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1. 「人間」という文字にある「間」をテーマに真剣議論!

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ICC FUKUOKA 2025のセッション「大人の教養シリーズ 人間を理解するとは何か? (シーズン13)」、全5回の①は、モデレーターのスマートニュース村上 臣さんの過去シーズンサマリーからスタート。今回のテーマを人間のコミュニケーション、「間」に設定します。今回も読み応えたっぷりの全5回、ぜひご覧ください!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に学び合い、交流します。次回ICCサミット KYOTO 2025は、2025年9月1日〜9月4日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。

本セッションのオフィシャルサポーターは EVeM です。


【登壇者情報】
2025年2月17〜20日開催
ICC FUKUOKA 2025
Session 2E
大人の教養シリーズ 人間を理解するとは何か? (シーズン13)
Supported by EVeM

(スピーカー)
青木 俊介
チューリング
共同創業者 / 取締役CHRO

石川 善樹
公益財団法人Well-being for Planet Earth
代表理事

井上 浄
リバネス
代表取締役社長 CCO

中村 直史
五島列島なかむらただし社
代表 / クリエーティブディレクター

(モデレーター)

村上 臣
スマートニュース
VP of JP Product

「大人の教養シリーズ 人間を理解するとは何か? (シーズン13)」の配信済み記事一覧


人間を理解したくてシーズン13に突入!


村上 臣さん(以下、村上) 村上と申します。

久しぶりに、社名を明かして登壇しています。


村上 臣
スマートニュース株式会社
VP of JP Product

青山学院大学理工学部物理学科卒業。大学在学中に仲間とともに有限会社「電脳隊」を設立。2000年8月、株式会社ピー・アイ・エムとヤフー株式会社の合併に伴いヤフー株式会社入社。2011年に一度退職した後、再び2012年4月からヤフーの執行役員兼CMOとして、モバイル事業の企画戦略を担当。2017年11月にビジネス特化型ネットワークのLinkedIn(リンクトイン)日本代表に就任。2022年4月グーグル合同会社入社。日本における検索の開発責任者として日本独自機能の開発やGenAI活用などに貢献。2024年11月スマートニュース株式会社にVP of JP Productとして入社(現任)。株式会社ポピンズ 及び株式会社ランサーズの社外取締役ほか複数のスタートアップの戦略・技術顧問も務める。主な著書に『転職2.0』『稼ぎ方2.0』(SBクリエイティブ)・『Notionで実現する新クリエイティブ仕事術』(インプレス)がある。”

この2年半、無所属、新人の村上 臣として登壇していましたが、去年(2024年)末にスマートニュースに入社しまして、今回はスポンサーでもあります。

明日スポンサーセッションもありますので、良かったらご参加ください。

そしていつものように、supported by EVeMということです。

1階に大きなブースがあるのですが、10分のクイックマッサージを提供されていましたね。早速僕もお世話になりました。

皆さんも、セッション疲れを癒したり、登壇前にほぐしたりするといい感じになるのではないでしょうか。

今日も明日も全く役に立たないセッションにお越しくださいまして、ありがとうございます(笑)。

シーズン13ですから、何と6年半も続くことになりました。

元祖教養セッション「人間を理解するとは何か?」、いつものレギュラーメンバーに、今回は青木さんという“刺客”をまじえて(笑)、真剣に人間を理解していこうと思います。

これは恒例ですが、最初に2分ほどで、これまでの6年間の歩みをざっと振り返りたいと思います。

井上 浄さん(以下、井上) 6年半も続けてきて、まだ全く人間を理解できていません。

村上 何を言っているんですか!

このテーマはもうギリシャ時代から、中国で言えば4000年前から話されているものですから、我々なんかが6年半で分かるはずがないと。

井上 分かるはずがない(笑)。

村上 今後、100年、1000年続いていく道のりの一部です。

ですから、お越しいただいた皆さん、このセッション、本当に役に立たないです。

ビジネスの役に立つかどうかは分かりませんが、今後の人生にどこかで、ひょっとしたら役に立つかもしれない教養の数々を取り揃えています。

さまざまな切り口で人間を理解してきた過去シーズン

村上 人間を理解するにも、色々な切り口があります。

これまでの内容は、「おじさんは酔うと話が長くなる」(シーズン7より)とか、「青春は存在する」(シーズン1より)ということをデータで示すとか、結構アカデミックなものも多いです。

なぜなら、登壇者の過半数がPhDホルダーだからです。

今日も3名(※) がPhDホルダーで、PhDホルダーと持っていない族が絡み合います(笑)。

▶編集注:青木さん、石川さん、井上さん。

たまに、ビジネスにも役に立つことが出てきます。

例えば、モチベーションや、「しめしめ、ワクワクな気持ちが大事だ」(シーズン5より)とか、「人は所詮、腸内細菌の乗り物である」(シーズン5より)とか。

腸内細菌原理主義者である、メタジェンという会社の福田 真嗣さんが、「我々人間は脳で考えているのではなく、腸で考えているのだ」(シーズン5より)と唱えたり、Well-being専門家である石川 善樹さんに、BeingとDoingの違いについて話していただいたり(シーズン8より)。

