で「サティ」というものでしたね(シーズン2より)。
このシリーズでは珍しく、最近のトレンド、つまり、ここ10年ほどのことについては話しません。
2000年前にはどうだったかなどがトピックになるので、話題の振れ幅が大きい点もあらかじめご理解頂きたいと思います。
そして、シーズン5から前回のシーズン7では、これらのことを話したのですが、結構、人間理解に近づいたかなと思います。
<過去のディスカッションはこちら>
▶【一挙公開】大人の教養シリーズ 人間を理解するとは何か?(シーズン5)(全8回)
▶【一挙公開】大人の教養シリーズ 人間を理解するとは何か?(シーズン6)(全8回)
▶【一挙公開】大人の教養シリーズ 人間を理解するとは何か?(シーズン7)(全7回)
例えば、「ワクワク感」(シーズン5より)や「移動という本能」(シーズン6より)について話しました。
参勤交代という制度は非常にうまくできており、移動を強いることで色々なところから情報を得て、新たな気づきを得るという、オープンイノベーションのような要素があったということ。
また、「細菌」については、そもそも人間は遺伝子の乗り物であるという説がありますが、そうではなく、我々は腸内細菌の乗り物であり、腸内細菌によって生かされ、コントロールされ、思考すら奪われているという話をしました(シーズン5より)。
井上 (笑)。
村上 前回のシーズン7ではBeingとDoingについて、コロナ禍ということもあり、連や号など、コミュニティについて、そこにどうWeb3が絡むのか、などについて話しました(シーズン7より)。
そして浄さんが研究結果を発表し、一言で言うと、「おじさんは酒を飲むと話が長い」ということが証明されました(シーズン7より)。
井上 完全に証明されましたね。
(会場笑)
完全に証明し詳らかになりました。
村上 データによって、証明されましたね。
井上 気になる方はぜひ、過去の書き起こし記事を読んでください。
村上 そうですね。
▶編集注:ありがとうございます。
Withコロナ時代のコミュニケーションとは?
村上 というような話をしているセッションだということをご理解頂いた上で、今回のテーマはこれです。
Withコロナの時代になりましたが、我々のコミュニケーションをもう一度振り返ってみて、どうあるべきか。
ICCサミットは対面ですが、他のイベントでは配信式や対面とのハイブリッド式でも開催されています。
私の会社でも今、火水木は出勤、月金はどちらでもいいという、ゆるやかなハイブリッドスタイルが採用されています。
シリコンバレー界隈の会社では、二手に分かれています。
フルリモートの会社もあれば、Appleのように、creationは人が集まらないとダメだ、会社に来いと指示して、従業員の労働組合と戦っている会社もあります。
そんな中、我々の活動の基盤であるコミュニケーションはどうあるべきかについて、少し深掘りしていきたいなと思います。
まずは、浄さんからお話を頂きましょう。
(続)
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編集チーム:小林 雅/小林 弘美/星野 由香里/浅郷 浩子/戸田 秀成/大塚 幸