後半になると、「若手、コネクター、ベテランがハブになっていると会社組織はうまくいく」(シーズン8より)とか、「長い時間を一緒に過ごす、つまり共生しているだけで良い人間関係ができる」(シーズン10より)という、DoingからBeingへの変遷についてとか。

中村 直史さんはそのあたりからご参加いただきましたが、言語化という点で貢献いただき、「つなぐ手の わたしの部分が 少しずつ わたしではなく あなたでもなく」(シーズン9より)という短歌をご紹介いただきました。

これは今日のテーマにもつながりますが、「人はコミュニケーションが大事であり、どこまでが自分でどこからが他者なのかについて、言語、非言語で共有する」、こういうコミュニケーションの取り方は、会社経営にもつながりますよね。

僕も徐々にネタ切れ気味なのですが、前々回は「老いるとは何か」、前回は「生きるとは何か」というテーマで、もうこのシリーズは終わったなと思いました(笑)。

小林 雅さんに聞かれても、このシリーズはもう終わりでいいのでは、お取り潰しになるかなと思ったのですが、何とか生き残りました。

個人的なことですが、ちょうど僕も介護が始まった頃で、老いについて考えるようになりました。

このシーズンでは善樹さんから、こういう話を頂きました。

我々の常識では、「お若いですね」と言われると嬉しいと思うのですが、逆にすごく失礼だと捉えられ、逆に、歳をとっていることが誉れ、良いとされている地域がロシア南部(シーズン11)にあるということです。

また、腸内細菌の話も再び出てきました。

ガンダムには、アムロがドライバーとして乗っていますよね。

人間を若返らせたいのであれば、中を若返らせる、つまりアムロを若返らせれば良いので、腸内細菌をリフレッシュさせるべしという話でした。(シーズン5より)

そして前回面白かったのは、VERY HAPPY PEOPLEですよね(笑)。

そういう論文があると、善樹さんに紹介いただきました(シーズン12より)。

VERY HAPPY PEOPLEというタイトルなのですよね?

石川 善樹さん(以下、石川) (頷く)。

村上 つまり、幸せな人を研究したもので、幸せかどうかは、友人がいるなどの人間関係に依存することが多いということでした。

前回は、生きるとは何かというテーマでした。

そこで中村さんは徹底的な自己開示力を見せ、最後には全員で合唱をしてセッション終了という、もはや新興宗教のような様相でした。

あわせて読みたい
5.「生きること」とは歌うこと、みんな「動詞」であれ!【終】 ICC KYOTO 2024のセッション「大人の教養シリーズ 人間を理解するとは何か?(シーズン12)」、全5回の最終回は、五島列島なかむらただし社 中村 直史さんが突然立ち上がり、会場の参加者に生きるとは何かを問います。戸惑いながらも答える参加者の言葉を集め、中村さんが創ったのは即興の歌。それを会場全員が声を合わせ歌うカオスな結末を、最後までぜひご覧ください!

他者から言葉をもらって、人と場をつなぎ、自分をさらけ出して生ききること。

深い関係性になるには、恥を忍んででも自分を出す、自己開示によって人と場をつなぐのが大事だということでした。

今回のテーマは「間(ま、あいだ、あわひ)とは何か」

村上 さて、今回のテーマは「間(ま、あいだ、あわひ)とは何か」です。

石川 人間という言葉には、「間」という漢字が入っていますからね。

村上 そうですね。

石川 間を理解せずして人間は理解できないと。

村上 それ言うのを待っていたのですね(笑)。

井上 言いたかったのね(笑)。

村上 生きるとは何か、まで行ってしまったので、もう一度コミュニケーション論みたいなところを含めて、今日は間について話したいと思います。

このセッションに参加するのが初めてという方は、どのくらいいらっしゃいますか? (挙手を促す)

半分くらいですね。

井上 結構いらっしゃいますね。

村上 ありがとうございます。

石川 初めての方に優しいセッションですからね。

村上 そうですね。

石川 極めて優しい。

村上 6年半をサマリーとしてお伝えして……。

石川 毎回、初めて。

積み上がらないセッションですから(笑)。

村上 でも、固定ファンもいらっしゃいますから。

全国に147人くらいいると聞いています(笑)。

このセッションは、私がDJのような役回りでして、今日発表する内容はお互い知らないのです。

僕がテーマを決めて、それぞれに「このテーマで投げ込んでください」と依頼をし、昨日、各資料が僕の手元に来たのですが、発表順はセッション30分前に控え室で僕が発表するという、かなりライブ感あふれるセッションなのです。

ですので、登壇者同士のやりとりも楽しんでいただきつつ。

もしやトップバッターか?とドキドキされたであろう、初参加の青木さんがいらっしゃいます。

間というテーマに入る前にまず、知性と観測というテーマで、青木さんにお話しいただきましょう。

(続)

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編集チーム:小林 雅/小林 弘美/浅郷 浩子/戸田 秀成

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